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サウンドプロ

MINI コンバーチブル JCWのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2026/10/29

  • 事例No.952(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    MINI コンバーチブル JCW

    system

    メインユニット:純正harman/kardon
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー: VX Tweeter+CX100S
    センター:MX080
    リアスピーカー:純正harman/kardon
    サブウーファー:純正harman/kardon
    パワーアンプ:純正harman/kardon
    ケーブル:純正

    comment

    9スピーカーのハーマン・カードン仕様車のツイーター・センタースピーカー・ドアスピーカーの5ユニットを交換し、ドアデッドニングでスピーカーの稼働条件の整備と静寂性の確保を図りました。
    中高音域の輪郭が明瞭になったのに加えて、ドアとフロアの純正サブウーファーとのつながりも良くなり、全体のまとまりが出ました。

  • ダッシュボード


MINI・John Cooper Works(F67)の事例紹介です。

1959年に誕生した元祖「クラシックMini」が約41年におよぶ歴史に幕を下ろしたのは2000年のことでした。BMW傘下での新世代モデルとして企画された「BMW MINI」は、2001年に初代(R50/R52/R53)がデビューを果たし、現在へと続くプレミアム・コンパクトの地位を確立しました。

先代クラシックMiniのアイコンを踏襲しつつ、BMW MINIは以下のように世代とボディバリエーションの変遷を辿ってきました。

第1世代(2001年-):3ドアハッチバック(R50/R53)、コンバーチブル(R52)
第2世代(2006年-):ハッチバック(R56)、クラブマン(R55)、コンバーチブル(R57)、クーペ(R58)、ロードスター(R59)、クロスオーバー(R60)、ペースマン(R61)
第3世代(2013年-):3ドア(F56)、5ドア(F55)、クラブマン(F54)、コンバーチブル(F57)、クロスオーバー(F60)
第4世代(2024年-現行):3ドア(F66/J01)、5ドア(F65)、コンバーチブル(F67)、エースマン(J05)、カントリーマン(U25)
今回ご紹介するのは、第4世代のオープンモデルであるコンバーチブル(型式:F67)をベースにした、ハイパフォーマンス仕様「John Cooper Works(JCW)」です。

JCWは、かつてクラシックMiniでモンテカルロ・ラリーを制覇した伝説のチューナー「ジョン・クーパー」の名を冠する、MINIブランドにおけるトップ・オブ・パフォーマンスモデルです。

本機F67型JCWでは、2.0L直列4気筒ツインパワーターボエンジンを搭載し、専用チューニングのサスペンションや強化ブレーキ、空力性能を高めたエクステリアパーツを装備。爽快なオープンエアドライビングと、JCWならではの「ゴーカートフィーリング」を極限まで引き上げたダイナミックな走りを高次元で両立させています。

◆

今回お迎えした車両はボンネットのレーシングストライプが勇ましい最新のF67型コンバーチブルです。

当店とは、実に古くからお付き合いいただいているお客様の新車です。
このクルマには標準でプレミアムオーディオのハーマン/カードンが搭載されているものの、納車後速やかにスピーカー交換するよう、周到にご予約いただいておりました。

スピーカー交換の概要につきましては、以下のハーマンのスピーカー構成の9個のうち、(1)(2)(3)を交換することになりました。
(1)Aピラーのツイーター
(2)センタースピーカー
(3)ドアスピーカー
(4)シート下サブウーファー
(5)リヤスピーカー
※これらは350Wセパレートアンプにて駆動されます。

使用するスピーカーはBLUE MOON AUDIO製品です。
同ブランドからはMINI向けにトレードインスピーカーセット(BMA-MINI F56FS・税込91,300円)が発売されているのですが、同セットに含まれるスピーカーより上位の製品を組み合わせてセットアップすることになりました。

以下が使用コンポーネントです。
◯ツイーター
VX Tweeter(税込60,500円)
ブルームーンオーディオの2wayスピーカー製品3つ(RX165/VX165/EX165.2)のうち、ミドルグレードのVX165にセットされているツイーターの単品売り商品です。
VXは2wayとしての評価も高いのですが、ツイーター、ウーファーそれぞれが単品売り設定もされているので、今回組み入れることにしました。

