スズキジムニーのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.616(お問い合わせの際にお伝えください)
model
スズキ ジムニー
system
メインユニット:Carrozzeria AVIC-ZH0007
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165、MX080
リアスピーカー:無し
サブウーファー:CerwinVega VPAS10(x2)
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:kaiser swing、audiotechnicacomment
標準のコアキシャルスピーカーをフロント3way化し、パワードサブウーファーをダブルで搭載しました。
ジムニーにはこれ以上やることはないかも。という内容です。
ジムニー・シエラのダッシュボードです。
ベース車となるジムニーは、軽自動車で初となるジープスタイルの四輪駆動車として誕生し、今や世界中で販売されるスズキの大ヒットモデルです。
歴史は意外と古く、なんと1970年(昭和45年)発売なので、今年でめでたく50周年を迎えます。
そのまま乗っても、カスタムしても。ライフスタイルを彩る素敵な相棒としてたくさんのファンに支えられ、2018年に4代目となるフルモデルチェンジを果たしました。
すこし丸みのある3代目に対して、原点回帰とも言えるキリッとシャープなイケメンに進化し、当然のグッドデザイン賞受賞&日本車で史上初となる世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞も受賞!発売から1年半ちかく経過した現在でも、納車待ち1年弱という超絶人気ぶりを誇っています。
必ずしも好調とは言えない景気の影響で、モノが売れない、車が売れない時代と言われますが、きちんとエッジの効いた商品はちゃんと評価されるんですね。
創業家直系の会長・社長を擁し、ユーザー・販売店を大切にする姿勢が明確なスズキが、分厚いジムニーファンの期待に応えるべく、ファンの声を聞きながら一緒に作り上げてきた感のある新型ジムニーには、特に世界中の愛が集中してる感じがします。
さて、そんな熱いファンに支持されるジムニーの中でも、だいぶ上の方にランクされそうな一台が今回のシエラです。
ナビをヘッドユニットとし、フロントは3way、パワードサブウーファーを2台も搭載。ハードな車格に負けないブンブン仕様です♪
ナビは以前お乗りだったクルマからのお下がりのカロッツェリアAVIC-ZH0007です。
2013年製ですので、ちょっと古い型になりますが、ナビデータの鮮度もまだ大丈夫で、オーディオソースとしても必要十分ということで、晴れて続投となりました。
フロント3wayは日本を代表する最後発ブランド!ブルームーンオーディオから、ミドルクラス2wayのAX165に、スコーカーとしてMX080を加えて構成しました。
今回はユニットのパフォーマンスを最大に引き出すべく、ドアのウーファーはアウターバッフル形式とし、ツイーターとスコーカーはAピラー埋込みでインストールしました。
パワードサブウーファーは当店売れ筋のCerwinVega・VPAS10(税別46,500円)です。
クラス最大の25センチユニットと定格200Wのアンプをダイキャストボディに収めた、ただでさえパワフルな製品ですが、今回コレをダブル搭載!
