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レクサスCT200hのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.421(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス CT 200h

    system

    メインユニット:純正
    ブルーレイプレーヤー:Panasonic DMP-BD88
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165、MX080
    センタースピーカー:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正
    サブウーハー:純正
    プロセッサーアンプ:audison prima AP5.9bit、AP8.9bit、DRC
    ケーブル:audiotechnica、kaiser

    comment

    標準で装備されている10個のスピーカーを全て制御できるよう、プロセッサーアンプを2枚使ってシステムを組みました。
    10ch対応の外部アンプ式プロセッサーに比べて、高コスパで設定も容易です。

  • ダッシュボード全景


レクサスの中でも最もリーズナブルなクラスに設定されているCTではありますが、それはそれはレクサスで、しっかりとレクサスです(笑)
圧倒的な上質感が漂いまくっています。

今回はaudisonのプロセッサアンプを2枚使って、全スピーカー10個を全てコントロールするシステム事例のご紹介です。
実は、第2回目のグレードアップ後の状態でして、最初は、audisonのAP8.9bitでフロント3way(ツイーター・スコーカー・ウーファー)を鳴らす、ごく一般的なシステムでした。

そして今回は、10個搭載されているスピーカー(チャート上で数えてみてください)全てを鳴らしてみようということで、図のようなシステムを組みました。
純正デッキの信号をAP5.9bitに入れ、リヤスピーカーとサブウーファーを鳴らし、フロント出力の2ch分を更にAP8.9bitへと連携し、フロント3way+センタースピーカーを鳴らすという仕組みです。

「プロセッサー2枚仕様」は決して一般的ではなく、フロント3way → 全スピーカー制御への要件定義変更への対応が直接的なきっかけではありますが、そういった背景は別としても、いざ10chをコントロールしようといった場合、10ch対応のプロセッサー(HELIX DSP PRO)と10ch分のアンプを用意するのに比べて、予算、重量、設置スペースの3点において、優位性のあるシステムと言えると思います。

また、実際に音場のセッティングを行ってみて、調整のしやすさの点でも優れているなと感じました。
AP5.9bitのフロント出力を素通し(フルレンジの0db)として8.9bitに入れて、まずは8.9bitの調整でフロント側(3way+センター)を決めます。次いで、5.9bit側でサブウーファーとリヤスピーカーを摺り合わせる流れです。

  • フロントドア

    今回のエントリでは、ドア関係のご紹介は一コマで。
    内装を戻す直前の状態です。

    使用したスピーカーは、当店人気のBLUE MOON AUDIOのエントリーグレードであるSX165(税別39,000円)です。
    フラッグシップのRX165(同16万円)と比べると、だいぶリーズナブルですが、「機械ではない、楽器である」という製品コンセプトがきっちり貫かれていて、素直な鳴りっぷりが「なるほどねぇ〜」という感じです。

    元々は楕円型のスピーカーが装着されていましたので、インナーバッフルの形状は、スピーカーホールを覆うように縦長になっているのをご確認いただけると思います。

  • スコーカー

    フロント3wayのうち、ウーファーは全コマでご覧頂きましたようにドアにあり、スコーカーはダッシュボード左右のピラーの根本、ツイーターはピラー部分に配置されています。

    スコーカーは同じくBLUE MOON AUDIOのアドオン用8センチユニットであるMX080(税別3万円)に差し替えました。
    ご覧のように無加工ですんなりと取り付けが可能でしたが、配線はAP8.9bitから直接引き直してあります。

  • ツイーター

    差し替え後のツイーターを裏側から御覧頂いています。
    前述のとおり、ピラーカバーに設置されており、写真の下の弧を描いている部分がダッシュボードに接し、上方がルーフという位置関係です。

    SX165のツイーターユニットはプラスチック製のハウジングに収められておりますが、純正位置に差し込むのと、背面のスペースの確保するのとで、ハウジングを外しています。

