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マツダ(ND)ロードスター990Sのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • NDロードスター990Sのデッキ交換事例です

  • 事例No.867(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    マツダ (ND)ロードスター 990S

    system

    メインユニット:carrozzeria FH8500DVS
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:純正
    リアスピーカー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:純正、
    バックカメラ:Panasonic CY-RC110KD

    comment

    標準のセグメントオーディオの場所に2DINスペースを作り、カロッツェリアのディスプレイオーディオを取り付けました。
    併せて、リアカメラもバンパー埋め込み方式にて取り付けました。

  • ダッシュボード


マツダ・ロードスター・990Sの事例ご紹介です。

コンパクトオープン2シーターの代表格として、車好きは当然の事、その特徴的なカタチのお陰で、車に大して興味のない方にも広く認知されている車です。
初期型であるNA型の誕生はバブル真っ盛りの1989年。以後、NB型(1998年)、NC型(2005年)とモデルチェンジを重ね、現行モデルは2015年からのND型、並びに、2016年発売の金属製の開閉屋根が装備されるRF(以前はRHDと呼んでいた)の2種類になります。

現行ND型の直近までのグレード展開は、ベースモデルのS。Sの装備を充実させたSスペシャルパッケージ/Sレザーパッケージ。ラグジュアリーモデルのRS。競技用車両のNR-Aとなっていましたが、2021年末の全車機能改良に合わせて、特別仕様車の990SとNavyTopが追加されました。(2023年で生産終了)
さらに、発売35周年を記念しての特別限定車も販売中です。(2025年3月3日までの受注分に対して生産)


今回ご紹介する車は990Sです。
計画当初は1年程度の販売予定だったそうですが、2年程度に拡大されるほどに売れた人気車種です。

990Sは、文字通りSをベース車両として、走行性能を高めつつ重量増を抑えたモデルとして開発されており、以下のカスタマイズを加えてあります。

○RAYS社製鍛造16インチアルミホイール(RAYS ZE40 RS)でバネ下を3.2kg軽量化。
○フロントにBrembo製大径ベンチレーテッドディスクブレーキと対向4ピストンキャリパー、リアにはブラック塗装の大径ブレーキローター&キャリパーを装備。
○ダンパー・コイルスプリング・電動パワーステアリング・エンジン制御を専用セッティングに変更。

オーディオ面については、スペシャルパッケージの6スピーカーやBOSEの9スピーカーに対して、ベースグレードのSと同等なので、4スピーカー(フロント2way)の最小構成です。
ヘッドユニットについても、マツダコネクトの7インチセンターディスプレイではなく、セグメントオーディオ(USBとミニジャック入力付きのラジオ)のみと簡素で、ブルートゥース機能もないため、ハンズフリー通話も不可です。

今回のオーナー様は、当店のND型ならびに990Sの施工事例をご覧になってご連絡いただいたわけですが、 他事例でも紹介されていた「2DIN型のヘッドユニットを取り付けたい」というご意向でした。

最近のヘッドユニット(ナビ/ディスプレイオーディオ)の売れ筋は、フローティング大画面を備え、回転系のメディアを省いた製品
で、この場合、ダッシュボードに埋め込まれる本体部分は、横長の1DINサイズに抑えられています。
これに対して、7V型や8型といった、モニタがダッシュボード表面に収まる従来のタイプだと、回転メディアの有無に関係なく、本体部分がモニタサイズと同等の2DINサイズになります。

ロードスター990Sに対して、社外ヘッドユニットをカスタムインストールする際、本体部分が1DINであれば、セグメントオーディオが取り付けられているパネルから、モニタ部分を取り外し、パネルへの加工(木枠の取り付け・パテ加工・塗装)を施すことで完了しますので、パネル部分だけ再取得するだけで純正戻しが可能です。
これに対して2DINとなると、ダッシュボード本体に対しても、一定程度切削を行います。加えて、中央部のエアコン送風口の撤去と、ハザードスイッチ移設も必要です。
純正戻しにはダッシュボードの再取得と脱着の工賃が必要となるため、ハードルは低くありません。。

オーナー様には、このあたりの事情をよくよく説明させていただきましたが、「了解。2DINでやってください!」とのことでしたので、話がまとまりました。
受注内容としては、(1)2DIN型のディスプレイオーディオの取り付け、(2)純正2wayスピーカーをバイアンプ駆動できるように配線組み換え、(3)連動バックカメラのバンパー埋め込み取り付けの3点です。

