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BMW5シリーズ540i(G30)のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.756(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    BMW 5シリーズ 540i(G30)

    system

    メインユニット:純正
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BMF30KJT3
    センター:BMF30KJT3
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    PLUG&PLAYから販売されているキットを使って、フロント3wayのうちの中高域側2way分と、センタースピーカーを交換した事例です。
    ドアのインナーパネル/アウターパネルには防振加工を行い、センタースピーカー部には吸音材を充填して、理想的な稼働条件を整えました。

  • ダッシュボード


BMW 540i xDrive M Sportsの事例紹介です。

同車は最新の5シリーズ(G30)の上級グレード車です。
G30という型式は、2017年モデルチェンジの7代目から与えられていますが、2020年に大幅なフェイスリフトを含むマイナーチェンジが行われ、後期型(中期型?)として現在に至っています。

マイルドな顔立ちの前期型は、523i・523d/530i・530e/540iと、3種類のコード・5車種のラインアップでしたが、モデルチェンジによって12気筒のM550iが加わり、4コード・6車種に拡大しました。

今回の540iは後期型ですので、中古市場の玉数は多くないようですが、今回のオーナー様は偶然、程度の良い低走行車に出会うことができ、購入を決意されたそうです。


今回のオーナー様のオーダーはFOCAL製ユニットを使ったBMW用キットの取り付けと防振です。
オーナー様は、今回の車両購入前から、BMWのオーディオが今ひとつだとお感じになられていたようですが、今回の車も予想通りで、早々にスピーカー交換を決意されたようです。

当店の存在は、webサイトを通じてご存じだったようです。
BMW向けの当店オリジナルメニュー「BMWブライトオーディオパッケージのプランF2 」にて、同FOCAL製品を取り付けた事例(740i)をたたき台として引用しつつ、カスタマイズのお見積りをご依頼いただきました。

以下、コンポーネント紹介です。

○ヘッドユニット
純正iDriveで、オーディオシステムは12スピーカーで構成される標準オーディオです。
フロント3wayで6つ+2wayセンターで2つ+リヤ2wayで4つ=12という計算で、これらをセパレート式アンプで駆動します。

今回は、フロント系のスピーカーのうち、フロア下ウーファーを除く6スピーカーを交換します

○スピーカー
FOCAL製コンポーネントで構成される「PLUG&PLAY elite for BMWシリーズ BMF30KJT3」(税込176,000円)というキットを使いました。

これは、FOCAL製品の国内代理店であるBEWITH(ビーウィズ)の独自企画商品で、FOCALの売れ筋製品である「K2 Powerシリーズ」のコンポーネントをBMW車向けに組み合わせて、オリジナルアルミバッフルを加えてキット化した商品です。

商品タイトルに「PLUG&PLAY」というBEWITHの独自ブランドをくっつけているので、商品の素性が見えにくくなっていますが、使用されているユニットは間違いなくFOCAL製なので、音質はFOCALのそれに間違いありません。

(1)BMF30KJT3 2wayフロント+2wayセンターセット(税込176,000円)※
(2)BMF30KJ3 2wayフロント+センターセット(税込156,200円)
(3)BMF30KJ2 2wayフロントセット(税込104,500円)
(4)BMF30KJTC 2ウェイセンター単品(税込72,600円)※
(5)BMF30KJC センター単品(税込51,700円)
以上のような構成になっています。

※今回の540ならびに、過去事例の740といった上位グレード車の場合、通常であれば1ユニットのセンタースピーカーが、セパレートツイーターが付属した2way方式になっているため、(1)あるいは(4)のような商品が設定されています。

今回の場合、(1)でも(2)でも、ご予算次第♪なのですが、せっかくなら全部替えるか!ということで、2wayセンターキットの(1)のほうで施工することになりました。
スピーカー交換といえば、セットで考えなきゃいけないのがドア防振です。(ドア防振のほうが優先順位は高い)
今回は、比較的マイルドな制振力をもつ、ドアチューニング・グレードで施工し、ドアスピーカーの稼働条件を整えました。

BMWブライトオーディオパッケージでは、純正の位置でのスピーカー交換に加えて、ドア防振をしっかりやり、ご希望に応じてDSPアンプの組み込みまで実現できます。

それでは施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    フロントドアチェックから始めます。

    フロントドアにはツイーターとスコーカーが設置されています。
    ツイーターは、ミラー裏の三角メッシュの中です。16スピーカーの「Top Hi-Fi」の場合、カバーにharman/kardonのエンブレムが付きます。

    スコーカーは、ドアグリップ下方のブラックの部分に配置された丸いスピーカーグリルの奥です。

    タンカラーを基調としたツートンは、古くからの定番ラグジュアリーカラーですね。
    LEDのカラーコードやシルバーパーツといった現代的な彩りを取り込みながらも、言いしれぬ安定感を漂わせております。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    ドアの構造としては、金属製のインナーフレームの中央に、モジュールパネルが組み付けられる格好になっています。
    最近の高級車は同様の構造を採用する例が増えているようですね。組立時の生産性もよさそうですが、アフターのメンテナンス時の作業性もよさそうです。

    純正スコーカーは10センチ径で、一体成型の樹脂製フランジが3本のネジで留まっています。

  • BMW激おこのチート・テクニック

    ドアを上端から見下ろしているところです。

    アウターパネルへの防振に先立って、モジュールパネルを取り外す必要があるのですが、ネジをゆるめればパカッと外れるわけではなく、先行してウインドウガラスを外さないとパネルが外れない構造になっています。
    ということなので、ガラスを外すためには、ガラスの外側にある水切モール(雨水侵入を防ぐ金属製フレーム付きのゴム)を外す必要があります。

