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スバルサンバーディアスのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.838(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    スバル サンバー ディアス

    system

    メインユニット:carrozzeria AVIC-CZ902
    デッドニング:フロント、ルーフ
    フロントスピーカー:HELIX CB K130.2-S3
    リアスピーカー:HELIX CB C100.2-S3
    サブウーファー:carrozzeria TS-WX400DA
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:純正、audiotechnica

    comment

    ナビをヘッドユニットとして、2way化したフロントスピーカーと、ルーフに取り付けたリアスピーカーを鳴らし、パワードサブウーファーで低音域を補強したプランです。
    両ドアのデッドニングに加えて、ルーフデッドニングも施工して外来ノイズ対策もバッチリです♪

  • ダッシュボード


スバル・サンバー・ディアスの事例紹介です。

サンバーは意外とご長寿な軽自動車です。
日本の軽規格自動車の第一号はスズキのスズライト(1955年・昭和30年)という車で、その次がてんとう虫の愛称で親しまれたスバル360(1958年・昭和33年)です。
サンバーは、そのスバル360をベースに、同社初のバン型車両としてに開発され、1961年(昭和36年)に世に出て今に至っています。

その他、小型車の雄としてスズキとシェアを争う、ダイハツのハイゼットが1960年(昭和36年)発売、今も元気なホンダのN360はちょっと遅れて1967年(昭和42年)発売ですので、現存する軽自動車としては、ハイゼットに次ぐ長寿車種ということになります。

サンバーは2012年以降、ダイハツハイゼットのOEM供給を受ける形に切り替わりましたが、それまでの自社製造の時代は、(1)リアエンジン・レイアウト(積載量の増大とトラクションの安定に寄与)と、(2)四輪独立懸架(乗り心地・積荷の安定度向上)の点で他車に対して明確な差別化を図っていました。

また1980年以降は、(1)走破性向上に寄与する4WDモデル、1990年以降は(2)出力向上に貢献するスーパーチャージャーモデルもラインアップに加わり、酒屋さん米屋さん花屋さん的な商品の配達を含む事業者さんに加え、赤帽などの配送専業の事業者さんから重用されていたようです。

1961年から続いた自社製造の歴史は2012年に幕を閉じることとなりましたが、積年の信用を裏付けるかのように、最終モデルには多くの注文が集まったようです。


そして今回お迎えするサンバーは、正にその最終型にあたるサンバー・ディアスというモデルです。
ディアスは商用ではない5ナンバーワゴンで、商用と共通の信頼性あるエンジン・車体に、乗用車としての快適な装備を合わせた車両です。シフトは5速で運転が楽しそうです♪

オーナー様からお聞かせいただいたニーズは以下の2点でした。
(1)ヘッドユニットをサイバーナビに交換したが、期待したほど音が良くならなかったので何とかしたい。
(2)リアスピーカーが付いていないので追加したい。

後部座席にお子様をお乗せになる機会が多いようなのですが、後部座席に音を届かせようとすると、おのずと大ボリュームになり、連れて音割れも生じてくるので、コレは困った。ということのようです。

コレに対する対応策は・・・
(1)フロントスピーカーに2wayスピーカーを入れて、かつ、スピーカーの実力を引き出すためのデッドニングを施工。
(2)後部座席向けのリヤスピーカーを取り付ける。聞こえやすさを重視して、耳に近いルーフ部にアウターバッフル形式で設置する。
(3)室内全体の音場を厚くしっかりさせるためにパワードサブウーファーを取り付ける。
こんなところで提案させていただきました。

商談を進めていますと、「リヤスピーカーの取付と同時にルーフの防振もできませんか?」とお申し出いただいたので、これにも対応させていただくことで、施工内容が確定しました(^o^)

システム概要をまとめると、サイバーナビをヘッドユニットとして、内蔵アンプにて、2way化したフロントスピーカーと、ルーフに新設するリヤスピーカーを鳴らし、助手席下に取り付けるパワードサブウーファーを鳴らす。
防振はフロント了ドアとルーフ全面。という内容です。

