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スバルサンバーディアスのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • スバル・サンバーのスピーカー交換の様子です

  • 事例No.635(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    スバル サンバーディアス

    system

    メインユニット:carrozzeria DEH-970
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:HELIX C62C
    リアスピーカー:なし
    パワーアンプ:ALPINE KTP-600
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    お仕事系軽の名車・サンバーをデッキ交換、フロント2wayスピーカー交換、アンプ投入でサウンドアップしました。
    ハイエンドスピーカーの能力を引き出すべく、アウターバッフル&ツイーターマウントで露出インストールしました。

  • ダッシュボード


スバル・サンバー・ディアスのダッシュボードです。

日本の軽規格自動車の第一号はスズキのスズライト(1955年・昭和30年)という車で、その次がてんとう虫の愛称で親しまれたスバル360(1958年・昭和33年)です。
サンバーはスバル360をベース、同社初のバン型車両としてに開発され、1961年(昭和36年)に世に出て今に至っています。

その他、小型車の雄としてスズキとシェアを争う、ダイハツのハイゼットが1960年(昭和36年)発売、今も元気なホンダのN360はちょっと遅れて1967年(昭和42年)発売ですので、現存する軽自動車としては、ハイゼットに次ぐ長寿車種ということになります。

サンバーは2012年以降、ダイハツハイゼットのOEM供給を受ける形に切り替わりましたが、それまでの自社製造の時代は、?リアエンジン・レイアウト(積載量の増大とトラクションの安定に寄与)と、?四輪独立懸架(乗り心地・荷物の安定度向上)の点で他車明確な差別化を図っていました。

また1980年以降は、?走破性向上に寄与する4WDモデル、1990年以降は?出力向上に貢献するスーパーチャージャーモデルもラインアップに加わり、酒屋さん米屋さん花屋さん的な商品の配達を含む事業者さんに加え、赤帽などの配送専業の事業者さんから重用されていたようです。

1961年から続いた自社製造の歴史は2012年に幕を閉じることとなりましたが、積年の信用を裏付けるかのように、最終モデルには多くの注文が集まったようです。



そして今回お迎えするサンバーは、正にその最終型にあたるサンバー・ディアスというモデルです。

一日の多くの時間を過ごす「お仕事カー」を快適にしたいオーナー様が軽ワゴン・軽バン・軽トラックをお持ち込みになるケースは珍しくありませんが、今回のオーナー様からはファーストステップのスピーカー交換を超えた、ハイエンドコンポーネントのインストールをご依頼いただきました。

以下、コンポーネント概要です。

○ヘッドユニットは旧オーディオデッキからカロッツェリアのDEH-970(税別35,000円)に換装しました。
旧デッキは同じくカロッツェリアのDEH-7100(税別23,000円)をお使いでした。一通りのメディアが扱えて、bluetoothによるハンズフリー通話もこなせる現行モデルですが、バーブラウン製DAコンバーターに代表されるハイエンドパーツを実装し、本格的なDSP機能を有するDEH-970に換装することになりました。

音声出力モードは4chフルレンジ出力の「スタンダードモード」ではなく、帯域ごとに分けて出力できる「ネットワークモード」で出力し、増幅は外部アンプにゆだねて、2wayスピーカーを鳴らします。

○アンプはアルパインのKTP-600(税別17,800円)です。
実は今回お披露目するシステムは、一度ステップアップを果たした後の状態でして、当初はサウンドアッププログラムによるスピーカー交換だけでスタートしていました。このアンプはその後のステップアップでDEH-970へのデッキ交換と合わせて追加しています。

このアンプは2chごと(1・2と3・4)にハイパス・ローパスフィルターがかけられ、ゲイン調整もできるように設計されていますが、前述の通り、フロント2wayの4chの各帯域の上限・下限の値、出力レベルはデッキ側のDSPで制御していますので、アンプ側ではゲイン調整のみ行い、アンプ本来の増幅機能に専念してもらっています。

