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レクサスRX450h+のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.813(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス RX 450h+

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント、バッフル・スタビライザー・ウエイト
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX100、AX165(W)
    センター:BLUE MOON AUDIO MX080(1/2)
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    フロント3wayとセンタースピーカーを交換して、デッドニングによってスピーカーの稼働条件を整えた事例です。
    デッドニング関連の新アイテム「バッフル・スタビライザー・ウエイト」も取り付けましたので、豊かな低域の伸びと、それを背景とした中高域の軽やかさを実現しています。

  • ダッシュボード


レクサス・RX450h+の事例紹介です。

RXはレクサスのSUV/クロスオーバーSUVカテゴリの一角をなすモデルでボディサイズ順でいくと、上から2番目に位置する車です。(値は2024年01月時点の最新型・全長降順)

モデル名(生産開始)ホイールベース・全長・全幅・全高
LX(1996年)2,850mm・5,100mm・1,990mm・1,885mm
RX(1998年)2,850mm・4,890mm・1,920mm・1,700mm
GX(2002年)2,790mm・4,880mm・1,885mm・1,885mm
RZ(2023年)2,850mm・4,805mm・1,895mm・1,635mm(EV車)
NX(2014年)2,690mm・4,660mm・1,865mm・1,660mm
UX(2008年)2,640mm・4,495mm・1,840mm・1,540mm
LBX(2023年)2,580mm・4,190mm・1825mm・1,560mm

下位の4モデルは、国内のレクサスブランドスタート後の新規開発車で、先代モデルが存在しませんが、RXは往時のハリアーの流れを汲んで開発された車です。(同様にLX→ランクル、GX→プラド)

現行のRXのラインアップはRX500h、RX450h+、RX350h、RX350の4モデルとなっています。
味付けを決めるグレードの点では、スポーツ系として、RX500hに「F SPORT Performance」、RX350に「F SPORT」が設定され、ラグジュアリー系の「version L」がRX450h+、RX350h、RX350の3モデルに設定されています。

世界最強クラスのマーケティング能力を持つ会社が考えた設定なので、完全に最適化されているんでしょうけど、最上位の500hと、非ハイブリッドの350にだけスポーツグレードが設定されていて、中間の2モデルは大人しめのversion Lのみというのはとても興味深いです。

今回ご登場いただくのは、RX450h+ version Lグレードです。
オーナー様は初めてのお客様で、同じRX(350)の施工事例をサイトで見つけていただいて、同じ内容でやりたいとご連絡いただきました。

内容的には、多くのNX・RXオーナー様にご用命頂いている、フロント3way(コアキシャル+ウーファー)とセンタースピーカーの交換に、ドアのデッドニングを組み合わせた内容です。
念のため、追加でご指定頂く機会の多いデッドニング関連商品である、バッフル・スタビライザー・ウエイトもご案内した所、予算内とのことで追加でご依頼いただきました。

以下、コンポーネント紹介です。

◯スピーカー選択
多くのお客様にご高評いただいているBLUE MOON AUDIOです。

デモボードで視聴していただいた結果、ミドルグレードのAX165の解像度を気に入っていただいたので、このウーファーをドアに取り付けることにして、9センチハイレンジのところには、10センチ径のコアキシャルスピーカーであるCX100(税込40,700円)を入れることにしました。

ダッシュボード中央のセンタースピーカーについては、小径フルレンジスピーカーとして出番の多い、8センチ径のMX080(税込36,300円)を起用しました。

取り付けについては、ダッシュボード上の3ユニットについては、結果的に吸音材などの手当の必要性を感じなかったので、バッフルを制作してフィッティングしたのみですが、ドアウーファーの方は、カスタムバッフルに加えて、きっちりとデッドニングを施して、稼働条件を整えました。

AX165については2wayセットの商品ですので、ツイーターとネットワークは当店で買い取らせていただいて、ウーファーのみお買い上げいただいています。

(注記)
(1)10センチコアキシャルのCX100はしばらく前に終売となっておりましたが、当店で確保していた在庫もなくなりました。(今回の事例は、たまたま当店で確保できた在庫にて対応させていただきました)
従って、今後、ブルームーンオーディオのスピーカーをご希望の場合はツイーターとウーファーの2way方式となり、かつ、ユニット間の周波数の調整、ならびにレクサスケアのオペレーター音声を取り込むために、DSPアンプを組み合わせることが前提となります。
(2)DSPを使わない場合は、10センチコアキシャルがラインアップされている他ブランドをお選びいただくことになります(作業後記欄にて選択肢をご案内いたします)

◯スピーカーインストール
ドアスピーカーの稼働環境整備のために、バッフル・スタビライザー・ウエイトを取り付けました。
これはスピーカーバッフルの裏側(ドアの中)に取り付けるウエイトで、スピーカーの振動板が動作する際、その反動によってスピーカーバスケットが逆方向にブレて、振動板の振幅の一部が相殺されてしまう現象の抑制を目的としています。