○以下、コンポーネント紹介です。

○ヘッドユニット
カロッツェリアのサイバーナビ、AVIC-CZ902です。
これは2018年発売ですので、現在は生産終了のモデルですね。モニタは7型ワイド。ソースは地デジ/DVD/CD/Bluetooth/USB/SD/チューナーと隙間なく揃え、カロッツェリア独自のDSP機能を搭載したAV一体型メモリーナビゲーションです。

カロッツェリアのDSPを搭載する上級機種のヘッドユニット(ナビとオーディオデッキ)では、◆ハイレンジ(ツイーター)、◆ミッドレンジ(スコーカーorウーファー)、◆ローレンジ(ウーファーorサブウーファー)の3wayユニットを個別につなぎ、それぞれにクロスオーバー・タイムアライメント)設定ができる3wayネットワークモードと、◇フロント、◇リア、◇パワードサブウーファーのスタンダードモードが選べるようになっています。

今回は、後者のスタンダードモードを選び、フロント出力の先に(スピーカー付属のパッシブネットワークを介して)2wayスピーカー、リヤ出力にコアキシャルスピーカーを接続します。
パワードサブウーファーについては、プリアウト出力から接続します。

○スピーカー
HELIXのスピーカーで揃えました。
フロント2way:CB K130.2-S3(税込44,000円)
リアスピーカー:CB C100.2-S3(税込25,300円)

ヘリックスのスピーカー製品は最近リニューアルして、グレード・サイズともに目的に応じて選びやすい製品構成になっています。

ブランド的には、大きくCOMPOSEシリーズとPUREシリーズに分かれています。
前者COMPOSEシリーズが主力で、(1)COMPOSE Ci7シリーズ/(2)COMPOSE Ci3シリーズ、(3)COMPOSE ベーシックシリーズの順番でグレード分けされています。
ハイエンドの Ci7シリーズはコンポーネント(単品)で揃えるスタイルで、サイズ的にはよくあるハイエンドのラインアップですが、Ci3 とベーシックでは、主力の16センチ2wayの他に、13センチ2wayと10センチ2wayという、最近では少数派の商品を置いてくれているんですね。また、同じ3サイズに関して、同軸スピーカーもきちんと揃っているので、今回のような小型車や、ハイレンジスピーカーに10cm同軸を使うレクサス系、ドアスピーカーが10センチのBMWなど、選択肢が絞られる車には有難い存在です。

ということで、サンバーのフロントには13センチ2wayを使うため、アウターバッフル化しないでもインストールが可能です。
リヤについては、上述の通りルーフ部にアウターバッフルで取り付けるため、背面マグネットが小さな10センチ同軸を選びました。

○パワードサブウーファー
カロッツェリアのパワードサブウーファーTS-WX400DA(税込33,000円)を取り付けました。
パワードとしては標準的なタテヨコ30cm×20cmの断面に、24cm×14cmの四角形の大型振動板と250Wのアンプを組み込み、10センチと深めにとられたエンクロージャーによって、ボリューム感のあるヘビーベースを演出する製品です。

高価格帯の定番品であるKICKER HS10や、BLAMの新製品 MSA 25Pに比べると、ダイキャストボディでない分、軽めの音にはなりますが、コスパの点で相応の競争力はあると思います。
また、フロントスピーカーはしっかり取り付けて防振も十分に行うことで、十分に性能を引き出す配慮をするとはいえ、13センチだと深い低音域は再生しきれないため、このサブウーファーの存在は非常にありがたい所です。

さらには、16センチに比べて、より軽快に動作する13センチによるキレの良さと、低域側を一手に受け持つサブウーファーの組み合わせは、特にアップテンポな曲の再生に力を発揮します。

