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ホンダ シビック TYPE-Rのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2025/09/26

  • 事例No.897(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ シビック TYPE-R

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO RX165
    リアスピーカー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:audiotechnica

    comment

    フロント2wayスピーカー交換とデッドニングによって音の出口を整備した事例です。
    先々のシステムアップを視野に入れて、BLUE MOON AUDIOのフラッグシップスピーカーでのスタートとなりました♪


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    本日車を受け取りました。
    作業いただき、ありがとうございました。

    ボーカルの声がはっきり聞こえるようになり、シンバルなどの楽器の音も美しく響くようになりました。
    高速道路でも快適に音楽を楽しめるようになりました。
    あと、ツィーターの見た目も迫力がありますね。
    とり急ぎ、お礼申し上げます。

  • ダッシュボード


ホンダ・シビック・タイプRの事例紹介です。

シビック・タイプRは、トヨタ・カローラと共に日本のモータリゼーションをリードしてきた名車「シビック」のスポーツモデルです。
源流となるシビックは1972年(昭和47年)に生産が開始されており、6代目のEK型(1995年-2000年)の時代に、タイプR の初期型となるEK9型(1997年-2001年)がデビューしています。

以後、
2代目 EP3型(2001 - 2005年)
3代目(日本仕様) FD2型(2007 - 2010年)
3代目(欧州仕様) FN2型(2007 - 2012年)
4代目 FK2型(2015年 - 2016年)
5代目 FK8型(2017年 - 2021年)
・・・・と歴史を刻んできました。
2021年7月のイギリス工場閉鎖によって、ここで打ち切り?との極端な言説も飛び出しましたが、、仕向け地の法規制がクリアできて、人気が継続している限り、営利企業として強制終了する理由などあるはずもなく、2022年にめでたく6代目のFL5型へと引き継がれました。

タイプRというと、常にイギリスな意識高い空気を漂わせてきたわけですが、過去モデルでは、初代のEK7型と3代目のFD2型は日本で、それ以外(以降)はイギリス工場で生産されてきました。
そして、上述のごとく、ブレグジットの影響でイギリス工場が閉鎖されることとなり、3代目以来となる日本工場(埼玉製作所)へと生産拠点が移されることとなりました。

ボディ形状は5代目のファストバックスタイルを継承し、全体的にはキープコンセプト。比較的シャープなイメージの強かった先代に比べると丸みを帯び、ガンダムっぽかった顔つきもマイルドになったものの、チューニングを受けたK20C型エンジンは馬力330PS/トルク42.8kgf・mと出力向上が図られ、最新=最強の輝きを見せつけております。

性能面での評価は非常に芳しく、2023年ににニュルブリンク北コースで記録したFF車最速タイム!「7分44秒881」も、Type Rのブランドロイヤルティの強化材料となっています。


今回ご登場いただくのは、ホンダ車らしさ全開の真っ赤なFL5型Type Rです。
純正オーディオのグレードアップを検討され、当店のサイトの事例を見つけていただいて、ご連絡いただきました。

オーナー様は先々のシステムアップのイメージをはっきり持っておられ、DSP、パワーアンプ、サブウーファーといったアイテム追加を視野に入れつつ、最初の一歩として、「音の出口の整備」から始めるご意向です。

具体的には「スピーカー交換」と「ドア防振(デッドニング)」です。
カーオーディオの音質アッププランのなかで、スピーカーとドア周りの手入れが投下コストに対する音の変化が最も大きな部分ですので、音の基礎作りとしてここから始めるのは大正解だと思います。
さらに、今回は他事例も参考にされて、ヘッドユニットの内蔵アンプ(4ch)をフロント2way(ツイーター/ウーファー)に割り当てる「バイアンプ接続」化もご依頼いただきました。

〇スピーカー
当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOのRX165(税込231,000円)です。
同ブランドの2wayスピーカーシリーズはフラッグシップのRX165、ミドルグレードのVX165、ベースグレードのEX165の3グレード展開となっており、今回は同ブランドのエッセンスをフルにご堪能いただけるRX165をお選びいただきました。

