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ホンダNSXのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • ホンダNSXのナビ取り付けとパネル製作の事例紹介です

  • 事例No.631(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ NSX

    system

    メインユニット:KENWOOD MDV-Z905
    フロントスピーカー:不明
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正

    comment

    コンソールの2DIN枠をキチッと作り直し、ナビの入れ替えを行いました。
    灰皿部へのETC設置、スイッチ部へのハンズフリーマイクの埋め込み、リアカメラの隠し取り付けももれなく行い、ドライバビリティが格段に向上しました。

  • ダッシュボード


NSXのダッシュボードです。

車好きなら必ず知ってる、それほどじゃない人でもだいたい知ってるクルマ。日本で唯一のスーパーカーと評される名車です。
バブル真っ只中の1990年発売。発売から15年の2005年に一旦幕を下ろしたものの、熱い期待に応える形で2016年に復活!ツインターボエンジン+3モーターハイブリッドという時代を映したスペックと、2000万円台半ばのプライスで大いに話題になりました。

しかしながら、この車の場合、新車の話題以上に熱いのが初代モデルの人気ですね。

初期型のデビュー時は、リトラクタブル・ヘッドライト、2シーター、ワイド&ローボディと、スーパーカーそのもののビジュアル。オールアルミモノコックボディ、ミッドシップレイアウトのNAエンジンに代表されるスペック。そして全行程手造りといったストーリーのどれもが鮮烈でした。
その延長線上に直近の新型NSXが位置するわけですが、鮮烈なデビューで生じた波動の中で神格化されてきたブランドを強く感じさせるのはむしろ初代モデルのようで、各地のオーナーズクラブを含む、全国津々浦々のオーナーさまの熱い支持を集め続けているようです。

こうなってくると、よりよい状態で維持したいメンテ熱は当然のこと、ドライバビリティ向上のために時代のツールを取り入れたいアップデート熱?も高めキープになってきます。
この熱はどちらも同じく高いですが、気遣いには大きな違いがあります。
メンテの方は劣化したオイルやブッシュを置き換え作業なので、規定通りにやれば見た目や形が変わることはありませんが、アップデートの方はバックカメラ、ドラレコやETCの新設、オーディオ→ナビの置き換えと、大なり小なり見た目に変化が生じるので、オリジナリティを損ねないための配慮が必要になってきます。。


今回ご登場いただくNSXは、そんな視点から当店に目を留めていただき、「アップデート系」の作業をご依頼いただいた一台です。

ご用命いただいた作業内容は以下です。。

(1)ナビの入れ替え
(2)オーディオパネルの作り変え(成形と塗装)
(3)灰皿部にパネルを作ってETCを埋め込み
(4)ハンズフリーマイクをブランクキャップへ埋め込み
(5)リアカメラの埋め込み(カスタムステーで見えないところへ取り付け)


(1)ナビについては、以前のNSXのエントリでご紹介したケンウッドの製品をご指定いただきました。
ケンウッドの7インチナビの2020年最新モデルはMDV-M807HDですが、一昨年まで発売していたMDV-Z905まではモニタ画面が逆チルト(上がせり上がって下側がへこむ)する機構がついていました。
コンソールの角度がなだらかなNSXの場合、ナビを入れると空が映り込みやすいため、こっちを向いてくれる機構はまさにNSX向きということでお勧めしております。
残念ながら、最新モデルではこの機能が省かれてしまいましたが、当店ではNSXオーナー様向けにMDV-Z905を複数台確保しました。

昨年まで販売されていた製品ですので、正直言って、オーディオ、BT通信、対応メディア、ドラレコ・ETC連動などの点で陳腐化を感じるほどの差はありませんし、ナビデータ更新は2025年まで対応、購入後の保証だって当然あるので、逆チルト推しの責任!として気合を入れてみました。