    固定には自動車での使用を前提に開発されている接着剤を利用します。熱や振動に強いようです。

  • センタースピーカー

    2コマ前と似たような写真になってしまって恐縮ですが、こちらはダッシュボード中央のセンタースピーカーです。
    スコーカーで使用したのと同じMX080を使っています。

    こちらもスコーカー同様、割りとすんなり取り付けが可能でしたが、これもスコーカー同様に配線引き直しの手間をかけてあります。

  • フロント用プロセッサーAP8.9bit

    運転席下に設置されたフロント用のプロセッサー、audison のAP8.9bitです。

    冒頭のシステムチャートでもご確認いただけますように、AP8.9bitのスピーカー出力は、35W x8のうちの7つを使用しています。

    ツイーターL/R、スコーカーL/R、ウーハーL/R、センターの7つです。
    こういったまとめにすると、PCを接続して調整する場合も、フロントのみを集中して設定でき、作業が捗ります。

  • メインプロセッサーAP5.9bit

    こちらは助手席下に設置されたメインとして使用するプロセッサー、audison のAP5.9bitです。

    純正デッキのスピーカー出力は、このプロセッサーアンプに入力され、フロント信号のみ前コマの8.9bitに受け渡されることとなります。

    このプロセッサーアンプへの入力は、フロントハイL/R(ツイーター・スコーカー共用)、フロントローL/R、センター、サブウーハーの6チャンネルとなります。

    AP5.9bitのスピーカー出力は、20W x2、50W x2、150W x1となっており、(8.9bitへ繋がる)フロント用には20Wの方を接続します。
    50Wはリヤスピーカー、150Wがサブウーファーですね。

  • ブルーレイプレーヤー

    オーナー様のたっての希望でブルーレイプレーヤーを設置しました。
    パナソニックのDMP-BD88という製品で1万円内外のリーズナブルな製品です。

    基本的に家庭用の製品ですが、12ボルトのACアダプターによる給電が前提となっていますので、車載も可能です。
    しかしながら、当サイトをご覧になられるような皆様であればお分かりいただけると思いますが、車載バッテリーから引き込む電源は電圧が変動しますので、安定した電圧の受電を前提とした家庭用機器の場合、動作不良や故障を誘発する蓋然性が高くなります。
    この対策として、変動する電圧を12Vに固定することを目的とした、安定化電源部品を組み込みました。

    その他、熱や振動による影響も考慮する必要がありますので、必要に応じて注意事項をお伝えすることにしています。

  • 作業後記

    今回は、アンプ内蔵式のプロセッサーを2枚使って、10スピーカー全てを制御するシステム事例をご覧いただきました。

    売れ筋のプロセッサーアンプ、AP8.9bitの場合、内蔵アンプ(各35W)での出力が8チャンネル(スピーカー8個)で、1チャンネル分アンプを足すと計9チャンネルまで出力できますので、、

    ・フロント2way=4ch
    ・フロント2way=6ch(ツイーター2ch、ウーファーブリッジ4ch)
    ・2way+サブウーファー=8ch(ツイーター2ch、ウーファーブリッジ4ch、サブウーファーブリッジ2ch)
    ・3way+センター+サブウーファー=8ch(全ユニット各1ch)
    ・3way+サブウーファー=9ch(ツイーター2ch、ミッド2ch、ウーファーブリッジ4ch、外部アンプサブウーファー1ch

    といった具合で、幅広い対応が可能ですが、今回の様に10ch以上鳴らそうという勇ましいケースには対応しきれません。

    文中にもあります通り、10ch対応プロセッサーはヘリックスのDSP PROがありますが、外部アンプ方式ですので、予算、設置スペース、重量、そして消費電力と、どこをとっても横綱級になります。
    今回のシステム例は、一般的なパターンからすると、幾分異端な印象があるかもしれませんが、コスパが高く、比較的設定もし易いので、オススメです。
    「とにかく全部鳴らしたいです!」というお客様は、どうぞご参考になさってください。

    ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください♪