ブルームーンオーディオのスピーカー製品に対するポリシーは、設立以来一貫して「音を鳴らす機械ではなく楽器」を標榜しており、カーオーディオ用途に向いたパンチ力・メリハリはありながらも、癖の少ない素直な鳴り方が持ち味のユニットです。VX165EX165共に、そのエッセンスを価格に応じた質感で感じさせてくれる良品ですが、RX165はフラッグシップの名に相応しい、濃密で力強いサウンドを奏でてくれます。

◯スピーカーインストール(取り付け)
ドアのウーファーは、オリジナルバッフルを介して取り付け、先々の外部アンプの駆動力に応えるように、制振力の強いデッドニンググレードにて防振しました。

ツイーターについては、アルミ製のハウジングからユニットを取り出すことができないため、標準の位置での設置ができません。従って、Aピラーに埋め込む方法で取り付けました。

結果的に、Aピラーにブルーのツイーターが埋め込まれた点だけが、標準のルックスからの変更箇所となります。

〇スピーカーインストール(接続)
これについては、冒頭で触れましたようにバイアンプ接続を行いました。

ごく一般的な2wayスピーカーは、片側あたり1chの出力を、パッシブネットワークを使ってツイーターとウーファーに分けていますが、この場合、相対的に消費電力の大きい(=発電能力の大きい)ウーファーで発生する逆起電流がネットワークまで「上がって」きて、さらにツイーターユニットに向かうスピーカーケーブルにも流れ込むことで、音声信号を乱すという現象がおきます。

これを抜本的に回避する方法が、バイアンプ接続です。
高域用と低域用に別のアンプを用意し、それぞれがツイーターとウーファーを別々に駆動する方法です。高域側と低域側が回路的に独立した形になるため、電流が回り込む経路そのものが存在しないわけです。結果として、低域側が力強くビートを刻む(発電する)傍らで、ツイーターが繊細に高域を奏でる。。という静と動が調和する世界が実現します。

接続の実際としては、ナビ音声が再生されるフロントスピーカー出力をドアのウーファーに、リヤスピーカー出力をダッシュのツイーターに接続します。(逆だとナビ音声が聴こえません)
なお、両スピーカーケーブルの途中には、バイアンプ対応型パッシブネットワークを介在させて、ツイーター側にはハイパス、ウーファー側にはローパスを適用することになります。

以上をもって、CIVIC TypeRのスピーカー交換+デッドニングが完了しました。
予算的には、ハイエンドスピーカー(231,000円)を使って、ピラー埋め込みのコストをご負担いただいたこともあり、税込458,150円となりました。

オーナー様には、だいぶお喜びいただけたようで、嬉しいコメントを頂戴できました。カーオーディオライフの良いスタートを切っていただけたようで何よりです(^O^)

それでは施工の様子をご覧になってください♪♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    当サイトでの事例紹介に加えて、TypeRミーティングに参加させていただいた影響でお客様との接点が増え、FL5をお任せいただく機会がぐっと増えました。
    このドアもだいぶ見慣れましたが、赤ボディ+赤ステッチ入り黒内装は、ホンダスポーツの様式ド真ん中ですので、一段とカッコよいです♪

    この車のスピーカーレイアウトは、標準とBOSE仕様との2パターンあります。
    標準はフロント/リアともに2wayの8スピーカーで、
    BOSEは標準の8スピーカーに対して、センタースピーカーとサブウーファーが加わり、リヤが3wayになることで、計12スピーカーになります。

    今回は標準オーディオのフロント2way(4ユニット)を社外品に交換し、ヘッドユニットの4ch出力をフロントの4ユニットに個別に割り当てる「バイアンプ方式」で接続します。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールをビニールシート的なもので閉じるクラシックな構造ですが、遮音性の向上を意図したと思われるゴムシートを重ね張りしてある点に新規性があります。
    しかしながら、引き続きクラシックなのが、ここからホンダ車特有のやたらと粘着性が高いブチルゴムです。

    除去→ふき取り→脱脂とだいぶ手間がかかるので、ちょっと(3,500円)割増を頂くことにしております。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル作業が終わったところです。

    ブチル系接着剤をきれいに取り除いたら、清掃と脱脂を済ませてから短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    このあと、スピーカー配線の引き込みと、スピーカーホール部の鉄板のトリミングを行います。