一つ320グラム程度のウエイトを、スピーカーバッフルの固定ボルトに共締めし、スピーカー周辺の質量を増加させることで、振動板の動作により生じていた反動を吸収し、振動板の安定した動作を可能にします。

全帯域の基調を決める低音域の規律がキチッと整うことで、低域は伸び、中高音域のディテールがきれいに表現され、音場は広くなり、音像がクリアにまとまるといった目覚ましい効果が得られます。


以上を持って、RX450h+ version Lのサウンドアップが実現しました。

予算総額は税込306,350円(税込)といったところです。(バッフル・スタビライザー・ウエイトなしだと251,350円(税込))
なお、他ブランドのスピーカーを使った場合では、16万円代(audison)から26万円代(MOREL)(いずれも工賃込み・税込)くらいのレンジで収まります。
※スピーカーの選択肢は「作業後記」にてご確認ください。

それでは、施工の様子をご覧ください♪

  • フロントドア

    ドアの外観です。

    ドアには、低音用のスピーカー(ウーファーが配置されています。
    RXのオーディオのバリエーションは、標準装備の「プレミアムサウンドシステム」が12スピーカーで、オプションの「マークレビンソン・プレミアムサラウンドサウンドシステム」だと堂々の21スピーカーとなっています。

    カタログや展示車以外ではあまり見かけることはないのですが、オプションのマークレビンソン仕様ですと、ドア上部のスエード調生地の部分に、ダッシュボードのハイレンジスピーカーと同じ、9cmコアキシャルスピーカーが付きます。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを取り外したところです。

    向かって左側にある大きなサービスホールが白い樹脂パネルで塞がれています。

    純正スピーカーは、楕円形のバッフルの中央に円形の振動板が格納されるタイプです。
    振動板部分はパッと見コンパクトに見えますが、18cmクラスの大きめのものが採用されています。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル部の作業が終わったところです。

    サービスホールを塞いでいた白い樹脂パネルと純正スピーカーを外し、アウター/インナーパネルを清掃し、脱脂を済ませてから、短冊状にカットした防振材を貼っていきます。

    スピーカーホールの上方にぶら下がっているのが、純正スピーカーケーブルとカプラーです。

    社外の低損失スピーカーケーブルを導入する場合は、この段階で引き込むことになりますが、今回は純正スピーカーケーブルを活用しますので、ケーブルそのものに対しては何もしません。
    その代わり、末端の純正カプラーに対して、(お店で制作した)ケーブル付き変換カプラーをかませて、ケーブルをドア内に引き込む作業を行います。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    楕円形のスピーカーホールに合わせて、MDFで制作したバッフルを取り付けて、AX165のウーファーユニットにスピーカーケーブルを接続した後、スピーカーユニットを取り付けます。

    最後にインナーパネル全面を防振材で覆い、しっかりと圧着します。

  • バッフル・スタビライザー・ウエイト取付

    スピーカーベース部分の裏側にバッフル・スタビライザー・ウエイトを取り付けたところです。

    一つ前のカットのアウターパネル側作業が終わった後、スピーカーの土台となるMDF製のボードを取り付けますが、その際に通す固定用ボルトの裏側に「共締め」する格好でウエイトを取り付けます。

    当店が確認しているお客様からの直接のレビューですと、「装着前に比べてウーファーの低音域が良く伸びるので、ボリュームを抑えても低域がはっきり聞こえるようになった」といった趣旨のコメントをお寄せいただきました。
    装着前は、振動板の動作と逆の位相で生じていた、スピーカー周辺の振動が抑制されたことによって、振動板の動き(音)が素直に引き出された。。という因果だと思います。

    こうなると、DSPを導入して、各スピーカーの帯域を調整する場合、従来であればウーファーからの低音を引き出すために、ウーファーの帯域を広く、かつ、ボリュームを大きめに調整せざるを得なかったのに対して、帯域を狭く(低域側に寄せて)、ボリュームも幾分抑えられるようになります。。そうなると、高域側のツイーター(あるいはスコーカー)の帯域の下限を低域側にシフトできるようになり、これまでウーファーに押され気味だったツイーターを生き生きと歌わせられるようになり、実力をより大きく引き出せるようになるという、ハイファイ的に願ってもない効果を得られることになります。

    ウーファーの損失が減って低域が伸びるというのは、(それはそれでありがたいですが)単なる一次的な効能に過ぎません。むしろ、近接ユニットの稼働条件の改善という二次的な効能まで引き出して、全体の音作りのレベルアップを図れるのが、このアイテムの価値なんです。

  • ハイレンジスピーカー・施工前

    ダッシュボードに移動して、ハイレンジスピーカーをご覧いただきます。

    ユニットを覆っているグリルが結構立派で、少々外しにくいので、隣り合って取り付けられているAピラーカバーを先に外しました。
    ユニットは9センチ径の同軸スピーカーです。中央に見えるシルバー部分がツイーターですね。
    このツイーター部と、周囲のコーン部と、ドアについているウーファーユニットとの3点をもって、「フロント3way」とカウントしています。

