フェラーリ 488 スパイダーのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

登録日 2026/10/01-
事例No.948(お問い合わせの際にお伝えください)
model
フェラーリ 488 スパイダー
system
メインユニット:純正
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO VX165 Active
センター:純正
リアスピーカー:なし
サブウーファー:KICKER HS10
プロセッサーアンプ:GOLDHORN DSPA 810PRO V2.0
コントローラー:GOLDHORN The Remote Controller
ケーブル:audiotechnica、SAEC
スマホホルダー:ESR Qi2 15W充電 Magsafe
デジタルミラー:COAPLUS COA-DIM3800comment
純正オーディオの出力をDSPに入力し、2wayスピーカーとパワードサブウーファーを鳴らすシステムです。
後方視界を改善するために2カメラドラレコ付きデジタルミラー(純正交換タイプ)も取り付けました。
フェラーリ・488スパイダーの事例紹介です。
フェラーリのスポーツカーには、V型12気筒エンジンをフロントに積むFR系と、V型8気筒エンジンを車体中央に搭載するミッドシップ系の2つの系統が存在し、488シリーズは後者に属します。
このV8ミッドシップの系譜を遡ると、308シリーズ(1975年)に始まり、328(1985年)、348(1989年)、F355(1994年)、360モデナ(1999年)、F430(2004年)、458イタリア(2009年)、488シリーズ(2015年)、そしてF8トリブート(2019年)へと引き継がれてきました。
スーパーカーの世界は多くの方の日常から遠い存在ではありますが、下町の風情あふれる荒川区にある当店は、このド派手なV8モデルとのご縁に恵まれているようで、F430、458(イタリア/スペチアーレ/スパイダー)、さらにはサーキット志向の限定車である488PISTAなど、店舗近隣にただならぬ雰囲気を漂わせながら、歴代のV8モデルをお預かりしてきました。
今回ご登場いただく「488スパイダー」は、ベルリネッタ(≒クーペ)である488GTBをベースに開発されたオープントップモデルです。3.9L V8ツインターボエンジンが放つ670馬力の大パワーや高水準の空力設計はそのままに、458スパイダーから継承・熟成されたリトラクタブル・ハードトップ(RHT)を搭載。わずか14秒で開閉する軽量ルーフにより、クーペ同等の耐候性・静粛性と、オープンエアクルージングを両立させています。
今回お迎えした488スパイダーのオーナー様は、オーディオの音質改善をお考えになられ、当店へお問合せいただきました。
このラグジュアリーな車には、オプションのJBLのプレミアムオーディオシステムが搭載されているのですが、ご納得されていないご様子です。
当初、お伺いしたリクエストとしては「オーディオを良い音で聴きたい♪基本ワイヤレスで。」という以外はお任せという事でしたので、大体のご予算を探りつつ、以下のようなシステム/作業構成をご提示いたしました・・・
(1)フロント(2way)スピーカー交換
(2)デッドニング施工
(3)パワードサブウーファー搭載
(4)DSPアンプ搭載
(5)DSPコントローラー取り付け
JBLのフロントスピーカーは3way6ユニットと豪華なのですが、中音域を担当するミッドレンジを交換するには、安くない費用のご負担をお願いせざるを得ないダッシュボード脱着が前提となり、コスパがドーンと下がるため、2way+サブウーファーできちんとまとめる方向で提案しました。
DSPについては、JBLシステムの出力構成の関係で、8chの出力を取り込めるもので、かつ、ワイヤレス接続のご希望を叶えるため、Bluetoothレシーバー内蔵も条件にしました。
その後、施工予定日までお待ちいただくうちに、ぽつりぽつりとお悩みを伺うことが出来ました。
「スマホを置く場所が無い。充電用に配線を繋ごうにも、車にUSBポートが1つしかない。」
ということで・・・
(6)運転中でも見やすい場所にスマホホルダーを製作・設置
「車線変更の際に、斜め後ろが見えない。サイドミラーを外に向けても良いが、それでは使い辛い。サイドカメラを取り付けできないか?」
「(元々付いている)レーダー探知機兼ドライブレコーダーが視界の邪魔でもある。。」
ということで・・・・
(7)(一定の加工を前提として)フェラーリの純正ミラーに組み込めるデジタルミラー兼ドラレコを取り付け
といった具合にご相談にお応えするたびに作業内容が積み上がり、以上7点の最終案が固まりました。
以下が使用したコンポーネントのご紹介です。
◯DSPアンプ/コントローラー
GOLDHORN DSPA 810PRO V2.0(税込132,000円)
