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レクサスRX350 F SPORTのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.810(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス RX 350 F SPORT

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO RX165 ACTIVEMX080
    センター:MOON AUDIO MX080(1/2)
    リアスピーカー:なし
    サブウーファー:純正
    プロセッサーアンプ:HELIX  V-EIGHT DSP MKII
    ケーブル:純正、audiotechnica、SAEC

    comment

    純正ナビの出力を8chDSPアンプに入れ、フロント3wayとセンターとサブウーファーを鳴らすシステムです。
    ピラーにツイーターを埋め込んだ完全にセパレートな3wayですので、コアキシャルハイレンジとは一線を画したクリアネスを獲得しています。

  • ダッシュボード


レクサス・RX350 F SPORTの事例紹介です。

RXはレクサスのSUV/クロスオーバーSUVカテゴリの一角をなすモデルでボディサイズ順でいくと、上から2番目に位置する車です。(値は2023年10月時点の最新型・全長降順)
モデル名(生産開始)ホイールベース・全長・全幅・全高
LX(1996年)2,850mm・5,100mm・1,990mm・1,885mm
RX(1998年)2,850mm・4,890mm・1,920mm・1,700mm
GX(2002年)2,790mm・4,880mm・1,885mm・1,885mm
RZ(2023年)2,850mm・4,805mm・1,895mm・1,635mm(EV車)
NX(2014年)2,690mm・4,660mm・1,865mm・1,660mm
UX(2008年)2,640mm・4,495mm・1,840mm・1,540mm
LBX(2023年予)2,580mm・4,190mm・1825mm・1,560mm

下位の4モデルは、国内のレクサスブランドスタート後の新規開発車で、先代モデルが存在しませんが、RXは往時のハリアーの流れを汲んで開発された車です。(同様にLX→ランクル、GX→プラド)

現行のRXのラインアップはRX500h、RX450h+、RX350h、RX350の4モデルとなっています。
味付けを決めるグレードの点では、スポーツ系として、RX500hに「F SPORT Performance」、RX350に「F SPORT」が設定され、ラグジュアリー系の「version L」がRX450h+、RX350h、RX350の3モデルに設定されています。

世界最強クラスのマーケティング能力を持つ会社が考えた設定なので、完全に最適化されているんでしょうけど、最上位の500hと、非ハイブリッドの350にだけスポーツグレードが設定されていて、中間の2モデルは大人しめのversion Lのみというのはとても興味深いです。


今回ご登場いただくのは、RX350のF SPORTグレードです。
実は本年(2023年)10月にご登場いただいたお車でして、早々のシステムアップを果たして再登場です!

初回のご紹介では、ドアのウーファー交換と、ダッシュボードのハイレンジスピーカーを10センチコアキシャルへの交換、センタースピーカーの交換をそれぞれ実施し、デッドニングで環境を整えたベーシックなプランでした。

これに対して、フロント側をハイエンド2wayスピーカーに8センチスコーカーを足した「フロント3way」に刷新し、8chアンプ内蔵のDSPを投入して、サブウーファーも含めてマルチに駆動する、ハイファイ系のシステムへとグレードアップを果たしました。

以下、コンポーネント紹介です。

○ヘッドユニットとDSPアンプ
ヘッドユニットはRX標準装備の14インチタッチディスプレイオーディオPlus(コネクティッドナビ対応)です。
オーディオ出力はマルチチャンネル・セパレートアンプで増幅されており、フロントハイレンジ、フロントローレンジ、センター、リヤ、サブウーファーの8chから構成されています。

今回はドイツの老舗であるHELIXのハイエンドDSPアンプ、V-EIGHT DSP MKII(税込209,000円)を使って音声信号の制御と増幅を行います。
上述の8chの出力のうち、フロントハイレンジとローレンジ、センター、サブウーファーの6ch分を取り込んで、フロント3way(6ch)と、センター(1ch)、サブウーファー(1ch)の8ch分のスピーカーを駆動します。

○スピーカー
初回の施工に引き続いてBLUE MOON AUDIOのユニットで統一です。

フロント3wayを構成するのに、RX165 ACTIVE(ネットワークレスモデル・税込176,000円)と、8センチフルレンジスピーカーMX080(税込36,300円ペア)を組み合わせました。
これに、センター用として、MX080を単品売りさせていただいて、合計7ユニットを使いました。

