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レクサスNX350h F SPORTのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.772(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス NX 350h F SPORT

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント/バッフル・スタビライザー・ウエイト
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX100、RX165(W)
    センター:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    フロント3wayとセンターをブルームーンオーディオのコアキシャルスピーカーとフルレンジに交換し、デッドニングで環境を整えました。
    スピーカーバスケットの微細なブレを抑え込む新商品「バッフル・スタビライザー・ウエイト」も取り付けて、ワンランク上のクオリティを獲得しています!


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    竹原様

    お世話になっております。

    改めまして本日は有り難うございました。
    帰り道でも施工前と施工後の違いがはっきりと感じられて大変満足しております。
    今後のこともご相談に乗って頂き有り難うございました。

    インストールギャラリーの件もまったく問題ございません。
    まだ先にはなってしまうと思いますが、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

  • ダッシュボード


レクサスNX350h F SPORTの事例紹介です。

NXシリーズはレクサス全モデルの中で、No1!の販売台数を誇る人気SUV車です。 (2022年08月調べ)
初期型(AZ10型)の発売は2014年で、2LターボのNX300(旧称200t)と、2.5LハイブリッドのNX300hの2モデル体制でスタートしました。

7年後の2021年にはAZ20型へとモデルチェンジし、現在に至ります。
現行では、NX250(2.5Lターボ)、NX350(2.4Lターボ)、NX350h(2.4Lターボ・ハイブリッド)、NX450h+(2.4Lターボ・プラグインハイブリッド)の4モデルへとバリエーションが拡大されて、多様化するニーズに応えています。

オーナーの好みに応じて選べるグレードは2グレード用意されており、定番のスポーツ系である「F SPORT」と、オトナの質感重視の「version L」があります。

当エントリーの時点(2023年4月)で、AZ20型NXのお預かり実績は20台強といったところですが、長らくF SPORTで占められていたものが、最近はちらほらとversion Lもご入庫いただくようになりました。



今回お迎えするのは、ソニッククオーツ(白系色)がキラキラまぶしいNX350hのF SPORTです。

NXのオーディオシステムは2択で、パイオニアが開発した「レクサスプレミアムサウンドシステム」と、オプションの「マークレビンソン・プレミアムサラウンドシステム」が用意されています。
今回のオーナー様は前者を選択なさったのですが、早々に新鮮味が失われてしまったようで、、音質アップを目指してネット検索を開始!運良く当サイトを見つけていただき、ご連絡いただきました。

昨今の車のオーディオグレードアップは、ディーラーオプションナビを含む純正ヘッドユニットを前提として、スピーカー交換+ドアの環境整備が基本で、お好みでサブウーファーを加えるまでが第一フェーズ。さらにDSPアンプを加えるのが第二フェーズ。さらに安定化電源やキャパシタ、低抵抗ケーブル類といったインフラの整備まで踏み入るのが第三フェーズといった情勢です。

NXにおいても、同様のアプローチが取れますが、今回はNXでもっともご依頼の多いフロント2way+センタースピーカーの換装ならびにドア整備をご依頼いただきました。

◯スピーカー選択
多くのお客様にご支持いただいているBLUE MOON AUDIOです。

・ハイレンジスピーカー
NXの場合、ダッシュ両脇についている純正スピーカーが、レクサストータルケアのオペレーターとの通話用に使用される設計になっているため、高音域再生に特化した社外ツイーターに交換した場合、中音域以下が聞こえなくなり、オペレーターさんの声が聞き取りずらくなってしまいます。

こういう事態に陥らないように、純正スピーカーを10センチのコアキシャルスピーカー(CX100)に交換することにします。
これであれば、10センチの口径があるのでオペレーターの声の再生問題はクリアできますし、中央に組み込まれているツイーターのお陰で、(専門職の単体ツイーターには及ばないけど)より鮮明な高音域が再生でき、スピーカー交換による音質改善効果も十分に体感できることになります。