GOLDHORN The Remote Controller(税込6,600円)
GOLDHORNは中国拠点の車載用デジタルオーディオプレーヤー・DSPの専門ブランドです。
中国の車載プレーヤー市場におけるシェアはトップクラスとされており、本邦ではイース・コーポレーションを国内代理店として、2023年より販売開始しています。
ラインアップは6ch・6万円台のエントリー機から、16ch・120万円を超える超ハイエンド機まで隙間なく揃えています。
今回の DSPA 810PRO V2.0は、スマートフォン対応のUSB-DACを備えた8chアンプ内蔵14chDSPで、ハイレベル8ch、RCA2chの他、最大96kHz/24bit のOPTICAL、Bluetooth 5.0と、多様な入力を備えた製品です。
出力の方も、スピーカー出力8chとRCA出力10chと多チャンネル出力が可能で、外部アンプを活用したシステムアップにも対応しています。
サイズについても、217mm ×170mm×43 mmとB5サイズよりちょい小さめです。
当機の選定理由は、6ch入力可能/できるだけコンパクト/Bluetoothレシーバー内蔵/小さなコントローラーの4点でした。
今回は、JBLシステムの出力8ch(フロントTW/MID/WF)を入力し、出力はフロント2way(4ch)+サブウーファー(2ch)の計6chを使っています。
◯スピーカー
BLUE MOON AUDIO VX165 Active(税込115,000円)(ネットワーク付きは税込154,000円)
同ブランドの2wayスピーカーのラインアップはフラッグシップのRX165(税込231,000円)、ミドルグレードのVX165、ベースグレードのEX165.2(税込42,900円)の3つです。
VXの音の傾向としては、「優しく包み込むような音楽表現のみならず、パワフルで迫力のあるサウンドを奏でるとともに、コンサートホールでの演奏を彷彿とさせる臨場感と鮮明さを再現する優れた個性を備えています」とのサイトの説明通り、カーオーディオ向けのパンチを備えながらも、透明で美しい音を聴かせてくれます。
ネットワーク付きモデルの仕様としては、バイアンプ対応ネットワークが付属しており、ツイーター側とウーファー側とに分かれた、バイアンプ対応の構造になっています。なお、今回はDSPによる個別制御を行うためネットワークが不要になりますので、ネットワーク無しモデルであるVX165 Activeの方を選んでいます。
インストールについては、2wayユニットのいずれについても、純正の位置での交換となり、ドア内のデッドニング施工を含めて、外観上の変化は一切生じない取り付けを行いました。
◯パワードサブウーファー
KICKER HS10(税込114,400円)
アンプの定格出力は180W、直径10インチ(25センチ)のウーファーをもち、ボディはダイキャスト製です。5.2kgとずっしり重いため、振動板のストロークによって発生する振動(ハコのブレ)による損失が起きにくく、安定したヘビーベースを発生させてくれます。
シート下設置を想定したパワードサブウーファー製品としてはちょっとお高めな感がありますが、ブンブン言わせたい(ジェントルにも使えますが)方には安定の需要がある製品です。
今回はスポーツカーならではの狭い車内ながら、シート後方の壁に沿わせることで、すっきりとインストールしました。ドライバーにだいぶ近いだけに音圧としてもブンブンですね。
◯デジタルミラー
COAPLUS COA-DIM3800(税込79,200円)
デジタルミラー兼ドラレコを検討した際、フェラーリ向けの純正交換タイプを探したところ、ポン付けとはいかないものの、COAPLUSというところで、フェラーリへに取り付けられる可能性のある商品を取り扱っていることが解りました。
詳細を伺うと、だいぶ加工が必要そうでしたが、なんとかできそうだとの見当をつけられたので、取り寄せることにしました。
インストール方法としては、純正ミラーを分解して、中の基盤を取り出してケースに収めて隠して、COA-DIM3800取り付けのために純正ミラーステーを加工して・・・と、少々手間がかかりました。
以上を持って、フェラーリ488スパイダーのオーディオ&ユーティリティーグレードアップが完了しました。
フェラーリですから、国産と違って分解は脱着に相応の気を遣いますが、お陰様で数多く経験値を積ませていただいているので、支障なく作業を終えることが出来ました。
コスト的には、スピーカー、DSPアンプ、パワードサブウーファー、デジタルミラー等の機器をインストール費用一式を含めて税込932,910円となりましたが、オーナー様にはだいぶお喜びいただけて何よりでした(^o^)
それではインストールの様子をどうぞご覧ください♪
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フロントドア


