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マセラティグラントゥーリズモSのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.781(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    マセラティ グラントゥーリズモ S

    system

    メインユニット:Panasonic CN-F1X10BHD
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:純正
    リアスピーカー:純正
    センター:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正
    ETC:Panasonic CY-ET2505VD
    リアビューカメラ:Panasonic CY-RC500HD
    デジタルルームミラー:MAXWIN MDR-G005A

    comment

    移設キットを使って、純正のヘッドユニットをトランクに移設し、2DINナビを取り付けました。同メーカーのリアカメラ・ETC2.0に加えて、デジタルミラーも付けてキッチリリフレッシュできました♪

  • ダッシュボード


マセラティ・グラントゥーリズモSの事例ご紹介です。

同車は2007年から2019年までの12年間に渡って生産された2ドアクーペです。(後継については後述)
マセラティ・クーペ(2002-2007年)及び、グランスポーツ(2004-2007年)の後継車種として企画され、今も現行モデルとして頑張っているクアトロポルテの5代目(2004-2012年・奥山清行氏デザイン)をベース車として開発されています。

スペック的には、グラントゥーリズモの名にふさわしく、4.2 or 4.7リッターV8エンジンと6速スポーツシフトを積み、前後重量配分も50:50とスポーツカーの様式を押さえながら、マセラティならではの質感の高いインテリアを備えたラグジュアリーカーです。

上述の通り、大排気量V8としての歴史は2019年で幕を閉じましたが、ダウンサイジング・電動化のトレンドに乗るべく、2022年にフルモデルチェンジを果たしています。
内燃機仕様とEV仕様の両方に対応できるプラットフォームを持ち、内燃では3.0L V6エンジンで558ps/66kg-m、EVに至っては、755ps/138kg-mとマンガみたいなスペックを誇っています。


今回お迎えするのは、4.7リッターV8のグラントゥーリズモSです。
プリオウンドの個体をご購入なさって、有り余るパワーを堪能なさってるご様子ですが、(1)はるか昔にデータ更新期限が終わってしまったナビを交換したい。のと、(2)スモークフィルムが暗いためか?後方視界が悪いのでデジタルミラーを付けたい。の2点のご依頼を受けました。

今回のお車はコーンズ物の正規輸入車で、国内販売に際して、純正モニタに、社外(アルパイン)のHDDナビを割り込ませるような工作をしてあります。今回は、このナビを取り外して、純正モニタ&コントロールユニットをトランクルームに移設して場所を作り、パナソニックのフローティング2DINナビを取り付けるという作業になります。

以下、商材と工法のご紹介です。
◯純正モニタ移設
コンソールに組み込まれている純正モニタおよびコントロールユニットの移設には、TRIPOD製の「MG-NK1-CAN」というキット(税込22万円位)を使いました。
こういう高額な移設キットが販売されていることからわかるように、これを切り離すと使用に差し障りがあるようです。聞いたところでは、メーターに表示される情報や時計の設定など多岐にわたる機能が失われてしまう上に、メンテナンスの際にテスターを接続しても設定項目に入っていけないという事もあるそうです。

このキットを使って、純正モニタ&コントロールユニットをトランクルームに移設し、新規導入する2DINナビの音声出力を純正システムのAUXに入力して再生するという連携をとります。

◯ナビ
PanasonicのCN-F1X10BHD(オープン価格)をお選びいただきました。
フローティングスタイルの市場は、アルパインのBIG-Xが開拓しましたが、パナソニックは自社開発によるブルーレイディスク対応と、高精細な有機ELパネルの採用によって差別化を図ることで、こだわり派のユーザーを惹きつけています。

フローティングタイプなので、取り付けパネルはうるさくなく、多くの車に適用可能なわけですが、前述の移設キットに含まれる2DINパネルの中に、本機の本体部分を固定し、10型のモニタがにゅっと顔を出す感じで取り付けます。

車との接続についてですが、音声出力については、上述のとおり、前後左右の4ch分を純正オーディオのAUXに入力して再生します。
あと、ナビといえばリアカメラとの連携が相場なわけですが、おそろいのパナソニック製CY-RC500HDをナンバー灯の付近に取り付けました。

◯デジタルミラー
MAXWIN MDR-G005Aをお選びいただきました。
デジタルミラーには、(前後)ドラレコ機能を主軸にした製品と、後方視界が悪いなどの理由で、ミラー本来の後方視界確保の機能を補強する意味合いの製品とに大別されますが、これは後者です。

11.88インチ(縦70ミリ×横290mm)の大型モニターに、車外(ナンバー灯付近)に取り付けた付属カメラの映像を映し出します(車内カメラタイプもあるようです)

◯ETC2.0
Panasonic CY-ET2505VDを付けました。
ご購入なさった段階でETCは付いていたのですが、1.0でしたので、新調するパナのナビと連携して使える2.0機に入れ替えました。


以上をもって、グラントゥーリズモSのリフレッシュが完了しました。
ナビと連動リアカメラ、ミラー(後方ドラレコ機能付き)、ETC、と整備して、現代の道路事情・安全装備の相場に歩調を合わせることができました。

施工の様子をどうぞご覧下さい♪♪

  • ダッシュボード全景(施工後)

    冒頭の写真は施工前で、こちらが施工後の状態です。

    写真でも赤レザーの迫力が伝わると思いますが、実物を目の当たりにすると、脈拍が上がる感じがします(笑)

