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フェラーリF8Tributoのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • フェラーリF8トリブートのスピーカー交換のようすです

  • 事例No.841(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    フェラーリ F8Tributo

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO VX165
    センター:なし
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    純正ヘッドユニットでフロント2wayとリヤスピーカーを鳴らすプランです。
    ブルームーンオーディオの新製品スピーカーVX165を起用し、しっかり取付とデッドニングで実力を引き出しました!.

  • ダッシュボード


フェラーリF8 Tributo(トリブート)の事例紹介です。

フェラーリのクーペには、V型12気筒エンジンのFRレイアウトと、V型8気筒のミッドシップレイアウトとの2つの系統があり、F8 Tributoは後者に属します。

V8の系統をさかのぼってみると、最初は308/308GTB(1976年)、次いで328(1985年)、その後は348(1990年)、348GTB/GTS(1993年)、360モデナ(2000年)、F430(2004年)、458イタリア(2009年)、488GTB(2014年)、F8トリブート(2019年)という変遷をたどっています。

V12なんて聞いただけで縁が遠すぎる存在ですし、V8にしたって全く庶民の生活になじみのない存在ですが、下町荒川区の当店には、なぜか御縁の赤い糸がつながっているらしく、V8の F430458イタリア/458スパイダー/458スペチアーレ458PISTA488GTBといった車両をお預かりした経験がございます。


今回のF8トリブートは、上述の年表にあるように、2014年発売の488GTBの後継として販売されたモデルで、3902cc・V8DOHCツインターボの様式を継承し、出力は670馬力→720馬力へ拡大されたエンジンを搭載しています。
この出力はV8で過去最高の水準を誇るとともに、ピュアV8ツインターボ車としては最終モデルとされています。

オーナー様は長らくお付き合いいただいているお客様で、いろいろといじらせていただいた別の車(AE86)の修理の合間に、セカンドカーのF8をお預けいただくことになりました。

ご希望としては、ヘッドユニットはいじらずに、スピーカー交換とデッドニングによるドア回りの環境整備です。
フェラーリのサウンドアップでよくご用命いただくメニューには、今回のようなドア回りのみのプランに加えて、
(1)並行輸入でデッキが使えない場合に1DINデッキを追加
(2)デッキがOKの場合、小型4chアンプ(JOYN)を投入して音質アップ
(3)デッキの条件と関係なく、小型DSPアンプ(例PLUG&PLAY 1080)
(4)パワードサブウーファーを追加して低音域増強
といったところですが、今回はベーシックかつエッセンシャルな音の出口の環境整備で音質アップを図ります!

〇使用するスピーカー
BLUE MOON AUDIOのVX165(税込137,500円)です。

本年7月に発売されたばかりの新製品です!
同ブランドのラインアップはフラッグシップのRX165(税込231,000円)、ミドルグレードのVX165、ベースグレードのEX165(税込35,200円)の3つです。
EXは旧SX165の後継品として2023年に発売になり、今回のVXは旧AX165の後継という形になっています。

音の傾向としては、同ブランド発足時からのポリシーである、「スピーカーの個性を追わず、原曲をそのままに美しく奏でる楽器のような存在」といった主張が感じられ、カーオーディオ向けのパンチを備えながらも、透明で美しい音を聴かせてくれます。

スピーカーのハード面の仕様としては、バイアンプ対応ネットワークが付属しており、ツイーター側とウーファー側とに分かれた構造になっています。
今回のF8はもともと2way構成になっていますが、片側1chの出力を途中で分岐させてあるので、ワンボディのネットワークだと、ダッシュボード裏まで分解してネットワークを仕込む必要が出てきますが、今回のようにセパレート型だと、比較的表層的な作業でトレードインができます。

予算的には、スピーカー代と、MDFバッフル制作を含む取付、デッドニングの資材・工賃で総額262,460円(税込)となりました。

作業の様子をどうぞご覧になってください♪

  • フロントドア

    それではドアの外観からご覧いただきます。

    488GTBの後継モデルということで、ダッシュボードを含む内装全体の6割くらい?同じ金型を使っているようです。
    革の色やステッチ、別パーツになっている中段・下段の部分のデザインは変えてありますが、それ以外の部分の造形は同じです。

    こういう共通点に気づくと、前モデルでの分解組み立て時の経験が生かせて、難易度がグンと下がるのでホッとします(^O^)

    この車のスピーカーレイアウトはフロント2way(ツイーターとウーファー)+リヤスピーカーの合計6スピーカーです。
    フロント側はいずれもドアに配置されており、ツイーターはドア前方・上端のひし形のネットの中です。
    いずれも、この位置で差し替えを行います。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを取り外し工程の途中です。

    ドアハンドルを含む中段部分と、ドアポケットが作りこまれている下段部分が外れて、これから上段部分を外そうというタイミングです。

    白いスポンジシートは、サービスホールをふさぐために貼られています。
    前方の純正スピーカーは、16センチクラスが取り付けられています。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    スポンジシート、純正スピーカーを外し、パネル全体を清掃・脱脂したのち、防振材を配置していきます。
    前カットに写っていた上段のカバーが外れておりますが、引き続きこの位置についている部品は、エアバッグ関係の部品です。前方のアルミの筒がインフレーターで、後方で黒いカバーをかぶっているのがブワッとふくらむ袋です。