○ルーフデッドニング
オーナー様のたってのご希望により、ルーフのデッドニングも行いました。

エコ性能にこだわりまくっている最新の軽自動車に比べれば、ルーフの鉄板は厚く、雨がうるさくてかなわない!ってほどでは無いと思いますが、非降雨時の外来ノイズはそれなりに気になっていらっしゃったようで、結果的に大変喜ばれました。

高い位置ですので、雨のバラバラ音を含む、中高音域を防音対象の中心に捉えることになります。この帯域に強みのあるウレタンとアルミのハイブリッド素材であるレアルシルト(積水化学工業)と、定番の化学綿であるシンサレート(米国3M製)の2枚重ねで応戦しました。

以上を持って、サンバー・ディアスのサウンドアップ&静寂度アップが完了しました。

予算的には、フロント/リヤスピーカーのインストールとドア防振、パワードサブウーファーの取り付け関係で35万円ほど。ルーフデッドニング関係で10万円ほどとなり、少々膨らんでしまいましたが、お客様には大変お喜びいただくことができました。

それでは施工の様子をご覧ください♪

  • フロントドア

    それではフロントドアの外観からご覧いただきます。

    商用バンのほうだと、それなりに愛想がないですが、個人ユース向けのワゴンには質感のあるドアトリムがつけてあります。
    6代目は1999年-2009年までの生産で、最終からも15年も経ってますが、ちゃんと当然パワーウインドウ付きで快適です。

    この車のスピーカーは、オプションで設定できるリアスピーカーを除くと、フロントドアのスピーカー1対のみという設定です。
    今回は純正の位置でスピーカーを入れ替える(インナーバッフル)方式でインストールし、夢の♪セパレートツイーターはドアミラーの裏当たりに配置する計画です。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    これはなかなかキレイなんじゃないでしょうか!
    ずっと車庫駐車だったとは思えないですが、定番のスピーカーの劣化(ダンパー部のヒビワレ)は認められず、なんとも不思議な感じです。
    「音割れ」と感じられた症状は、後席のご子息に聞こえるようにとボリュームを上げすぎた結果、耐入力を超えて生じたビビりが原因だったのかな?と推測しました。

  • アウターパネル作業

    ドアトリムを外したところです。

    ビニールシートを剥がして、清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    中段左側に見える発泡スチロールは、側面衝突の際に乗員の腰へのインパクトを緩和する目的で取り付けられています。

    こういった取り外し可能な部品は、いったん取り外して貼りこみ作業をします。
    多少の手間はかかっても、作業性のアップにより容易に時間を取り戻せますし、なにより作業品質が上がります。

  • ドアスピーカー取付

    スピーカー交換直後のアップです。
    サイズは加工なしで取り付けられる13cmを選びました。

    バッフルを平らな板で制作してしまうと、スピーカーが下を向いてしまうので、ちょっと仰角を付けたスラントバッフルを製作しました。
    バッフルの断面が上に行くほど狭くなっているのがお分かりになると思います。

    バッフルの固定穴は純正のグロメットを外して、ボルトナットで固定しています。
    純正のスピーカーホールは切削せずにそのまま取り付けできますので、鉄板には加工を施しておりません。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    スピーカーケーブルをドアに引き込んだら、サービスホールを防振材で塞ぎます。
    インナーパネルの防振が終わったら、ネットワーク(右側上段)を取り付けて、ツイーター用の配線を引き出しておきます。

  • ツイーター取り付け

    ツイーター取り付け部の様子です。

    ミラー裏の三角形の樹脂カバーに、キットに付属している角度付きのポッドを使ってツイーターを固定しました。

    三角カバーには、スピーカーケーブルを通すための小穴をひとつと、ポットをねじ止めするためのねじ穴を二つ開けています。
    樹脂カバーを再取得すれば、純正戻しは可能です。(パテで穴埋め&半ツヤ塗装という手もあります)