    コンソール部分には、パナソニックの有機ELパネルが付いて、ルーフ部にはMAXWINのデジタルミラーが付いています。
    そのお隣はお守りのレーダーですね。

  • 純正メインユニット(施工前)

    時を戻して、施工前の状態です。

    純正のモニタとコントロールパネルが取り付けられています。
    冒頭でも触れましたように、CORNSで販売されている正規輸入車は、国内向けに独自のキットを使用して、ALPINE製のNVA-HD55Sが装着されています。

    ナビ映像は純正システム(モニタ)に割り込ませるように表示させる方法を採っており、ナビの本体はトランク内に設置されています(後出)

    このモニタとコントロールパネルを取り外して、接続関係は維持したまま、そっくりトランク内に移設するという、発想としては非常に単純だけど、やたらと手間がかかる作業をします。

  • フローティングナビ(施工後)

    施工後のアップ写真です。

    PanasonicのCN-F1X10BHDは、カー用で唯一ブルーレイディスクの再生に対応している製品です。
    なんか青がきれいですね。

    あと、冒頭では触れませんでしたが、このマセラティのグレードアップメニューでは定番とされているらしい、液晶タイプのエアコンコントロールパネルの取り付けもご依頼いただきました。
    こちらも青がきれいですね。

    なんかいい雰囲気。
    後戻りできなくなりそうな、夜の香りがいたします。

  • 純正ナビ本体(施工前)

    トランクに移動して、撤去予定のナビ本体をご覧いただきます。

    純正のモニターに割り込むように接続されているアルパインのHDDナビです。
    撤去後は、このエリアに純正モニタとコントロールパネルがお引越ししてきます。

  • 純正モニタ類移設(施工後)

    移設後の様子です。
    これまで上下の関係にありましたが、上にあったモニタが右に、下にあったコントロールパネルが左に並ぶ格好になっています。

    左のコントロールパネルは、化粧パネルごと移設してますので、そのままで見栄えよく収まっています。
    モニターの方は、もともとのパネルから分離するため、移設キットに含まれている小型化粧パネルに収めて固定してあります。
    さすがキットですね。普段は目に触れないところとはいえ、きれいに仕上がってると気持ち良いです。

  • 加工施工途中経過

    オーナー様ショック!
    知らぬが仏の分解画像です。

    主に用があるのは、純正モニタとコントロールパネルのあるセンターコンソール部分ですが、周りから順番に分解する必要があるため、道のりは遠く、、一連の作業はかなり大掛かりになります。

  • 純正コンソール(手術前)

    モニター部分の取り外しに先立ち、レザーで覆われたパネルごと外しました。

    写真では、モニター下部にあったコントロールパネルを外してあります。この後、上段のモニター部も外し、2DINを入れるために切削加工を行います。
    (マスキングテープは赤レザーをキズつけないための養生です)

  • 純正コンソール(手術後)

    切削加工後の状態です。

    もともとは、液晶パネル部分の裏側には、奥行き3センチほどの位置の壁で仕切られています。このままでは、2DINの本体が入りませんので、壁を切り離します。中央に転がっているのが切り離された壁です。

    開口部の下半分をご覧いただくと、なんとなくギザギザしていますね。
    こういうところは手作業でやってるらしく、職人(作業員?)が手で加工してるために素朴な感じになっちゃってるのです。
    日系メーカーでは考えられませんねぇ。

  • ダッシュボード加工(手術前)

    ダッシュボード側のパネルです。

    前コマで赤パネルの壁をぶち抜きましたが、それだけでは2DINが収まらないので、さらに奥の黒い壁もぶち抜かなくてはなりません。
    この写真の段階で、既に素朴な穴があいちゃってますが、これはイタリアン作業員のアバウト手作業の結果です。

  • ダッシュボード加工(手術後)

    トンネル開通の図です。
    2DINのお尻が入るように四角く切り取りました。

    なんだか、ポイント・オブ・ノーリターンを超えちゃったような風情が漂っていますが、依然として完全な純正戻しが可能です。(戻しの工賃は多少必要です。)

  • 後方用カメラ群

    ナンバー灯の付近にカメラを2個取り付けました。

    奥に見えるのが、カーナビと接続されるパナソニックのリアビューカメラで、手前がデジタルミラー用です。
    できればどちらかを中央にレイアウトしたかったのですが、ガーニッシュの中央に突起があるので叶いませんでした。

    パナのカメラの方は、バック時のみ起動してナビ画面にバンパー後方の画像を送り、デジタルミラー用の方は、後方の全景を常時、ミラーに出力&ドラレコ録画の役割を担います。

  • ETC2.0

    もともと付いていた1.0を2.0にグレードアップ♪しました。

    今回はナビがパナソニックということで、ETCもパナの上位機種CY-ET2505VDにしました。

    同メーカーなので連携はバッチリで、利用料金や履歴、2.0で実現した広域の渋滞や安全運転支援などの情報をナビ画面に表示してくれます。
    また、同機はアンテナが光ビーコン&高度化光ビーコンに対応しているのが売りで、ビーコンが設置されている信号機に近づくと、そろそろ赤、もうすぐ青というタイミングで、音声案内をしてくれる機能があります。止まらずに突っ込みそうになることは無いにしても、出遅れて「プッ!」っとやられることはあるので、なかなか便利ですよ。
    信号情報活用運転支援システム(TSPS)