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BMWZ3のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.711(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    BMW Z3

    system

    メインユニット:Nakamichi CD700 ?
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:audison APK130、AP2 MV
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正(harman/kardon)
    Bluetoothレシーバー:BEWITH RT-1
    ケーブル:SAEC

    comment

    オーディオデッキをナカミチ製に交換し、フロント3way+リヤ+サブウーファーを鳴らすシステムです。
    ハイエンドなブルートゥースレシーバーも取り付けて、グッと近代的な装備になりました。

  • ダッシュボード


BMW・Z3の事例ご紹介です。

Z3は1996年から2002年に渡って生産された、ライトウエイト2シーターのオープンカーとクーペです。
型式はE36/7(ロードスター)、E36/8(クーペ)と、共通してE36から始まっています。これは、1990年から生産されたE36型の3シリーズをショート化したデザインで開発された3シリーズコンパクト(E36/5)(1994年〜2000年)の派生車種であることを表しています。

頭がE3で始まる時代のBMW車は全般的に直線的なキャラクターラインが特徴でしたし、兄弟車である3シリーズコンパクトも同様でしたが、このZ3は特別で、流線型でグラマラスなボディをまとっています。
改めて眺めてみると、キュッと絞り込まれたドア付近に対して、リヤフェンダーはかなりのワイドフェンダーになっていて、なかなか官能的ですね。

最近の車は、室内容量を大きく取るために胴が太めになりがちなので、こういう変化率のある造形はなかなか出しにくいんじゃないでしょうか。
一代限りで生産終了となったモデルでもありますし、そばに置いておきたい理由を持った車ですね。


今回登場するZ3も、そんなオーナー様に惚れられている一台です。
かねてよりお付き合い頂いているお客様なのですが、プリオウンドでお求めになられたとのことで、目下、集中投資中です。
オーディオはオプションのハーマンカードンが載っているものの、スピーカーのダンパーもだいぶお疲れのようなので、抜本的に手を付けることになりました。

システム概要としては、大昔に愛用していたオーディオデッキをメインユニットとしたフロント3way+リヤ+サブウーファーです。
リヤとサブは、引き続き純正ユニットに頑張ってもらうことにして、フロント側は刷新しました。

○メインユニット
名門ナカミチのCD700Ⅱです。
2000年初頭に発売された1DINオーディオデッキで、内蔵アンプもない、「単なる」CDプレイヤーなのですが、税別定価が210,000円という、バリバリのハイエンド機でした。
外部からの振動の影響を受けにくい構造のボディと、ディスクへの振動の伝播を抑えるディスククランパーを持ち、回転メディアであるCD再生に最良の条件を整えてあり、インターフェースはデジタルでの出力も入力もできるようになっています。
これらの機構をより良い条件で稼働させるべく、ノイズ源になりうる電源部をセパレート化するというこだわりようです。

今回は、その昔、オーナー様がご愛用になっていたものを持ち込んでいただいて取り付けることになりました。
前述の通りアンプレス機ですので、ローレベル出力をハーマンカードンの純正アンプに入力する形をとりました。

○ブルートゥースレシーバー
素晴らしいデッキの性能をカジュアルに堪能できるように、BEWITHのRT-1(税込55,000円)を組み込みました。

最近はほぼすべてのナビ・オーディオデッキに実装されているので、BT単体のハイエンド製品が開発される環境にありませんが、この製品だけは別格です。
優れた音の分解能と、チャンネルセパレーションをもたらす独自の内部構成に加え、32bit D/Aコンバーター、高剛性アルミニウムボディなどの採用により、従来のワイヤレスオーディオレシーバーとは一線を画す受信・再生性能を有しています。
出力が3パターンから選べるのも評価ポイントで、アナログ、光デジタル、同軸デジタルから切り替えられるようになっています。
今回は、ナカミチ側のインターフェースが充実しているので、同軸デジタルでの入力が叶い、ちょっと羨ましくなるようなブルートゥース再生環境が整いました。