  • インナーパネル側作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    スピーカー(VX165)のウーファーは、純正スピーカーの外形をかたどって制作したMDF製バッフルを介して取り付けてあります。
    筒の高さが4センチ近くになりますので、スピーカーの背面で押し出された空気が停滞しやすくなり、音詰まりの原因になるため、スムースに排出されるように、筒の内面をテーパー形状(奥に行くほど広く)に仕上げてあります。

    スピーカー配線は、冒頭の配線図にもあるように、アンプから出力された1chをドア内で上下(ツイーターとウーファー)に分岐させ、それぞれにネットワークを介在させる格好をとっています。
    黒くてちょっと見にくいかもですが、ウーファーのすぐ上にあるのがウーファー用のネットワークで、アルミ製インフレーターの上にあるのが、ツイーター用のネットワークです。

    デッドニングはご覧のように全面貼りで対応します。

  • 純正ツイーター

    純正ツイーターを分解したところです。

    ツイーターグリルは、表(室内側)から外す構造になっていますが、外したドアトリムパネルの裏から押し出すようにして外すほうが、内装を傷つけるリスクがなくてよいです。

    ツイーターユニットは、グリル裏に設けられた3本のツメで保持される構造になっています。

  • ツイーターフランジ切削

    ちょっとショッキングな絵ですが、ツイーターのフランジ部分を内装の形状に合わせて切削したところです。

    VX165のツイーターユニットは、特別大きいわけではないのですが、ハイグレード商品にふさわしく、分解できないアルミ製のハウジングに収まっており、非常に狭いグリル内に押し込むために、やむなく切削を行いました。

    切削作業の際は、ツイーターの振動版に金属粉が付着しないように厳重にマスキングを行うとともに、極力、熱を持たないように少しづつ削りました。

  • 純正位置ツイーター取り付け

    ツイーターを取り付けたところです。

    おさまり具合をチェックしながらギリギリを攻めていった空気が漂っていますね(笑)

  • 純正ドアウーファー

    これは単なる資料映像で、純正のウーファーユニットです。

    純正ウーファー、あるいはサブウーファーで時々見かけるダブルボイスコイル方式のユニットです。
    一般的なスピーカーは、一回路のコイルを備えており、アンプからの入力は(当然ながら)1chです。
    これに対して、ダブルボイスコイル方式は、その名のごとく、回路が2回路あります。
    純正でわざわざこういう方式をとる場合、アンプからの入力は、各コイルに1chづつ=合計2chです。
    ※後付けのサブウーファーなどの場合、2つのコイルを別chで駆動せず、直列あるいは並列にして1回路にし、1chで鳴らすケースも多くあります。

    いずれにしても、2ch入力を行なう場合、どちらのchも同じ信号を入力するのが常識ですが、この車の場合、片側は妙に低く、もう片側は人の声が聞こえるくらいの中音域と、異なった帯域が入力されていました。
    正直、こういうのは初めて見ました。
    別の帯域を入れるということは、一つのボビンに巻いてある二つのコイル(回路)に生じる反発力に差が出ることを意味し、一部が相殺されたり、増幅されたりと、ひずみの元になるはずなので、純正でこれをやってるというのは驚きです。

    エンドユーザーの皆様には、正直めちゃめちゃどうでもいい話ですし、フェラーリの走りには全く関係ない話ですが、メモ代わりに置いておきます。

  • 作業後記

    フェラーリF8 Tributoのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    フェラーリといえば、超高額スポーツカーの代名詞みたいな車ですので、修理費が高い、部品も高いと連想が走り、オーディオ屋さんの一部では、リスクが高いので受けない業者さんもあるようですが、当店は、もともと頭のネジが少し足りないこともあるし、人が作ったものだからバラせるし、組み戻せるはず。という謎の確信に支えられて件数を経験させていただいた結果、これまでのところ「ご辞退ゼロ」を更新中です!

    フェラーリのオーディオグレードアップのプランについては、スペース的にタイトな車であることから、おおきなDSPやアンプを積めない制約はありますので、今回のようなスピーカー交換とデッドニングを主軸として、アンプやDSPを積む場合は小型のものを選ぶ方向になります。

    当店では、多くのフェラーリの施工経験からニーズの多いプランを研究し、フェラーリ用のサウンドアッププランを開発し、ご提供しています。
    フェラーリサウンドアッププログラムページ

    この中の488/F8系では・・・
    エアコンパネルの↓の1DINデッキ取付
    小型ブルートゥース付きアンプ「JOYN」取付
    純正スピーカーをセパレートスピーカーに交換
    DSPアンプを取付
    パワードサブウーファー取付
    ・・・といったエレメントを単体で、あるいは複数を組み合わせてセット施工という形でご提供しています。
    詳細な価格表もご用意しておりますので、ご興味がおありのフェラーリオーナー様はどうぞご覧になってみてください。


    ドラレコ取付などの軽作業からフルオーディオまで、ご予算とお希望に応じて、出来るだけご満足いただけるプランをご提案いたします。
    どうぞお気軽にお声掛けください!
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