○スピーカーインストール
ウーファーに際しては、MDF製カスタムバッフルを介して取り付けて、制振力の強いデッドニングでドアの環境を整えました。
スコーカー(ミッドレンジ)の8センチユニットは、ダッシュボード両端のスピーカーグリル内に取り付けて、ツイーターについては、Aピラーに埋め込み加工を行いました。

結果的に、Aピラーにブルーのツイーターが埋め込まれた点だけが、標準のルックスからの変更箇所となります。

以上を持って、RX350のハイファイオーディオ仕様車が出来上がりました。

ヘリックスのハイエンドDSPアンプと、ブルームーンオーディオのフラッグシップスピーカーとの組み合わせですから、情報量の豊かさは十分確保されており、さらに(各ユニットが担当する帯域が狭くてすむ)3way化によってひずみが抑えられるため、音のクリアネスも申し分なく、当店で施工させていただいたレクサス軍団のなかでもトップクラスの音が出せていると思います。
予算的には、総額661,210円(税込)のプランになります。

それでは施工の様子をどうぞご覧になってください。

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    F SPORTグレード車ということで、赤レザーを配したカラーリングとなっています。
    上端の部分はアルカンタラ調素材を合わせてあります。同じ色調でも異素材を組み合わせると、グッと高級感がでますね。

    ドアオープナーは2way構造で、押せば電動でドアが開き、引けば(一般人の予測通り)手動で開きます。NXと同じですね。
    なお、電動での開ドア時は、後方からの移動物体を感知すると、開かなくなる機構がついています。安全ですね。

    RXの標準オーディオとなる「レクサスRX プレミアムサウンドシステム」の12スピーカーのレイアウトは、フロント3wayとセンター、リヤ2way、トランク内のサブウーファーの計12個です。
    フロントは写真のドアにウーファーと、残りの2wayはダッシュボード両端にハイレンジのコアキシャルスピーカーがついています。

    フロント周りのフォーマットはNXといっしょですね。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルの作業が終わったところです。

    アウターパネルを清掃と脱脂を済ませたら短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    サービスホールを塞いでいる白い樹脂パネルを外して、きれいに清掃・脱脂し、アウターパネルに防振材を配置します。

    スピーカーケーブルを交換する場合は、この段階で新ケーブルを引き込んでおくのですが、今回は純正ケーブルを活用しますので、変換カプラーを使用してドアの内側に配線を引き込みます。

    スピーカーホールの上方にぶら下がっているのが、純正スピーカーケーブル及びカプラです。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    スピーカーホールに楕円形で制作したバッフルを取り付けて、RX165のウーファーユニットにスピーカーケーブルを接続した後、固定します。

    見た目はスピーカーの差し替えのみのようですが、DSPへの信号取り込みも並行して行う必要があるので、4芯線を使って、2芯で取り込み、残りの2芯でスピーカー出力という接続を行っています。

  • スコーカー

    ハイレンジスピーカーの位置にスコーカーとしてのフルレンジスピーカーを入れました。
    (グレードアップ前はコアキシャルスピーカーのCX100が設置されていました)

    今回は、この場所からフロントハイレンジの信号をDSPに取り込むように、ここでも4芯線を使用しました。
    ウーファーの説明でも触れましたのでおわかりのことと思いますが、4芯のうち、DSPへの入力用に2芯を使用して、MX080に出力する方に、残りの2芯を使用しています。

    こういう接続方法をとることにより、レクサスケアのオペレーターの音声も含めてDSPに取り込むことができます。
    ※DSPの入力ソースがメイン入力(=ナビ出力)であることが前提です。DSPに直接デジタル入力するiPhoneのような外部入力の場合は、ソースにオペレータの声が含まれませんので、当然ながら聞こえません。

  • ツイーターピラー埋め込み

    Aピラーへのツイーター埋め込みの様子です。

    この一点のみ、純正と見た目が変わりますが、なかなかのワンポイントになってると思われませんか♪

    上述のとおり、純正のハイレンジスピーカーグリルの中に中音域担当のスコーカーが位置し、高音域担当のツイーターはもう一段、高位置のピラーという配置になっています。
    ガチンコハイエンドを目指すのであれば、できるだけ音源の位置(軸)を集約させるために、スコーカーもピラーに設置するのがベターなのですが、2ユニットを埋め込むには、コストが倍ほどになってしまうし、あんまりガチな雰囲気はクールなレクサスに不似合いな気もしたので、このようなレイアウトに落ち着きました。