・ウーファー
ドアについているウーファーはブルームーンオーディオのRX165(セット価格税込198,000円)のウーファーを使います。
RX165は2wayのセットモデルですが、上述のとおり、ハイレンジにCX100を使いますので、ウーファーのみご購入いただいて取り付けます。(ウーファー以外のツイーターとネットワークは当店で下取りしています)

・センタースピーカー
ダッシュボード中央のセンタースピーカーについては、小径フルレンジスピーカーとして出番の多い、8センチ径のMX080(ペア39,600円/単品22,000円・税込)を起用しました。
スピーカー背面の空洞には、吸音材を詰めて反射をコントロールします。

◯スピーカーインストール
ドアのウーファーの取り付けにあたっては、純正の楕円形バッフルと形を合わせるために、MDFでのオリジナルバッフルを制作・固定し、制振力の強いデッドニング・グレードで防振加工を行いました。
・・・と、ここまでは、スピーカー取り付けの土台を整え、ドアをエンクロージャー化(=スピーカーボックス化)するためのスタンダードな手段ですが、今回はスピーカーの稼働条件のさらなる改善のために、バッフル・スタビライザー・ウエイトも取り付けました。

これはスピーカーバッフルの裏側(ドアの中)に取り付けるウエイトで、スピーカーの振動板が動作する際、その反動によってスピーカーバスケットが逆方向にブレて、振動板の振幅の一部が相殺されてしまう現象を防ぐことを目的としています。
一つ320グラム程度のウエイトを、スピーカーバッフルの固定ボルトに共締めし、スピーカー周辺の質量を増加させることで、振動板の動作により生じていた反動を吸収し、振動板の安定した動作を可能にします。

全帯域の基調を決める低音域の規律がキチッと整うことで、低域は伸び、中高音域のディテールがきれいに表現され、音場は広くなり、音像がクリアにまとまるといった目覚ましい効果が得られます。

以上を持って、NXの標準オーディオ(レクサスプレミアムサウンドシステム)のハイコスパグレードアップが叶いました。

こちらの事例のように、ドアウーファーにSX165を使った場合の工賃込みシステム総額は税込217,250円であるのに対して、今回はフラッグシップのRX165のウーファーを使っているので、総額税込295,350円です。
この他に、バッフル・スタビライザー・ウエイト(8ピース)が税込44,000円と、取付費11,000円をお願いしましたので、今回の総額は350,350円となりました。

オーナー様には、殊の外お喜びいただけて何よりでした(^o^)
それでは施工の様子をご覧ください♪♪

  • フロントドア

    それではドア外観からごらんください。

    Fスポーツ専用カラーの赤黒です(他に白黒と黒黒もあり)
    納車間もないので、傷一つなくピカピカ☆です。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    サービスホールを塞いでいる白い樹脂パネルを外し、アウターパネルを防振します。
    MDFにて、スピーカーの土台となるバッフルを製作し、標準のボルト穴を使って固定します。バッフルの形状は純正スピーカーをトレースしていますので、楕円形になっていますね。

    スピーカーホールから覗いているのはスピーカーケーブルです。
    ヘッドユニットからドア内に至るスピーカーケーブルは、全て純正ケーブルを活かしていますが、ケーブル末端のカプラから、スピーカー側の接続端子までの間は、お店で製作した変換カプラでつなぐことになります。写真から覗いているのは、その変換カプラの末端のギボシですね。

  • バッフル・スタビライザー・ウエイト取付


スピーカーホールの裏側の様子です。
ドアの中にスマホカメラを突っ込んで撮影しました。

ここには、当店オリジナルのバッフル・スタビライザー・ウエイトを取り付けています。
前カットで御覧頂いたスピーカーバッフルの固定ボルトを使って、ウエイトを共締めしています。自動車メーカーによってボルトの数が3本あるいは4本と違いがあり、この車は4本なので4つ取り付けています。

