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インストールギャラリー

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

事例No.785(お問い合わせの際にお伝えください)

MINI コンバーチブル JCW

システム
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
セパレートツイーター:オプションharman/kardon
フロントスピーカー:carrozzeria TS-F1040 II
センター:なし
リアスピーカー:純正
サブウーファー:なし
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:純正
コメント
標準のフロント2way(ドアスピーカーとシート下ウーファー)に純正オプションのツイーターを加えて、ドアスピーカーを社外品に交換し、ドア防振で整えたコスト重視のプランです。ピラーカバー32,000円を含めて総額12万円ほどに収まりました。

ダッシュボード







MINI・コンバーチブル・John Cooper Worksの事例紹介です。

先代の「ローバー・mini」が、その41年間の歴史にピリオドを打ったのが西暦2000年のことでした。現在のスタイルのMINI=「BMW・MINI」は、1994年からローバーの株主となったBMW主導で開発がスタートされ、2001年にデビューを果たし、本年(2023年)で22年目を迎えました。

先代が41年間に渡って、外観に一定程度の変化をもたらすモデルチェンジを行わなかったのと同様に、現在のミニも、初期型(R50/52/53)のテイストを強く意識し、一般の車でいうところのマイナーチェンジなみの変化にとどめたモデルチェンジによって、時を重ねてきました。

ただ、ボディタイプはかなりの多様化を見せており・・・
○初代は3ドアハッチバック(R50)とコンバーチブル(R52)の2種類だけでスタート。
○2007年からの2世代でクラブマン(R55)、ハッチバック(R56)、コンバーチブル(R57)、クーペ(R58)、ロードスター(R59)、カントリーマン(クロスオーバー)(R60)、ペースマン(R61)と、一気に7種類に増え、、
○2013年からの第3世代では、3ドア(F56)、5ドア(F55)、クラブマン(F54)、カブリオ(日本名コンバーチブル)(F57)、カントリーマン(クロスオーバー)(F60)の5車種にちょっと整理されて現在に至ります。


そして今回ご登場いただくのは、第3世代のコンバーチブル(F57)です。

MINIのオーディオは、フロント2way+リヤの6スピーカーが標準です。
フロントが2way構成になっているため、前後4スピーカーのように、必要最低限な感じのシステムに比べて良さげなのですが、その2wayも、ドアスピーカー(フルレンジの10センチ)と、シート下フロアのウーファーから成る2wayで、セパレートツイーターが無いため、高音域がキリッとせず、イマイチ感を覚えるオーナー様は少なくないようです。

そういった市場のニーズに応える形で、スピーカーメーカー各社からグレードアップキットが販売されています。
その商品構成は2つに大別されており・・・
(1)ドアスピーカーの交換に、セパレートツイーターを加えて3way化するキット
(2)上記(1)にシート下ウーファーの交換も加えて、全部社外で3way化するキット
細かく言えば、シート下ウーファーを単品で用意する売り方の会社もありますが、出来上がりの状態としては、上記(1)か(2)のどちらかの形にたどりつきます。

実際にインストールする場合は、上記のようなキットの他に、ドア防振を同時施工して、スピーカーをちゃんとならすような条件整備を行うのが通例ですので、3way全部を社外品に交換して、ハード気味なデッドニンクを合わせると、工賃ふくめて25万円程度の予算は必要になってきます。

これに対して、費用をできる限り抑えつつ、3wayの構成にして、防振もそれなりに行いたい。というのが今回のケースです。
方法としては、
(1)純正オプションのツイーター付きAピラーカバーを調達する
(2)ドアスピーカーをカロッツェリアの廉価な製品に交換する
(3)ボア防振は効果がマイルドで価格もすこし安いドアチューニングで施工する
(4)シート下ウーファーは純正品をつかう。
こういった内容です。

購入するスピーカー(2)こそ1万円程度と廉価ですが、(1)のツイーター付きカバーは両方で32,000円ほどしますし、ツイーター接続用のケーブルは新規に引き込みが必要で、ドア防振の材料代+手間賃もそれなりに必要ですので、ざっと12万円(税込)ほどの予算になりました。

