日産GT-RR35のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.776(お問い合わせの際にお伝えください)
model
日産 GT-R R35
system
メインユニット:純正、KENWOOD MDV-S809L
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
センター:なし
リアスピーカー:純正
サブウーファー:なし
パワーアンプ:純正
ケーブル:純正
ドライブレコーダー:KENWOOD DRV-MN970comment
R35用オリジナルオーディオパネルを使って8インチナビを取り付けて、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムでフロントスピーカー交換とデッドニングを行いました。
日産・GT-Rの事例紹介です。
GT-Rとは、日産自動車が世界に誇るスポーツカーです。
その歴史はスカイラインのスポーツグレードであったハコスカ(PGC10/KPGC10)に端を発します。。。。というような書き出しは、当サイトを御覧頂いている皆様には不要ですね(笑)
一応続けますと、、その後ケンメリ(KPGC110)に引き継がれ、約30年のブランクを経て、R32(BNR32)、R33(BCNR33)、R34(BNR34)ときて、2007年に現行R35に引き継がれ、今に至ります。
そこから16年の時が経ち、大小のマイナーチェンジを重ねて今に至っています。
走る・曲がる・止まるの分野の変化はご専門のサイトにお譲りするとして、オーディオ・ナビまわりの変化についてお話しますと、これは前期・中期・後期の3世代に分けて説明することが出来ます。(後々期が出てくる可能性があるかもですが)
R35GT-Rには、初期モデルの時点から、MFD(マルチ・ファンクション・ディスプレイ)と呼ばれる、ナビ機能を含む車輌情報モニタが付いていますが、このMFDの仕様と周辺機器との組み合わせは、以下のような変遷を遂げています。
前期型(2007-):7インチMFD・リヤカメラオプション+アナログチューナー
中期型(2010-):7インチMFD・リヤカメラオプション+地デジチューナー
後期型(2017-):8インチディスプレイ・リヤカメラオプション+地デジチューナー
現行の後期型では、8インチサイズの大きなモニタが付いてますが、中期型までは7インチで、かつ縦横比が2:3に近いモニタでしたので、現行市販の7インチワイドに比べると、7インチと数字的には同じでも、随分見にくい印象は否めません。
また、もっとも販売台数の多いピュアエディションに関しては、現代ほど「マストアイテム」視されていなかったリアカメラはオプション設定でしたので、ついていない中古車両は多く、これもだいぶ時代に合わなくなってきました。
GT-Rのような趣味性が強い車は、日本全国一人旅。車が女房よ!というレベルで長期にわたって保有されるオーナーが圧倒的に多く、こういった陳腐化した車載機器のディスアドバンテージはできるだけ解決したいとお考えになる方は多いようです。
デモカーとしてR35を所有させていただいている当店でも、この課題はなんとかしたいと悩んでいた時期があり、また多くのニーズが渦巻いているのも認識できていましたので、あれこれ考えた末、2020年07月に「専用パネルキット」を発売するに至りました。
製品コンセプトとしては、エアコンコントロールパネルをルーフに移動させて、空けたところに7インチの2DIN取り付けスペースを設けるというもので、パネル移動に必要な長いカプラケーブルなどのフィッティングパーツ等も一式揃ったフルキットとしました。
このキットは、目論見通り、多くのオーナー様に受け入れていただき、業販を含めて予想を超える数量を販売させていただきました。
そして2022年の10月になって、ご要望の多かった8インチ版を発売することとなりました。お陰様でこちらも順調な滑り出しとなっております。
今回ご紹介するオーナー様は、以前、某オフ会でお会いしたお客様です。あるあるですが、車のメンテをお願いしてるのがHKSテクニカルファクトリーさんという点も共通だったりして、見えないご縁の糸で繋がっていたのかもしれません。
お車(マシン)は、2013年モデルという事で、中期型に属する地デジ放送が見られる仕様の個体です。グレードでいくとピュアエディションですね。
ご要望としては、冒頭で触れましたパネルキット「 R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチ!」を使ったナビ取り付けと、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムによるフロントスピーカー交換(V1)です。
以下がコンポーネント/作業内容紹介です。
◯ナビ周り
ナビはケンウッドのMDV-S809L(オープン価格)です。
ケンウッド伝統の彩速ナビの8V型モニタの製品です。
地デジチューナー・ブルートゥース内蔵、DVD/USB/SD利用可能なAVナビで、当然ながらハイレゾソース対応です。
R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチ!を組み込むことによって、エアコン・オーディオコントロールパネルをルーフのルームランプ部分に移動させて、空きスペースを作り、ナビを取り付けて2DINパネルで仕上げます。
結構ハデな整形手術に見えますが、車両に対して削ったり切ったりといった不可逆的な加工は施さず、配線もカプラオンで済むので、完璧に純正戻しができるのが隠れたセールスポイントです。
信号の配線については、ナビの信号をMDFにAUX信号で入力することで、MFDならびに純正デッキを引き続き中核に据える方法を取りました。
(GT-Rのナビ取り付けでは、ほとんどこの方法をつかっています。)
◯ドラレコ
KENWOODのDRV-MN970(オープン価格)を取り付けました。
前後カメラとメインユニットが別になった、3ボディセパレート式で、お察しの通りケンウッドのナビと連動して動作します。
ドラレコの画像をナビで確認できるのは当然として、車線逸脱時の警告などもモニタ経由でわかりやすく知らせてくれます。後退時にはリアのカメラが「バーチャルバックカメラ」として機能するというおまけもついています。
◯スピーカー
当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOのSX165(税込48,400円)です。
同ブランドの2wayスピーカーシリーズはフラッグシップのRX165、ミドルグレードのAX165、ベースグレードのSX165と3グレード展開となっており、同ブランドのエッセンスをリーズナブルにお楽しみいただけるSX165をお選びいただきました。
インストールについては、ツイーター/ウーファーのいずれも純正の位置での入れ替えです。