(2)パネルの作り変えについて
もともとは、市販のパネルキットを使ってカロッツェリアのナビがついていました。フェイスパネル付きの製品で、一応の体裁は整っているのですが、純正のパネルをザクっと切ってかぶせるタイプのため、上下の境界線が見えますし、左右についても多少チリが合ってない点が気になります。
今回はこれを取り払い、切りっぱなしの純正パネルをパテできれいに整形しなおし、うっすらと退色が進みつつある吹出口パネルと色合わせをする配慮を交えて塗装しました。

(3)ETCと(4)マイク埋め込み
性格というより病気ですね。こまごました作り込みが大好きなもので、得意技の3Dプリンタを使ってパーツを作り、埋め込み取り付けをしました。いずれも過去のエントリでご紹介した小技で、今回ご連絡いただいたきっかけでもあります。
ETCは跳ね上げフラップの奥にある灰皿部にプレーンなパネルをつくってはめ込みました。
ハンズフリーマイクについては、シフトレバー手前のブランクキャップに丸いベゼルをつけて取り付けました。

(5)リアカメラ
お預かり時は、カロナビにつながるカメラがついていましたが、外から丸見えでせっかくの外観を損ねていました。
今回はカメラを一新して、見えにくいところにつけ直しです。

場所はナンバーの上の空間部分で、3DプリンタでT字型のステーを作って取り付けました。
もともと取り付けに十分な空間があるので、どなたでも思いつくことですが、ステー制作・・となるとちょっと敷居が上がりますね。グーッと覗き込まないと見えないようになりました♪
このNSX専用ステーは、早速オンラインショップに登録しましたので、ご入用の方はお求めください。
NSX専用・リアビューカメラ取り付けステー

・・・ということで、NSXのオリジナリティをキープすべく、最大限に配慮しつつ、ドライバビリティ向上のためのアップデートを果たすことができました。
施工の様子をどうぞ御覧ください♪

  • メインユニット・ビフォアアフター


ナビ入れ替え前後の比較です。

お預かり時は、市販のパネルキットでカロッツェリアのナビが取り付けられていました。
フェイスパネルは開閉フタの上端から、エアコン吹出口の下端までを覆っています。2DINを取り付ける内部の取付金具については、適切にネジ穴が開けられたプレス成形品ではなく、エーモン的な汎用取付金具&両面テープでした。

このフェイスパネルはかぶせてしまえば一定の見栄えになるので、純正のカセットデッキ部を切り取る作業はラフにやっても構わないわけですが、はがしてみると、予想通り、ラフな切りっぱなし状態でした。
この開口部をきれいに整えて、純正パネルのみで2DINが入るように加工しました。

開口部は縦横の線がきれいに出るように切りなおして、内側に軽く枠を設けつつ、パテを盛り、削って盛って削って盛ってを繰り返して仕上げます。
表面がきれいに整ったら塗装ですね。
冒頭の室内写真をご覧いただくとお分かりいただけるように、このパネルはエアコン吹出口の下から、サイドブレーキの後ろまで繋がっていますので、ちゃんとワンピースまるまる塗装してもらいました。

塗装の色については、半ツヤ黒の同じ樹脂で出来ているエアコン吹出口部が経年で色あせしているため、今回のパネルを真っ黒に塗ると、いきなり差が出てしまって具合がよくありません。
ということで、色あせした吹き出し部の色を基準に色合わせする必要がある訳ですが、全く同じ色に合わせてしまうと、塗装が新しい方は退色しにくくなり、吹出口の方はこれまでのペースで退色が進んでしまうため、塗った直後から差が開き出す展開になってしまいます。

ここで塗装屋さんのテク発動です(^o^)
両者のペースを同一にすることはできませんが、差が目立ちにくくするために、今回のパネルの方を、許容範囲内で若干薄めの色に塗っていただいています。
これによって、両者の色調が一致するタイミングをだいぶ先送りすることが可能になるわけです。
退色のペースを考慮して色を合わせるなんて、素人ではまったく考えも付きませんね。職人仕事に萌えてしまいます。