クリアランスに余裕のある助手席&運転席のシート下にそれぞれ収め、室内をヘビーベースで満たしてもらいます。
シャープでかっこよい新型ジムニーのキャビンを盛り上げる!パワフルなハイファイオーディオが組み上がりました。
施工の様子をどうぞご覧ください♪
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オーディオレス仕様
まずは施工前の一枚から。
オーディオレス仕様車に装備されているナビパネルです。
中の板を取り出せば、そのまま7インチワイド画面に対応するパネルとして使えるようになっています。嬉しいですね♪
なお、こうなると阿吽の呼吸で、すかさずサードパーディーから8インチ対応のパネルが販売されています。
車体がでんぐり返るようなオフロード走行はしないよ!という方なら、画面が飛び出してるフローティングパネル式という選択肢もあります。こちらなら最大11型の巨大画面を満喫することが出来ます。
今回はステアリングリモコンを使用したいというご要望だったので、ステアリングリモコンアダプター(KK-S201ST)を調達して、サイバーナビと接続しました。
ナビ本体は毎年新製品に切り替わりますが、車両との通信仕様はちょっとやそっとじゃ変わりませんので、ちょい古の機種でもスムースに移行可能です。
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フロントドアBEFORE
フロントドアの外観です。
エクステリアと調和の取れた、スクエア・ストレートなラインで構成されるデザインです。
ドアハンドルのところにチラ見せ?してあるヘキサゴンボルトは、主要顧客層のハートをキャッチするためのワナです。
こんなチョットした細工から恋に落ちてしまい、気がついたらハンコ押してしもうた・・ということになりますので警戒が必要です。
スピーカーレイアウトの方ですが、説明不要の位置にドアスピーカーがありまして、セパレートスピーカーはナシの前後4スピーカー構成となります。
今回はこのドアスピーカーをウーファーとして、Aピラーにスコーカーとツイーターを加えた3way構成に変身します。
ここでちょっと宣伝です。
大人気車がデビューすると、雨後の筍のように専用商品がニョキニョキと生えてくるものですが、ブルームーンオーディオからもフロント2way化のためのキットが発売されています。
型番はBMA-JIMNY、価格は税別78,000円です。
ミラーカバーに穴あけの軽加工が必要ですが、ジムニー系のユーザーさんなら?なんとかDIYでもイケると思います。
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フロントドアAFTER
こちらがアウターバッフル化後の状態です。
インナーパネル(ドアの鉄板)からMDFを積み上げて高さを出し、パテ整形したアウターバッフルで内装を軽く押さえるように固定した後、スピーカーとグリルを一緒にネジ止めしてあります。
スピーカーグリルはブルームーンの最上位グレード・RX165用のダイキャストグリルです。
AXにもグリルは付いているのですが、パンチング鉄板の一般的なデザインで、それに対してRXのは非常にかっこよいのです。
しかしながら、RXをインナーバッフルで取り付けるお客様も一定数いらっしゃるため、その都度、不要となるグリルを当店で買い取らせていただいます。
そして、このグリルをAX・SXでアウターバッフルをご希望のお客様に販売するというエコシステムを形成しております。
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ドアトリム取り外し
それではドア内の作業の様子を写真2枚でご覧頂きます。
まず、トリムを外したところです。
さすがに新車だけあってとてもキレイですね。
このビニールは装着されて数週間というところでしょうか。人並みに劣化したり、雨で濡れてみたり、いろいろ経験したかったのかなと思うと切ない気もしますが、当店で成仏していただくこととなります。
新車でホコリはないものの、ブチルゴムはしっかり貼り付いてますので、除去の手間は通常通りです。
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デッドニング
ドア内の作業完了後の様子です。
今回は内蔵アンプ形式ではありますが、ガンガンボリュームでも腰折れしないよう、「デッドニング強め」をご依頼いただきました。
アウターパネルには、短冊状にカットした材料を貼り付け、インナー側はご覧のように全面貼りです。
スピーカーは純正の13センチに対して、17センチにランクアップですので、(前の写真と比べて)土台がずいぶん大きくなってますね!
