BMW M 2 CSのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

登録日 2026/04/03-
事例No.922(お問い合わせの際にお伝えください)
model
BMW M 2 CS
system
メインユニット:純正harman/kardon
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:PLUG&PLAY(FOCAL) BMF30KVT3(フロント、センターのセット品)
センター:PLUG&PLAY(FOCAL) BMF30KVT3(フロント、センターのセット品)
リアスピーカー:PLUG&PLAY(FOCAL) BMF30KV2(※)
サブウーファー:FOCAL ISUB BMW 2
プロセッサーアンプ:HELIX V-TWELVE DSP MKII
ケーブル:audiotechnica、SUPRA、SAEC
※当店のオリジナルバッフルを使用して取付けています。
comment
ハーマン・カードン仕様車の12スピーカー全てをFOCAL製品に交換し、ヘリックス製の12ch対応DSPアンプでマルチ制御するシステムです。
ざっと100万円コースの一台です♪
お客様から感想のメールをいただきました。
(個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)
お客様の みんカラGLOGでご紹介いただきました♪
BMW M2 CSの事例紹介です。
M2 CSは、BMWのモータースポーツ部門であるBMW M社(M GmbH)が、2シリーズ クーペをベースに開発した究極のハイパフォーマンス・モデルです。
初代モデル(F87型)の系譜は、2016年登場の「M2 クーペ」に始まり、2018年にはその進化版として「M2 コンペティション」が投入されました。今回ご紹介する第1世代のM2 CSは、そのコンペティションをさらに研ぎ澄ませ、サーキット走行に特化したセッティングを施して2020年に世界限定2,200台が生産された希少車です。
その心臓部には、M4 コンペティションと同等のS55型エンジンを搭載。専用チューニングにより、最高出力はM2 コンペティションを40ps上回る450ps(331kW)、最大トルクは550Nmを発揮します。日本国内への割り当てはわずか60台という、極めて特別な1台となっています。
なお、M2 CSはその後も進化を続けており、2025年11月には現行の第2世代(G87型)をベースとした新型M2 CSが発表されました。新型は最高出力523hp(530ps)へと大幅に強化され、日本市場には87台が導入されたようですが、こちらも正に「秒」の勢いで完売となったようです。
今回ご登場いただくのは、コンパクトなボディと、熟成されたF87型のパッケージングを愉しめる「元祖」CSとなります。
オーナー様は希少なM2CSを中古でお探しになり、納得できる一台に巡り合ったようです。
早速オーディオのグレードアップを!と検索されて、同じ 第1世代のM2CSのサウンドアップ事例(2023/09up)を当サイトにて見つけていただき、ご連絡いただくに至りました。
事前に同事例をじっくりご覧いただいていたこともあり、結果的に(DSPコントローラーを省いた点を除いて)全く同じ内容でご発注いただくこととなりました。
システムの概要は以下の通りです。
(1)全12スピーカー(フロント2way・センター2way・サブウーファーLR・リヤ2way)をFOCAL製ユニットに交換
(2)DSP投入(4)によるマルチ運用のためにスピーカーケーブルを新規に敷設(シート下サブウーファー以外の全系統に対して)
(3)フロントドアをデッドニング
(4)純正ヘッドユニット(アンプ)の出力を老舗ヘリックスの12chアンプ内蔵のDSPに入力して12スピーカーをマルチドライブ
各コンポーネントの説明は以下です。
◯純正アンプとDSPアンプ
M2CSにはハーマンカードンシステムが搭載されており、12スピーカー(7ch)を駆動するマルチアンプですので、あらかじめ帯域分割がされており、左右のフロントシート下のサブウーファー向けには高域をカットするハイパス設定、それ以外には低域をカットしたローパス設定が適用されています。