写真をよくご覧頂くと、スピーカーホール周辺がお椀型に盛り上がっていますね。
こういう場合、お椀の内側にウエイトを配置することになるため、ウエイトの外側がお椀に干渉する可能性が高くなります。そういった事態を回避するために、ウエイトのボルト通し穴を「タテ穴」にして、前後15ミリの範囲で位置調整ができるようにしてあります。
万一、目一杯内側にずらしても、外側が干渉する場合は、鉄板とウエイトの間にナットを挟んで、ウエイトを鉄板から浮かして回避する方法を想定しています。

取付方法については取説に詳述しておりますので、興味がある方はご参照ください

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    インナーパネル全面を防振材で覆い、しっかりしっかり密着させます。
    防振作業が終わった後、スピーカーケーブル(の端につけた変換カプラ)をスピーカーに繋ぎ、バッフルに固定します。

  • 純正ハイレンジスピーカー

    純正のハイレンジスピーカーです。

    ダッシュボード両端には、9cmサイズのCSTスピーカーが設置されています。
    CSTとはCoherent Source Transducerの略で、順番通りに直訳で並べると「連接的・音源・送波器」となります。意訳すると、「複数の音源を境目なくまとめて放出する発振器」、あるいは、「位相ズレを排除した同軸スピーカーシステム」ということになります。
    ということで、パッと見はコーン型のフルレンジスピーカーですが、れっきとした同軸スピーカーなのです。

    一般的な同軸スピーカーだと、ハイレンジとミッドレンジの位置が文字通り「同軸」なので、X軸・Y軸の位置的なズレはゼロですが、前後のZ軸では1センチから数センチほどはズレますので、その分、位相ズレが生じます。このズレをスピーカーの物理的な構造と、専用ドライバーの電気的な制御の両面からアプローチしてゼロにしてやるぜと取り組んだのが、このスピーカーの革新的なところです。

    パイオニアの開発陣の皆様に敬意を表しつつ、お客様の意向により外します。

  • 同軸スピーカー

    当店でストックしているCX100を取付けたところです。

    ドアのスピーカーの時と同様に、純正スピーカーケーブルの端に変換カプラーをつけて、CX100に付属している2wayネットワークを介して、スピーカーに接続します。
    この同軸スピーカーは、ツイーターの位置がかなり低く、ウーファー部とのギャップが少ないため、前カットで触れた「位相ズレ」は少なく抑えられているはずです。

    当店としてはかなり愛着のある製品だったので、元気に拡販に努めていたのですが、なぜか終売になってしまいました。
    手元の在庫が残り僅かになってしまいましたので、ご希望のお客様はお早めにご連絡ください。
    (在庫完売後は、BLAM製品に切り替えてご案内する予定です)

  • 純正センタースピーカー

    交換前の純正センタースピーカーです。

    車によっては、ツイーターとセンタースピーカーを共用するケースもありますが、前述の通り、ハイレンジスピーカーは相応の思想によって作られた製品なので、共用ではありません。

    8センチ径のフルレンジスピーカーです。
    一般的に、中高音域で鳴らすので、ハイパスフィルターとしてのコンデンサーが付いているケースが多いのですが、純正アンプから出力される段階で、帯域分割されているため、スピーカー側には仕掛けナシです。

  • BLUE MOON AUDIO MX080

    センタースピーカー交換後の様子です。

    製品には、ネジ固定用のフランジが2本ついているのですが、加工しても車両側のネジ穴には合わないので切り落として、お店で制作したバッフルボードに固定して取り付けます。

  • 作業後記

    レクサスNX350h F SPORTのスピーカーグレードアップの事例をご覧いただきました。

    当コーナーのレクサスカテゴリにおいて、最新の4例が連続してNXだったこともあるのか(当エントリを加えて5連雀)、お問合せの件数が増えています。
    レクサスのセールスは全般に渡って好調なようですが、その中でもNXが台数を稼いでいるとか。日本を代表する自動車メーカーが多くのユーザーの支持を集めているのは嬉しいですね♪