以下、コンポーネント紹介です。

〇ヘッドユニット
カロッツェリアのFH8500DVSです。
カロッツェリアのヘッドユニットは地図データを自分で持っているナビ(サイバーナビ)と、ネット経由で引っ張ってくるディスプレイオーディオに大別されますが、当機は後者・ディスプレイオーディオの中堅機です。

2DIN枠に収まるヘッドユニットとしては、ベーシックな6.8V型のモニタを持ち、DVD・CD・USB・スマホ接続・Bluetooth・AUXアナログと一通りのメディア接続が可能です。AppleCarPlay/AndroidAutoに対応しているので、スマートフォンを有線接続することで、ナビやストリーミング配信等の通信経路を活用した各種サービスを利用できるようになっています。

当機を含むカロッツェリアの中堅-上級ヘッドユニットには、スピーカー出力モードの選択機能が組み込まれており、自在に音作りをしたい方には非常に有用な機能です。
内蔵する4chのアンプ全てをフルレンジ出力する「スタンダードモード」か、2chをハイレンジ出力、もう2chをミッドレンジ出力とし、プリアウト出力でローレンジのサブウーファーを制御する「ネットワークモード」のいずれかが選べるようになっています。

後者はいわゆる簡易型のDSP機能であり、各チャンネルごとに○出力帯域を設定できるクロスオーバー機能、○出力タイミングを調整できるタイムアライメント機能、○帯域ごとの出力レベルを調整できるイコライジング機能が備わっています。調整のきめ細かさや内部処理のサンプルレード等の点において、外付けのDSP専用機には及びませんが、コストバランスを考慮すると非常に価値があります。

今回は、上述の工法にて、ダッシュボードにカスタムインストールするのに加えて、ツイーター用のスピーカー配線を新規に加えることで、ネットワークモードを使って、Aピラーのツイーターと、ドアのウーファーの4ユニットを個別に制御します。

〇リアカメラ取付
信頼のパナソニックの定番カメラCY-RC110KDです。
もともと、リアカメラ付きのデジタルミラーが取り付けられていたのですが、スモークガラスの影響でよく見えないし、見た目もカッコ悪い。。とのことで、この機会にスマートにカメラを新設したいとのご要望でした。

ロードスターのリアカメラ埋め込み大変ニーズがあり、施工経験は豊富です。バンパー降ろし、中央部切り抜き、当店オリジナルリアカメラ埋め込みブラケットとカメラ本体取り付け、配線引き回し、バンパー付け戻しと、サクサク進めました。


以上をもって、ロードスター990Sの2DINディスプレイオーディオのカスタムインストールと、リヤカメラ取付が完了しました。
予算的には、ディスプレイオーディオ、カメラ、ブラケットの商品代と、ダッシュボード加工、化粧パネル製作、ツイーター用配線引き込み等々合わせて、税込228,800円となりました。

施工の様子をどうぞごらんください♪

  • メインユニット

    今回新規設置したヘッドユニットです。
    今となっては数少ない、CD/DVDが再生できるモニター付きディスプレイオーディオのFH8500DVSです。

    拡張機能としては、バックカメラの映像を映すことができますが、ETCやドライブレコーダーとの連動機能がありません。
    このあたりは(より高価格の)ナビ製品との差別化のための戦略のようで、各メーカーとも同様に差をつけてあります。

    今回の車はステアリングリモコンが装備されていますが、別売りのステアリングリモコンケーブルを使うことで動作するようになっています。

  • ちなみの施工前

    非オーナー様向けに、標準の状態の写真も載せておきます。

    中央に見えるのがセグメントオーディオです。
    本体部分が1DIN規格に収まるオーディオデッキや、フローティング型のナビ/ディスプレイオーディオを設置する場合は、セグメントオーディオが載っている平行四辺形っぽい形のパネルへの加工のみで済みますが、今回のように2DINの箱を設置するには、次カットのように切削が必要になります。。
    (他の990Sの写真の流用ですので、レーダーのモニタが写りこんでいます)

  • 施工中の衝撃画像

    ショッキングな施工中の様子です。

    冒頭で触れましたように、CDドライブが実装され、2DINサイズの筐体を持つ製品ですので、ダッシュボードを切り落とさないと収まりません。
    そのため、ダッシュボード側の中央奥を四角く切り取っています。写真に写っていないセグメントオーディオが載っていたパネルについては、2DINの開口部を設けるの加工のために外してあります。
    ここまで一気に様子が変わってしまうと変化がわかりにくいですが、手前にあったエアコン吹き出し口とハザードスイッチも撤去しています。