  • 新設リアスピーカー

    カスタム取り付け♪のリヤスピーカーです。

    本来であれば、オプションスピーカー用取り付け用の位置(トランクスペースに近い左右側面)に取り付けてもよかったんですが、見てみたところ純正スピーカーケーブルが引き込まれていませんでしたので、新規のケーブル引き込みの手間が少なくて済み、かつ、主役のお子様の耳に届きやすい位置ということで、ルーフの中央あたりに取り付けました。(当然左右ペアです)

    この位置であれば、前席にもあまり影響しないバランスで調整しても、後ろではっきりと音を聞くことができますね。

    スピーカーサイズは10センチで、高音域もきれいに聞こえる同軸スピーカーです。
    ルーフの内装はご覧のように湾曲しているのに対して、スピーカーの取り付け面(フランジ)は当然ながら真っ平ですので、背面中央が膨らんだ形のバッフルボードを挟んでフィッティングしています。

    なお、今回はルーフデッドニングの都合で屋根の内装をガバッと降ろしましたが、この位置へのスピーカー取り付け作業だけであれば、内装を降ろさずに実施可能です。
    スピーカーケーブルはBピラーの中を(下から上に向かって)通せますので、難易度は低いです。

  • パワードサブウーファー

    パワードサブウーファーは定番の助手席の下、、、じゃなくて後席の下です。

    リアシートをたたんで、フロアをフルフラットにする使い方をなさる場合は、この方法が使えませんが、いじらない方なら、下のスペースを収納やオーディオ機器設置スペース等に活用できます。
    ちょうどよく収まっていますね♪

  • ルーフデッドニング1/3

    さて、皆様ご注目!?のルーフデッドニングの工程です。3カット構成でご覧いただきます。

    まず内装をはずした状態です。
    バックドアについているカメラ関係の配線が天井を伝ってフロントに行っていました。

  • ルーフデッドニング2/3

    積水化学のレアルシルト1箱を天井一面に貼りました。

    これは硬質発泡ウレタンとアルミのハイブリッドシートです。
    これで、雨音や走行中の風切り音といった中高域の侵入をかなり減らせます。
    なお、このレアルシルトは新幹線の防音材として採用実績があります(←これまで100万回くらい口にしました)

  • ルーフデッドニング3/3

    レアルシルトの上(下?)に、シンサレートを一面に貼りこみました。

    こちらは、特に高音域に強い素材です。
    周波数の高い空気の振動を、微細な繊維が吸収してしまうという理屈です。

    レアルシルトはのり付きですが、シンサレートはのり無しのマットですので、施工時には、軽くスプレー糊を使います。
    日射の影響で熱のかかるところですし、先々粘着効果が薄れるでしょうけれども、内装が下支えになるので問題はありません。

  • 作業後記

    今回はスバル・サンバー・ディアスのサウンドアップ&静寂度アップの施工事例をご覧いただきました。

    当コーナーの事例には、今回のサンバーディアスのような軽ワゴンや、N-VANのような軽バンといった、一般には、カーオーディオにお金をかけなそうに見られがちな車の事例もたくさんございます。

    純粋なお仕事用車であれ、家庭・趣味系の乗用であれ、愛着のある空間にはそれなりに手をかけたくなるのが人情なのかもしれません。

    当コーナーの事例をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、スピーカー交換+ドア防振といった基礎的なエントリーメニューのみならず、パワードサブウーファーやDSPアンプを搭載したり、より高い音響効果が見込めるアウターバッフル形式によるスピーカー取り付け/Aピラーへのツイーター埋め込みといった凝ったプランにも対応できます。

    以下に複数の事例をご紹介いたしますので、参考までにご覧になってください♪

    スズキ・エブリィワゴン
    スズキ・エブリィバン
    ホンダ・N-VAN
    ホンダ・N-ONE
    マツダ・スクラム(軽トラ)
    三菱・ダウンボックス
    サンバー

    ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
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