○スピーカーはヘリックスのC62C(税別135,000円)です。
HELIXはキチッとした安定感のある出音のドイツブランドのスピーカーです。(DSP製品も高シェアです)
上から、Competitionシリーズ、Precisionシリーズ、Espritシリーズ、Fシリーズと4段階のグレード展開をとっており、今回は最上位のCompetitionシリーズの2wayモデルを使っています。(ちなみに3wayのC63Cは税別240,000円)

これだけハイエンドなスピーカーですから、インストールも気を遣って。。ということで、ウーファーは振動板を露出させるアウターバッフル形式で、かつ、ツイーターもカスタムマウントによる露出取り付けを行い、軽バン・軽トラ物流史の立役者に失礼のない対応をとらせていただきました(`・ω・´)ゞ

それでは施工の様子を御覧ください(^o^)♪♪

  • メインユニット

    交換後のメインユニット。カロッツェリアの鬼コスパハイエンド、DEH-970です。

    前述の通り、従来はDEH-7100をお使いでしたが、再生能力の向上とDSP調整機能獲得のためにDEH-970にスペックアップしました。

    このデッキを使う場合、特別のご要望が無い限り、まずは50W×4chの内蔵アンプの活用をおすすめするのが常ですが、今回は特にパワー感を切望なさってましたので、デッキ導入と同タイミングで100W×4chのアルパインの外部アンプも導入することになりました。

    設定・接続については、DEH-970はネットワークモードに設定し、4ch分の出力をRCAローレベル出力でアンプに入力し、ヘリックスの2wayスピーカーを鳴らす格好になります。

    なお、ネットワークモードの仕様上は、さらに低音域の2chも制御できるので、外部アンプorパワードサブウーファーをつなぐことで、最低域を補完するサブウーファーを追加することもできます。(今回はやってません)

  • フロントドア

    それではフロントドアチェックです。

    あまり飾りっ気はありませんが、一応ファブリック貼りになっていて、パワーウインドウもついているので必要十分ですね。

    現在主流の(エンジンがシート下にある)セミキャブオーバー車だと、タイヤがボディの角についていますが、キャブオーバー車のサンバーの場合、着座位置の真下にタイヤがあるため、ドア中央が丸く切れています。

    スピーカーはドアトリムの右角のメッシュのところです。仕事クルマなので、やっぱりツイーターはありません。
    右下の足がよく当たるところは傷つきやすいからか、ドアトリムが省略されていますね。

  • ドアトリム取り外し

    トリムをめくってみたところです。
    ざっくり10年経っているクルマですが、わりとキレイですね。

    純正スピーカーは、12cmくらいのサイズが付いています。
    樹脂製のベース(バッフル)とスピーカーの2分割構造になっているので、奥行きさえクリアできれば、純正バッフルへの加工なしでトレードインができそうな雰囲気です。

  • アウターパネル作業

    それでは作業着手です。

    ビニールシートを奇麗に剥がして、清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルに防振材を貼っていきます。
    例によって補強のリブが入っているので、適宜避けながら貼り込んでいきます。

  • インナーパネルカット

    スピーカーホール拡大の準備をしているところです。

    ヘリックスの16センチスピーカーを取り付けるには、純正のスピーカーホールは随分と小さいので、切って拡大する必要があります。

    この写真はスピーカーの直径に合うMDFを切り出し、取り付け位置の見当をつけて、内径と外径の線をけがいたところです。
    この後は、ご想像のとおり、内径の線に沿ってエアソーでカットして、内側を切り落とすことになります。

    防錆処理後、バッフルを固定することになるわけですが、外径の線の8時から12時までにかけて「足場のない」ところがあります。
    この一帯については、パテを持って不足を補い、バッフル全体がまんべんなくインナーパネルと一体化するように仕上げます。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側が終わったところです。

    インナー側のバッフルを固定して、インナーパネル全体を防振材で覆い、エンクロージャーが出来上がりです。

    一般的なインナーバッフル方式のとりつけであれば、ここでスピーカーを取り付けておしまいですが、今回はアウターバッフルなので工程はまだ続きます。

  • アウターバッフル制作

    アウターバッフル制作の様子です。

    ドアトリムを戻して、インナーパネル側のバッフルの外径よりすこし大きく切り抜いて、接合面を完全に露出させます。
    次にアウター側バッフルの基材となるMDFリングを重ねて内径をきっちりあわせ、ネジ止めします。(←今この状態です)

