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サウンドプロ

逆起電流克服で生まれ変わるスピーカー。

  • ボイスコイルで発生する逆起電流は確実に音を濁らせています。
    逆起電流を積極的に解消して、コーン紙の動作に真の自由を。

皆さん気持ちのいい音聞いてますか?

ロック、ポップス、クラシック、、リスナーによって好みのジャンルが分かれ、さらに、ドンシャリ、ズンドコ、ハイファイなど、さらに味付けの好みが加わることで、100人いれば100通りのベストが存在するオーディオの世界ですが、基本的な要素は共通していると思います。

  • ● 正確に信号を取り出し(デッキ部)

  • ● 正確に増幅し(アンプ・プロセッサ部)

  • ● 正確に伝送し(ケーブル類)

  • ● 正確に空気を振動させる(スピーカー周り)

突き詰めていくと、上記はどれも同じ重要性を持っていますが、その中でも、改善の効果が分かりやすく、費用対効果が比較的高いのが、音の出口であるスピーカー周りの環境整備です。

具体的には・・・

  • ● デッドニング/ドアチューニング

  • ● スピーカー交換

  • ● インナー/アウターバッフル制作・取付

  • ● スピーカーケーブル交換

といったメニューです。

当店でも、これらをパッケージ化したサウンドアッププログラムサービスを提供させていただいており、多くのお客様からご好評をいただいています。

そして、このページでは、音の出口であるスピーカーの動作をさらに改善するための着眼点として、スピーカーで発生している「逆起電流」にスポットを当て、その克服法をご紹介していきます。

逆起電流とは?

スピーカーの動作原理は、よくモーターが回転する原理になぞらえて説明されます。

  • モーターは、回転する軸にまかれたコイルに電流を流し、周囲を取り囲む磁石との反発作用を起こさせて駆動力を得ます。

  • しかしながら、軸が惰性で回っていたり、あるいは軸を外部の力で故意に回転させるときには、磁石からの磁力の作用を受けて、コイル部で電気が発生します。

すなわち、モーターは駆動力を発生させる原動機であると同時に、電気を発生させる発電機でもあるのです。

ただ、上記は電気を消費して駆動力を発生させる場合と、発電をする場合とを分けて説明していますが、、
実際には、通電・非通電に関係なく、軸が回転していれば、この2つの作用は同時におこります。

言い換えると、モーターを回すための電気は順方向に流れるのに対し、モーターで発電された電気は同時に逆流し、抵抗になるということなのです。

この逆流してくる電気は「逆に、起こってくる、電気。」ということで、逆起電流とよばれます。

スピーカーで起きる逆起電流

前述のとおり、モーターとスピーカーは同じ原理で動作します。

  • スピーカー線を流れる電流は、コーン紙の後部に取り付けられたコイル(ボイスコイルといいます)に流れます。
    すると、スピーカーユニットのおしりに固定されたマグネットとの反発がおこり、ボイスコイルが縦方向に動こうとする力が生じます。
    この力がコーン紙を動かし、コーン紙の前にある空気を震わせ、音となって聞こえるという訳です。

  • ここまでお話しするとお分かりになると思いますが、モーターの説明の時と同様、コーン紙を動かすためにスピーカーユニットに電気を送り、ボイスコイルが動いて電気が消費されるのと並行して、ボイスコイルが微弱な電気を発生させ、スピーカー線を通じてアンプ部(内蔵・外部)方向に向かって逆流させてくるという現象が起きているのです。

オーディオにおける逆起電流の影響

モーターと同じ原理で動作するスピーカーでも起きる、この逆起電流は、前述のとおりスピーカー線を伝ってアンプ部に入り、動作を狂わせます。

その影響の範囲は、発電元となった自ユニットは当然のこと、同じアンプにつながれている他のユニットにも及びます。

  • よく言われる現実的な悪影響の例でいうと、、より消費電力が大きい(=発電能力の高い)大口径のミッドバスなどから発生した電流が、アンプの端子まで逆流したのち、相対的に微弱な電気で動作するツイーターのほうにまで流れてしまったり、また、アンプ内部の回路の動作に影響を及ぼし、本来の入力信号の波形を崩したりして、結果的に音に濁りが生じたり、ひずんだりといったものが挙げられます。

これまでの対処法

前述のとおり、これまで逆起電流の影響として象徴的に意識されてきたのは、低域ユニットから発生した電流が、高域ユニット側に及ぼす現象だったので、干渉をさけるために高域側と低域側との経路を分けてしまうという対策が主でした。

これはバイワイヤリングと呼ばれる方法で、アンプ部から1本(プラスマイナス一組)のスピーカー線をユニット郡の付近まで引いてきて、高域と低域をわけるネットワークに入力し、そこからツイーターとウーファーに分岐させていたものを、アンプ部からツイーター、ウーファーそれぞれに1本ずつ専用線を引くことで、ウーファー側がツイータ側に及ぼす影響の程度を最小限に抑えるというものです。

また、アンプそのものを高域用、低域用に分けてしまう発想もあります。これはバイアンプと呼ばれます。

バイワイヤリング、バイアンプ、いずれにしても、影響を及ぼしあう要素間の距離を取る、あるいはできるだけ隔離することで、影響の緩和を図るアプローチです。

未解決の領域

多くのオーディオファンに採られてきたこの方法は、(再生帯域ごとのシステムの最適化という主目的の他に)高域側の濁り感の改善という、逆起電流の発生による聴感上の象徴的な影響を改善する効果が認められますが、逆起電流が発電元となっている自ユニットへ送られる電流の抵抗要因となり、また、自ユニットで再生するための信号自体を汚してしまうという、本質的な問題はなんら解決されていません。