    繰り返しになりますが、フローティングモニタを装備したDMH-SF系の製品であれば、本体部分が1DIN相当で薄いため、セグメントオーディオが乗っかっているパネルまでの範囲での加工で済み、ダッシュボード側には無キズで取り付けができます。

  • ハザードスイッチ移設

    移設されたハザードスイッチです。

    さすがにエアコン送風口の移設は現実的ではないため撤去となりますが、保安部品であるハザードスイッチは、小物入れ部分にお引越しです。
    お隣の純正のUSB/AUXソケットについても、ナニゲにFH8500DVSに繋ぎなおしてあるので、入力用インターフェースとして使うことができます。

  • ハンズフリー用マイク

    FH8500DVSに付属のマイクは、ルームミラー付近に取り付けました。

    ハンドルのコラムカバーへの取り付けが圧倒的に主流ですが、ごく一部の車では、メーターに被るケースがあります。
    そういった場合はミラー付近か、Aピラーの上部のいずれかになります。

  • バックカメラ

    バックカメラの取付状況です。

    バンパーの中央部に当店オリジナルの取り付けブラケットを利用してカメラを埋め込みました。
    セグメントオーディオが標準装備で、マツダコネクトは選択不可の990Sにはリアカメラの設定がないため、ナビ/ディスプレイオーディオ取付時には、ほとんどのお客様が同時取り付けをご依頼いただきます。

  • カメラクローズアップ

    990Sにカメラオプションあったっけ?と言われそうな?自然な見た目に仕上がっています。

    当店オリジナルのリアカメラアダプターはND専用ではなく汎用ですので、縦40mm×横45mmのスペースがあれば、車種を問わずに取り付けできます。(取り付けのための切削は縦26mm×横30mm)

    当店では、NDロードスターと、ポルシェ911への取り付け例が突出して多いですね。

  • 作業後記

    今回はロードスター990Sのヘッドユニット交換事例をご覧いただきました。

    990Sは歴代の特別仕様車の中でも五指に入る人気の高さを示していますが、名の通り「S」をベースにしているし、990kg実現のための軽量化が大義名分に加わるので、簡素なところは清々しいまでに簡素で、ちょっと手を加えたくなるオーナー様は少なくないようです。

    手をかけるところの候補としては
    (1)ヘッドユニット交換(ナビ・ディスプレイオーディオ系)

    今回の事例のように2DIN枠を作って、回転メディア対応の2DINボディのナビ・ディスプレイオーディオを入れるほか、 こちらの990Sの事例のように、1DIN枠を作って、フローティングモニタを持つ製品を入れることもできます。
    当然ながら、後者の方が加工度は低く抑えられます。

    (2)ヘッドユニット交換(オーディオ系)
    上記同様1DINパネルを作った上で、1DINオーディオデッキを入れる道を選ぶオーナー様もいらっしゃいます。

    (3)スピーカー配線変更他
    ヘッドユニットを交換しない限り課題にならない話ですが、S系標準の4スピーカーは2chを分岐させているので、今回のように4chで4スピーカーを駆動するように配線を組み替える(バイアンプ接続)のはオトクですね。
    同じく、USB/AUXソケットの接続先変更もマストですね。

    (4)シート交換(とシートヒーター用配線を引き込み)
    こちらの事例のご紹介以来、結構反響があり、ぼちぼち問い合わせ&ご依頼があります。
    フロア形状はいっしょですので、RSのシートに交換するのは簡単ですが、なんとなく全モデル共通になりがちなハーネス類も(徹底した軽量化のために?)区別されており、Sにはシートヒーター用の給電ケーブルが省かれています。
    リンク先の事例では、このケーブルを引き込んで、センターコンソールの電源&温度調整スイッチまで付けて、RSと全く同じ状態になっちゃっています。
    ※※990Sにお乗りのみん◯ラユーザーの皆様に業務連絡※※
    DIYでシートヒーター用のスイッチパネルをつけると、パネルに電源がはいっちゃうので、なんとなくシートヒーターが効いているような気がしてしまいますが、それはプラシーボです。ヒーター用の電源線を別途、引き込まない限りシートは暖かくなりません!ご予約・ご来店をお待ちしております♪m(_ _)m


    このような990S、あるいはSならではのニーズにお応えする施工の他、◯2wayスピーカー交換+デッドニングによるドア周りの整備、◯コンパクトなDSPアンプ導入による本格的なHi-fiオーディオ構築、◯リアカメラの埋め込み取り付けなど、ご要望(とご予算)に応じて、柔軟に対応させていただきます。

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