    鉄板のトリミングとは、ガイコツ型?のスピーカーホールを真ん丸の大きな穴に拡大するための加工を指します。
    写真の状態のままバッフルを付けて、スピーカーを固定しても、音が出るには出ますが、バッフルの内側にはみ出す鉄板が、スピーカー背面に吸引/排出される空気の行き来の妨げになり、音を歪ませる(詰まらせる)症状が生じてしまいます。
    これを解消するために、でっぱり部分をトリミングする加工を行うのです。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    バッフルとスピーカーを固定したら、防振材でインナーパネル全面を覆っていきます。
    スピーカーの動作によって「震源」となるバッフルの周囲は厚めに重ねて貼ることで、制振力を高めています。

    この振動が音に与える悪影響をもっと積極的に抑制したい場合は、当店オリジナルのバッフル・スタビライザー・ウエイトが好適です。
    バッフルボードの真裏にウエイトを取り付けて、スピーカー周辺の質量を増加させることで、振動板の動作によって生じていた反動を吸収し、スピーカーバスケット、バッフルボード、ドア鉄板に伝わっていたブレを抑制することで、振動板の安定した動作を目指すという新発想のデッドニング関連アイテムです。

  • ツイーターピラー埋込取付

    ツイーターの取付状況です。

    標準では、ピラーに設けられたツイーターグリル内に取り付けられているのですが、冒頭で触れましたように、今回起用したRX165のツイーターはハウジングが大きいため、埋め込みを行いました。
    位置的には、純正グリルと同じ場所です。ここにツイーターのハウジングが収まるように切削し、以後、固定、パテ整形、合成皮革貼りこみと進めて、写真のような状態に仕上げています。

    ピラーにツイーターを埋め込んだFL5は、これで5台目ですが、そのうち2台は、インストールギャラリーに掲載済みです。
    いずれも装着しているスピーカーはBLUE MOON AUDIO製ですが、グレードがすべて違います。

    AX165を使った事例
    VX165を使った事例

  • バイアンプ対応ネットワーク設置

    最後はネットワークの設置状況です。

    ネットワークは、センターコンソールの中に設置しています。
    具体的には、シフトレバーが生えている助手席と運転席の間の箱の中の前方です。(写真は上部を覆っているパネルを外してのぞき込んだところです)
    ここであれば、メインユニット裏からの配線も短く済み、左右対称に配線ができるので、理想的です。
    先々、アンプを追加する場合は、このネットワークを外して、配線を延長することで対応が可能です。

  • 作業後記

    ホンダ・シビック Type Rのスピーカー交換とデッドニングによる、「音の出口の整備」の事例をご覧いただきました。

    本文でも触れましたように、オーナー様は先々のシステムアップへの意欲はマンマンといった感じですが、システムアップの段階ごとの変化も楽しみながら進めていきたいご意向のようで、今回は最初の一歩である「スピーカー交換とデッドニング」から始めることになりました。

    いわば基礎作りの段階ですが、それでも当店でトップランクの価格帯のスピーカー(RX165)からのスタートですから、ハイファイオーディオへの並々ならぬ意欲が感じられます♪
    これに加えて、パッシブで聴くにも、DSPで細かく制御するにも、位置的なアドバンテージがあるAピラー埋め込み式のツイーター取り付けは非常に価値があると思いますし、高出力アンプの駆動力にも対応できるデッドニングも含めて、すべての要素がシステムのゴールに到達するまで、買いなおし・やり直し・補強の必要のない、無駄のない選択であったと思います。


    オーナー様の雰囲気だと、今後は(1)DSP(アンプ内蔵型 or アンプレスDSP+外部アンプ)によるソースマネジメント、(2)サブウーファー(パワードorボックス型)、(3)デジタルソース再生(ハイエンドBluetooth or 有線接続)あたりが追加投資対象となってくると思います。引き続きサポートさせていただきたいと思います。

    同じFL5 をお乗りのオーナー様に置かれましても、オーディオアップグレードをお考えの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
    ご予算とご希望に応じて、柔軟にプランさせていただきたいと思います。

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