ナビは冒頭でもお伝えしましたケンウッドのMDV-Z905です。

歴代のケンウッドナビは、(上端がせり出して下端が下がる)逆チルトができるようになっており、なだらかなコンソールがを持つスポーツ系のクルマには重宝していたのですが、現行モデルはその機能が省略されてしまいました。
ということで、このモデルを複数台手元にキープしてありますので、なんとしてもコレと同じにしたい!というお客様はどうぞお問い合わせください。

  • ETC2.0ユニット取り付け

    灰皿スペースにETCユニットを取り付けました。

    他のエントリをご覧いただいて、ご依頼いただきました。
    元灰皿の開口部にパネルを立てて、ETCがぴったりはまるような作りになっています。

    作り自体はカンタンなのですが、前述の(吹出口からサイドブレーキまで繋がっている)大きなパネルを止めるネジ穴が、このパネルの奥にあるので、容易に脱着できるような仕組みにしてあります。

  • ETC2.0用アンテナ

    フロントガラスの上端にETC2.0用アンテナを設置しました。

    今回はナビの取り付けを行う都合がありましたので、地デジアンテナの取り付け作業と合わせて、ETCアンテナの設置も行いました。

    教科書的?日本的?にはウインドウの中央に持ってきたくなりますが、車検シールの都合もあり、助手席側に寄せてあります。

  • ハンズフリーマイク埋め込み

    ナビのハンズフリーマイクの取り付け状況です。

    当コーナーの多くの事例でそうであるように、ステアリングコラム上が定位置なわけですが、上体が仰向けになりがちなスポーツカーの場合は距離が開くため、他の選択肢を探してしまいます。
    最近の純正では、オーバーヘッドコンソールやナビフレームに埋め込むなど、目立ちにくく、音を拾いやすいところについていますね。

    後付けの場合は、加工による負担の少ないグロメットなどを探すことになりますが、当店のNSX定番はサイドブレーキ脇のココです!
    これも前出のETCパネルと同様、3Dプリンターで出力したパーツの表面を仕上げて作っているので、出来栄えが安定しています。

  • USBケーブル

    USBケーブルはアームレスト下に引き出しました。

    ケンウッドのナビへの外部入力USBは3本あります。
    利用頻度やお好みによって引き出し場所を決めますが、グローブボックス、センターコンソール下が定番で、アームレスト下に小物入れがある場合は、手元に最も近くなるので最有力候補になります。

    NSXは小物入れがあるので、ここに引き出すことにしました。

  • リアカメラ取り付け

    リアカメラの設置状況です。

    お預かり時は、ナンバープレート脇のくぼみにカメラ付属のステーで取り付けてあり、カメラの筐体がまるまる見えてしまう状態でした。
    オーナー様もスタイリッシュなデザインをスポイルしてると感じておられたようで、きれいに取り付けたいとご依頼いただきました。

    そこで、例によってオリジナルのステーを制作してスッキリ取り付けてみました。
    もともとカメラ取り付けに十分な空間が空いているので、きれいに付けようと思えば誰でも思いつく方法だと思いますが、ステー制作はちょっと敷居が高いですよね。
    なかなかスッキリ取り付けられました♪

  • オリジナルNSX専用カメラステー

    こちらがステーにカメラを固定した状態の写真です。

    汎用のバンパー埋め込み用ブラケットとして販売している製品は、カメラの周りを四角く囲うガクブチのような形をしていますが、NSXは埋め込む壁がないので、最寄りのネジ穴をつかって固定できるよう、ステー形状で作ってみました。

    このステーはある程度在庫しておきますので、新規の取り付けはもちろんのこと、既存のカメラをキレイに付け直したいというお客様もどうぞお声掛けください。

    ナンバー上部の開口部を通して配線してあるカメラなら、お待ちいただいている間に付け直し作業が完了します。どうぞ気軽にお立ち寄りください♪(事前にご予約お願いします

    オンラインショップでも取扱開始しましたので、DIY派の方はこちらでどうぞ♪
    NSX専用・リアビューカメラ取り付けステー
    ※格納可能なカメラモジュールの最大サイズ→幅24mm×高さ24mm×奥行き27mm