以下が各コンポーネントと工法等の紹介です。

◯ドアスピーカー
カロッツェリアのTS-F1040 II(オープン)です。
パイオニアのカスタムフィットスピーカーのグレード構成は、フラッグシップのVシリーズ、ミドルレンジのCシリーズ、エントリーグレードのFシリーズの3段構成になっています。
Vは当コーナーおなじみのV-173S(税込66,000円)の一つのみで、Cは17センチ/16センチの2wayセパレート版とコアキシャル版があります。Fになると、C同様の16/17センチサイズに加えて、10センチの商品もラインアップされています。

今回使ったTS-F1040 IIは、Fの10センチ版のコアキシャルの製品ということになります。
ただ、ツイーター付きのコアキシャルをそのまま接続すると、ピラーにつけたツイーターと周波数帯がカブり、増幅効果でうるさくなってしまうので、ツイーター部分がならないように細工を施します。

◯ツイーター付きAピラーカバーと配線引き込み
オプションオーディオ選択時についてくる、ハーマンカードンロゴ入りのツイーターグリルがついたピラーカバーです。
以前は、グリル付きカバーと、中のツイーターユニットが別々に買えたのですが、現行はツイーター付きの一択になりました。

ツイーター付き一択だと、社外2wayを導入する際、純正ツイーターが無駄になってしまうんですが、今回はその条件を逆手に取った格好ですね。

ツイーター接続用ケーブルについては、実は使われない状態の純正ケーブルが存在している!なんてトリビアはないので、新規に引き込まないといけません。つなぎ込み先の特定は、キックパネルやダッシュボード裏から探り当てる方法もありますが、時間(=コスト)がかかりますので、ドアスピーカーへの分岐元でもある、シート下ウーファーの至近につなぎ込んで、しゅるしゅるとAピラーのところまで引っ張ってきます。

◯ドア防振
防振は、効果がマイルドで、その分コストも安いドアチューニングにて施工しました。
効果が高いデッドニンググレードですと、アウターパネル側には短冊状にカットした材料によって、約4割〜5割の面積を抑え、インナーパネル側には90%近い面積を封じます。

コレに対してドアチューニングですと、アウター側が15センチ直径の材料を5枚〜6枚配置し、インナー側はサービスホールをすべて塞いだ上で、要所を抑えるという方法で、比較的軽めに仕上げます。
今回は、出力がマイルドな内蔵アンプでもあるし、スピーカー径が小さくて、動かす空気も少ないでこれで十分ですね。


以上を持って、MINIの低価格なサウンドアップが果たせました。
価格は抑えましたが、ツイーターによって音の輪郭ははっきりしましたし、ドア施工のポイントはきちんと押さえていますので、純正とは比較にならない音が創れています♪

それでは施工の様子をどうぞご覧ください♪

フロントドア




それではドアの外観からです。

車の外観と同様に、ドアの内装にもメーカー独特の雰囲気、そしてモデルごとのアイデンティティーが現れていると思いますが、このMINIほど明確にMINIとわかる内装は無いように思います。

さながらキャンバスに描かれる絵画のように、実にたくさんの仕様が設定されているので、色の組み合わせも多彩で、いつまでたっても全容が把握できない未達感に苛まれておりますが(汗)、スピーカーレイアウトは真ん中付近に10センチが一つのみとシンプルです。

冒頭でも触れましたように、シート下にはウーファーがあって、プレミアムオーディオの場合のみ、Aピラーにセパレートツイーターが加えられます。

ドアトリム取り外し




ドアトリムを外した状態です。

後方には比較的大きなサービスホールが設けられており、欧州車に多く採用されているスポンジシートで塞がれております。

純正スピーカーは、多くのBMW車両で採用されているスピーカーで、MINIの特徴的なおにぎり型のスピーカーグリルの高さに合うように、背の高いブラケットを介して取付けられています。

アウターパネル作業




アウターパネル側の作業が終わったところです。

スピーカーを外して、スポンジシートを剥がしたら、丁寧に清掃と脱脂処理をします。
アウターパネルにはオーディオテクニカのアクワイエの丸いタイプ(AT7560R)を貼っていきます。
4ドア車の場合、5枚を標準としていますが、2ドア車だと、ドアの面積が広いので6枚貼ります。

インナーパネル側作業




インナーパネル側が終わったところです。

カロッツェリアのスピーカーを取り付けたら、サービスホールをアクワイエの四角いシートタイプ(AT7550R)で塞いでいきます。
スピーカー取り付けに際しては、筒状のブラケットは純正のままで、スピーカーを直接固定するバッフルは、MDFで制作して作ってフィッティングしています。

