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ホンダヴェゼルのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • ホンダ・ヴェゼルハイブリッドのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.614(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ ヴェゼル

    system

    メインユニット:8インチ プレミアム インターナビ VXM-197VFEi
    ドアチューニング:ドアチューニング
    フロントスピーカー:carrozzeria TS-Z132PRS
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:carrozzeria TS-WH1000A
    プロセッサーアンプ:BEWITH PLUG&PLAY 1080
    ケーブル:kaiser swing、audiotechnica

    comment

    BEWITHの新型DSPアンプでカロッツェリアハイエンドのPRSスピーカーと薄型サブウーファーを鳴らすシステムです。
    パイオニアリファレンスモデルの実力を味わえる一台です。

  • ダッシュボード

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。


ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのダッシュボードです。

ヴェゼルは遡ること7年、2013年に発売開始されたSUVです。
SUVカテゴリの世界戦略車としてフィットをベースに開発されました。開発時期はリーマンショック〜民主党政権下で日本経済はデフレを極めていた頃でしたが、2013年12月の発売のころには、新景気対策による環境の好転に恵まれました。

SUVで兄貴分のCR-Vに比べて、一回りコンパクトなパッケージングと手の届きやすい価格設定が広く受け入れられ、2014・2015・2016・2019年にSUV新車登録販売台数で第1位という輝かしい実績を残しています。

発売から7年ということで次期モデルの話題もあるようですが、トヨタのRAV4がさきがけて激売れしているようですので、対抗馬として頑張ってほしいところです!


さて、今回お迎えしたヴェゼルのシステムは、オプションナビをヘッドユニットとし、DSPアンプで増幅し、フロント2wayスピーカーとパワードサブウーファーを鳴らすシステムです。
この内、スピーカーは取り付け済みで、DSPとパワードサブの取り付け、トア防振をご依頼いただきました。

ナビは8インチプレミアムインターナビ、VXM-197VFEi(税別188,100円)です。
三菱電機によるOEM品で、DIATONE SOUNDによる高音質追求型のハイエンドモデルです。

DSPアンプはBEWITHから発売されているPLUG&PLAY 1080です。
BEWITHは白黒カラーリングの偏心コーンで鮮烈に市場デビューし、高級オーディオメーカーとして独自のポジションをとっています。
ルームミラー型プレイヤーから、安定化電源、DSP、アンプ、ケーブル、スピーカー群と、質も値段もハイエンドなラインアップで固めていますが、昨今の市場ニーズに合わせて出してきたのが、このPLUG&PLAYブランドのDSPアンプです。

ラインアップは以下です。
・DSPアンプ(プロセシング10ch/内蔵アンプ8ch)---PLUG&PLAY 1080
・DSPアンプ(プロセシング6ch/内蔵アンプ4ch)---PLUG&PLAY 640
・単体DSP(プロセシング8ch)---PLUG&PLAY DSP
・同デザインの2chパワーアンプ---PLUG&PLAY POWER
・コントローラー---PLUG&PLAY COMMANDO

今回は一番上のPLUG&PLAY 1080をご指定いただきました。
ナビのフロントとリヤのスピーカー出力を入力し、フロント2wayに4ch、リヤに2chの内蔵アンプを割り当て、パワードサブウーファー
にはAUX出力2chで信号を送る接続方法をとりました。

スピーカーはカロッツェリアのTS-Z132PRSです。
前置きとして、カロッツェリアのスピーカーラインアップは以下のようにカテゴリー分けされています。。
ハイエンドスピーカー
・RSシリーズ(2way28万/ミッド12万/サブ12万)
・PRSシリーズ(2way8万・7万/ミッド4.5万/サブ5.5万)
カスタムフィットスピーカー
・Vシリーズ(2way6万)
・Cシリーズ(2way3.2万/コアキシャル2.1万)
・Fシリーズ(2way1.5-1.6万/コアキシャル0.7-0.8万)

当店におけるカロッツェリアスピーカー販売実績はVシリーズ(TS-V173S)がダントツで、Cシリーズが後を追う格好。この表でいうところのハイエンド系はご要望に応じて時々、といったところです。

ご存知のように本邦の自動車アフターオーディオ市場は、景気等の影響で高額品のモデルチェンジのペースが停滞しているのが現実で、上記のハイエンドスピーカー両シリーズの現行品はざっくり10年ほど前の開発品です。
しかしながら、逆に言うとそれだけ潤沢に資金を投じて開発できていた製品ということで、ジャパンメイドの高品質な製品・音を愛するピュアオーディオファンの方々からは一定の評価を受け続けています。。

TS-Z1000RSは文字通り国内スピーカーの皇帝ですが、今回登場のPRSは日本国内専用のカロッツェリアブランドではなく、海外向けのパイオニアブランドにて、世界で通用するスピーカーとして開発された背景をもつ製品です。
上記のカスタムフィット系のスピーカーは日本の市場が好む、明るい高音域とパンチのある低域(俗に言うドンシャリ)のテイストが特徴ですが、このPRSは特にうるさいヨーロッパでも通用する世界モデルということで、わかりやすさの追求はほどほどにして、こっくりとした丸み・湿度の感じられる、音楽性を深化させた味付けが特徴です(方向性としてはヨーロッパ系)。
オーディオ歴が長く、あれこれ聴き比べた経験者から高い評価を下される。国産スピーカーで無視できない影の実力者です。

ちなみにPRSはPパイオニア・Rリファレンス・Sスピーカーの略。製品に込めた意気込みが伝わってくる製品名ですね。

今回のTS-Z132PRS(税別7万)は13センチ2wayモデルです。製品としては17センチTS-Z172PRSもあり、こちらは税別8万円となっています。
現在主流の17センチに比べ、小径コーンの特徴と言われるスピード感のある音を楽しめるユニットです。