○スピーカー
フロント3wayのユニットを揃えるべく、audisonの2wayセットであるAPK130(税込30,800円)と、ミッドレンジ用にAP2 MV(17,600円)を起用しました。

APK130は型番の通り、130ミリのウーファーとツイーターのセットです。
一般的な2wayセットですと、1chを2ユニットに分ける機能をもったネットワークが付属しますが、このセットではツイーター側に介在させるハイパスフィルターが付属し、ウーファー側はフルレンジで鳴らす前提になっています。

ミッドレンジ用として使用するAP2 MVは、50ミリ径のミドル〜ハイレンジユニットで、トヨタなどのハイレンジスピーカーとのトレードインも意識して開発された製品です。

接続としては、ハーマンカードンの純正アンプでハイパスのかかった信号が、製品付属のハイパスフィルタを介してAPK130のツイーターへ、同じくインライン・ハイパスフィルタを介してAP2 MVへとそれぞれ繋がっています。
ウーファー出力の方はアンプ側でローパスがかかったものを直接繋いでいます。


以上を持って、Z3のオーディオリフレッシュが完了しました。
スピーカーのスペックは、価格相応といったところですが、リフレッシュ用としては必要十分な性能を有しており、しっかり取り付けで十分に性能を引き出しました。
それに加えて、ソースは超絶ハイエンドのナカミチですから、マニアも納得の聴ける一台に仕上がりました♪

施工の様子をどうぞご覧ください。

  • メインユニット

    懐かしの名器。Nakamichi CD700Ⅱです。

    ぱっと見は1DINで、実際に1DINなんですが、前述の通り電源ユニットが別ですので1DIN枠内で完結しません。電源ユニットはダッシュボードの奥側に設置しました。

    フロントパネルの一番左側にAUXボタンがあり、コレを押すと同軸デジタル接続されたブルートゥースレシーバー経由のソースが再生できるようになります。

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    フロント3wayのうち、ツイーターとスコーカーはドアで、ウーファーは足元というレイアウトです。
    ドアの右下の定位置はポケットのためのスペースで、ドアの2つは右上のグリルネットの中です。手前(左側)がツイーターで、奥(右側)がスコーカーというふうに並べてあります。

    昨今はDSPによって、音の帯域も到達時間もねじ曲げられるので、結構な悪条件でもなんとか聴けるように持ち込めますが、レイアウト(と取り付け)がオーディオ的なセオリーを満たしているのに越したことはありません。
    その観点からいくと、ユニットはできるだけ離れてないほうがベターです。ということで、このドアは良いです。

  • ドアスピーカー(純正)

    純正スピーカーをドアトリムの裏側から見たところです。

    左側がスコーカーで、右側がツイーターです。ツイーター側にはハイパスフィルターがかまされていますが、スコーカーにはフィルターはありません。
    純正アンプは各ユニットごとに1ch割り当てられる「マルチ接続」で、写真の両ユニットとも、ハイパスされた同じ帯域の信号が供給されている模様です。

    よく見ると、ツイーターのインピーダンスが4Ωなのに対してスコーカーのインピーダンスが8Ωになっているので、そういった特性で音圧のバランスを取っているのかもしれません。

    それはそれとして、構造も質感も時代を感じさせますね。
    天然っぽいロハスな素材使いはドイツ車の得意とするところですが、さらにブラケットは直接ネジで留めてあったり、ケーブルを手ハンダでつけたところがはっきり見えて、効率で漂白されまくった最近のプロダクトに比べると、温もりが感じられます。

  • ドアスピーカー交換後

    交換後の様子です。

    マグネットのところに型番がはっきり見えるので気持ち良いですね。
    両ユニットとも、製品に添付されているハイパスフィルターを介して接続されています。

    右のAP1(ツイーター)用のそれは黒い四角の箱。左のAP2 MV用のは、黒ハコの上方に見える筒状のコンデンサです。スピーカーケーブルの途中に取り付けてあり、熱収縮チューブで防護した格好になっています。