冒頭部分でも触れましたが、このスピーカーは中央にツイーターがついたコアキシャル(同軸)スピーカーです。
これにフルレンジ信号を入力すると、10センチウーファー部分が中低音を再生し、ウーファーでは再生しきれない高域部分をツイーターが再生する仕組みになっています。

今回、投資額を抑えるために一つの商品の購入で済む、この製品をセレクトしていますが、ピラー部分にセパレートツイーターを用意しているため、このドアスピーカーで高音域まで再生してくれちゃうと、じゃまになってしまいます。
したがって、このコアキシャルスピーカーのツイーター部分は不要なので、取り外してしまってもいいくらいですが、構造上、取り外せないので、鳴らないように(信号が伝わらないように)細工をしています。

ピラー交換前




ピラーカバー交換前の様子です。

ご覧のようにツルンとしています。これを、ツイーターグリル付きのカバーに交換します。。

ちょっと脱線しますが、ミニのプレミアムオーディオ車だと、フロントが3way化されるのに加えて、センタースピーカーがつきます。
しかしながら、ダッシュボードの金型は全車共通のため、すべてのミニのダッシュボードの中央に穴が空いており、センタースピーカーグリル風のカバーでふさいであります。

スピーカーケーブルは引かれていませんので、別途引き込みが必要になりますが、取り付け場所は用意されているわけですので、DSPアンプ投入によって自由自在にスピーカーを増やせる場合は、センタースピーカーの追加も可能ということになります。

ピラー交換後




カバー交換後の様子です。

当然、違和感ゼロです。純正ですからね。
社外の2way or 3wayスピーカーセットを投入する場合、中身のツイーターは入れ替えとなりますので、必ず「看板に偽りあり」状態になってしまうんですが、今回は正真正銘のハーマンカードンということになります。

参考資料・純正ツイーター




ピラーカバーを裏から見たところです。

ユニットの裏側に、harman/kardonのラベルが貼られています。
ハーマンカードン仕様の場合、シート下ウーファーにはローパスされた信号が入り、ドアスピーカーとツイーターにはハイパスされた共通の信号が入ります。
ドアスピーカーの方はそのまま受け入れて問題ないのですが、ツイーターの方は低域側の信号が負担になりますので、さらにハイパスするために、フィルターとしてのコンデンサーが取り付けられています。

作業後記




今回はミニ・カブリオレ(F57)のフロント3way化の事例をご覧いただきました。

冒頭でも触れましたように、MINI向けの交換用スピーカーのキットには・・・
(1)ドアスピーカーの交換に、セパレートツイーターを加えて3way化するキット
(2)上記(1)にシート下ウーファーの交換も加えて、全部社外で3way化するキット
このいずれかのパターンで販売されており、オプションオーディオ用のツイーターグリル付きピラーカバーを別途用意することで、純正と同等の外観を維持したまま、大幅な音質改善が可能になります。

ただ、それはそれなりにコストも掛かります。
こちらに用意したページで、主要メーカーの商品価格をご確認いただけますのでご参照いただきたいのですが、
(1)のツイーターとドアスピーカーのパターンで、商品代金が45,000円〜100,000円程度
(2)の3way全部のパターンの商品代金は130,000円〜160,000円程度
といったところで、この他にピラーカバー(両方で32,000円)と、取付費用と、ドア防振等の施工費用で、合計10万円〜が必要になります。

スピーカー代金以外の費用は、あまり大きく削減できませんが、商品の選択によって総コストを下げてみようというのが、今回の事例でした。
ドア防振を、効果のマイルドなドアチューニングとし、ドアスピーカーを約1万円のカロッツェリア製品とすることで、総額12万円に収めることが出来ました。

こういう表現をしてしまうと、身も蓋もなくなっちゃうんですが、カーオーディオの場合、スピーカーを活かすも殺すも、取り付け(とドア防振)次第だと思いますので、むやみに高い製品を選ばなくても、今回のように低価格でも信用のある製品で堅実にやるのも全然アリだと思います。

ということで、ご希望とご予算に応じて柔軟に計画させていただきますので、どうぞお気軽にご相談くださいね♪
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