このツイーターユニットは、Aピラーの中段に位置する楕円形の純正ツイーターグリル内に加工して埋め込むことで、純正の外観を壊さずにインストールします。

センタースピーカー
MX080(税込42,900円・ペア)
8センチ径のフルレンジスピーカーです。
フラッグシップモデルRX165譲りのケブラーコーン、フェーズプラグに加えて、小型で磁力の強いネオジム磁石を使っているので、秀逸な表現力と豊富な情報量を持ち、奥行きも40ミリとコンパクトなので、インストールスペースに制約のあるドアトリム裏のスコーカーや、今回のようなセンタースピーカー、またツイーターといっしょにAピラーに埋め込むなど、出番の多いユニットです。

ダッシュボード中央のセンタースピーカーグリル内にて入れ替えを行いますが、ダッシュパネルを取り外さないと交換できない構造のため、割増工賃が必要になります。

ドアスピーカー
CX100S(税込60,500円)
10センチ径のコアキシャルスピーカーです。
ドア用のユニットとして10センチのフルレンジが欲しいだけで、コアキシャルである必要はないのですが、現在のラインアップには無いため、同製品を起用しました。ただし、
なお、この製品はウーファー部とツイーター部の接続が独立しているため、ウーファー部のみ接続し、ツイーター部は鳴らさない運用とします。

ドアへのインストールに際して、純正の筒状のスピーカーブラケットを活用し、MDF材にてバッフルを作成して、新スピーカーをフィッティングします。ドアのインナー/アウターパネルにはデッドニングを施工して、スピーカーの稼働条件を整えました。
◆

以上を持って、MINIのサウンドアップが完了いたしました。
フロント側に位置する、(1)ツイーター(2)センター(3)ドアスピーカー(4)シート下サブウーファーのうち、音の輪郭と情報量への寄与度の高い(1)(2)(3)をハイグレード製品に交換したことによって、グッと音が良くなりました♪

費用的には、全てのユニットと、デッドニング費用、ダッシュボード脱着を含むインストール費用を含めて、税込287,650円となりました。

それでは施工の様子をどうぞご覧になってください。

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    写真では上手く伝わらないかも知れませんが、2ドアモデルですので、4ドアに比べて横が長く、一回り大きなドアです。

    ドアスピーカーは10cm径で、ちょっと芸術的なテイストのスピーカーグリルの下に収まっています。
    オプションオーディオでは、お決まりのエンブレムがどこかに取り付けられているものですが、このクルマはドアスピーカー部ではなく、後出のツイーターグリル部に配置されています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールは、ドア中段の左右に設けられており、欧州車によくみられるスポンジ状のシートで覆われています。
    純正スピーカーは筒状の樹脂製のブラケットに取り付けられています。このスピーカーはBMWで採用されている3点止めのおむすび型のユニットで、多くのBMW車と共用されています。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    サービスホールを塞いでいたスポンジシートを取り除き、接着剤をキレイに除去し、インナー/アウター両パネルを清掃・脱脂してから、まずアウターパネルに防振材を貼り付けます。

    次いで、インナーパネル側についても、写真のように全面を覆うように施工します。

    前カットでご覧いただいた純正スピーカーは、ブルームーンオーディオのCX100Sに交換しました。
    一見したところでは、ポン付けされているように見えるかも知れませんが、樹脂ブラケットにキチンとフィッティングさせるために、MDFで薄いバッフルを作って介在させています。
    スピーカー配線の接続は、ドアの筐体内ではなく、表(インナーパネルとドアトリムとの空間)で接続される構造になっているので、スピーカー裏の接続端子からケーブルを延長して「表側」に引き出してあります。
    なお、冒頭の接続図にもありますように、このスピーカーに向かうケーブルの途中にパッシブネットワークを介在させてありますが、これはスペースの関係上、ドア内に設置しています。

  • センタースピーカー(施工前)

    センタースピーカー設置のための格闘風景です。

    一般常識からすると、ダッシュボード上面にあるセンタースピーカーグリルを外すだけでスピーカーにアクセスできるのを期待してしまいますが、このクルマは全く事情が異なります。。
    窓ガラス両サイドのAピラー、丸いセンターモニター、ダッシュパネルを外して、ようやくセンタースピーカーのカバーが外せる。。という構造になっています。

  • センタースピーカー(施工後)

    センタースピーカーを交換したあとの様子です。

    純正ユニットのフランジ部分にピッタリ合うようにMDFでバッフルを制作し、ブルームーンのMX080を接着にて固定しています。
    左奥に目を転じるとツイーターがついています。本来2way構成になっているんですね。
    理屈の上では、このツイーターも交換出来なくはありませんが、MX080の性能を前提として、ツイーター交換のコストと得られる効果との見合いで評価すると、交換する必要はないと考えますので、MX080のみを鳴らしています。