今回は一気にアウターバッフルになってますが、薄手の17センチクラスのスピーカーであれば、外観かわらずでいけるインナーバッフル形式での交換ができることも確認できました。
配線は、フロントとリヤの4chをフロントに割り当ててしまう方式をとりました。
リヤ出力の先に、2wayシステムであるAX165付属のネットワークをつなげて、ツイーターとスコーカーのMX080に分岐させます。そしてフロント出力の先にはドアのウーファーをつなぎます。
※ナビのガイド音声がフロント出力から再生されるため、ツイーター側でなく、ウーファー側に割り当てています。
リヤ出力には、(ウーファーの担当である)200Hz以下の信号がいかないように、ナビ側でハイパスフィルターを設定します。その先の分配はネットワークにおまかせします。そしてフロント出力のほうには(サブウーファーの担当である)80Hz以下の信号がいかないようにハイパスを設定します。
厳密に帯域分割しようという場合は、ウーファーの上限を200Hzに抑制するためにバンドパスフィルターしたいところですが、AX付属のネットワークと、ナビで設定可能なクロスオーバーを組み合わせた条件下では、これが最善策となります。
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助手席側サブウーファー
パワードサブウーファーを2台投入!それぞれ前のシート下に設置しました。
製品は当店で一番売れているパワードサブウーファーのCerwinVega VPAS10です。
こちらは助手席側のシート下の分です。
パワードサブウーファーをシート下に設置する場合、一般的には進行方向に向かって横置きにするのですが、シート下の形状によっては、縦置きでないと収まらない場合があります。
その場合は、電源・RCA端子のある辺を前に向けるか、後ろにしか向けられない場合は後席者のケリ対策で板をおいて防護するかの対応をとることになります。
今回は前に向けることにしたのですが、シートをいっぱいに下げると、端子部分が露出するので、パンチングカーペットをかぶせて防護することにしました。
これにてポップコーンやポテチ落下、不意のジュースこぼし等のトラブルも安心です。
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運転席側サブウーファー
こちらは運転席側の分です。
助手席側と同様、後席に向けた送風口はないため、閉じたり迂回させるための加工はいらないのですが、フロアが平らではないので、MDFで作ったスペーサーを3ヶ所に配置して、水平を出す手間をかけました。
スペーサーとカーペット間の固定はマジックテープです。本格的なオフロードを走行するのであれば、車体とねじ止めをする方が良いと思いますが、街乗り程度であればマジックテープでも大丈夫でしょう。
こちらはサードパーティー製の電源ユニットです。
カーアイテム業界の老舗中の老舗。カーメイト株式会社製の売れ筋商品、ジムニー専用 増設電源ユニットNZ587です。
カーメイトさんのサイトからお借りした写真をご覧いただくとお分かりのように、もともとこうなっているんですね、そこにコレをはめて、こうなるわけです。
もともとは一番左のシガライターだけでしたが、そこはUSB2口になり、中央にシガライタ電源2口が増える格好で、トータル7アンペアまでいけるそうです。オーナーならずとも、シガライターから電気をとってコーヒーを沸かして飲みたくなってしまいそうですね。これはかなりマストアイテムなのではないでしょうか。
なお、一番右の●は、スズキ自身がオプションで用意している「市販ナビの外部入力用USBソケット(C9S0(39105-80P00))」をとりつけるためにブランクキャップで閉じてあるところですが、(カーメイトさんの写真参照)ここには、USBとHDMIが接続できる、これまた商機ハンターのサードパーティ製のパーツを組みこみました。
なお、このソケットとカロナビとの間は、iPod接続を主目的に用意されているcarrozzeria CD-U220(税別2,000円)でつなぎました。
その他、カロナビに通信モジュールとUSBメモリを接続するためのケーブルCD-U120(税別3,000円)は、グローブボックス内に引き出してあります。
ナビの取り付けとあわせて、バックカメラも取り付けました。
使っているカメラモジュールはパナソニック製のCY-RC100KDです。
実用に耐える同価格帯の製品で、視野角の大きなものということで比較すると、現状ではこれが一番のようです。(水平146°/垂直114°)
この手のカメラはチロルチョコを2つ重ねたくらいの大きさがあり、製品に付属している金属製のスタンドを使ったりして、できるだけ目立たないように取り付けますが、台座に乗っかっている以上、全く見えないようには出来ません。
そこで、純正のような仕上がりを実現すべく、今回のように埋め込みの奥行きがある場合に使える便利パーツとして、リアビューカメラ埋込取付ブラケット CB2(税別2,000円)を企画しました。
商品の体裁は、カメラ固定用ステー付きのガクブチみたいな格好をしています。
カメラ本体は、付属のイモネジを締め込むことによって固定し、ブラケットはバンパーを四角く切り取ってはめ込み、付属の強力両面テープで固定するという仕様になってます。
説明の通り、バンパーに3センチ角ほどの小穴をあける必要があるので、バンパーを降ろす手間がかかりますが、ごらんのような仕上がりが得られますので、コストを掛けるだけの価値はあると思います。
なお、このブラケットCB2は5月6日より販売開始いたしました!業者さま、力量のあるDIYファイター様のご注文をお待ちしております!
