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サウンドプロ

トヨタ GRカローラ のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2026/11/06

  • 事例No.953(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ GRカローラ

    system

    メインユニット:純正ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO EX165.2
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:BLUE MOON AUDIO PSW200
    プロセッサーアンプ:ADONN Z600DSP
    ケーブル:ADONN AC-T281

    comment

    フロント2wayスピーカーとシート下のパワードサブウーファーを6ch DSPアンプで駆動するシステムです。
    JBLオーディオシステム用のAピラーカバーを使って、ツイーターをAピラーに取り付けました。純正ルックでスタイリッシュに仕上がりました♪

  • ダッシュボード


トヨタ・GRカローラの事例紹介です。

ベースとなる「カローラ」は、日本のモータリゼーション黎明期である1966年に初代(E10型)が誕生して以来、約60年にわたり世界150以上の国と地域で累計5,000万台以上を販売してきた、トヨタを、そして日本を代表する大衆車です。
時代ごとのニーズに合わせてセダン、ワゴン、ハッチバック、SUV(カローラ クロス)とボディタイプを広げ、「誰もが安心して乗れる実用車」の代名詞としてファミリー層を中心に支持され続けてきました。

その一方で、かつて「レビン(TE27やAE86)」やWRCを制覇したカローラWRCのように、走りの楽しさを象徴するスポーツモデルのDNAも受け継がれてきました。
そうした血統を現代に蘇らせ、「多くのお客様に愛されてきたカローラだからこそ、ユーザーを虜にする走りの車を取り戻したい」という豊田章男さんの強い想いから、モータースポーツ直系の本格スポーツカーとして開発されたのが、2022年に登場した「GRカローラ」です。

車体骨格はカローラスポーツをベースとしつつ、スポット溶接増しや構造用接着剤の大幅塗布によってボディ剛性を強化。前後フェンダーはワイドトレッド化に伴い大きく張り出し、3本出しマフラーを備えるなど、大衆車の面影を残しつつも覆す。迫力あるフォルムへと仕立てられています。

心臓部には、GRヤリス譲りの1.6L直列3気筒インタークーラーターボ「G16E-GTS」型を専用チューニングして搭載。最高出力304psを発揮し、電子制御多板クラッチによって前後の駆動配分を可変制御する4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせることで、サーキットからワインディング、ダートまで高次元でコントロールできる圧倒的な走破性を獲得しています。

国民的実用車の丸みのあるブランドを背負いながら・・・中身はキレキレな競技スペック!というギャップが、GRカローラの魅力と言えそうです。

◆

今回お迎えする車両は都外からご来店の真っ白なGRカローラです。
標準オーディオ車の音質アップを希望され、当店にご連絡いただきました。
・
最近のサウンドアップを希望されるお客様の共通したご意向として「純正の外観維持」があります。
多くの場合は、純正で配置されているスピーカー・ツイーターを元の位置で入れ替える方法をとり、セパレートツイーターが付いていない場合は、ダッシュボード上にマウントする形で配置、あるいはAピラーに埋め込むといった方法をとります。
この他の選択肢として、プレミアムオーディオ用の純正パーツをつかったインストールがあります。
例えば、BMWのセパレートツイーターレスモデルに対して、ハーマンカードンシステム用のツイーターグリル付きのミラーカバーを適用するといった方法です。

今回のGRカローラの標準オーディオシステムは、ダッシュボード奥のセパレートツイーター、ドアのウーファー、リヤスピーカーといったオーソドックスな6スピーカーです。従って、純正の位置のまま差し替える「第一選択肢」がムリなく適用できるパターンです。
しかしながら、もっとスタイリッシュに♪と考えた場合、他の道もあるのです・・
GRカローラには、JBLプレミアムオーディオが設定されており、この場合、標準のダッシュボード奥のセパレートツイーターが8cmスコーカーに変更され、Aピラーにスーパーツイーターが追加される仕様になっています。
このAピラーカバーには、かっこよい高音拡散用のツイーターグリル(ウェーブガイド)がついており、当然ながらJBLロゴも入っています♪

ということで、今回はこのAピラーカバーを調達して、純正ルックで仕上げる方法を取ることになりました。
システム構成としては、フロント2way(ツイーター・ドアスピーカー)にパワードサブウーファーを加えて、DSPアンプで制御する内容です。

以下が使用コンポーネントです。

◯DSPアンプ
ADONN  Z600DSP(税込66,000円)

「ADONN(アドン)」はカーオーディオ関連機器の有力代理店であるイース・コーポレーションが独自に企画したブランドで、 Z600DSPは同ブランド内にラインアップされるDSP製品3種( Z1200DSP・税込275,000円、 Z1000DSP・税込132,000円、 Z600DSP)のうちのエントリーグレード機に相当します。

本機は、4chのAB級パワーアンプ(定格25W×4)を内蔵し、6chまでプロセシングできるDSPアンプです。
96kHz/24bitのハイレゾ動作や空間パノラマオーディオモードを搭載し、純正オーディオの手軽な音質アップに向いています。筐体は89mm×120mm×40mmと非常にコンパクトで設置場所を選びません。Bluetooth5.0も内蔵し、スマホアプリで手軽に音場調整ができる、コストパフォーマンスに優れた一台です。
その小ささを活かして、助手席下に設置しました。

