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フィアットデュカトのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.753(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    フィアット デュカト

    system

    メインユニット:carrozzeria DMH-SZ700
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:純正
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:純正
    デジタルミラー:MAXWIN MDR-G005A

    comment

    後ろが見えないキャンパーにデジタルミラーを取り付けました。
    目隠し用のシェードとのクリアランスが厳しいので、ミラーの台座をカスタム製作してクリアしています。

  • ダッシュボード


フィアット・デュカトの事例紹介です。

デュカトはフィアット社が製造する大型バンです。
初代は1981年に発売されていて、2代目が1993年、そして2006年に、現行車にあたる3代目にバトンタッチしています。

この車は、本来の商用バン向けの他、キャンピングカーとしても認識されており。以下のような数多くのコーチビルダーによってカスタマイズされ、販売されています。
ドイツ:デスレフハイマーバーストナーホビークナウス
スロベニア:アドリアサンリビング
イタリア:ローラーチームモビルヴェッタ

今回ご紹介するデュカトは、上出のスロベニアのアドリア社の手によるキャンパーです。
デュカトをベースとしたキャンパーのシェアについては全く知識がありませんが、時折ご相談いただくのはアドリアが連続しているので、きっとうまく行ってる会社さんなのでしょう。

今回のオーナー様は、当コーナーで同じデュカトの事例をご覧になってご連絡いただきました。
オーディオのインストールの御用ではありませんでしたが、御覧頂いた事例で紹介していたデジタルミラーの取り付けに興味を持たれたとのことでした。

この車の標準のルームミラーは一般的な鏡で、キャンパーにしてしまうと後方視界が確保できないため、リヤカメラ越しに後ろが見られるデジタルミラーの需要はあるようです。
しかしながら、宿泊時等のプライバシー確保のために、フロントガラスにシャッター式のシェードをかける際、シェードとミラーとのクリアランスが異常に狭いので、干渉の可能性を考慮すると、少なからず位置が変わってしまう社外品への交換は難しいという事情があります。

御覧頂いた事例では、社外のデジタルミラーに交換し、かつ、取り付けの台座を工夫して、シェードとの干渉を回避していたため、その事例と同様の取り付けをご依頼いただくに至りました。


○その他の施工(1)
これと併せて、パワーウインドウのスイッチを一時的に無効化するための工作もご依頼いただきました。
キャンパーの場合、目的地での停車時でも、長らくACCオンのまま過ごすことになるのですが、その際、ご家族のねこ様がスイッチをいたずらして外に出てしまった事件というのが発生したことがあるらしく、防止策を講じたいとのことでした。

これについては、そんなに難しい話ではないので、5極リレーを使って回路を作り、隠しスイッチによって、運転席と助手席の両方を無効化できるように工作しました。

○その他の施工(2)
ステアリングリモコンと、カロッツェリアのディスプレイオーディオとの連携を行いました。
フィアットから配線図を提供していただいて、信号の取り出し口を確認し、学習タイプのデバイスを介在させることで、うまく連携させることが出来ました。

以上を持って、後方視界確保と、ねこ様の安全確保が実現しました♪
久々にオーディオと関係ない内容となりますが、デュカトのルームミラーでお悩みのオーナー様の参考としていただければと思います。

ねこ様のほうはどうでしょう??(^_^)
施工の様子をご覧になってみてください。

  • デジタルミラー設置

    デジタルミラーの設置状況です。

    純正ミラーを外してMAXWINのデジタルミラーMDR-G005Aを設置しました。

    ミラーのクローズアップだけだと、今回の課題との関係がよくわからないと思いますので、下の方に絵を一枚足してみました。
    ピンクで表したのが、目隠しのシェードがせり上がる軌跡です。
    両側のAピラーの内側にレールが設けてあり、それに沿って、ガラス上端までシェードを引き上げられるようになっています。そして、問題なのが、ミラーとシェードが異様に接近しているという点ですね。ピンクで表しているシェードがミラーに接近してるので、雰囲気がわかっていただけると思います。

    今回は、このシェードに触れないように、ガラス側に寄せてミラーを設置するのがキモになるわけです。
    最近では、純正ミラー交換型のデジタルミラーというのを見かけますが、このクルマのミラー取り付け部は、そういった規格(おおきく2つ)に合わせたものではないため、市販品のポン付けでは解決できません。

    方法としては、取付ベース部も含めて純正ミラーを取り外して、固定用の金具を製作して取り付ける方法をとりました。
    ご覧のように後ろに余裕がなく、まっすぐ後ろを向いています。一般的なミラーのようにドライバーの方を向いていないわけですが、角度が問題になる光学的な鏡ではなくて、画像を表示するモニターですから、こっちに向けなくても、後方の状況は十分にわかるわけですね。よってこれで問題ありません。

  • リヤカメラ

    後ろに回って、リヤカメラの設置状況をごらんいただきます。

    よく見ると2つ並んでいますね。
    手前に付いているのは、もともと取り付けてあった2カメラドラレコのリヤカメラです。
    奥のカメラが今回取り付けたものです。

    取り付けの順序の関係で、似たようなカメラが並ぶ格好になってしまいましたが、同じメーカーから、2カメラ共にセパレート式のデジタルミラー型ドラレコという製品も出てますので、これを選べばスッキリとまとめることが出来ますね。

  • パワーウィンドウキャンセルスイッチ

    キャンピングカーあるあるなのかもしれませんが、停車中に車両の電源が入っている状態ですと、パワーウィンドウが動作してしまいます。

    冒頭でもお伝えしました通り、オーナー様と一緒にキャンプを楽しまれるねこ様がスイッチをいたずらして、外に出てしまうインシデントが発生したので、一時的にスイッチを無効化するための仕組みがほしいとのことでした。

    こういう工作は多くの方が想像なさっているよりグッと簡単なので、二つ返事で対応させていただきました。
    結果的に、写真中央に写っているスイッチをOFFにしておけば、パワーウインドウスイッチが正常に動作し、ONにすると無効化されるというしかけになっています。

  • 回路図

    こちらがその回路図です。
    一言でいうと、パワーウインドウのモーターを動作させる回路内に、スイッチをもう一つ設けた格好になっています。

    パワーウインドウの回路には過電流を防止するためのヒューズが組み込まれています。
    このヒューズを、延長ケーブルを使ってヒューズボックスから外に出し、5極リレーをつかって回路の開閉を制御するしくみになっています。

    写真の青い線につけてあるのが新設したスイッチですね。
    このスイッチをONにすると、リレー内のコイルに電流が流れて電磁石になり、黒の鉄片を吸い寄せます。すると、それまで接触していた黒と白の線が離れて、回路が開いて(切れて)、パワーウインドウスイッチが無効化されるというわけです。

  • リレーの設置状況

    話がくどくなってますが、流れで設置状況も御覧にいれておきます。

    写真は運転席にあるヒューズボックスです。
    パワーウインドウの回路は、左右独立していますので、運転席用と助手席用が別々に設けられています。
    よって、一コマ前でご説明した回路を両ドアそれぞれに組み込んでいます。(キャンセルスイッチは一つに集約しています)

  • 作業後記

    今回はデュカトのデジタルミラー取り付けその他の事例をご覧いただきました。

    後ろに大きなキャビンを積むキャンパーですと、鏡のミラーでは役に立ちませんので、多くのオーナー様が不便に思われているのかなと思います。
    新型車ではデジタルミラー化されているようですが、、同じ仕様の車にお乗りで、デジタルミラーへの変更(ドラレコ付きもあり)を希望されているお客様がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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