  • ちなみにカメラ画像

    当ステーで固定したカメラで捉えた画像です。

    ボディの外観を損なわない取り付けは魅力ですが、信頼できる視野の確保が大前提ですよね。
    このステーを使うと、車両のキッチリ真ん中にカメラを固定することができるので、左右が均等に見えて、非常に感覚がつかみやすくなります。

    中心からずれた位置に付けた場合、なんとなくそっち側に吸い寄せられてしまい、何度も切り返す・・なんてもやもやからも開放されます♪
    また、カメラ筐体のほとんどがバンパー内に隠れる分、低い位置の割には上に向けることができるので、後方遠方の見通しも良好です。

  • 作業後期

    今回は初期型のNSXのサウンドアップ、、じゃなくてドライバビリティ・アップデートの事例を御覧いただきました。

    本文中で触れる機会がありませんでしたが、今回ご紹介したNSXの初期型のMT車はパワステじゃないんですね。(1993年以降はオプション設定)
    スポーツ志向の軽量化重視が理由でしょうけども、最大公約数狙いの現代のマーケティングの常識からすると、羨ましいくらいの割り切りですね。

    でもやっぱり、そんな元気な時代に生まれた車だけあって、今年で30歳。
    オーディオまわりの劣化については、なんとか聴けてればいいやでガマンできなくもありませんが、道路事情はだいぶ変わりました。余裕ある運転のためにナビ案内は必須、ETCも当然。走行中はドラレコで監視しつつ記録、窮屈な駐車場に停めるときはリアカメラで観察と、情報機器を充実させないとクラクション攻撃のみならず、妙な言いがかりからも身を守れない時代になってしまいました。

    この課題への対応は、カーナビ、ドラレコ、ETC、リアカメラの装備で解決するわけですが、クルマの年齢と標準の装備の状況によってやり方が変わってきます。
    オーディオ周りにコンピュータが搭載されていたり、エアコンなどのコントロールと融合していたりすると、ナビを入れる2DINスペース作りに先立って、それらの移設先を考えないといけませんが、特に未練がないと思われる(^o^;)テープデッキが標準のNSXの場合、スパッと取り外すだけなので話が早いです。

    でも、これだけのスペシャリティーカーですので、美しくなくてはいけません!
    当店では、規格サイズでない純正ナビ・オーディオの入れ替えや、7インチ枠に8インチを入れる等の施工に伴って、数多くのパネルのカスタム製作を行っています。
    車によって条件は様々ですが、NSXの場合は面が平らなので、後ろ側の作り込みを含めて、難易度は高くない方です。

    純正パネルの切り込み、水平・垂直のライン出しとパテ成形、表面のならし、外注塗装と、基本的なテクニックの組み合わせで今回ご覧いただいたような品質のパネルを仕上げることが出来ます。

    また、今回登場したETCパネル、ハンズフリーマイクベゼルのように3Dプリンタを活用したカスタムパーツづくりにも積極的に取り組んでいます。これらパーツの仕上げも細心の注意を払って取り組んでいます。

    とにかく美しさ重視!でお考えのお客様はどうぞご相談ください。


    あと、文中でご紹介しましたケンウッド製の「逆チルト機構」付きナビの最終モデル「MDV-Z905」ですが、これは手元に数台確保してあります。

    どうしても画面が上を向いてしまうNSXには、なくてなならない機構だとと思うのですが、残念ながら、現行の最新機種でこの機構を持つものはありません(一部ディーラオプションモデルにはあり)

    MDV-Z905は2019年まで販売されていた製品なので、機能的な鮮度も、地図データアップデートと保証の点も問題ありません。「逆チルトいいなぁ」とお感じになられたオーナー様はどうぞご連絡ください♪

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