新しいソリューション

ここで今回注目したいのが、スペック株式会社から発売されているリアルサウンドプロセッサーRSP-C38です。

  • これは、逆起電流の発生源となっているユニットのすぐそば、あるいはアンプの出力端子に並列で接続することで、その影響を減少させてしまおうという製品です。

    前出のバイワイアリングのように、発生源を隔離して影響を緩和するのではなく、発生する現場で解決を図るため、他ユニットへの影響は当然のこと、自ユニット自 身に及ぶ影響の軽減が可能になるという製品です。

    これまでも、回路に直列で接続して「音が変わります!」的な効能をうたった商品はありましたが(直列で入れれば良しにつけ悪しきにつけ必ず音は変わります)、発生源に近いところに並列で接続し、逆起電流そのものが引き起こす影響の解決のみを目的とした商品は、おそらくこれが初めてです。

はっきりと体感できる効果

肝心なのはその体感できる効果です。

最初にお断りしておきますが、当ショップはこの機器の開発に携わったわけでもなければ、大学で電気関係の学問を究めたわけでもないので、技術的に完璧な説明ができるわけではありません。

その前提でストレートにお伝えしますが、これは久々にプラスの効果が体感できる製品だと感じました。
アンプからネットワークを介してツイーターとウーハーに分かれているセパレート構成の車から、逆起流の対策を兼ねてバイアンプ(マルチアンプ)構成を採っている車まで、数台でテストしましたが、総じて以下のような変化を感じました。

・音の輪郭がすっきり。
・透明で軽やか。
・ワンランク大きなスピーカーで再生しているように、音が目の前に立つ。
・いざ外してみると、くもった、こもった感じがする。

もともと音の特製を言語で形容するのには限界があるので、毎度似たような形容になってしまって恐縮ですが(笑)
「ミュージックソースあるいはヘッドユニット側はコーン紙をこういう感じに動かしたかったんだろうな。」と思えるような、足かせがないというか、負担なくのびのびとコーンが動いている。。
一定の癖のある味が加わったのではなくて、しかるべき姿に回帰したかのような、とても素直に評価したくなる、前向きな変化を感じました。

繰り返しになりますが、直列でなにかを介在させれば良きにつけ悪しきにつけ音は変わります。また、直列に入れてしまうことは、試行錯誤して構築してきたシステムから生み出されるアウトプットの特性をたった一か所でそっくり変えてしまう可能性があるので、かならずしも面白いものではないし、受け入れやすい変化ではないようにおもいます。

そういった意味で、システムの本流には手を付けず、サプリメント的にスピーカーユニット付近に並列で介在させるだけで、これだけの聴感上、体感上の変化が手にできるというのは、驚きです。

また、システムが高度になるにつれて、意義のある一定の変化を得るための投資額はどんどんと大きくなるものですが、この程度の投資額でこの変化は、オーディオに凝りだして初めて「デッドニングというもの」を施工した時の感動の値に近いほどの費用対効果があるように感じられ、カーオーディオ業界に関わる者として、できるだけご紹介の機会を持ちたいと考える大きな理由になっています。

設置方法

メーカーさんの説明用画像を引用いたしますが、設置する位置は原則、逆起電流の発生源となるスピーカーのそばです。スピーカーケーブル端子に並列につなぎます。
スペース的に設置が難しい場合は、上流にのぼって、アンプのスピーカー端子に共締めでもよいです。

実際に車にインストールした際の写真は以下です。(写真は旧型の製品です)

  • スピーカー線に並列に接続します。 写真右側に見えているケーブルの+側-側それぞれ2本ずつになっているのがわかりますか?

  • この場合、製品本体はドア内に設置するためクッション材で防護し、ナイロンバッグに封入した後、ガムテープで巻いて防水処理を行います。

  • ケーブルをスピーカーユニットに接続します。

  • 本体をドア内に固定し、スピーカーユニットをバッフルに固定します。

  • こちらはサブウーファー至近に取り付けた例です。

Price

【商品価格】

  • リアルサウンドプロセッサーRSP-C38 1台 ¥OPEN(定価)

    ¥17,820(販売価格・税込)

    ※設置1か所(1チャンネル)ごとに1台必要です。

    【インストール費用】

    ◆基本料金

    ・ドア内設置の場合(左右1ペアあたり) ¥12,650(税込)
    ※防水処理費用込

    ・ネットワーク手前設置設置の場合 ¥15,750(税込)~
    ※シート脱着、コンソール分解、アンプカバー分解などの基本工事含む

    ◆追加料金

    ・ツイーター側設置+¥8,800(左右1ペア)
    ※ドアパネルに設置されている場合は防水処理をいたします
    (追加費用不要です)

    ・サブウーファー側設置 +¥4,950(1か所あたり)
    ※ウーファーボックス内設置

    [見積例1]
    フロント2wayネットワーク仕様の場合(ネットワーク手前に設置)

    RSP-C38 x 2 ¥32,400
    インストール基本料金 x 1 ¥14,300
    合計(税別) ¥46,700
    合計(税込) ¥51,370

    [見積例2]
    フロント2wayバイワイヤの場合

    RSP-C38 x 4 ¥64,800
    インストール基本料金 x 1 ¥11,400
    ツイーター裏設置料金 x 1 ¥8,000
    合計(税別) ¥84,200
    合計(税込) ¥92,620
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