  • ハイレンジスピーカー・施工後

    ハイレンジスピーカ−を入れ替えた後の様子です。

    ブルームーンオーディオのCX100(販売終了品)に交換しました。
    ブルームーンオーディオの同軸スピーカーは全て、セパレート式のパッシブネットワークが付属していますので、設置・格納場所を考慮しないといけません。

    大方は、スピーカー設置場所の奥の方に収めることになりますが、今回はネットワークをクッション材(異音防止)でくるんで、奥の方に固定しました。

  • センタースピーカー・施工前

    車両中央に移動して、センタースピーカー部を見ています。

    このユニットはダッシュ左右のハイレンジと同じサイズのスピーカーです。しかしながら、こちらはコアキシャルでなくフルレンジです。
    なお、マークレビンソン仕様になると、ココに(ハイレンジスピーカーと同じ)コアキシャルスピーカーが付きます。

  • センタースピーカー・施工後

    センタースピーカーの交換後の様子です。

    BLUE MOON AUDIO MX080を、MDFで製作したバッフルに固定して、純正のネジを使って固定します。
    このユニットはフルレンジでネットワークは使いませんので、純正のケーブルをつなぎこむだけで接続は完了です。
    なお、接続には、お店で用意した変換カプラーを使いますので、純正のスピーカーケーブルならびにカプラには負担が生じません。

  • 変換カプラー

    最後は繰り返しご紹介してきた変換カプラーの写真です。

    純正配線を加工せずに市販スピーカーに接続できるように、お店で作ったカプラーです。

    これまでのところ、NX、RXで共通して使えています。
    恐らくほかの車種でも共用されているものと思います。


  • 今回はレクサス・RX450h+の事例をご覧いただきました。

    当コーナーで繰り返し登場しているNXの標準オーディオはパイオニア製であるのに対して、RXは異なるメーカーの供給のようです。
    しかしながら、フロント周りのスピーカー(3way+センター)のレイアウト、ならびに適用可能なスピーカーサイズはNXと同じですので、車種の違いを意識せずに作業を進めることができます。



    それでは以下に、RXに適用可能なスピーカーの選択肢をお示ししておきたいと思います。

    一般的な2wayスピーカーセットなら星の数ほどありますので、あえて選択肢をお示しする必要もないのですが、高域側をハイレンジスピーカー用の10センチクラスのコアキシャルスピーカーにする条件と、センター用に8センチクラスのスピーカーも同ブランドで揃えるとなると、だいぶ絞られてきます。

    以下の順で表記いたします。
    ・ブランド名
    ・上記(1)で施工した場合の工賃・税込総額
    ・製品名(ウーファー/高域用コアキシャル/センター)

    ブランド名:BLAM(フランス)
    工賃・税込総額:210,650円
    (Signature WS 6.80/RELAX 100RFC/LIVE LM80

    ブランド名:audison(イタリア)
    工賃・税込総額:166,650円
    AP6.5P/APX4/AP 2 MV

    ブランド名:ETON(ドイツ)
    工賃・税込総額:214,170円
    PSX-16/PSX-10/PRW-80

    ブランド名:KICKER(アメリカ)
    工賃・税込総額:177,610円
    KSC6704/KSC404/KSC2704

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    MAXIMOグレード
    工賃・税込総額:208,450円
    (MAXIMO COAX 6/MAXIMO ULTRA 402/CCWR 254)

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    TEMPOグレード
    工賃・税込総額:268,950円
    (TEMPO Ultra Integra 602/TEMPO Ultra Integra 402/CCWR 254)
    MORELのカタログはコチラ

    以上が、17センチクラスのウーファー/10センチクラスのコアキシャル・ハイレンジスピーカー/8センチクラスのセンタースピーカーを同ブランドで揃えられる選択肢のご紹介でした。

    なお、本文中でも触れましたように、BLUE MOON AUDIOについては、10センチコアキシャルのCX100が終売となってしまいましたので、同一ブランドでのトレードインはできなくなりました。以後はDSPアンプの投入を前提とした、ツイーターとウーファーの2wayスピーカー(SX165/AX165/RX165)での対応となります。

    DSPアンプを追加したシステムの事例としては、こちらのNX450h+あるいはRX350の事例を参考にしてください。
    純正セパレートアンプの出力をDSPアンプに入力し、フロント2wayを鳴らすシステムです。
    なお、レクサスケアのオペレーターの音声は専用アンプで増幅され、純正のハイレンジスピーカーから聴こえる仕組みになっていますが、この出力もDSPアンプに取り込むことで、純正ハイレンジスピーカーを取り外した後でも、交換後のフロント2wayから聴こえる状態を維持できるようになります。


    スピーカーの選択、DSPのあるなし、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。
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