サウンドプロオリジナル・リアビューカメラ埋込取り付けブラケット販売ページ
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トヨタ純正ETC
ナビと同様、前車から引き継いだETCです。
トヨタ純正ということになっていますが、車載コンピュータと連動させるわけじゃなし、別メーカーの車にも取付可能です。
ただし、しっかり固定するためのブラケットは必要ですので、かゆいところをいつも掻いてくれる槌屋ヤックさんのVP-123(スズキ用ETC取付基台)を調達しました。
なお、このナビは従来からある規格、いわゆるETC1.0の機器です。現在はITSスポットとの通信に対応したETC2.0が主流ですが、実際にこのクルマをお使いになる予定の地域(北海道の富良野!)に高速道路が無いという事で、ETC2.0の導入は折を見て、、というご判断のようです。 -
ハンズフリー用マイク
定位置コラムカバーの上にとりつけたマイクです。
前の車にボールジョイントのメス側の台座を取り残してきてしまったとのことでしたので、ベースを製作して取り付けました
素材は配線固定用のクランプとインシュロックとビニールテープの合わせ技です。
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デジタルインナーミラー
オーディオと同時施工ということで、大陸製ミラーの取り付けも請け負いました。
ミラー内にいろいろ表示する機能があり、ドラレコ機能も持っています。
フロントカメラはミラーの裏側(前方)で、リヤカメラも付属していました。 -
リアカメラ
こちらはデジタルインナーミラーに付属のリアカメラです。
リヤガラスの上端から外向きにつけてあるのですが、上方が空いているので混乱してしまいますね。
ジムニーのリアハッチは冷蔵庫みたいに横開きなので、一般的なクルマのようにヒンジが上にないんですね。
取付説明書が一切ないので、仮接続して動作を確認の上、リアゲートに配線を通す穴をあけて奇麗に取り付けることができました。
カメラのステーは付属してませんでしたので、使わずに残っていたCerwinVegaのサブウーファー固定用の脚を加工して制作して対応しました。
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作業後記
今回は新型ジムニーのサウンドアップ事例をご覧いただきました。
かなりパワフルなお客様なので、3way+ダブルサブウーファーとフル装備!で、車両価格の半分ちょっとくらいかかってしまいました。
どなた様でもお気軽に〜♪というメニューでは無いかもしれませんが、楽しさはお伝えできたと思います(^o^)
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本文中でもふれましたように、このクルマのオーディオは前後4スピーカーと、ごく普通の仕様になっています。
適当なナビがついている前提でのオーディオのグレードアップ策としては・・・
●外観を全く変えない場合
(1)標準と同等の直径(13センチ)あるいは17センチでコアキシャルスピーカーに交換し、高音域の表現力を高める。
(2)上記(1)にサウンドアッププログラムでドア防振(ドアチューニング・デッドニング)を施し、スピーカーの動作環境を整える。
●ツイーターくらいは顔だしていいんじゃないのという場合
(3)13センチ、あるいは17センチのセパレートスピーカーに交換。ツイーターはミラー裏のカバーに軽加工で取り付けるか、ダッシュボードの両端に配置。
(4)上記(3)にサウンドアッププログラムでドア防振。
上記の全ケースに加えて、必要に応じてパワードサブウーファーをシート下に配置。
やろうと思えばDSP、アンプetcと一通りのことは出来ますが、室内・特にラゲッジスペースの使い勝手はできるだけ変えたくない車だと思いますので、一般的なユーザーさんならは、上記のようなコアキシャル、あるいはフロント2wayの選択が適当だと思います。
ただ、低音域はそこそこ伸びてほしいというご希望があり、かつパワードサブウーファーはスペース的にも予算的にもちょっと・・という方は、そこそこロードノイズが大きな車でもあるので、より低域までカバーするセパレート17センチスピーカーを使い、低域の伸びと締まりには欠かせないドア防振も合わせて施工するのがベストだと思います。
ご希望、ご予算に応じて柔軟に対応いたします。
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