ウーファーはMDF製のバッフルを介してしっかりと固定し、ドア防振は制振力が高いデッドニンググレードで施工しました。ツイーターは純正の位置ではあるのですが、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムのオプションであるツイーターマウントを使った取り付けにグレードアップし、更に七色に光るLED加工を施した特別仕様♪としました。
以上を持って、R35GT-Rのナビ・ドラレコ周りのアップデートと、オーディオグレードアップを果たしました。
購入からやっと10年たったばかりで、お楽しみはこれからです!安全装備もエンタメ装置も先頭グループに躍り出たGT-Rの施工の様子をごらんください♪♪
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8インチ用スワップキット
ナビ装着後の様子です。
なんだか写真がきれいに撮れてますね。適度に迫力があっていい感じです♪
繰り返しご案内していますが、エアコン・オーディオコントロールパネルがあったところに、ベースフレームと2DIN取り付け金具を組み込んで、ナビ本体を取り付け、化粧パネルをはめて仕上げてあります。
下段のナビではお好みのソースを再生して、上段のMFDにはマルチメーターを表示させておけば気分もアゲ♂アゲ♂ですね。 -
コントロールパネル移設
R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 8インチを使って、コントロールパネルを移設した様子です。
実に見たまんまで、説明の必要がないような写真ですが(笑)、標準のルームランプ+メガネケースのアウトラインに合わせて、移設用のパネルをデザインしてあります。
ルームランプの位置はそのままに、メガネ入れ部分にコントロールパネルをはめ込んだ格好になっています。
ルームランプの樹脂部分とルーフはグレー系で、パネルが黒と色にずれが出るので、気になさる方には、別料金でグレー塗装の対応も可能ですが、つまみやボタンは黒いままなので、この状態の方がベターだろうなぁというのが、現状の判断です。
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インナーパネル作業
インナーパネル側の作業が終わったところです。
純正スピーカーケーブルの先にネットワークを接続して、ツイーターとウーファーに分岐させます。
ウーファー側のケーブルをスピーカーに接続して、スピーカーをMDFバッフルに取り付けます。
その後、全体を防振材で覆うと写真の状態になります。
この後、ツイーターに配線を繋いで、ミラー裏の位置に取り付けて、ドアトリムを戻すと完了です。 -
フロントカメラ
ナビ連動前後ドライブレコーダーのDRV-MN970のフロントカメラです。
とてもコンパクトで、大部分がミラーの影に収まるので、目立ちません。
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マイク設置
ハンズフリーマイクの設置状況です。
新定番?の呼び声が高い、バックミラー付近に取り付けました。 -
LEDライティング1/3
最後はツイーターリングの照明の輝きを御覧ください。
ツイーターマウントと、中にセットするツイーターユニットの隙間を調整するために、必ずリング状の部品を用意するのですが、通常は3Dプリンターでつくった黒リングをつかいます。
今回は、それをアクリルで製作し、背面にLED光源を仕込むことで、このような演出を実現しています。
冒頭のダッシュボード写真の、センターコンソールのカップホルダカバーの上にリモコンが写っています。これを操作すると自在に色を切り替えることが出来ます。
プリセットボタンは6色ですが、RGBそれぞれに個別指定できるので、1677万色?的な色数が再現できるんだろうと思います。(未実施)
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作業後記
今回は中期型R35GT-Rの8インチナビ投入と、スピーカー交換の事例をご覧いただきました。
冒頭でも触れましたように、前期型・中期型のR35にとってナビ更新は優先順位の高い課題ですので、皆様関心を持たれていることと思います。相応のコストはかかりますが、純正の機能を100%維持した状態でオーディオコントロールパネルの移設ができ、かつ、完全に純正戻しができるキットは当店だけのオリジナルです。
いよいよナビ更新しないとな。というタイミングがきましたら、導入をご検討ください。
以下に概算の見積もりをお伝えいたします。
【 R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチの施工概算見積り】
(1)キット代金279,400円(税込)
(2)施工工賃(エアコン・オーディオコントロールパネルの移設を行い、2DINデッキが取り付けられるようにするところまで)38,500円(税込)/3時間程度
合計317,900円(税込)
※この状態までの施工でお引渡しすることも可能です。また、ナビを取り付けるだけであれば、なんとか一日施工も可能です。(要予約)
※ナビ類を取り付ける際の電源取り出し、車速取り出し、スピーカーケーブル接続等の工賃は、仕様に応じて別途見積りいたします。
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R35向けのオーディオグレードアッププランであるGT-Rスーパーサウンドアッププログラムの方もどうぞご検討ください。
以下にプログラム内の3つのプランの概要をご紹介しておきます。(価格はすべて税込)
●標準プラン3つ
【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニング(136,400円)(BOSE車:245,300円)
【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を加える(203,500円)(BOSE車非対応)
【V3】V1にリヤスピーカー交換とDSPアンプ交換を加えたV3(398,200円)(BOSE車:534,600円)
●オプション2つ
・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(44,000円)
・アルミダイキャストグリルが美しいアウターバッフル制作(60,500円)
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ご予算とご要望に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
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