  • 純正ウーファー

    運転席、助手席の足元に設置されている純正のウーファーです。

    写真の左側に、ドアへ向かう蛇腹ゴムとヒンジが見えているので、位置がお分かりになりますね。足の外側にあたります。

    標準オーディオのウーファーの場合、写真の助手席側ウーファーの後ろにアンプが仕込まれていますが、ハーマンカードンのオーディオシステム搭載車では、マルチチャンネルのより大きなアンプを使うので、設置位置がトランク脇にかわります。よって、この背面は仕掛けのないエンクロージャーということになります。

  • ウーファー比較

    取り付け前に並べて撮ってみました。

    鉄板を少し切るなどの加工をすれば、16cmサイズのスピーカーも入るのですが、今回は穏やかに、純正のサイズに近い13cmユニットをチョイスしています。

  • ウーファー交換後

    交換後の様子です。

    純正のネジ穴でちょうど合いました。
    ささやかですが、周囲を防振材で抑えておきました。

  • ミラー裏のレイアウト

    ミラー裏の設置物の状況です。

    ETCのアンテナと、レーダーのレーザー光受信部、そしてデス・スター風味の360度ドライブレコーダーの3点があります。いずれも今回当店でご購入いただいたものではないのですが、複数のお店で取り付けられたのか?ちょっと雑然としてましたので、整理して設置し直しました。

  • レーダー探知機

    前後比較がないので情報不足ですが、、元々ついていた場所が今ひとつでしたので、移設しました。

    ケーブルは手前に持ってくる範囲での作業でしたので、できる範囲でまとめておきました。

  • ドアロックアクチュエーター

    またまたオーディオと関係ないトコの作業報告です。

    リアハッチのロックが動いていないという事で、テスターで調べてみました。
    アクチュエーターまでは電源も信号も来ている様でしたので、部品をディーラーで入手して交換しました。

    もやっとしていたところが解決すると、気分いいですよね♪できることは何でもやりますのでご相談ください。

  • 作業後記

    今回はZ3のサウンドリフレッシュ事例をご覧頂きました。

    車の機関部分のコンディションは、走行距離とメンテナンスの状況によって大きく変わりますが、スピーカーは周囲のダンパー部分が酸素に触れることで劣化しやすい材質でできている関係上、次第に固くなったり、破れが生じたりと、使用状況とは無関係に劣化します。
    また、雨水の一部はドア内を通る構造になっているため、屋外保管だとさらに、ということになります。

    今回の事例は、さほどボロボロになっていたわけではありませんが、やはり柔軟性が損なわれていた感じで、(ヘッドユニットが超絶グレードアップした影響を差し引いても、動きが軽くなり、ディテール表現が明快になった感じはしました。ここからエージングが進むと、より抵抗が減り、さらに動きが良くなることは確実なので、リフレッシュの成果は大きかった。と判断できます。

    BMWに限りませんが、メルセデスでもフォルクスワーゲンでも、ボルボでも、2000年代初頭以前の欧州車は、クルマっぽさを感じさせるデザインのクルマが多いですね。
    そういった、20年くらい経過したクルマが「ネオ・クラシック」という名称でカテゴライズされるようになっているようですが、相棒と呼ぶにふさわしい愛車たちをより長く堪能するために、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換をどうぞお試し下さい。

    スピーカーの性能を引き出すための土台となるバッフルを介して、社外スピーカーを取り付け、ドアをスピーカーボックスとして機能させるためのドア防振を施すことで、単なるリフレッシュを超えた、未体験のリスニング環境を構築することができます。

    コレに加えて、オーディオデッキの交換や、ナビの取り付けといったヘッドユニットのグレードアップ。ドラレコやETCの取り付けを通じた安全装備の充実など、ご希望とご予算に応じて柔軟に対応させていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください♪

    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!