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サウンドプロ

レクサスRX450hのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • レクサスRX450hのスピーカー交換

  • 事例No.420(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス RX 450h

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO RX165、MX080
    センタースピーカー:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正
    サブウーハー:純正
    プロセッサー:HELIX DSP PRO
    パワーアンプ:PHASS AP4.50(x2)
    ケーブル:audiotechnica、SUPRA

    comment

    純正デッキのソースをハイエンドプロセッサーDSPPROに入れ、外部アンプ2枚を使って、フロント3wayとセンタースピーカー・サブウーファーをドライブするプランです。

    クセのないBLUE MOON AUDIOのスピーカーと素直な声質を持つPHASSのアンプの相性が良いです♪

  • ダッシュボード全景

    レクサスRX450hにBLUE MOON AUDIO RX165を取り付けます


  • レクサスRX450hにBLUE MOON AUDIO RX165のシステム図です

高級感漂うシックなインテリアですね。色調を抑えたダークトーンのカラーリングが独特の迫力を宿しています。
こんなひねった表現をしてしまうあたり、すっかりレクサス(の高級イメージに)飲み込まれてしまってますね(笑)

さて、今回レクサスのSUVのサウンドアップメニューは、(このクラスとなると当然の選択ですが)純正デッキをソースとし、ハイエンドプロセッサーのHELIX DSP PROで調整した信号をPHASSのアンプに通し、フロント3way+センタースピーカー+サブウーファーをドライブする内容です。

PHASSのアンプは4chを2枚使っています。ご覧のようにフロント3way・センター・サブで計8chをまかなっています。
リヤスピーカーは純正のラインのままです。車室全体で聴くモードの時以外は、フェーダーで落としてしまいますので、プロセッサーを通していません。

オーナー様からは純正外観キープ!を念を押されています。特にドア内装の水面下で繰り広げられる死闘をお楽しみください。

  • フロントドア

    RX450hのドアにBLUE MOON AUDIO RX165を取り付けます

    ただただ迫力のドアトリムです。ちょっと無表情で怖い感じですね。

    やっぱりというか、想像通り、ドア筐体もトリムも、とても剛性感があります。
    共振は極めて少なそうですので、トリム側は防振せずに済みそうですね。

  • デッドニング、ドアスピーカー取り付け

    RX450hのドアにBLUE MOON AUDIO RX165を取り付けます

    スピーカー取り付けまで済んだ状態のドアです。
    今回は制振力の強いデッドニンググレードで施工しておりますので、アウターパネルの防振材は短冊状にカットしたものを感覚を開けて貼っています。

    インナーパネルはご覧のとおり全面貼りです。素材はアウター/インナー共にロシアのStP製を使用しております。
    スピーカーの背面に当たるアウターパネルには積水のレアルシルトディフュージョンを配し、波動の拡散を図っています。

    セレクトしたスピーカーは当店売り上げの五指に入るBLUE MOON AUDIOのユニットです。
    2wayセットのRX165に、スコーカー用としてMX080を追加しています。(後述のセンタースピーカーにも同ユニットを使用しています。

    ウーファー(下)はMDF製リングを介して取り付ける、ごく一般的な工法でクリアできましたが、問題はスコーカーです。
    インナーパネルからドアトリムまでのクリアランスが狭く、そのままでは全く収まりません。
    そこで、インナーパネルを一定量切除し、スピーカーバスケットをある程度沈めました。それに加えて、ユニットの表側にあたる、ドアトリムの裏側も強度に支障のない範囲で削り、どうにかこうにか規定範囲に納めることが出来ました。

    スペースに余裕があると、純正トレードインはアウターバッフル化などの作業に比べて、容易なケースが多いですが、条件が悪いと、極端に大変なケースも出てきてしまいます。

  • ツイーター取付

    RX450hのドアに RX165のツイーターを取付中です

    次にツイーターの取り付けです。
    2コマ前のドア内装に戻っていただくとお分かりなるとおり、ドアの上端ぎりぎりの位置に付いているんですね。
    BLUE MOON AUDIOのRX165のツイーターはハウジングがコロンとしていて、標準的な大福くらいの大きさがありまして、造形的にもなかなか美しいのですが、取り付けスペースに制約がある場合は、ハウジングの一部を削り取る選択もありえます。

