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マツダCX-8のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.724(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    マツダ CX-8

    system

    メインユニット:マツダコネクト2
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:SAEC

    comment

    ブラックトーンエディションの6スピーカーのうち、フロント2wayを社外スピーカーに交換しました。
    純正ツイーターグリルに大口径ツイーターがキッチリ収まって、見た目もかっこよいです♪

  • ダッシュボード


マツダ・CX-8の事例紹介です。

CX-8は2017年から発売されているクロスオーバーSUVです。
マツダのクロスオーバーモデルとして先行したCX-5(2012年〜)、並びにCX-3(2015〜)に対して、3列シートを採用した6名/7名定員の大型モデルとして登場しました。
このCX-8投入と同じタイミングで、SUV/ミニバン系モデルであるプレマシーとビアンテの販売を終了させており、同車のような大容量を備えた3列シートSUV投入の背景には、従来のミニバン文化を継ぐ新市場創造の意図があるとされています。

ここ10年ほどで、マツダの乗用車のデザイン統一が行われ、他メーカーとの差別化がかなり進みました。
なんか独特なタイトルがあったなぁとググってみたら、「魂動(こどう)-Soul of Motion」と銘打ったデザインテーマでした。これによって、全車ともシャープな顔立ちになり、ボディサイドパネルは連続的に変化するゆったりとした曲面になりました。
あと、レッド系のメタリックの複雑なカラーも特徴ですね。正式には「ソウルレッドクリスタルメタリック」というらしいですが、思わず目を留めてしまう、異様なほどに奥行き感のある仕上がりが特徴ですが、この塗装技術にも、これまた「匠塗 TAKUMINURI」というタイトルがついているようで、、、自動車というくくりでは同じ製品でも、他メーカーとは似て非なるものづくりの姿勢をもっているメーカーのように感じてしまいます。


オーディオに関係した仕様としては、上位グレード車のヘッドユニットにマツダコネクトが採用されています。
センターディスプレイモニタのサイズは、ベースグレードで8.8インチ(地デジなし)が標準で、上位が10.25インチという違いがありますが、マツコネの機能に変わりはありません。

スピーカーは標準がフロント/リヤの4スピーカーで、上位はフロントが2wayになった6スピーカーとなり、プレミアムオーディオであるBOSEシステムだと10スピーカーになります。

今回ご紹介するのはXD/ブラックトーンエディションのお車です。

このProactiveグレードとBlackToneEditionは6スピーカーが採用されておりますが、このうちフロント側の2wayをグレードアップなさりたいとのことでご相談いただきました。
当コーナーの他事例でもご案内しておりますように、マツダコネクトのような純正システムが採用されている車であっても、スピーカー出力をDSPアンプに取り込むことで、(1)音声信号全般の解像度向上と、(2)クロスオーバー・タイムアライメント等による音像の最適化を行い、いわゆる「音声ソース側の質」を向上させることができますが、その前提として強くお勧めしているのが、音の出口であるスピーカーまわりの環境整備です。

今回は、純正オーディオ(マツダコネクト)側には触れず、○デッキ裏から出ているスピーカーケーブルの交換により伝送ロスを減らし、○スピーカー(ツイーターとウーファー)交換で情報量を向上させ、○ドア防振によって、スピーカーボックスとしてのドアの有用性を上げることで、車でオーディオを楽しむための前提条件を整えました。

今回使用したスピーカーは、当店人気のブルームーンオーディオのAX165(税込93,500円)です。
フラッグシップのRX165(税込198,000円)、ベースモデルのSX165(税込48,400円)の中間に位置し、「よくできた楽器のように癖のない原音再生を目指す」ブルームーンオーディオのポリシーをしっかりと体現しているモデルです。

AXはSXのほぼ倍、そしてRXはこれまたAXの倍の値段がするわけですが、聴き比べてみると、ホントに値段との釣り合いが取れていて、どれも価格なりの納得感が得られるようにチューニングされています。

このAX165には、一般的な2wayスピーカーセットと同様に、ネットワーク(バイアンプ対応)が付属していますので、マツダコネクトのデッキ(ダッシュボード裏のハイダウェイユニット)のスピーカー出力をこのネットワークに入力し、Aピラーのツイーターと、ドアのウーファーのそれぞれに向かって出力するような接続になります。

DSPアンプを駆使して、自分好みの設定にこだわるのも楽しいですが、スピーカー付属のパッシブネットワークを使ってメーカーのチューニングを素直に聴くのもいいものです。
音響の条件として比較的優位なSUVという条件も相まって、ブルームーンオーディオの上級ユニットらしい、情報量の豊かなサウンドが作れました。

施工の様子をどうぞごらんください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    人気のブラックトーンエディションの内装ということで、黒いレザーに朱色っぽいステッチが施されています。山ほど見かける赤黒とは違う、オシャレ感ただようマツダらしいコーディネートです。

    上述の如く、CX-8には4/8/10個と、3種のスピーカーレイアウトがありますが、10スピーカーのBOSEでも、フロントは2wayなので、ドアは常にウーファー1個のみです。
    BOSEの場合はスピーカーグリルにお約束のエンブレムが付きます。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    このドアに取り付けられている樹脂パネルは、ドア筐体に実装されるあらゆる部品が組み込まれている「モジュールパネル」といわれるもので、マツダはこの分野の先駆者、、は言いすぎかもしれませんが、先行して取り組んでいました。DE型のデミオがはしりだったと思います。

    樹脂パネルを単なるフタではなく、ある程度部品をくっつけて、関連工程の削減を目論むパターンは他社にもあるのですが、マツダタイプはほんとにガチなので、ウインドウレールまで樹脂パネルに組み付けてあり、分解の際の作法がめんどいです。
    最初に窓ガラスを下限までさげて、固定ボルトを緩め、ガラスを切り離します。つぎにガラスが落っこちてこないようにガムテなどで固定してから、樹脂パネルを外す段t取りです。

    あと、こういうモジュール発想のパーツ設計あるあるなのですが、ドアとボディ間の配線も、ゴムブーツの末端がカプラになっているので、カプラに小加工を施して、隙間を作ってから、ケーブルを通すことになります。

    ・・どこかで効率を高めると、どこかにしわ寄せが来るってことなんでしょうか。手間保存の法則?