これらの出力のうち、異なるチャンネルである(1)フロント×2 (2)センター×1 (3)サブウーファー×2 (4)リア×2の合計7ch分をDSPアンプに入力することとします。
DSPはHELIXのV-TWELVE DSP MKII(税込275,000円)です。
入力は12ch(ハイレベル)/6ch(RCA)まで対応し、当然ながら同軸デジタルと光デジタルも対応しています。
内蔵アンプは75W出力(4Ω)を12ch分備えており、その他にパワードサブウーファーなどに使えるプリアウト出力も2ch分備えています。
プロセシング可能なチャンネル数は、内蔵14+プリアウト2ch=14chということになります。
今回は、上述の8ch分を入力し、出力は以下のように12ch分を全て割り当てました。
01 フロントL(ミラー裏ツイーター)
02 フロントR(ミラー裏ツイーター)
03 フロントL(ドアスコーカー)
04 フロントR(ドアスコーカー)
05 リアL(リヤトレイツイーター)
06 リアR(リヤトレイツイーター)
07 リアL(リヤトレイスコーカー)
08 リアR(リヤトレイスコーカー)
09 センター(オンダッシュツイーター)
10 センター(オンダッシュスコーカー)
11 サブウーファーL(シート下)
12 サブウーファーR(シート下)
◯スピーカー・サブウーファー
FOCAL製コンポーネントで構成される「PLUG&PLAY elite for BMWシリーズ」というキットを使っています。
これは、FOCAL製品の国内代理店であるBEWITH(ビーウィズ)の独自企画商品で、FOCALの売れ筋製品である「K2 Power EVOシリーズ」のコンポーネントをBMW車向けに組み合わせて、オリジナルアルミバッフルを加えてキット化した商品です。
商品タイトルに「PLUG&PLAY」というBEWITHの独自ブランドがついているので、商品の素性が見えにくくなっていますが、使用されているユニットは間違いなくFOCAL製なので、音質はFOCALのそれに間違いありません。
商品のラインアップとしては、以下の5点となっており、今回はフロント用に(1)、リヤ用に(3)をそれぞれ使いました。
なお、リヤ用に使った(3)は本来、フロント用の製品ですが、軽く加工を施してリヤトレイに収めました。
(1)BMF30KVT3 2wayフロント+2wayセンターセット(税込192,500円)
(2) BMF30KV3 2wayフロント+センターセット(税込165,000円)
(3)BMF30KV2 2wayフロントセット(税込118,800円)
(4)BMF30KVTC 2ウェイセンター単品(税込77,000円)
(5)BMF30KVC センター単品(税込52,800円)
上記の商品構成をご覧になってお気づきの方がいらっしゃると思いますが、このキットにはシート下に格納されているサブウーファーユニットが含まれていません。
ということで、FOCALからBMW専用に販売されているFOCAL ISUB BMW 2(税込44,000円・単品)を使いました。
これはシート下のサブウーファーユニットとトレードインできる20cm径のユニットです。K2シリーズではないのでコーンはトレードカラーの黄色でなく黒ですが、おなじFOCAL製品です。
以上を持って、BMW M2CSの全12スピーカーのグレードアップと、多チャンネルDSPアンプによる、全スピーカーの個別制御ができるシステムが出来上がりました。
予算的には、全スピーカー+DSPアンプの商品代と、デッドニング施工、インストール費用を合わせて、税込970,970円となりました。
お客様にはだいぶご満足いただけたようで、 みんカラのブログの方でもご紹介いただいております(^O^)v
それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪
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フロントドア


