シトロエンC5のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.471(お問い合わせの際にお伝えください)
model
シトロエン C5
system
メインユニット:Carrozzeria OEM
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:MOREL MAXIMO6
リアスピーカー:純正
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:Kaiser swingcomment
モレルのスピーカーを使ってサウンドアッププログラムを施工しました。
音楽の再生には好条件のキャビンで、ゴキゲンなリスニング空間を作ることが出来ました。
シトロエンC5のダッシュボードです。
ダッシュ上面に凹凸がなく、奥行きもたっぷり。室内も広いので、オーディオ的にはかなりアドバンテージがあるクルマです。
コンソールのところに見える黒いヘッドユニットはシトロエンのネームがついておりますが、(DEH-P640そっくりの)パイオニアのOEM製品です。
このC5はダッシュボードの奥にMFD(マルチファンクションディスプレイ)が通電され、情報が表示された状態で取り付けられて(押し込められて?)いることで、オーナー様には広く知られています。
理由は謎ですが、知ってしまうと気になってしまいますよね。ということで、これを表に引き出して純正デッキの下に移設するお仕事を時折ご依頼頂きます。施工例こちら♪
前置きが長くなった割には、今回はそのMFD移設はナシで、音質改善のお仕事。フロント2wayのスピーカー交換とドア防振、スピーカー交換で音の出口の整備ができるサウンドアッププログラムの事例ご紹介です。
スピーカーセットはMOREL(モレル)のMAXIMO6(34,000円)です。エントリーモデルの位置づけながら、臨場感にあふれる豊かな広がりを持つ、モレルらしい音を出すユニットです。
さすがフランス車だけあって、至る所がデザイン優先で作られている感があり、だいぶ施工に苦労しました。
作業の様子をどうぞ御覧ください♪
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フロントドア
ドアトリムです。
クルマに限ったハナシではありませんが、そのデザインには国産っぽい、アメ車っぽい、欧州車だねーと、国や地域毎のデザインの違いがあり、さらにメーカーごとの特徴があるわけですが、その中でもフランスを代表するシトロエンは抜いて個性的ですね。
シックな色合いと流麗なラインに思わず見入ってしまいます。
写真で伝わるかわかりませんが、かなり重厚感があり、スピーカーのエンクロージュアとして好適な印象です。
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第二段階
ドアトリムを外すと、スポンジ状のシートがサービスホールを覆っています。
この仕様は欧州車特有ですね。
このシートはとても頑固な糊というか、接着剤というか、そんなもので貼り付けられています。
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第三段階
企業秘密のテクニックでスポンジシートをキレイに剥がし取りました!
純正スピーカーは最近良く見られるリベットで留められていました。リベットの頭からドリルを通して壊し、残骸をニッパーで丁寧に除去します。
スピーカーはリベットで固定されているので、ドリルとニッパーで丁寧に外します。
その後、スピーカーケーブルを引き込みましたが、一般的なクルマより随分と窮屈で作業がしずらく、加工も必要だったので苦戦しました。
アウターパネルに見えるのははオーディオテクニカの防振材AT7560Rです。
パネル全体にまんべんなく制振効果が及ぶよう、適切な間隔を開けて配置します。
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第四段階
インナーパネル側の作業が終わったところです。
オリジナルのMDF製バッフルを介して、モレルのMAXIMO6のウーファーを取り付けます。
その後、オーディオテクニカのAT7550Rでサービスホールを塞ぎ、相対的に比重の軽そうなところを見つけて貼り込んでいきます。
振動の発生源となるスピーカーと、ただの鉄板との強度的なギャップが出やすいスピーカー周りは、細かく貼り込んで効果を高めます。
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純正ツイーター
ツイーター周りがちょっとおもしろい構造なのでご紹介し。
純正ツイーターが取り付けられているミラー裏の三角カバーを裏側から御覧頂いています。
丸いのがツイーターなのは説明不要ですが、その固定方法がユニークです。
差し込んで時計回りにクルッと回してハイ終了。という仕様です。
能く観察すると、ツイーターの背中に小さなハイパスフィルターが乗っかっています。ということは、ここに来ている信号は基本的にフルレンジであろうという推測ができます。
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純正位置ツイーター取付加工
MAXIMO6のツイーターに差し替えた後の状態です。
純正ツイーターを外した場所に、熱と振動に強い接着剤で固定します。
ツイーターから直接出ている赤いケーブルは製品付属のものですが、その先は引き換えたKaiser swingにバトンタッチです。
指向性の強い高帯域を受け持つツイーターは、取り付けの角度が音像の形成の大きく影響します。
純正位置トレードインでは細かな細工ができないので、向きの調整は叶いませんが、ご覧いただくように大きなマグネットと、高品位の振動板によって、純正とは大きく異るパフォーマンスをご堪能いただくことができます。
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作業後記
今回はシンプルな2wayのサウンドアッププログラムの事例をご覧いただきました。
素敵なデザイン優先の造りで作業しづらい点があったのを除けば(笑)、ごく一般的な作業内容でした。
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、相対的にコストが低く聴感上の変化が得られやすい、いわゆる「コストパフォーマンスが高い」のは音の出口となる川下のデッドニングとスピーカー交換の領域です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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