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レクサス LC 500のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

  • レクサス・LC500のスピーカー交換事例です
    登録日 2025/06/19

  • 事例No.883(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    レクサス LC 500

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX100SVX Woofer
    センター:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    フロント3wayとセンタースピーカーをブルームーンオーディオのコアキシャルスピーカーとフルレンジに交換し、デッドニングで環境を整えました。
    バッフル・スタビライザー・ウエイトもオプション追加してさらなる高音質を目指しました♪

  • ダッシュボード


レクサス・LC500コンバーチブルの事例紹介です。

レクサスの歴史は、1989のLS(日本名セルシオ)から始まっていますが、初期段階では、このLSと、元カムリプロミネント(次いでウインダム)のESの2台体制でスタートしています。
いずれもセダンタイプなわけですが、次にラインアップに加わったのが、元ソアラのSC(1991年)でした。その後、1993年のGS(元アリスト・セダン)、1996年のLX(SUV)、1998年のRX(クロスオーバーSUV)、1999年のIS(元アルテッツァ・スポーツセダン)、2011年のCT(ハッチバック)と次第にラインアップを充実させ、世界に通じるラグジュアリー性をトヨタの信頼性で具現化した、世界に誇る一大ブランドに育ちました。

今回登場のLCは2ドアスポーツクーペなので、SCの系譜に続くモデルということになります。
このLCには、5リッターV8のLC500と、3.5リッターV6+ツインモーターのハイブリッドシステムを積むLC500hの2タイプが用意され、LC500の方にはコンバーチブルモデルがラインアップされています。

レクサスを代表する流麗なクーペボディは、昭和、平成の往年のクルマ好きに限らず、エコカー時代を含む幅広いユーザー層を魅了し、必ずしも見通しの良くない社会情勢下にあっても、非常に好調なセールスを記録しているようです。


今回ご登場いただくのは、憧れの5リッターV8を積むLC500の、これまた憧れの赤いコンバーチブルです。

LCに搭載されているオーディオシステムは2種で、(1)レクサスLCプレミアムサウンドシステムと、オプションの(2)マークレビンソン”リファレンスサラウンドサウンドシステムです。
オーナー様は(1)をお選びになり、しばらくご堪能いただいたのち、音質向上を志向され、ネット検索によって同じ LC500hのスピーカー交換+DSP搭載事例を紹介していた当店にご連絡いただきました。

LC500のコンバーチブルモデルの方には、上述の(1)レクサスLCプレミアムサウンドシステムに対して、コンバーチブルの特性に応じたチューニングが施されたシステムが採用されています。
このシステムは、ルーフオープン時とクローズ時それぞれに適した音場へ制御するように設計されており、開放的な走行にマッチする音場と、ルーフクローズ時のゆったりと音楽に没頭できる音場との2通りに対応できるように工夫されています。

スピーカーユニットについても、ハイレンジスピーカーはパイオニア渾身のCSTユニットを採用し、ドアウーファはエンクロージャーにインストールされるなど、パイオニアの気合が感じられる造りになっています。

しかしながら、量産システムの限界なのでしょうか。音質を追求しながらも、万人受けする「聞きやすさ」に配慮せざるを得ない事情はありますし、コスト(や軽量化?)の関係から、スピーカーの性能を引き出す大前提であるはずのドア防振は、依然として省略されています。結果として、シャープな輪郭のある音像や、パンチの利いたメリハリのあるサウンドには今一歩およばず。。のところで立ち止まっている印象はあります。

今回のオーナー様についても、新しいオーディオシステムとの出会いの感動がひとしきり収まったところで、当店にご連絡いただいたということのようです。

当店では、レクサス車向けのパッケージプランである” レクサス・サウンドアッププログラム”をご用意しております。
プランはスピーカー交換とドア防振の"Prime tone"と、DSPも搭載する"DSP Suite"の2つがあり、さらに音質アップのためのオプションがあります。
当店を見つけるきっかけとなった事例では、DSPを搭載し、いろいろと追加メニューも施されていましたが、今回のオーナー様は検討の結果、"Prime tone"によるスピーカー交換と、スピーカーの稼働条件をさらに向上させるための「ドアコンプリートオプション」を組み合わせて施工させていただくこととなりました。

