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アバルト124スパイダーのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • アバルト124のスピーカー交換の様子です

  • 事例No.620(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    アバルト 124スパイダー

    system

    メインユニット:純正
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
    リアスピーカー:純正
    パワードサブウーファー:carrozzeria TS-WX130DA
    プロセッサーアンプ:MATCH M-5 DSP
    DSPコントローラー:URC-3
    DAコンバーター:audio-technica AT-HRD1
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    フロント2way+パワードサブウーファーをマッチ(MATCH)の超コンパクトなDSPでドライブするプランです。

    ゴキゲンなオープンカーに仕上がりました♪

  • ダッシュボード


アバルト124スパイダーの事例ご紹介です。
(写真はアバルトのサイトから拝借しております)
同車のオーナーさんも、あのクルマのオーナー様も、もれなくご存知のことですが、当コーナーを時々御覧頂いているお客様の中にも「んっ?」と思われた方がいらっしゃるかもしれません。

このアバルト124スパイダーは、日本が世界に誇るマツダ・ロードスター(ND)型をベースに開発された「外車」なんですね。
エクステリアは、パンパーのみならず、ボンネット部分も含めて、そこそこフェイスアップしているので、気付かない方がいらっしゃるかもですが、インテリアの方はラインが同じですし、吹出口の存在感も特徴的なので、わかりやすいです。
また、マツダオリジンの明確な証として、例のマツダコネクトが採用されています。

アバルト社は1949年創業で、フィアット車をベースとしたチューナーとして頭角を表し、1971年からはフィアットに買収されて今日に至ります。
一部の例外をのぞいてずっとフィアット車ベースでやってるので、この124についても、(日本では発売されてませんが)フィアット124スパイダーというベース車があります。
そのアバルトチューンナップ版が今回のアバルト124スパイダーという位置づけです。

なお、それぞれのモデルの仕様はメーカー各社が決めるものの、フィアット版、アバルト版、そしてマツダNDロードスターのいずれも、生産地は広島県のマツダ宇品第1工場が一括して担当しているそうです。



今回のスパイダーのメニューは、純正オーディオシステム(FIAT CONNECT 7.0)をソースとし、DSPアンプを経由して、フロント2wayスピーカーとパワードサブウーファーを鳴らすシステムです。
DSPには、iPhone等のデジタルソースを直接入力できるようにデジタルトランスポートも装備した、ハイレゾ仕様です♪

以下各コンポーネント紹介です。
フロントスピーカーは、当店売れ筋のブルームーンオーディオのエントリモデル、SX165(税別44,000円です)
フラッグシップモデルRX165と同じ思想、音作りで、価格相応の情報量を確保したコスパの高い製品です。こちらをサウンドアッププログラムでドア防振を行い、インナーバッフル形式で取り付けました。
ツイーターはAピラー中程の純正ツイーターと差し替えを行い、いずれも外観に変更を及ぼさない仕上がりとしました。

パワードサブウーファーはカロッツェリアのTS-WX130DA(オープン価格)です。
カロッツェリアのパワードサブウーファーのエントリモデルで、お手軽・リーズナブルに低域を補いたい方にちょうどよい製品です。
20cm×13センチの長方形の振動板によってボディの上面をフル活用し、最大出力160Wのアンプで音場の拡大に貢献してくれます。

DSPはドイツブランドのMATCH(マッチ)製のM-5 DSP(税別90,000円)です。
昨今のオーディオ製品の性能を語る上で「コンパクトさ」も無視できないファクターです。当製品は、110×35×85(mm)という、iPhone4Sを3枚重ねた程度のコンパクトボディに、7chまでのコントロールが可能なDSPと、5chのアンプを内蔵したホットモデルです。

現在主流のHELIX、audisonやESXの「ダイエット弁当箱サイズ」も、シート下インストールには十分なサイズですが、この製品はさらに上(下?)を行っており、よりシビアなスペース問題や、重量増の回避といった課題への対応力で一線を画しています。
ソースの流れは、「FIAT CONNECT 7.0」のフロント出力を入力し、フロント2wayに4ch、サブウーファーに1ch使って出力しています。
なお、標準のシステムでハンズフリー通話する場合、ヘッドレストに埋め込まれているスピーカーから相手の声が聞こえる仕組みになっているため、このスピーカーにつながるリア出力に関しては、標準のままにしてあります。

DSPの楽しみの一つに、デジタルソースを直接入力したハイレゾ再生があります。
今回はこの実現のために、iPhoneなどのDAPをDSPに受け渡す、オーディオテクニカのデジタルトランスポートAT-HRD1(税別15,000円)も加えました。
USB端子入力で32〜192kHz/16〜32bitまでの入力に対応し、同サンプリングレートでのデジタル光出力に加えて、旭化成製DACチップ(AK4452)を経由したアナログライン出力にも対応しています。