    この後、パテを使い、リングの外径からトリム側に描いてあるマジックの線に向って、なだらかな山肌の線を造形します。

  • アウターバッフル完成

    レザー仕上げのアウターバッフルが完成したところです。

    前の写真の状態からパテを盛って表面をキレイに整形し、合成皮革の生地を貼ってアウター側のバッフルが完成です。

    その後、スピーカーとグリル枠を重ねてあてがってネジ止めし、パンチンググリルをはめ込むと写真の状態になります。

    ここまでの説明では分かりにくかったかもしれませんが、アウター側のバッフルとインナー側のバッフルは円形の接合面でネジ止めされており、ドアトリム(内装)はアウター側のバッフルに軽く押さえつけられているだけなので、接着してしまっているわけではありません。

    よって、メンテ目的でドア内にアクセスする場合は、グリル→スピーカー→アウターバッフルとネジを外していけば、ドアトリムだけをパカッと外すことができます。

  • ツイーターマウント製作

    ツイーターマウントの取り付け状況です。

    ミラー裏のところにごく小さな三角窓が設けてありますので、ここに合うようにツイーターマウントを制作し、ツイーターを取り付けています。
    仕上げは、つや消し黒です。

  • 配線作業(1)

    最後にフロントの配線作業関係を写真3+1枚で説明いたします。

    まずダッシュボード周りです。

    デッキは当然外すことになります。

    左右のドアまでスピーカーケーブルを引くので、グローブボックスやメーターを外すことになります。

    メーターを外すためには、ハンドルを外す必要があります。

    ハンドルを外すためには、バッテリーのマイナスを外します。
    ・・・という具合で、どんどん丸裸になって参ります(笑)

  • 配線作業(2)

    これはなかなかギョッとさせられるショットですね。

    ご覧のように、ボディとドアをつないでいるハーネスにアクセスするには、ボディのカドのフェンダーを外すことが前提となります。
    手順どおりやれれば、1時間程度で済ませられる工程です。

  • 配線作業(3)

    配線の様子のアップです。

    今回はウーファー用とツイーター用のスピーカーケーブル2本を通すわけですが、ごく一般的なクルマで見られる蛇腹のゴムブーツのような余裕がないので、新設するケーブルにテープをらせん状に巻いて保護した上で、既存のハーネスに這わせ、タイラップで固定しています。

    両側のグロメットにつけた切り込みは、防水のために液体ゴムでコーキングしておきました。
    ゴム同士ですので食いつきは良いのですが、ホコリ等が少しでも付いていると、後々剥がれる原因となります。「シリコンオフ」と呼ばれるクリーナーで掃除して下処理を行っておきます。

    なお、より馴染み深いと思われるブレーキクリーナーやパーツクリーナーでも代用できてしまいそうですが、これらはゴムを劣化させる原因になりえるので避けておいたほうが吉です。

  • パワーアンプ設置

    最後はパワーアンプの設置状況です。

    小型アンプのジャンルでは、カロッツェリアのGM-D1400IIとならんで人気のアルパインKTP-600です。
    W180×H41×D80(カロの方はW181×H38 mm×D64)といずれも大変コンパクトなので、ちょっとしたスペースに取り付けられます。

    今回は助手席側のグローブボックスの奥に取り付けました。

  • 作業後記

    今回はスバル・サンバーディアスのサウンドアップの事例をご覧いただきました。

    当店のお客様には、ハイエースとか、軽ワゴンといった。お仕事でお使いのクルマをお預けになられるお客様も少なくありません。
    物流関係だったり、職人さん関係だったり、お仕事はさまざまですが、日々、長い時間を過ごす場所ですから、気分のいい環境にしたいですよね。

    当店では、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換のベーシックなメニューから、今回のようにハイエンド志向のプランも提案できます。

    ちょっとエクストリームな仕様のもありますが、仕事系軽自動車の施工例をいくつかご案内いたします。参考までにご覧になって下さい。

    エブリィ系
    ホンダ・N-VAN
    マツダ・スクラム
    三菱・ダウンボックス
    サンバー

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