以下、コンポーネント紹介です。

〇スピーカー
BLUE MOON AUDIOのスピーカーをお選びいただきました。
ハイレンジ用:CX100S
ドアウーファー用: VX Woofer
センタースピーカー:MX080

・ハイレンジはダッシュボード両端にある中高音域再生用ユニットです。
純正は9センチ口径の同軸スピーカーがついていますので、これを10センチ口径のユニットに交換します。
・センターも同じくダッシュボードの中央についている高域専用ユニットです。ここには9センチのミッドレンジスピーカーがついていますので、これを8センチユニットに交換します。
・ドアウーファーは文字通りドアの下段前方についている中低音再生用ユニットです。ここに16センチ口径のウーファーがついていますので、同サイズ(165mm)に交換します。

〇デッドニングとドアコンプリートオプション
ハイレンジ、ならびにセンタースピーカーはバッフルを介して固定するのみで差し替えが完了しますが、扱うエネルギーの大きなドアウーファーについては、所定の性能を引き出し、かつ、車外から侵入するノイズを防御するために、ドア全面+エンクロージャーの周囲にデッドニングを施しました。

ここまではプラン標準の仕様ですが、今回はドアコンプリートオプションとして、当店オリジナルの「バッフル・スタビライザー・ウエイト」を取り付けました。
これは「デッドニング関連」のジャンルに属する製品で、スピーカーバッフルの裏側(ドアの中)に取り付けるウエイトです。
スピーカーの振動板が前後方向に動作する際、その反動によってスピーカーバスケットが逆方向にブレて、振動板の振幅の一部が相殺されてしまう現象を防ぐことを目的としています。
一つ320グラム程度のウエイトを、車両の条件によって3つ or 4つ、スピーカーバッフルの固定ボルトに共締めし、スピーカー周辺の質量を増加させることで、振動板の動作により生じていた反動を吸収し、振動板の安定した動作を可能にします。

以上をもって、レクサスLC500の レクサス・サウンドアッププログラムの施工が完了しました。

フロント側スピーカー5つについて、スペックアップを図ったうえ、ドアへのデッドニング施工によって、音響への寄与が大きなウーファーの性能をしっかり引き出すことで、非常にまとまりのよいサウンドを獲得できました。
屋根を開けて高速をぶっ飛ばしていても、違いを感じていただけると思います(^O^)!

予算は以下の通りです。
LEXUSサウンドアッププログラム Prime tone BMAプラン:255,500円
デッドニング2ドア車追加分:8,000円
ドアコンプリートオプション:53,000円
小計316,500
消費税:31,650
--------------
合計 348,150円

それでは、施工の様子をご覧になってください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    イタリアのデザイナーズファニチャーのような造形ですね。色気がすごい。
    欧州のスーパースポーツと互角に戦える迫力を備えていると思います!

    上述の通り、この車には標準オーディオ扱いの「レクサスLCコンバーチブル・プレミアムサウンドシステム」が装備されています。
    スピーカー数は以下の8つで、トランク内の専用セパレートアンプで駆動されます。
    (1)フロントハイレンジ
    (2)フロントセンター
    (3)フロントウーファー(ドア)
    (4)リヤ
    (5)サブウーファー

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを取り外したところです。

    ドアの構造は、外板シェルを基盤とし、樹脂製パネルに窓ガラス機構を組み込んだモジュールを重ねる形態を採用しています。

    スピーカーには「エンクロージャー一体型」タイプが採用されているので、スピーカー稼働に必要な容積が確保されており、かつ、ドア内部(インナーパネルとドアトリムとの空間)と遮断されているので、ビビリ防止の点でもメリットがあります。

  • 純正ドアスピーカー

    スピーカー周りのアップです。

    16センチウーファーが樹脂製のエンクロージャーに納められています。
    箱が密閉されている「シールドタイプ」のエンクロージャーですので、スピーカー振動板の前後が完全に絶縁されています。箱に穴が開けてある「バスレフタイプ」に比べてアンプの出力は必要ですが、相対的にキレのよい再生が可能になります。

