BMW6シリーズ640iカブリオレのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.818(お問い合わせの際にお伝えください)
model
BMW 6シリーズ 640iカブリオレ
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO BMA-G30FS+C
センター:BLUE MOON AUDIO BMA-G30FS+C
リアスピーカー:純正
サブウーファー:純正
パワーアンプ:純正
ケーブル:純正comment
BMWブライトオーディオパッケージの施工事例です。
プランF2でフロントのツイーターとウーファー、センタースピーカーを交換し、ドア防振を行いました。
BMW 640iカブリオレの事例紹介です。
コードが6で始まる6シリーズは、BMWの2ドアクーペとしてラインアップに加わった車です。
初期型(E24型)は1977-1989年まで生産され、代表車種は635CSi。「世界一美しいクーペ」と称され、未だにBMWのアイコンとして愛されています。
その後10年強のブランクをおいて2代目(E63/E64型)は2003-2011年まで生産されました。
ワイド&ローなスタイリングに生まれ変わり、この代でカブリオレモデルが加わりました。
3代目(F12/F13/F06型)は2011-2019年に生産されました。更に流線型を強めてスタイリッシュになり、4ドアのクーペであるグランクーペが加わりました。
そして2017年からのG32型が現行モデルとなります。6シリーズとしてはファストバックの5ドアサルーンのみに整理され、先代までの2ドアクーペ・カブリオレ、グランクーペは8シリーズに配置換えされています。
今回ご登場いただくのは、3代目のカブリオレモデル(F12型)です。
中古でお買い上げになられたのですが、音に不満があるということで、直接ご来店いただきました。
ありがたいことに、当店のサイトを事前に御覧頂いていたので、ご希望のプランをある程度絞ってきていただきました。
当店ではBMW向けのパッケージプランとして、BMWブライトオーディオパッケージを設定させていただいております。
メニューのバリエーションとしては
(1)フロントスピーカーの交換と防振を行うF1、センターも交換するF2
(2)上記(1) にリヤの交換も行うF1R/F2R
(3)上記(1)・(2)にaudisonのプロセッサーアンプを加えたF1-8・F1R-8/F2-8・F2R-8
という構成をとっており、ご希望とご予算に応じてお選びいただける幅をもたせています。
今回は、フロント2way(ツイータ・スコーカ)と、センタースピーカーを交換するF2をご希望とのことでしたので、施工の内容についいて詳細にご説明しました。
スピーカーは複数のブランドから選べるのですが、お店のオススメでよいとのことで、BLUE MOON AUDIOでコーディネートさせていただきました。
以下、コンポーネント紹介です。
◯ヘッドユニット
純正のオーディオシステムです。
5シリーズ以上のグレードでは、セパレート式のアンプが装備されており、フロントが2way+センター、リアが2wayで、フロントシートの下にウーファーが配置されています。
アンプからの出力の帯域としては、シート下ウーファーがローパス(ハイカット)されていて、前後共通の低域専用ユニットとなり、それ以外の系統は全てハイパス(ローカット)されて、中音域以上を受け持つように設計されています。
更に、フロントのツイーターとスコーカー間の切り分けは、ツイーター側にハイパスフィルタを介在させることで解決しています。
上記の標準オーディオに対して、スピーカー交換後は専用フィルタを組み込むので、システム図のようにツイーターへのハイパスに加えて、スコーカー側にもローパスをつけて、より丁寧な切り分けを行います。
◯スピーカー
BLUE MOON AUDIOのBMA-G30FS+Cを使いました。
BMA-G30FS+Cは、ブルームーンオーディオから販売されているBMW用キットで、ツイーターとスコーカー、センタースピーカーの5点から構成され、ツイーター以外は専用設計のアルミ製バッフルが付属しています。
加えて、ツイーターとスコーカー間、スコーカーと純正ウーファー間の音の重なりを排除するための専用インラインフィルターが付属しており、DSPを投入せずともつながりの良い調和の取れた音質向上が図れるよう配慮されています。
ドアの防振は、制振効果がマイルドなドアチューニンググレードで施工しました。
(お好みに応じてハードなデッドニンググレードもお選びいただけます)
以上を持って、640iのオーディオグレードアップが実現しました。
納車の際は、とても華やかになった♪とお喜びいただけて、大変後味のよい仕事となりました(^o^)。
それでは施工の様子を御覧ください。