    しかしながら、先々、気が向いたら露出させてとりつける可能性もあるかも♪ことでしたので、ハウジングには加工を施さないで取り付けることになりました。
    ということで、ユニットの後ろにあたるインナーパネルを少し切削し、ドアトリム側もキレイに削って、ユニットをエポキシ系接着剤で留めました。

  • センタースピーカー

    RX450hのセンターとしてBLUE MOON AUDIO MX080を取り付けます

    ダッシュボード中央のセンタースピーカーです。
    ドアのスコーカーに使ったBLUE MOON AUDIO MX080をコチラにも使っています。

    ドアがあまりに大変だったので、比較的簡単に取付が出来た印象がありますが、狭小スペースを介した配線引き回しには、一定の手間がかかります。

    アナログ時代からのカーオーディオのセオリーは、フロント2wayあるいは3wayといった、左右一対のユニット構成が基本で、高域を受け持つツイーターを中心に、各ユニットの設置位置や角度の調整と、帯域分割とイコライジングで音像を作っていくのが原則とされてきました。そういった空気の下、センタースピーカーは、ステレオ感を損ねる原因になり得るとして、重きを置かない言説もありました。

    確かに、無遠慮に鳴らしてしまうと、モノラルのようにペタンと平板な音になってしまいますが、プロセッサーによって、複雑な信号の制御を行える現代にあっては、微細にステージング(音像)を前後させるための調整器として、非常に重要な位置づけを担うようになってきていると感じています。

    そういった背景から、予算が許せば、より性能の高いユニットへの差し替えはオススメしたいところです。

  • ラゲッジスペース

    RX450hにHELIXのDSP PROとPHASSのアンプを取り付けました。

    ラゲッジスペースのフロアパネルをめくったところです。

    こういったSUVの価値の一つに、気軽にたくさん積める点があると思います。いくらオーディオが趣味になっても、荷物が積みにくくなってしまってはいけませんので、ラゲッジスペースについても、外観上は一切変更なしにインストールできるように工夫しました。

    中央がHELIXのプロセッサーDSP PRO(税別15万円)で、両脇がPHASSのアンプAP4.50(同65,000円)です。
    (黒く塗ってある)MDFで制作したアンプボードを敷いて、各機をレイアウトしました。

    これによって、スペアタイアは積めなくなりますが、パンク修理剤を携行することで法的な問題はありません。

  • DSPコントローラー

    RX450hにHELIXのDIRECTOR タッチスクリーンリモコンを取り付けました

    DSP PROの操作に使う別売りのコントローラー(税別4万円)です。

    今回のシステムでは、ソースが純正デッキのみですので、音場のプリセット(運転席側・助手席側など)の切り替えが設置の主な目的で、切り替えを滅多に行わず、切り替えるときにノートPC接続の手間を厭わなければ設置の必要はありません。
    今回は、このコントローラーを追加したことで、プリセットの切り替えが手元でできる他、プリセット数も本体のみの場合の2パターンの他、20パターンの登録が可能になりました。

    なお、先々、ハイレゾプレイヤーなどのAUXソースを追加する場合は、メインのデッキ入力との切り替え操作と、デジタル入力時のボリュームコントロールのために、当コントローラーは必須となります。

    幅135ミリ、高さ53.5ミリとコンパクトなので、コンソールボックス内にキレイに納めることが出来ました。
    ほとんど純正状態ですね♪


  • 作業後記−−☆


    今回は純正ヘッドにハイエンドプロセッサーとアンプを加えたシステムのご紹介でした。

    audisonのAP8.9bitや同HELIXの P-SIX DSPのようなアンプ内蔵型のプロセッサーに比べると、予算が上がりますが、当然、プロセシングのスペックは上がりますし、好みに合ったアンプの選択も可能になりますので、より高みを目指す方はどうぞご検討ください。

    今回の事例では、今後のシステムアップの楽しみを残した形で、純正デッキからのスピーカー出力のみを入力していますが、デジタル入力を可能にするための追加投資によって、iPhoneやハイレゾプレイヤーなどのソースをAUX入力し、手元で切り替えて楽しむ使い方も出来るようになります。

    またまた登場のBLUE MOON AUDIOのスピーカーも引き続きお客様の評価が高いです!
    当ブランドの開発ポリシーは「これは機械ではなく、楽器である」で、クセのない鳴りっぷりが特徴であることは繰り返しご紹介してまいりましたが、今回を含む複数の事例から、素直な性質をもつPHASSのアンプとの相性の良さはオススメできるなと感じています。

    ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください♪