スピーカーのしっかりインストール&パワードサブウーファーによって、屋根を開けていてもしっかり立ち上がる低域と、軽やかに伸びる高域を追求しました。
オープンカーのハンデを克服したゴキゲンな一台です♪
施工の様子をどうぞご覧ください。

  • フロントドア

    ドアの外観は飛ばして、ドアトリムを外したところからです。

    このカットを見る限り、ロードスターとの差は全くありません。純正スピーカーも同じです。
    ひょっとしたらどこか違うかも?違いのわかるカルトな方、ご指摘ください。。

    スピーカーレイアウトはドアにウーファー、Aピラーにツイーター、あとヘッドレストに1個づつで合計6スピーカーです。
    アバルトにはプレミアムオーディオの設定がありませんが、ロードスターのBOSE仕様の場合、ヘッドレストスピーカーが各シート2個づつになって、サブウーファーがついて、合計9つにアップします。

    サービスホールは1個、樹脂パネルで塞いであります。

  • アウターパネル

    それでは作業開始です。。

    樹脂パネルを取り外し、アウターパネルも含めて全体を清掃・脱脂します。

    今回は比較的ライトな制振力を発揮するドアチューニング・グレードでの防振となりますので、アウターパネルにはオーディオテクニカのAT7560を貼り付けます。
    貼り方のレイアウトは、中央と、14時、16時、20時、22時の5枚が基本になります。

    赤・グレーのケーブルが新たに引き込んだスピーカーケーブルです。
    シート下のフロアに設置したDSPから繋がっています。配線の経路は純正のハーネスに沿っています。ボディとの架け橋であるゴムブーツを通って、インナーパネル側に出て、(スピーカーホールを時計回りに回り込んで、(次に取り付ける予定の)MDFバッフルの下をくぐって、スピーカー裏に到達します。

    純正スピーカーだと、バッフル脇に設けられたカプラーでつながるので、こういう経路になっていますが、社外スピーカーに替えるときは、再度ドアの中に入ることになります。

  • インナーパネル

    インナーパネル側の状況です。

    スピーカーホールにインナーバッフルを固定し、スピーカーケーブルをつなげてからスピーカーを固定します。
    インナーバッフルは、ボルト止め用のフランジ部分とドーナツ部分の2ピース構成で作っています。

    サービスホールに樹脂パネルを戻し、オーディオテクニカのAT7550で重みをつけていきます。
    ドアチューニングなので、弱いところ中心に間隔をあけた貼り方になりますが、スピーカーのバッフルの周りは切れ目なく一周貼ります。

    あと、前カットでもふれましたとおり、この車は、(スピーカーケーブルを含む)ハーネスの束がスピーカーの12時の位置からドアの中に引き込まれる格好になっています。

    大多数のクルマの場合、ドア筐体の進行方向側の面からゴムブーツ経由でハーネスが入るので、ドアミラー等、アウターパネル側に配置された機器への配線がそこから直接できますが、このクルマは前方に穴がなく、インナーパネル側を沿うようにハーネスが入ってくる構造になっています。よって、ドアミラーへの配線経路を確保するために、スピーカーの後ろにスキマが設けてあります。
    今回のスピーカーケーブル引き直しにあたって、このスキマを使わせてもらってますが、スキマを開けたままではドア防振の効果が落ちますので、最後に防振材で塞いでいます。

  • 標準位置ツイーター取り付け

    ツイーター設置の様子です。

    純正ツイーターはAピラーの根本に近いあたりに設置されています。
    これを取り外して、ブルームーンオーディオのツイーターに交換します。固定はエポキシ系接着剤です。
    自動車に向いた熱と振動に強い接着剤ですが、じわりと力を加えると、キレイに取り外すことも出来ます。

  • パワードサブウーファー

    パワードサブウーファーは運転席の後部に設置しました。

    シートとカベの間には余裕が設けてあるので、一番後ろまで下げても干渉はしません。
    ご覧になった感じだと、ブレーキをふむと前に倒れそうに見えるかもしれませんが、ベルクロのオスをサブウーファー底面に貼り、カーペットに食い込ませてあるので、車両の挙動でぐらつくことはありません。

    理想を言えばネジ止めですが、小型パワードサブウーファーの固定方法としてはこれが相場です。


  • MATCHの超コンパクトDSP


運転席下のフロア下の機器群です。

DSP本体とデジタルトランスポートを設置しています。設置というか、小型な筐体のおかげで埋葬に近い感じになっちゃいました。
というのも、シート下のクリアランスはあまり余裕がなく、このように身をかがめていないとシートにあたってしまうんですね。
非常にコンパクトなマッチのDSPじゃないとこうは行かなかったですね