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フロントドア
フロントドアの外観です。
ドアには、ツイーターとスコーカーが設置されています。
ツイーターはドアミラーの裏付近の平行四辺形のグリルの中で、スコーカーはドアハンドルの前方部分のグリル内に設置されています。
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ドアトリム取り外し
ドアトリムを外したところです。
欧州車あるあるで、サービスホールはグレーのスポンジ状のシートで覆われています。
ご覧のようにシートは平坦でなく、インナーパネルの造形に合わせて凹凸をつけてあります。
ドア防振に先立って、スポンジシートは撤去してしまいますが、ドアハンドルの機構が入り込む部分は、防振材を貼り付けるガイドとして活用するため、ここだけは残しておきます。
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アウターパネル作業
アウターパネル側の作業が終わったところです。
上述のとおり、スポンジシートはドアハンドル部分だけ残して、すっきり取り除いてしまいます。
写真は清掃後の状態ですのでキレイですが、シートのノリ残りをキレイに除去するのは一苦労です。
BMWブライトオーディオパッケージでは、制振力がマイルドなドアチューニングをデフォルトの防振としております。
この場合、アウターパネルの防振材として、オーディオテクニカの丸いAT7560Rを使用しています。 -
インナーパネル作業
インナーパネル側の作業が終わったところです。
キットのスピーカーを取付けた後、防振材でサービスホールを塞ぎ、ビビりやすそうな平面部分にも防振材を配置します。
いつもは、インナーパネル側にもオーディオテクニカの防振材(AT7550R・赤色)を使うのですが、うっかり在庫を切らしてしまっていたので、制振力の高いデッドニング用として使っている、Dr.Artexの材料を代用しています。
現在販売されているキットに含まれるスコーカー用のスピーカーは、直径8センチのユニットが使われているのですが、在庫を探したら10センチユニットが使われている旧製品のキットがあったので、販売させていただきました。
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ツイーター・作業前
ドアトリムを裏側から見ているところです。
ドアトリム外観の写真に写っていた、平行四辺形のツイーターグリルの真裏に当たる部分ですね。
ここに純正ツイーターがセットされています。
純正ツイーターといえば、背面にハイパスフィルターがくっついているのが定番ですが、この車の場合ケーブルの途中に仕込んであります。
俗にインラインフィルターなんて呼ばれます。 -
ツイーター・作業後
ツイーターを交換した後の状態です。
SX165のツイーターは、社外品としてはコンパクトな部類ですが、必要最低限な感じの純正ユニットに比べれば一回りくらい大きいです。
従って、純正ユニットを抑えていたツメを切り落として、直径を広げてから、接着剤で固定します。
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センタースピーカー・作業後
センタースピーカー交換後の様子です。
これもキットに含まれるスピーカーですが、ユニットそのものはMX080です。
このスピーカーの配線の途中には、キットに含まれるハイパスフィルターを入れています。 -
作業後記
今回は6シリーズのBMWブライトオーディオパッケージの事例をご覧いただきました。
BMW車のフロントスピーカーは3way構成(2way+サブウーファ)を採用しており、今回の事例の6シリーズ向けプランF2は、ツイーターとスコーカー、並びにセンタースピーカーの交換とドア防振を組み合わせたプランです。
さらに、F2Rとなるとリヤスピーカーの交換も含み、F2-8では8ch分のパワーアンプを内蔵したDSPも組み込む格好になります。(両方を兼ねたものがF2R-8になります)
なお、5シリーズ以上のモデルについては、シート下のウーファーは純正ユニットを引き続き使う前提となっていますが、カスタマイズにより、この交換も行い、文字取り底上げを図ることも可能です。
今回の事例では、当店人気ブランドのブルームーンオーディオのスピーカーを起用しましたが、冒頭でも触れましたとおり、BMWのサウンドアップでお選びいただけるスピーカーのバリエーションが増えました。
全シリーズとも、BMW専用・全スピーカー適合表ページでご確認いただけますので、ご興味があったらチェックしてください♪
純正の音に飽き足らないオーナー様は、どうぞご検討ください。
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