  • アウターパネル作業

    アウター側の作業が終わったところです。

    前カットの状態から、えっちらおっちらモジュールパネルを取り外して、きれいに清掃したら、防振材を配置します。
    今回は出力のマイルドな内蔵アンプで鳴らすので、制振力の穏やかなドアチューニング・グレードで防振します。使用する材料はオーディオテクニカのアクワイエシリーズの製品で、アウター側には円形のAT-7560Rを使います。

    基本は5枚貼り付けで、中央に一つと、四方に4つ配置します。ドアがもっと大きい場合は、中央をタテに増量してにして6枚、7枚にするなどのアレンジを加えます。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル、、というか、モジュールパネル側の作業終了の様子です。

    前述のとおり、モジュールパネルと窓ガラスとを合体させつつ、ドア内に戻し、元どおりにボルトで留めます。

    その後、インナーバッフルを介してAX165のウーファーを固定します。
    インナーパネル側の防振は、アウターと同じくオーディオテクニカのAT7550Rを使って行います。制振力の強いデッドニングですと、全面にみっちり貼ることになりますが、こちらでは適当に空けながら、全体的に重量をつけていく感じで施工します。

    適当=適切という意味で、テキトーではありません。
    凹凸が繰り返される形状や、補強リブがたくさんあるところは、キュッと強度があって歪みにくく、対して、平坦なところはボワンボワンと揺れやすいのは、感覚的にもおわかりいただけると思います。そういった発想で、鉄板部分を含めて、平らなところ中心に配置します。

  • 純正ツイーターグリル

    フロントウインドウ脇に取り付けられているAピラーのカバーです。

    中央に見えるのがツイーターグリルですね、この奥に純正ツイーターユニットがセットされています。
    構造を説明すると、一般的には、グリル部分とピラーカバー全体が一体成型されているケースがほとんどですが、このクルマの場合、グリル部分は別パーツで、ピラーカバーに設けられた丸穴に、(ツイーターユニットをセットした)グリルをはめ込むという、生真面目?な造りになっています。

    まあ、一体成型されているか否かの違いでしか無いので、純正位置での交換になにか制約がつくわけではありません。

    ちなみに、BOSE仕様車の場合は、リングの縁が華やかにメッキ処理されており、所有欲をくすぐるBOSEロゴが刻まれています。
    なお、ベースグレードの4スピーカー車の場合、中身が空のグリルがついているのが相場ですが、このクルマの場合、ご丁寧にグリルなし(=穴なし)のピラーカバーが用意されているそうです。

    やっぱり生真面目、というか、こだわりポイントが他社とちがいますね。

  • AX165のツイーター取付

    AX165のツイーターを取り付けたところです。

    一般的な一体成型カバーで同じように仕上げる場合、キレイに切り抜いてフィッティングする手間が生じますが、もとから設けられている穴にぴったりだったので、見た目ほどの手間はかからずにフィニッシュできました。

    とはいえ、カバーは少しだけラウンドした形状をしているので、手前側にすこーしだけ隙間が生じているのですが、十分に許容範囲内だと思います。

  • 【作業後記】

    今回はマツダ・CX-8のサウンドアップ事例を御覧いただきました。

    マツダのSUVクルマの最大サイズだけあって、かなりの存在感ですね。鼓動(こどう)のデザインテーマによるエクステリアの美しさと相まって、所有欲をくすぐられる一台でした。
    グレード的には、4スピーカーが標準のベースグレード車も、BOSE10スピーカーの上級グレードもありますが、台数的には、やっぱり中程の6スピーカーのモデルが売れるんでしょうか。

    いずれの場合でも、スピーカーがまともに稼働する条件を整えないとハナシが始まりませんので、今回ご紹介したようなサウンドアッププログラムによるスピーカー交換とドア防振、スピーカーケーブル交換おすすめしたいです。

    また、正直なところ、オーディオの音質向上への寄与度が最も大きいのが、こういったドア周りの整備であり、DSPやアンプ、電源周りと行った「川上」の整備ほどはお金がかかりませんので、費用対効果(コスパ)を気になさる方には強めにおすすめしたいところです。

    これに加えて、ソース側の方も手をかけたいとお考えのお客様には、ナビの出力をDSPアンプに入力して、自由自在の音質調整ができますし、チャンネル数が増えることで、リヤやその他スピーカーも支配下に納めたシステムも可能になります。

    また、DSPアンプを入れることで、iPhoneやアンドロイド端末のデジタル信号の入力が可能になり、ハイレゾ再生の世界も開けますので、よりピュアな音が楽しめるようになります。

    長年の経験を活かし、お客様のご要望にお応えします!
    ご予算とご希望に応じて、柔軟にプランさせていただきますので、どうぞお気軽にお声掛け下さい♪

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