次に接続についてのご説明です。
DSPへの入力はディスプレイオーディオのフロントスピーカー出力(2ch)です。
出力は、ピラーに新設したツイーター(2ch)、ドアのウーファー(2ch)、助手席下のパワードサブウーファー(2ch)の6chです。
リヤスピーカーは純正の状態のままで、ディスプレイオーディオの出力がそのまま入っています。通常はフェーダーでフロント側に振ってやることでリヤを鳴らなくし、DSPアンプで創り上げた音響をフルに楽しむ使い方になります。

◯スピーカー
EX165.2は、ベースモデルの位置づけで販売されてきたEX165のマイナーチェンジ版です。
現行の2wayセパレートのラインアップとしては、フラッグシップがRX165(税込221,000円)、ミドルグレードがVX165(税込137,500円)、そして新ベースグレードのEX165.2(税込35,200.円)の3つになります。

このEX165.2は、低価格ながら、交換用社外スピーカーに求められる、再生品質を持ち、かつ、ブルームーンオーディオらしいメリハリのあるサウンドが特徴です。上述の通り、発売当初の品番は「EX165」でしたが、直近で耐入力を向上させ(定格30→35W/最大90→95W)、SN比を向上させる(90→91dB)改良を加えられて、EX165.2にマイナーチェンジされました。

この2wayスピーカーのうち、ツイーターをAピラーのJBLグリルに、ウーファーをドアに取り付けます。
ドアの条件整備は、ライトなドア防振としてご案内しているドアチューニング(今後使用部材と名称変更予定)で整えました。

◯パワードサブウーファー
BLUE MOON AUDIOの PSW200(税込49,500円)を使いました。

PSW200は本年9月に発売されたばかりの小型パワードサブウーファーです。
リアルA4サイズと呼んで良いコンパクトサイズ(W280×D210×H63mm)のアルミダイキャストボディに、20cmウーファーユニットと、定格100W(最大150W)のアンプを組み込んだパワードサブウーファーです。

パワードサブウーファーといえば、25センチクラスのウーファーユニットを搭載したモデルが定番です。
これに対して、当 PSW200のユニットは20センチと、ワンランク小さいサイズです。「それでは低音が物足りないのでは?」と思われるかもしれませんが、当店で実際に聴いてみたところ、これが意外なほどよく鳴ってくれるのです。効率がよいのでしょうか、ストロークにモノを言わせるブンブンといった派手な鳴り方はしませんが、きちっと輪郭のある低域を効かせてくれるので、(倍音効果によって中高域の彩りをあげる)サブウーファー本来の役割をしっかり果たしてくれる働き者と言った感じです。

筐体がコンパクトなので、これまでギリ難しかった条件でも入ってくれそうですが、今回は余裕を持って助手席下に設置しました。
◆

以上を持って、GRカローラのサウンドアップが実現しました♪
わずか税別5,198円で調達できるJBLグリル付きAピラーカバーのお陰で、見た目もスタイリッシュで、(標準のツイーター位置に比べて)発音の条件も良くなるので、これはお勧めですね。

予算は2wayスピーカー、パワードサブウーファー、DSPアンプと施工費用合わせて税込319,660円でした。
グッとグレードアップされた音質にはオーナーさまも大変お喜びでした。
それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪

  • フロントドア

    フロントドアの全景です。

    GRらしく、スポーツマインドを掻き立てる赤色のステッチが配されています。
    フロントドアのスピーカーは16cm径のフルレンジスピーカーが設置されています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    最近のトヨタ車の純正スピーカーの固定方法は複数あり、リベットのパターンもあるのですが、これは10mmの六角頭のタッピングビスでとまっています。インナーパネル側に取り付けられた樹脂のアンカーにねじ込んで(広がって)固定される。という仕組みですね。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    サービスホールを塞いでいた樹脂パネルを外して、純正スピーカーを取り外したら、インナー/アウターパネルともに清掃と脱脂を済ませ、防振材を貼っていきます。
    今回は内蔵アンプレベルの比較的マイルドな出力にふさわしいドア防振である「ドアチューニング」グレードで施工しました。
    外部アンプでそれなりの出力をかける場合には、より制振力の強いデッドニンググレードの選択肢もあります。この場合は短冊状にカットした防振材を等間隔で配置しますが、ドアチューニングの場合は円形にプレカットされた材料をドアの大きさに応じて5枚から7枚配置します。

    スピーカーケーブルは純正ケーブルを活かしますので、新規の引き込みは行いません。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    MDFでバッフルを製作し、もともとのネジ穴の位置にボルトを通してしっかりと固定した後、EX165.2のウーファーを取り付けます。
    スピーカー裏の接続端子への配線は、純正スピーカーコネクターに、当店で用意した変換コネクターを介在させ、スピーカーに付属しているインラインフィルターを取り付けてから、端子に接続します。