  • harman/kardonツイーターグリル

    Aピラーに移動して、ツイーターグリルを御覧頂いています。

    オシャレな楕円のデザインをしていますが、純正ツイーターユニットは丸型です。
    外観はこのままで、中身を入れ替えます。

  • ツイーター(施工前)

    ピラーカバーの裏側に回って、純正ユニットを見ています・

    写真ではちょっとわかりにくいですが、前席に向かって角度が付けてあります。この角度を確保するために、楕円デザインの長辺が使われているんですね。

  • ツイーター(施工後)

    ツイーター交換後の様子です。

    当店でBMW用にセレクトしたツイーター(加工済みVX Tweeter)をエポキシ系接着剤で固定しています。
    冒頭のシステム図にもありますように、ツイーターに向かうケーブルの途中にはネットワーク(VX165用)を介在させて、帯域の調整を図っています。

  • 作業後記

    今回はMINIコンバーチブル(G67)のサウンドアップ事例をご紹介しました。

    プレミアムオーディオであるハーマンカードン仕様でしたので、フロント2way+センター+、リヤ、シート下サブウーファーの合計9ユニットが揃っており、一通りの音は出るのですが、もっとメリハリが欲しいということだと、グレードアップの余地は大いにあります。

    今回はツイーター、ドア10cmスピーカー、センタースピーカーの5ユニットといった中高音域を司るユニットを交換して明瞭な描写を狙い、かつ、ドアのデッドニングによって外来ノイズの低減と、ドアスピーカーの再生レンジの拡大による低音域とのつながりの強化によって、純正サブウーファーを含めた全体像をしっかりさせることが出来ました。

    ここで改めて、ハーマンカードン仕様車に対して、さらなるオーディオ改善を考える場合のプランを整理してみたいと思います。

    (1)スピーカー交換によるフロント3way化-その1
    今回のパターンです。
    ツイーター、ドア10cmスピーカー、センタースピーカーの5ユニットを社外品に置き換えて、中高域をはっきりさせることができます。
    デッドニングによる外来ノイズ低減と、主に低域側への再生レンジの拡大もぜひやっておきたいところです。

    (2)スピーカー交換によるフロント3way化-その2
    上記の(1)に対して、フロアのスピーカーも交換して、全体の表現力を向上させます。
    一般的に、中高音域ユニットを交換すると、中高域がはっきりするというような説明がされますし、それはそれで正解です。しかしながら、低音域のユニットの性能が引き続きイマイチで、動きが緩慢だと、その波動で車内の基調が支配されてしまうので、相対的にエネルギーの低い中高域は影響を受けて引きずられ、音の焦点がボケてしまいます。あるいは、シャープになりきれません。そういった観点から、全ユニットの足並みを揃えるために、低音域のユニットの性能を上げることにリソースを割く価値があるのです。

    (3)DSP投入による音像の調整
    やはりこれで決まりですね。
    DSPの機能をおさらいしますと、以下の3つになります。
    (a)室内にあるユニットを鳴らす周波数帯域を全て制御し、ユニット間のオーバーラップを排除します。
    (b)全ユニットからリスナーの耳に届く音のタイミングを揃えます。
    (c)室内のでこぼこの影響で、大きく聞こえる帯域を下げ、低く聞こえる帯域を上げるように補正して、フラットに聞こえるようにします。
    これらをやると、各スピーカーの距離がまちまちで、障害物のオンパレードの車の中では聴いたことのないような揃った音に驚かれることうけあいです!
    右目と左目の視力にかなり差があっても、脳内で補正して一つの像として解釈するように、まちまちのボリュームで乱反射して届く車内の音についても、ある程度処理をしてるんだろうと思います。DSPを入れると、その「脳内補正」前の段階でピシッとそろって届けられるので、衝撃が走るんだと思います。

    ◆

    この他にも、ケーブルの入れ替えによる損失逓減や、電源レギュレーターによる電圧の平準化など、ハイファイ目線でやれることはたくさんありますが、スピーカー入れ替えとデッドニング+DSP+サブウーファーといったところをひとまずのゴールと考えていただくのが適当だと思います。

    お客様のご希望とご予算に応じて、できるだけご満足いただけるプランを提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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