    ご覧のように、リブが設けられているので、比較的しっかりしています。
    エンクロージャーはスピーカーの周囲だけでなく、上方にそそり立った部分も含まれます。名古屋名物しゃちほこ型ですね。

  • 純正スピーカー

    エンクロージャーからスピーカーを取り外した状態です。

    スピーカーは、4Ωでした。
    マグネットは小さくて軽いネオジムですね。フェライトの方がコストは安いものの重いので、軽量化目的で選択される傾向があると思います。

  • バッフル・スタビライザー・ウエイト取り付け


当店オリジナル商品のバッフル・スタビライザー・ウエイトを取り付けました

スピーカーバスケットの真裏に共締めする方式で取り付けることで、バスケットを重くし、スピーカー振動板の前後運動でバスケットが逆方向にブレて、意図した振動板の運動量が相殺されてしまう現象を防ぐことができます。
ウエイトの数量については、合計4個を1つの箱に取り付けています。

この他の手当として、スピーカー取り付け前に、吸音材を挿入しています。
基本的には、オリジナルを尊重したいのですが、スピーカーの真裏にあたるカベは真っ平で、スピーカーの背面から発せられる波動をまともに反射しやすい状況でした。音量次第ではありますが、基本的には、スピーカーの背圧が壁に反射して振動板の裏に当たることで、振動板の動きに意図しない力が加わり、歪みやコモリの原因になります。

この解決に吸音材が有用です。コットン状の吸音材を充填することで、波動が吸収され、エンクロージャーの容積は同じであっても、歪みコモリが起きにくくなります。
せっかくいいスピーカーに交換しても、吸音材は箱の中で反射する音を吸収して、音のバランスを整えたり、こもりや響きを減らしたりする効果があります。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    冒頭で触れました通り、デッドニングは、 レクサス・サウンドアッププログラムのデフォルトメニューとして施工しています。
    本車両ではスピーカーユニットが専用エンクロージャーに収められている構造のため、箱の振動による「箱鳴り」を抑制する目的で、エンクロージャーの周囲にも防振材を配置して抑え込んでいます。

    スピーカー(ウーファー)は、BLUE MOON AUDIOのミドルクラス2wayセット「VX165」のウーファーのみ単品売りとなる「 VX Woofer」という商品です。

    耳に聞こえやすい帯域で、音の輪郭を決める高音域側のツイーターには良いものを使いたいですが、かといって、派手さのない中音域、低音域がそこそこでいいかというとそんなことはなく、ツイーターが描いた輪郭に対して、タイムリーに肉付けし、音の土台を作るのは低域側ユニットの仕事なので、これはこれでホントに大事なのです。

  • ドアトリム作業

    ドアトリムの裏側の様子です。

    トリム裏面についても、共振の発生しやすい、平面部を中心に、不要な振動を抑制する目的で制振材を適切に施工しています。

    これにより、スピーカーを起点とする音響面のアドバンテージは当然のこと、走行中のロードノイズを含む車外の雑音の侵入も防ぎ、静寂性を確保できるメリットも大きいです。

  • ハイレンジスピーカー(施工前)

    ハイレンジスピーカーです。

    ダッシュボード両端には、ハイレンジ(高域用)スピーカーが組み込まれています。
    なお、左側のスピーカー系統にはテレマティクス機能(レクサスケアのオペレーターとの通話)に関連する音声出力が割り込む設計となっています。
    そのため、社外品に交換する場合は、通話音声などの人の声(特に中低域)まで再生できるスピーカーユニットである必要があり、結果的に8-10センチクラスの口径がある同軸ユニットを選ぶことになります。

    なお、DSPアンプを使う場合は、テレマティクスの出力をDSPに入力し、ミックスしてから、ドアウーファーを含む複数のスピーカーから出力することができるため、ハイレンジスピーカーの代替は10センチにこだわる必要はなく、( こちらのLCの事例のように)高域の再生に特化した一般的なツイーターを使うことも可能です。

  • ハイレンジスピーカー(施工後)