    スピーカーを取り付けた後、サービスホールを防振材で塞ぎ、ドア筐体を密閉します。次いで、共振しやすい平面部分を中心に、防振材を適宜配置します。(デッドニング・グレードの時はパネル全面を覆います)

  • JBL仕様 Aピラー

    Aピラー周りの様子です。(まず施工完了後の写真を御覧頂いてます)

    冒頭で触れました通り、GRカローラのJBLプレミアムサウンドシステム用のフロントピラーガーニッシュを取り寄せて、EX165.2のツイーターを仕込みましたた。
    当たり前ですが、純正パーツなのでベストフィッティングですね♪

    純正部品番号は以下です。モノタロウの販売価格(2026/11/05時点)は税別5,198円です♪
    ・運転席側(右 / RH): 62210-12180-C0
    ・助手席側(左 / LH): 62220-12180-C0

  • 純正ツイーター&テレマティックスピーカー

    この車の純正ツイーター周りを見ておきましょう。

    お察しの通り、純正のAピラーはツルンとしており、なにもついておらず、ダッシュボード両奥のツイーターグリルの中に、ご覧のようなスピーカー群が取り付けられています。

    左側の8センチ程度のフルレンジは、ヘルプデスクとの会話などに使われるテレマティックスピーカーで、右上がツイーターです。
    テレマティックスピーカーは専用アンプによって駆動されており、オーディオシステムとは無関係です。
    (テレマティックスピーカーは助手席側にのみ設置されており、運転席側にはありません。)

    この部分に対する作業は、Aピラーにツイーターを付けるために、ツイーターの接続の解除を行いました。それ以外はなにもしていません。

  • ツイーター取り付け

    Aピラーへのツイーター取り付け作業の様子です。

    プレミアムオーディオ用のピラーの一部には、あらかじめツイーターユニットが組み込まれたものもありますが、このJBLピラーは「ガワ」だけでツイーターは付いていません。

    作業としては、EX165.2のツイーターユニットのベゼル部分に軽加工を施してから、ピラーの開口部に接着して取り付けます。
    接着剤には耐熱性、対振動性の点で自動車向けに相応しいエポキシ系接着剤を使います。
    スピーカーケーブルの配線については、ドアのウーファーは既存の純正ケーブルを使って、DSPアンプの出力をつなぎこみますが、ツイーターへのケーブルは既存の経路が無いため、新規に敷設しています。

  • 助手席下

    助手席下の様子です。

    こちらには、BLUE MOON AUDIOのパワードサブウーファー PSW200と、ADONNのDSPアンプ Z600DSP(右奥)を設置しました。

    PSW200はW280×D210×H63mmとシート下設置を想定したパワードサブウーファー製品として一段コンパクトなサイズですので、余裕を持って収まっています。

    右奥のDSPアンプも89mm×120mm×40mmと、DAPのようなコンパクトサイズの製品ですので、ちょっとしたスキマに設置できるメリットがあります。
    今回はDSP用別売りハーネスの長さの都合と、フロアのエアコン吹き出し口との兼ね合いでナナメ設置になってしまい、若干雑然とした感じになっちゃってます。ご了承ください。

  • 作業後記

    トヨタ・GRカローラのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    GRカローラは走りのポテンシャルが際立つ本格スポーツですが、いざ日常使いや長距離ドライブとなると、純正オーディオの平坦な鳴り方に物足りなさを感じるオーナー様は少なくないようです。走りが刺激的なクルマだからこそ、室内を彩るサウンドももメリハリのある良い音で楽しみたいところですよね。

    今回の見どころは、なんといっても「上位グレード(JBL仕様)用Aピラーの流用」でした。
    社外ツイーターを後付けする場合、ダッシュボード上にポンと置くスタイルか、ピラーをワンオフ成形して埋め込むのが定番ですが、前者は見た目の後付け感が気になり、後者は仕上がりが良い反面、それなりの加工コストがかかります。
    その点、今回の純正JBLグリル付きAピラーを使う手法なら、部品代数千円+軽加工だけで、驚くほどスマートに純正然としたツイーターマウントが完成します。さらに、純正のダッシュボード奥(ガラスの反射を受ける位置)からリスナーの耳に近いピラー位置へと発音点が前に出るため、音響的にも大きなアドバンテージが得られます。

    また、システム構成としても、最近のイマドキな車に無理のないアプローチです。
    ディスプレイオーディオ車でも手軽に導入できる小型DSPアンプで音像をきっちり整え、フロントドアの2way化とドアチューニングで中高域の芯を出し、かつ、低域側のレンジを広げ、シート下のコンパクトなサブウーファーでベースラインの厚みを補う。シート下スペースの制約が厳しい現代の車でも、内装の使い勝手やラゲッジスペースを一切犠牲にすることなく、充実した音場空間が構築できます。

    なお、当店ではフロントスピーカー交換とドア防振を基本とした定番の「サウンドアッププログラム」をはじめ、オーナー様のご予算や「純正の外観をどこまで崩したくないか」といったご要望に応じた柔軟なプランニングを行っています。

    GRカローラはもちろん、カローラスポーツやツーリングなど、同系列のディスプレイオーディオ車の音質改善をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください♪
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