    ウーファー、ツイーターと配線の方法について解説していますので、こちらでも触れておきますが、このツイーターは全くの新設でDSPに取り込む信号が存在しませんので、4芯ではなく、普通の2芯で出力するのみの接続になっています。

  • DSPアンプ設置

    DSPアンプの設置状況です。

    RXのトランクのフロア下には、ご覧のように非常に広々としたスペースがあります。
    今回はワンボディで済むアンプ内蔵型のDSPでしたが、これだけの場所があれば、アンプレスDSPと複数のアンプから構成される最上級のシステムが組めそうですね。
    あと、そういうハイエンドシステムに必須の電源レギュレーター(電圧安定器)の設置も余裕です♪

  • 純正サブウーファー配線

    最後はサブウーファーへの配線です。

    今回は、サブウーファーの信号もDSPに取り込むので、配線の接続を配線を切らずに割りこみをするために、普段使用しているカプラーと勘合するメス側を用意しました。
    こちらにも4芯線を使用しています。

  • 作業後記

    今回はRX350 F SPORTのフロント3wayの事例をご覧いただきました。

    NX、RXは基本的にどちらも3wayなのですが、コアキシャルになっているハイレンジスピーカーを2wayと捉えて、ドアのウーファーを合わせて3wayというカウントなので、今回のような完全なセパレートとは似て非なるものです。

    これをやるには、8chのDSPアンプ導入が前提となりますので、少し予算はかかりますが、Aピラーへの外観の変化が許容できる(or 前向きに捉えられる)お客様にはおすすめいたします。(ピラーさえ再調達すれば純正戻しも余裕です)
    どうぞご検討ください。


    以下はRXの事例のお決まりになりますが、「標準の外観に変更を及ぼさない前提で」RXに適用可能な2wayスピーカーの選択肢をお示ししておきたいと思います。

    一般的な2wayスピーカーセットなら星の数ほどありますので、あえて選択肢をお示しする必要もないのですが、高域側をハイレンジスピーカー用の10センチクラスのコアキシャルスピーカーにする条件と、センター用に8センチクラスのスピーカーも同ブランドで揃えるとなると、だいぶ絞られてきます。

    以下の順で表記いたします。
    ・ブランド名
    ・上記(1)で施工した場合の工賃・税込総額
    ・製品名(ウーファー/高域用コアキシャル/センター)

    ブランド名:BLAM(フランス)
    工賃・税込総額:210,650円
    (Signature WS 6.80/RELAX 100RFC/LIVE LM80

    ブランド名:audison(イタリア)
    工賃・税込総額:166,650円
    AP6.5P/APX4/AP 2 MV

    ブランド名:ETON(ドイツ)
    工賃・税込総額:214,170円
    PSX-16/PSX-10/PRW-80

    ブランド名:KICKER(アメリカ)
    工賃・税込総額:177,610円
    KSC6704/KSC404/KSC2704

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    MAXIMOグレード
    工賃・税込総額:208,450円
    (MAXIMO COAX 6/MAXIMO ULTRA 402/CCWR 254)

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    TEMPOグレード
    工賃・税込総額:268,950円
    (TEMPO Ultra Integra 602/TEMPO Ultra Integra 402/CCWR 254)
    MORELのカタログはコチラ

    以上が、17センチクラスのウーファー/10センチクラスのコアキシャル・ハイレンジスピーカー/8センチクラスのセンタースピーカーを同ブランドで揃えられる選択肢のご紹介でした。

    なお、本文中でも触れましたように、BLUE MOON AUDIOについては、10センチコアキシャルのCX100が終売となってしまいましたので、同一ブランドでのトレードインはできなくなりました。以後はDSPアンプの投入を前提とした、ツイーターとウーファーの2wayスピーカーでの対応となります。

    DSPアンプを追加したシステムは、今回の3wayの事例とあわせて、こちらのNX450h+の事例も参考にしてください。

    この450は、純正セパレートアンプの出力をDSPアンプに入力し、フロント2wayを鳴らすシステムです。
    なお、レクサスケアのオペレーターの音声は専用アンプで増幅され、純正のハイレンジスピーカーから聴こえる仕組みになっていますが、この出力もDSPアンプに取り込むことで、純正ハイレンジスピーカーを取り外した後でも、交換後のフロント2wayから聴こえる状態を維持できるようになります。

    スピーカーの選択、DSPのあるなし、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください!

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