    スピーカー差し替え後の様子です。

    ユニットはBLUE MOON AUDIOのCX100Sです。
    レクサス・サウンドアッププログラムでは、10センチ同軸スピーカーと7-8センチのセンタースピーカーをラインアップしているブランドとして、HELIX、Morel、BLAM、KICKER、ETONといったブランドをピックアップしておりますが、LC、IS、ES(多分LSも)といったセダン系は、NXやRXといったSUV系に比べてダッシュボードの厚み(高さ)が薄く、ハイレンジスピーカー取り付け部の奥行きが浅いため、フェライト磁石をつかったお尻の大きなスピーカーは無加工では入りません。

    その点、今回使用しているCX100Sは磁石がネオジムで小さいため、無理なく収まります。

  • パッシブネットワーク

    スピーカー差し替え前の工程です。

    BLUE MOON AUDIOのCX100Sは、純正と同様に中央部にツイーターユニットを内包する同軸スピーカーですが、純正のように帯域分割の為のネットワーク(コンデンサ)をユニットにくっつけてあるタイプではなく、セパレートになっています。

    通常、スピーカー設置場所付近の手頃なところを探して設置するわけですが、今回は写真のようにスピーカーホールの奥のくぼみに置くことにします。ただし、そのままコロンと置いたのでは、振動によってダッシュボード内側に触れて、かすかな異音を生じさせる原因となりえるため、フェルト生地で巻いて養生しています。
    コネクターを発泡スポンジ(エプトシーラー)で巻いておくのも、全く同じ発想からです。

  • センタースピーカー(施工前)

    純正センタースピーカーユニットです。

    プレミアムサウンドシステム仕様車では、9cmサイズのフルレンジスピーカーが装着されています。

  • センタースピーカー(施工後)

    センタースピーカーをBLUE MOON AUDIOのMX080に交換しました。

    こちらは、9cmの純正に対して、ワンサイズ小さい8cmのユニットです。
    この場所は、スペースがタイトなので、ダッシュ両サイドのハイレンジのように10cmユニットは入りません。

  • 作業後記

    今回はレクサス・LC500のサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    レクサス系の音響改善は、NX・RX・UXを中心に数多く施工経験を積ませていただきました。IS、ESといったセダン系や、LCのようなクーペに関しては、SUV系に比べて、お問い合わせ状況は低調でしたが、ここ最近ではかなり増えてきました。

    このようなレクサス車を幅広く触らせていただく中で得た知識を基に企画させていただいたのが「 レクサス・サウンドアッププログラム」です。

    当店では、これまでに蓄積させていただいたレクサス向け施工経験をもとに、レクサス車向けのオーディオ改善プランとして、 レクサス・サウンドアッププログラムを提供させていただいております。

    プラン構成はスピーカー交換&ドア防振の”Prime Tone”と、DSPアンプを加えた”DSP Suite”の2つがあり、レクサス車の制約に適合するよう、当店がセレクトした複数のスピーカーとDSPアンプからお選びいただけるようになっています。

    〇”Prime Tone”は、今回のようなフロント2wayとセンターの合計5つのスピーカー交換と、デッドニングによる条件整備を行うプランです。

    純正交換を前提としておりますので、10センチコアキシャルスピーカーがラインアップされているブランドが前提となり、条件にかなうブランドを5ブランド選定しております。
    出来上がりの価格は189,750円(KICKER)から280,610円(Morel02)といったレンジで、今回の事例において適用しております、スピーカーボックスとしてのドアの性能を高める「ドアコンプリートオプション」(58,300円)も用意しています。

    〇”DSP Suite”は上記”Prime tone”によるスピーカー交換にDSPアンプを加えて、自在な音響セッティングを実現するプランです。

    スピーカーとDSPの組み合わせで値段が変わりますが、Prime toneで217,250円相当のBLAMスピーカーとの組み合わせだと、DSPアンプがHELIXのM-SIXで393,470円、audisonのAF C8.14 bitで426,470円、HELIXのP-SIXで536,470円といったレンジです。
    さらにオプションによって、iPhone等デジタルオーディオプレイヤーのハイレゾ再生(Bluetooth接続 or 有線接続)も可能になります。

    レクサス車のサウンドアップをご検討のお客様はどうぞご検討ください。
    また、上記のプランをたたき台としたカスタマイズも承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!