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サウンドプロが考える原音再生への道筋

デッドニング―しっかりしたハコを作るため。スピーカー交換―音の出口の能力を上げるため。デッキ交換―音声信号の入り口の能力を上げるため。アンプ交換―スピーカーの駆動力を向上させるため。バッテリー交換―電気エネルギーの確保と供給能力を上げるため。スピーカーケーブル交換・RCAケーブル交換―音声信号の伝送ロスを低減させるため

デッドニング―しっかりしたハコを作る

一般的に「防振」や「制震」という言い方をする場合があります。
カーオーディオの世界ではかなり「初歩」のメニューです。
スピーカーが取り付けられている場所が様々で、これといった基準が無いカーオーディオの場合、家庭用の箱に収められてるスピーカーと同様に本来の性能を出すために行う初歩的な作業として多くのオーディオファンに支持されています。

一般的に音の要となるフロントスピーカーはドアに取り付けられている場合が多く、そこには多大な問題が存在しています。
まず、大きく上げられるのは、サービスホールの存在です。
ドアを箱のように密閉するためはふさぐ必要があります。
もうひとつはドアの鉄板の強度不足です。
軽量化やサイドインパクトビームの存在で鉄板を薄くする技術が進歩しています。
これでは音圧に耐えることができない上に不要な共鳴まで起こしかねません。

デッドニングする上で気をつけるべき点は、「目的」です。ただ鉛やブチルゴムを貼るのではなく、効果的にポイントを抑えて作業する必要があります。
選ぶ素材はショップによって様々ですし、発売されている商品も星の数ほどあります。

サウンドプロで使用しているマテリアルは、東京防音からリリースされているアスファルト系防振シート、「AL-9045」をサービスホールをふさぐのに使用します。

ドアの外板には、ミドーからリリースされているブチルゴムとアルミ箔のラミネート材で東京湾横断道路の防水工事用に開発された実績のある「3-20AL」を使用します。

また、サウンドプロでは、純正システムやアンプ内蔵型のデッキなど、比較的出力レベルがマイルドなシステム向けにドアチューニングという新しい概念の防振メニューもそろえています。 これは、本格的なデッドニングによって、アンプが力負けしてしまい、かえって音質を損ねることを回避するために開発した、おだやかな防振メニューです。

システムに応じた防振を。これ、基本です。

スピーカー交換―音の出口の能力を上げる

ドアを箱のように密閉することによって、スピーカーが持つ本来の性能を引き出すことができます。
次のステップはスピーカーをどうインストールするかということです。
方法は2つ、スペーサーを使用して取り付ける方法。
見た目が変わらないのでステップアップを考えている方や内装に手を加えたくない方にお勧めです。

音質的にもっとも有効な取り付けは内張りの上にアウターバッフルでしっかりとした土台を形成してスピーカーを取り付ける方法。
音の出口に遮蔽物も無いのでよりクリアな音を堪能することができます。
純正の状態と格好が変わってしまうことに躊躇なさる方もいらっしゃるかもしれませんが、得られる音質はその懸念を凌駕します。
また、造形についても、全体の雰囲気にしっくりなじむようにデザインします。きっとご満足いただけますよ。

デッキ交換―音声信号の入り口の能力を上げる

音の出口ばかりを良くしても再生される信号を明快にしなければより高品質な音にはなりません。
CDに記録されているデータをできるだけ忠実に読み出してくれる高性能のデッキがほしいところです。

しかしながら、最近ではipodに代表されるようなmp3ファイルなど、良い音というよりも持ち歩く手軽さに重きを置いた圧縮フォーマットが市民権を得てきている気がします。
HiFi屋としては音声データが充実しているCDデッキをメインに据えていただきたいところですが、お客さんご自身のトータルな満足度が大事ですから、音質は若干低下するものの、気分によってはipodを入力できるような機種を選ぶなど、頭でっかちにならずにをご自身の感性に忠実にデッキを選んでいただきたいと思います。

アンプ交換―スピーカーの駆動力を向上させる

高級といわれるデッキほどアンプを内蔵していないものが多く、その訳は電源部の確保が不十分であるということなのです。

より大きい出力を得るためには安定した電力を供給しなくてはなりません。内蔵アンプでは限界があります。
それ以上に、熱による影響も少なくありません。発熱するパーツはなるべく分離して設置した方が良い音を再生するには都合がよいのです。

さらにアンプには駆動方式によって呼び方があります。A級、B級、AB級、D級といった具合です。しかしこれは性能の優劣をあらわすものではなく、あくまでも駆動方式の違いです。
お問合せいただければ目的にあった機種選定のアドバイスをさせていただきます。また、雑誌等でいろいろな評価を参考になさるのも重要ですが、最終的にはご自身の感性で選んでいただくのがベストですね。

RCA/スピーカーケーブル交換―音声信号の伝送ロスを低減させる

オーディオ機器の理想的な構成はホーム用の機器を見てみれば一目瞭然です。
CDトランスポーター、D/Aコンバーター、プリアンプ、パワーアンプ、(スピーカー)などといった具合に全て独立した構造になっています。

これらをつないでいるのがRCAケーブル、スピーカーケーブルです。 電線を介して信号を伝えるのですから、当然、伝送ロスが生じます。この伝送ロスを以下に最小限に食い止めるか。ここを突き詰めていくと、より高純度な材料を使ったケーブルを使おうという段階に進んできます。
このケーブルの世界も非常に奥が深く、ブランドも多数あり、値段もピンキリです。しかしながら再生したい曲のジャンルや構成機器などの条件によっては、高価なケーブルが常にベストというわけではないのが面白いところです。
なかなかディープな世界ですが、ご興味をもたれたらご相談下さい。

電装品の性能を十分に引き出すにはより安定した電力供給が必要になります。

現在、オーディオ用として採用されているバッテリーのほとんどがドライバッテリーという液を使用しないタイプです。

ドライバッテリーのメリットは自由放電が少なく、瞬間放電量が大きい、電圧降下を起こしにくい、液式と違いガスが発生しないので車内に設置できる。逆さまにしても大丈夫なので設置に制限が無い。比較的サイズが小さい。といった具合です。

デメリットとしては、高価であること、容易に充電が出来ないといった感じです。日ごろのメンテナンスが行き届いていれば液式よりも寿命は長いでしょう。