    整備書では「交換対象部品」に位置づけられているのですが、数をこなしてくると外し方のコツを覚えてきます。
    世界一、器用な極東アジア人の手にかかると、壊れる前提のものも壊しません!部品売上を見込んでいるBMWも悔しがっているでしょう。
    日本人は、人類の起源とされるアフリカからの流浪の距離が最も長い分、さまざまな課題への対応能力が鍛えられている。。という説を聞いたことがあります。

    ということで、最近では、万が一曲がってしまったら部品交換するという条件でご案内しております。
    ちなみに、こちらのMスポーツの黒いモールで片側¥14,000くらいします。

  • アウターパネル作業

    晴れてガラスが外れまして、やっとモジュールパネルを外すことができました。

    清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルにオーディオテクニカのAT7560を5枚貼って、逆の手順で戻します。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル(モジュールパネル)側の作業が終わったところです。

    スピーカーの配線については、純正ケーブルをできるだけ活用しています。
    ドア1枚あたり、1chの信号が供給されており、パネルの中央あたりから表側(コチラ側)に引き出しています。その純正ケーブルをキット付属の赤いケーブルにつなぎ込んで、左側のネットワークに入力され、折り返すように、ウーファーとツイーターのケーブルが各ユニットにつながっています。

    純正ケーブルと社外ケーブルとのつなぎ目については、純正戻しを予定しないお客様の場合、純正ケーブルの終端についているカプラをカットしてしまいますが、戻せるようにする場合は、カプラは残したまま、被膜の一部をちょっとむいて、スプライスという端子をつかって、社外ケーブルとカシめて接続する方法をとります。

  • 水切モール戻し

    動作確認がすべて終わってからモールを戻します。

    金属部分はアルミなので、二度三度の脱着は避けたいですね。

  • 純正ツイーター

    ツイーター交換前後の紹介です。

    ドアミラー裏のカバーには純正ツイーターが仕込まれています。
    すこしだけ上向きに角度がつけてあって、気が利いています♪

  • ツイーター交換後

    交換後の状態です。

    社外品に交換する場合、純正ユニットが挿入されていたブラケットの内径に合わせるために、何かを巻いて太くしたり、あるいはブラケット側を加工して直径を大きくしたりといった下準備が必要になりますが、今回はパチンとはめるだけです。
    このあたりが専用キットですね。流石です。

  • センタースピーカー(純正)

    最後はセンタースピーカー交換関係の3カットで終わりにしたいと思います。

    まずは純正のユニットです。ダッシュボード中央のモニターの真裏の位置ですね。
    ご覧のように、台形の大きなカバーを外して、ユニットにアクセスしていますが、、ご賢察のとおり、カバーを外す前に、モニターを外しておく必要があるんですね。

    それはいいとして、そのモニターを外すためには、その周囲をそれなりに分解をする必要がある。というわけで、「この一瞬が外国車だね。」という感じでしょうか。

  • ツイーター交換と吸音材挿入

    スピーカーを取り付ける前の状態です。

    5シリーズ以上の上級グレード車では、センタースピーカーが2way構成になっています。
    今回使用したスピーカーキットは、ドアの2wayと、センター用の2wayを組み合わせたキットですので、両ユニットともに入れ替えます。(センターのツイーターを省略したキットもあります)

    手順としては・・・
    (1)テラっとツヤのある台形の台座(キャリアという名称)を外して
    (2)スピーカー配線(1ch)に、1ch入力/2ch出力のキット付属ネットワークを接続し、
    (3)純正ツイーターユニットを黄色のFOCALツイーターを差し替えて、
    (4)台座(キャリア)を戻し、
    (5)スピーカーホールに吸音材を詰め込んで
    (6)コーン型スピーカーを取り付ける(次カット)
    という工程をたどります。

  • センタースピーカー交換完了

    スピーカーが付いたところです。

    キット専用に制作されたバッフルですので、バッフル固定ネジ穴が純正の穴とぴったり合っています。
    PLUG&PLAYのDSP関係の製品のテーマカラーであるシャンパンゴールド?で塗装され、奥の方にPLUG&PLAYのロゴも見えますね。

    この後、スピーカーグリル付きのカバーを戻し、ディスプレイモニターを取り付けて、あれこれ分解した周囲の部品を戻して終了です♪

  • 作業後記

    今回は540iのBMWブライトオーディオパッケージ・F2プランの事例をご覧いただきました。

    BMW全車向けの音質改善メニューとして設定させていただいておりますBMWブライトオーディオパッケージの標準プランでは、ブルームーンオーディオから販売されているBMW専用ユニットを使っておりますが、今回はBEWITHプロデュースによるFOCAL製ユニットを使ったトレードインキットを使って施工しました。
    一昨年より、ブルームーンオーディオ以外の選択肢も増やしまして、現在、全12ブランドからお選びいいただけるようになっています。
    BMW向けスピーカーリストはこちらです。
    メニューのバリエーションとしては
    ●フロントスピーカーの交換と防振を行うF1、センターも交換するF2(←今回のケース)
    ●上記にリヤの交換も行うF1R/F2R
    ●上記にaudisonのプロセッサーアンプAP 8.9bitを加えたF1-8・F1R-8/F2-8・F2R-8
    という構成をとっており、ご希望とご予算に応じてお選びいただける幅をもたせています。

    また、上記の規定プランをベースにしたカスタマイズのご相談も歓迎いたします。
    どうぞお気軽にお問い合わせください。
    メールフォームはこちらです♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!