フロントドアの外観です。
フロントの3way構成のうち、フロントドアには、ツイーターとウーファーが設置されています。
ウーファーは右下の定位置で、ツイーターはミラー付近のひし形のグリルの下ですね。
ミッドレンジは、ダッシュボードの上面で、一般的には、ツイーターがありそうに見える位置にあります。
ウーファーのグリルの下に、JBLのエンブレムが輝いております。 -
ドアトリム取り外し


ドアトリムを外したところです。
欧州車あるあるで、サービスホールは白いスポンジシートで塞がれています。
ドア上端に水辺に取り付けられているのが、エアバッグとインフレーターですね。
ツイーターは、ドアの内装側に取り付けられているため、この画像からは消えてしまっています。
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ツイーター


ツイーター交換の様子です。
ドアトリムの上部についていた、ひし形のツイーターグリルの裏側ですね。
純正のツイーターユニットを外して、VX165のツイーターに交換します。
VXのツイーターはアルミ製のハウジングに収められているため、ハウジングをカットして(殻割なんて隠語で呼んでいます)中身を取り出します。
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サブウーファー


写真は助手席のシート後ろの荷物置き場です。
ここにキッカーのパワードサブウーファー・HS10を設置しました。
一段へこんだ構造になっており、ここであればシートへの干渉の心配もありませんね。
助手席側のネットは利用できなくなってしまいますが、運転席側の方は引き続き利用できます。
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DSPアンプ


前カットでご覧いただいたバックパネルの下側です。
サブウーファーの下段となる、腰の後ろあたりにDSPアンプを設置しました。
この位置であっても、うまい具合にシートには干渉しなかったので、ベストポジションと言えると思います。
見た目を整えるために、カバーを製作することもできるのですが、そうなるとシートを最後端まで下げられなくなるため、ここまでとしておきます。
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DSPコントローラー


コンソール中央部分です。
こちらにDSPコントローラーを配置しました。
ダッシュボードの継ぎ目部分に金属ステーを仕込んで、ちょっと角度をつけて取り付けました。アクセス良好です♪
このコントローラーの役割は、8種のプリセット切り替えと、ボリューム調整です。この「8種プリセット」には、音響セッティングのプリセットの他、純正オーディオ/Bluetoothといった入力ソースの選択も登録でき、フレキシブルに活用できるようになっています。
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デジタルミラーインストール1/6


ルームミラーの外観です。実は一切の作業が終了した状態です。
純正のミラーでは斜め後方がほとんど見えず、後方の視認性が非常に良くないということで、視野の広いデジタルミラーを設置することになりました。
製品は純正ミラー交換タイプの、COAPLUS COA-DIM3800の外部カメラタイプを選定しました。
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デジタルミラーインストール2/6