配線の説明をしておきますね。
DSP本体の手前側(みえないところ)には、電源、純正オーディオのスピーカー出力からの入力と、スピーカーへの出力を接続するためのおおきなカプラをさせるようになっています。
純正ヘッドユニット(FIAT CONNECT 7.0)のフロント出力ケーブルが入り、ウーファー・ツイーターの2wayへのスピーカーケーブルが出ていく格好になっています。
本体奥側に回って、一番右が?DSPの設定を行う時にPCと接続するためのUSBケーブル、次が?デジタルトランスポートからの光コネクタ入力、その左は?コンソールに設置してあるDSPコントローラー(URC-3)のコネクタです。

?は基本的に設定を行う時しか用がありませんがその都度、本機にケーブルをつなぐのは現実的じゃないので、本機側はつないだまま、ケーブルを丸めて、シート下に忍ばせておく格好になっています。

あと、この写真を撮影した際はつながっていませんが、?の右側にサブウーファーへのカプラが刺せるようになっています。

写真左のデジタルトランスポートAT-HRD1の手前から出ているのが光出力で、上記?につながっています。奥のUSBはiPhoneなどからの入力用で、一旦助手席側のカーペット下を通してから、コンソール付近に引き出してあります。

  • DSPカバー

    DSPとトランスポートを埋葬したところです。

    もともと、このシート下のフロアは、鉄板が凹ませてあり、カーペットも鉄板にぴったり合うように(ペヤングの容器のように)凹んだ形で整形されていました。
    今回、その凹みにDSPとトランスポートを設置したわけですが、最終的には、機器類が見えない状態にしたいというリクエストがありました。

    ということで、最初はカーペットの一部に切込みを入れ、機器を設置した後、カーペットで覆うように考えておりましたが、前述のとおり立体成型になっていた関係で、平らにならず、凸凹と歪んだ形になり、その飛び出した部分がシートの下と干渉することがわかりました。
    よって、ペヤング部分を全部きりとってしまい、フタ用として色の近いカーペット生地を用意し、写真のように覆うことにしました。

    なお、こうなると熱は大丈夫?という疑問がでて当然ですね。
    ここは抽象的な説明しか出来ないのですが、MATCHのDSPアンプは妙に熱を持たず、まあまあ頑張っても人肌よりちょっと熱いくらいにしかならないのが経験上わかっているので、これで問題はありません。

  • DSPコントローラーURC-3

    ダッシュボード下に移動して、DSPコントローラーの設置状況です。

    DSPをアナログ入力だけで使う場合、(車両のヘッドユニット等の)入力側の機器でボリューム調整できますが、今回のようにデジタル信号を入力する場合は、iPhoneのようなDAP側では調整できず、DSP側で受け持つ必要があるので、ボリューム調整機能のついたコントローラーを取り付けます。

    写真のURC-3はMATCHの廉価版のコントローラーです。(DIRECTORの方は税別4万円)
    DSP側の設定により、ボリュームつまみCTRL1とCTRL2にマスターボリューム、サブウーファーレベル、デジタル入力ボリュームのいずれかを割り当てることが出来ます。
    同様に、中央のMODE切り替えスイッチには、イコライザーのON/OFF、デジタル/メイン切り替え、音場設定メモリの切り替えのいずれかを設定することが出来るようになっています。(M-5 DSPとの組み合わせの場合。DSPに応じて割当可能な機能が変わります)

  • iPhone接続ケーブル

    最後はデジタルソースの入り口となるiPhoneと接続するケーブルの説明です。

    3カット前のデジタルトランスポートの説明のところで、デジタル入力用の黒いUSBケーブルについて触れましたが、そのA端子側が助手席脇のところから顔を出しています。
    これに、アップル純正のUSBカメラアダプター(白)を介してiPhoneにつなぐことで、OTG接続が実現し、デジタル信号を出力させることができます。

  • 作業後記

    今回はアバルト124スパイダーの事例をご覧いただきました。

    純正オーディオシステムをヘッドユニットとしフロント2wayとパワードサブウーファーを鳴らすシステムは、どなたにも広くおすすめできる一般的な構成ですが、今回は超小型DSPで音場の最適化を図り、更にデジタルトランスポートを使ってDAPのデジタル信号を直接入力できるようにしてある点が注目ポイントでした。

    文中での説明は省きましたが、当初はサウンドアッププログラムによるスピーカー交換+DSP+トランスポート設置で一度お納めし、エージング終了後のDSP調整目的の再入庫を期にサブウーファー追加♪という流れでこの状態になっています。
    ここまでの内容で30万円程度といったところですね。

    124スパイダーのオーナー様はもちろんのこと、ロードスターのオーナー様もどうぞお気軽にご相談ください。
    ご希望とご予算に応じて、ご納得いただけるプランを提案させていただきます。
    ロードスターの事例は豊富に登録されていますので、検討材料としてご活用ください。

    お問い合わせはお気軽にどうぞ
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!