    折しも、この4月1日付けで、トヨタの新社長に、53歳と大変若い社長さんが就任されたということで、、今後のトヨタグループにますます期待が高まります♪♪


    それではNXに話を戻しまして、オーディオシステムグレードアップの選択肢をおさらいしていきたいと思います。

    NXのシステムアップの選択肢としては、大きく以下の2つがあります。
    (1)ハイレンジスピーカーを10センチコアキシャルに、ドアスピーカーを16.5センチウーファーに、センタースピーカーを8センチフルレンジにそれぞれ交換し、ドア防振で整えるプラン
    (2)上記(1)に加えて、8chあるいは10ch・DSPアンプを搭載して、フロント3way(4ch)・センター(1ch)・リヤ(2ch)・サブウーファー(2chブリッジ)を鳴らすプラン

    上記の2つに加えて、社外の2wayスピーカーをそのまま使ってみたいという場合は、こんな手もあります。
    (3)純正ハイレンジの位置に社外ツイーターを入れて、フロント2way(4ch)・センター(1ch)・リヤ(2ch)・サブウーファー(2chブリッジ)を鳴らすプラン。(レクサスケアのオペレーターさんの声を再生するための小型スピーカーをダッシュボード奥に追加します)

    (1)はまさに当エントリの事例で、別だと、こちらの350h F SPORT450h+ F SPORTの事例があります。
    (2)だと、こちらのNX350 F SPORTになりますね。(※ハイレンジスピーカーは社外ツイーターに置き換えています)

    以上がシステムの選択肢と、過去事例のご紹介です。
    上記いずれにおいても、スピーカーはブルームーンオーディオの製品を使っておりますが、他ブランドの選択肢を検討されたい方もいらっしゃると思いますので、以下に選択肢をご紹介いたします。

    一般的な2wayスピーカーセットなら星の数ほどあるのですが、高域側をハイレンジスピーカー用の10センチクラスのコアキシャルスピーカーにする条件と、センター用に8センチクラスのスピーカーも同ブランドで揃えるとなると、だいぶ絞られてきます。

    以下の順で表記いたします。
    ・ブランド名
    ・上記(1)で施工した場合の工賃・税込総額
    ・製品名(ウーファー/高域用コアキシャル/センター)

    ブランド名:BLAM(フランス)
    工賃・税込総額:210,650円
    (Signature WS 6.80/RELAX 100RFC/LIVE LM80

    ブランド名:audison(イタリア)
    工賃・税込総額:166,650円
    AP6.5P/APX4/AP 2 MV

    ブランド名:ETON(ドイツ)
    工賃・税込総額:214,170円
    PSX-16/PSX-10/PRW-80

    ブランド名:KICKER(アメリカ)
    工賃・税込総額:177,610円
    KSC6704/KSC404/KSC2704

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    MAXIMOグレード
    工賃・税込総額:208,450円
    (MAXIMO COAX 6/MAXIMO ULTRA 402/CCWR 254)

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    TEMPOグレード
    工賃・税込総額:268,950円
    (TEMPO Ultra Integra 602/TEMPO Ultra Integra 402/CCWR 254)
    MORELのカタログはコチラ

    以上が、17センチクラスのウーファー/10センチクラスのコアキシャル・ハイレンジスピーカー/8センチクラスのセンタースピーカーを同ブランドで揃えられる選択肢のご紹介でした。

    あと、本文中でもご紹介しました、当店オリジナルの新商品!バッフル・スタビライザー・ウエイトのご採用も是非ご検討ください。
    音質向上パーツとしても、デッドニング関連商品としても、これまでになかった概念の商品なので、すんなりとご理解頂けないかもしれませんが、その効果は絶大です。
    スピーカーの振動板の動作の反動によって、スピーカー自身がブレることで、こんなにも損失が生じていたのかと驚かれること請け合いです。
    低域の伸び、中高音域のディテール表現、音場の広さ、音像の明瞭さといった点で必ずやご満足いただけるものと確信しております。


    スピーカーの選択、DSPのあるなし、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください!

    メールフォームはこちらです♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!