純正ミラー分解から作業スタートです。
フロントガラスから純正のミラーを取外します。(少々コツがいります)
純正ミラーには自動防眩機能が備わっており、ミラーを外してしまうと、車両にエラーが出てしまいますので、(次のカットでご紹介する手法にて)接続を維持した状態で基板を車に残しておきます。
なお、ここまで分解しても、元の戻せるように丁寧に分解できました。が、他の個体でもこのように行くのかは不明です。
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デジタルミラーインストール5/6


フロントカメラ接続の様子です。
COA-DIM3800には、2カメラドライブレコーダー機能もあるので、フロントカメラを取り付けます。
フロントガラスのセンサーのすぐ下に配置してみました。この角度からだと邪魔なように見えますが、お察しの通りフロントガラスがかなり寝ているので、ミラーの死角に収まってしまい問題ありません。
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デジタルミラーインストール6/6


リアカメラ設置の様子です。
一般的な車だと、リアウインドウの上端に取り付けるところですが、今回はスパイダー(屋根開閉)モデルのため、車外のリアバンパーに設置しました。
ドラレコ連動のリアビューモニターのカメラの場合、当店得意技のバンパー埋め込み工法をとるところですが、今回はデジタルミラー連動の後方を見渡す目的のカメラですから、このような角度で取り付けることになります。
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スマホホルダー


スマホホルダーの設置状況です。
スマートフォンを文字通りスマートに運用するために、ホルダーをカスタムインストールしました。
今回使用したのはESR Qi2 Magsafeで15W充電ワイヤレス充電に対応しています。当店ではとても人気です。
インストールは、ダッシュボードの隙間から金属ステーを立ち上げて取り付けています。
ステー部分はアルカンタラ調の生地を貼ってお化粧しています。
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USB-C充電ポート


最後は充電ポート増設です。
USB-Cの充電ができるポートが欲しいという事でしたので、後方の荷物置き場の中央に、2個口タイプを設置しました。
配線が前方から伸びて来るよりも、後方からの方が、視界的にも操作的にも邪魔になりにくいので、お勧めです。(ちょっとコロンブスの卵じゃないでしょうか?)
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作業後記


フェラーリ488スパイダーのサウンドアップ事例をご覧いただきました。
フェラーリといえば、高額スポーツカーの代表選手みたいな車ですので、万一壊したときのリカバリーが大変な車で、オーディオ屋さんの一部では敬遠されるようですが、当店は、幸い頭のネジが少し足りないこともありますし、好きこそものの上手なれで件数を経験させていただいた結果、これまでのところ「ご辞退ゼロ」を更新中です!
フェラーリのオーディオグレードアップのプランについては、スペース的にタイトな車であることから、DSPやアンプ、サブウーファーユニット等を積みにくい制約がありますし、オーナー様としても見た目を大きく変化させてまでのバチバチのフルオーディオのニーズは無いようですので、スピーカー交換とデッドニングを主軸として、今回のように比較的小型なDSPと、スペースの余裕に応じたパワードサブウーファーを選ぶ方向になります。
当店では、多くのフェラーリの施工経験からニーズの多いプランを研究し、フェラーリ用のサウンドアッププランを開発し、ご提供しています。
フェラーリサウンドアッププログラムページ
このページ内でご案内している488/F8用のプランとしては・・・
内容的には・・・
・2wayスピーカー交換
・1DINデッキ交換
・2wayスピーカー交換・DSPアンプ取付
・パワードサブウーファー取付
・・・といった要素を単体で、あるいは複数を組み合わせてセット施工という形でご提供しています。
詳細な価格表もご用意しておりますので、ご興味がおありのフェラーリオーナー様はどうぞご覧になってみてください。
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ドラレコ取付などの軽作業からフルオーディオまで、ご予算とお希望に応じて、出来るだけご満足いただけるプランをご提案いたします。
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