フロントドアの外観です。
ドアには、ツイーターとスコーカーが設置されています。
harman/kardon仕様ということで、一定の評価を集めているオーディオシステムですが、ドアには1組(1ch)のスピーカーケーブルが引き込まれていて、ドアのスコーカーとツイーターに分岐する回路になっています。
大元の信号はハイパスされており、さらにツイーターに向かう信号には、ハイパスフィルターがついているので、ツイーター側の低音域はカットされていますが、スコーカーの上限にはローパスが掛かっていないので、厳密にはスコーカーから出る高音域成分がツイーターとカブっています。
こういった場合、一定の音量を出すと、高音域が強調された音になりがちで、本来の楽曲のバランスが歪む結果になります。
これに対して、今回のように全てのユニットを個別制御できるようになると、意図しないカブり(*)の排除が可能になりますので、より原曲に近い(あるいはリスナーの好みに寄せた)音像の創造が可能になります。((*)意図的にカブらせる場合もあります)
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ドアトリム取り外し


ドアトリムを外したところです。
スピーカーの斜め上(1時の位置)に青いカプラーが2個刺さっているのが見えると思います。
1つがアンプからの入力で、もう片方がドアミラー裏のツイーターへ繋がっています。
スピーカーの中では、金属のプレートでつながっているので、回路的には並列接続されている格好になります。
今回のシステム変更後は、ドアスピーカー(スコーカー)と、ミラー裏のツイーターそれぞれにDSPアンプからのスピーカー線が入力されるようになります。
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アウターパネル作業


アウターパネル側の作業が終わったところです。
サービスホールを塞いでいるスポンジシートを剥がして、アウターパネルを清掃、脱脂したら、短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
一部スポンジシートを残している部分がありますが。ここは、ドアトリム側に形成されているカップホルダーの逃げ部分に相当するので、防振材を機湾曲させて貼る際のガイドとして活用すべく、わざと残してあります。
この工程において、ドア筐体内にツイーターとスコーカー用の4芯スピーカーケーブルを引き込みます。
ドアとキャビン間はゴムでできたブーツで繋がっているので、ここを通せればよいのですが、最近のクルマはキャビン側がカプラーになっているのが主流です。それでも、カプラーの空き部分に通線できる場合は問題ないのですが、カプラーの仕様によっては空き部分に通線できないことも少なくありません。
こういった場合、ドアからゴムブーツの途中まで通線したら、カプラー部分の手前でブーツから外に出して、キャビン側のサービスグロメット経由でキャビン内に引き込む方法をとります。
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インナーパネル作業


インナーパネル側の作業が終わったところです。
取り付けるスピーカー(BMF30KVT3)のスピーカーには、BMWの仕様に合わせて製作されているアルミ合金のバッフルがセットになっていますので、ボルトオンで取り付けできます。
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ツイーター(施工前)


ミラー裏のカバーを裏からみたところです。
ここにツイーターユニットが収まっています。
このユニットは、ツメで固定されているだけですので、丁寧にこじって取り外します。
ちょっと暗くて(黒くて)見えにくいですが、右上に写り込んでいる黒い筒状の部品がハイパスフィルターです。
これによってツイーターに入力される信号のうち、低音域がカットされ、ユニットの保護と、ドアスコーカーとの帯域の切り分けを実現しています。
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ツイーター(施工後)


ツイーター交換後の様子です。
さすが専用キットですね。というか専用だから当然ですが。。純正のツメときっちりかみ合うように設計されているので、無加工で交換できます。
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センタースピーカー(施工前)


純正のセンタースピーカーです。
このユニットは、リアトレイに設置されているリアスピーカーと同じ品番です。
ユニットサイズとしては、ドアに使用されているスピーカーと同じ10cmなのですが、フレームが一回りコンパクトに作られています。
ハーマンカードンのシステムではない、Hi-Fiオーディオ車の場合、ここはフルレンジ1個なのですが、プレミアムオーディオということで2way化されています。
このユニット間の関係は、ドアのスコーカーとツイーターの関係と全く同じです。
アンプでハイパスされた信号が、センタースピーカーに入り、分岐されてさらにハイパスフィルタを通ってツイーターに入力されるようになっています。
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センタースピーカー(施工後)


ユニット交換後の様子です。
BMF30KVT3として使用されているセンタースピーカーは、純正と同じ10cmではなく、8cmがセットになっています。
この8cmは、FOCALの3wayスピーカーセット(ES 165 KX3E)にセットされているユニットで、単品購入はされていません。
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リアスピーカー(施工前)


交換前のリアスピーカーです。
こちらもハーマン仕様ということで2wayですね。
センタースピーカーのところでお伝えしましたように、センターとリヤは全く同じユニットの組み合わせで構成されています。1chのスピーカーケーブルが分岐して両ユニットに繋がっている点も同じです。
このデザインの10cmは、BMWがこのスピーカーレイアウトに移行したFシリーズの初期の頃から継続して利用されている最も古いサイズです。
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リアスピーカー(施工後)


交換後の様子です。
リヤスピーカーではありますが、使用ユニットは(センタースピーカーなしの)2wayフロントスピーカー用として販売されているBMF30KV2を使用しています。
ただし、バッフルがフロント用の寸法で、そのままでは入りませんので、当店でバッフルを製作してフィッティングしています。
どうしてもPLUG&PLAYのオシャレバッフルのほうがいい♪場合は、センター用2wayのBMF30KVTCを2個すればよいのですが、1セット77,000円(税込)x2=154,000円かかってしまいます。これに対して、今回の方法であればBMF30KV2=118,800円(税込)であがりますのでお得ですね。
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サブウーファー(施工前)


シート下に設置されているサブウーファーです。
標準オーディオシステムでは、フロントのスピーカー信号がフルレンジで入力されていて、16cmスピーカーがこの20センチ相当の変換バッフルに納められているのですが、ちょい上のHi-Fiシステム、ならびにプレミアムのTop Hi-Fiシステムでは、サブウーファーとして低域信号のみが入力されるようになり、ご覧の20cmの薄型スピーカーに置き換わります。
構造はユニークで、奥行きが充分にとれないフロアに使えるように、マグネットを逆側につけて薄く造ってあります。
ちなみに、ポルシェのドアについている20cmウーファーも同じ構造です。
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サブウーファー(施工後)


交換後の様子です。
FOCALのBMW専用トレードインタイプのスピーカーに交換しました。
ISUB BMWには4Ωタイプと2Ωタイプの2種類が用意されており、4Ωは標準オーディオ車用で、2Ωは、Hi-Fiオーディオ車とharman/kardon仕様車用です。
今回使用するHELIXのDSPアンプV-TWELVE DSP MkIIの場合、4Ω抵抗のユニットを接続した際の出力は1chあたり75Wで、2Ω抵抗だと(もっと電流が流れるので)120Wとなっています。すなわち、2Ωタイプを選択したほうがより高出力が得られることがわかります。。という理由で、2Ωタイプを選択しました。
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純正アンプ


トランクの左側に隠れている純正セパレートアンプです。
この純正のアンプから出力されたスピーカー出力信号を、DSPの入力に使用します。内訳は上述のとおり、(1)フロント (2)センター (3)サブウーファー (4)リアの7ch分ですね。
左側に立てて設置されているシルバーの筐体は、ASD(アクティブサウンドデザイン)のアンプです。
お客様のご要望に応じて、ASDの無効化(バイパスなので復帰可能)も対応いたしますが、今回はASDアリで施工しています。
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DSP設置


最後はDSPアンプの設置状況です。
2ドアクーペとセダン系のリアトレイがある車両の場合、DSPの取り付け場所として、トランクの天井にあたるこの位置をお勧めしています。
この「吊り下げ式」だと、荷物が積みにくくなることもなく、放熱性も良好でいいことづくめです。
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作業後記


今回はBMW M2CSのサウンドアップを御覧いただきました。
今回の車はハーマンカードンの12スピーカー仕様で、2way式のセンター/リヤスピーカーを含む全スピーカーを社外品に交換し、多チャンネルDSPアンプによって、全スピーカーをマルチ制御するという豪華仕様でしたので、税込97万円ほどの予算となりました。
同等のシステムをご希望のオーナー様がいらっしゃいましたら、どうぞ参考になさってください。
なお、今回のプランよりもう少し予算を抑えたい場合は、センタースピーカーとリヤスピーカーをそれぞれフルレンジ1個に集約する(9スピーカー)、あるいは更にリヤスピーカーを除外する(7スピーカー)ことによって、スピーカー代とケーブル引き込みを含むインストール費用を抑え、DSPの内蔵アンプ数も減らす方向で見直すことになります。
ご要望に応じて調整させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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もっとベーシックな水準で考えたいとお考えのお客様には、当店で企画しております、BMW向けのパッケージメニュー BMWブライトオーディオパッケージもご検討ください。
当パッケージでは以下の8パターンからお選びいただけるようにしております。
(1)フロントスピーカーの交換と防振を行うF1
(2)F1に加えてセンタースピーカーも交換する F2
(3)上記にリヤスピーカーの交換も行う F1R/F2R
(4)上記にaudisonのDSPアンプAF C8.14bitを加えたF1-8・F1R-8/F2-8・F2R-8
スピーカーの銘柄については、標準のBLUE MOON AUDIOの他、BMWに適合する製品を12ブランドリスト化し、お選びいただけるようにしていますので、お好みとご予算に応じてカスタマイズしていただけます。
BMWブライトオーディオパッケージは、BMW全車種に対応しております!
BMWのサウンドアップをお考えのお客さまがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください♪
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直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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