最後のご紹介はパワードサブウーファー。同じくカロッツェリアのTS-WH1000A(税別5万円)です。
パイオニア独自のHVT(水平垂直伝達)方式による、パワードサブウーファーの概念を超えた超低域と空間の広さを演出する製品です。
ブーンブーン♪ドンドンッ♪といったパワープレイは不得意ですが、クルマというクローズド環境にいることを忘れさせる、力強く、静かに大地と空を広げ、中高域帯の活躍を助ける。サブウーファー本来の役目に徹した名機です。

DSPアンプで制御された信号で、パイオニアのプライドが感じられる2wayスピーカーの実力と、有能なパワードサブウーファーの名脇役ぶりを堪能できる一台に仕上がりました。
施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。

    フロントドアの外観です。

    グレーを基調に、異素材の組み合わせで質感を高めています。
    ステッチは同系色で配されています。赤黒とか、黄黒とかハイコントラストで威圧するパターンも非日常的で楽しいですが、同系色の温かみもいいものですね。

    スピーカーレイアウトは、ドアのウーファーとダッシュボード両脇のツイーターの2way。リヤはドアにフルレンジという一般的なパターンです。

    ドアには16cm相当のホンダ汎用のスピーカーが付いているのですが、当店のご入庫の時は既にcarrozzeria TS-Z132PRSに交換されておりました。

  • ドアトリム取り外し

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。

    トリムを外したところです。

    上述の通り、カロッツェリアのスピーカーは他店さまにて交換済みで、ご依頼いただいたのはDSPとサブウーファーの取り付け。ドアに関しては、スピーカーケーブル引き直しとドア防振の施工です。

    ということで、カロッツェリアTS-Z132PRSのウーファーの周りには、吸音とドア内装の空間との遮断を目的としたスポンジが施工済みでした。

    ちなみにこのスポンジはオーディオテクニカのAT-AQ473サウンドチューニングキット(税別4,000円)に含まれる製品です。
    このキットは重さのある素材を貼り付けて振動を防ぐ「防振」を目的としたものではなく、きままに行き来する音を吸収するアプローチで音質改善を図ろうという製品です。

    アブソーブウエーブとサウンドプルーフィングウェーブといううねうねした細長いスポンジと、アブソーブウエーブという片面が波立ったシート状のスポンジ、そして内装取り付けのクリップに挟み込むクリップダンパーというスポンジの4アイテムから構成され、それぞれ取り付けてありました。
    スピーカーの周りのは、ここでいうサウンドプルーフィングウェーブですね。

    この後、サービスホールを塞ぐポリエチレンシート(&ウレタンパッド)を剥がしてみてわかったのですが、アウターパネル側には、シート状のスポンジが貼り付けてありました。
    接着剤がわりのブチルゴムの上半分がモタモタっと広がって、一部はみ出しているのは一旦剥がして再接着した影響なのだろうと、プロファイリングしています。。

  • インナーパネル終了段階

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのデッドニングの様子です。

    写真撮り忘れで、ドアの出来上がりのところにワープしました(^_^;)

    今回、ドア防振は防振効果がデッドニンググレードに対してマイルドな、ドアチューニングで行いました。
    材料はオーディオテクニカのAT7550R(インナー側・四角シート)と、AR7560R(アウター側・円形)を使います。

    アウターのAR7560Rの配置は「真ん中一つ+バッテンに4つ」を基本にしています。バッテンに4つは時計でいうと2時・4時・8時・10時の横長四角の配置ですね。

    今回は、スピーカーの真裏に当たる4時のところに、上述のスポンジシートがしっかり貼り付いており、一旦剥がすと下地を整えるところまで入れると結構な手間になるため、ご相談の上、それは剥がさずに、より薄手の材料(AT-AQ456)をスポンジの周囲に複数枚使って分散させる形で対応しました。

    スピーカーケーブルは当店ベースモデルのkaiser swingに引き直してあります。
    インナーパネル側は、ご覧のようにサービスホールの遮蔽と、響きやすそうなところの振動を抑える目的でAT7550Rを貼り付けています。

  • パワードサブウーファー

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。

    オーディオ機器群は全てシート下に設置しました。
    DSPは運転席側、パワードサブウーファーは助手席側です。

    パワードサブウーファーは冒頭でご紹介した、TS-WH1000A(税別5万円)です。
    この製品は、ボイスコイルが永久磁石との反発力によって、振動板を縦方向に律動させる一般的なスピーカーの機構とは異なり、振動板の後ろに取り付けたパンタグラフを、挟むように水平に向かい合わせに配置された一組のボイスコイルで横から押して、パンタグラフに生じる縦方向の動きで振動板を動かすという新機構がウリの製品です。

    駆動部がコンパクトに仕上がるメリットを生かして、4.5センチという薄さに仕上がっており、取り付けの制約がへりました。
    写真はシートを外した状態なので、恩恵の大きさがわかりませんが、シートを戻すと結構ギリギリです。

    なお、一般的なパワードサブウーファーは、上面に取り付けたウーファーから音を発生させるので、あまりギリギリだと?波動が座面に吸収されて拡散しにくくなる、?波動の打ち返しを振動板で受けてしまい、相殺され気味になってしまう。という障害がでてきますが、この製品は独自機構によって、側面から3方向から放出されるので、全く問題ありません。

    取り付けに際して、後部座席足元にむかう吹出口が障害になりますが、利用することはないとのことでしたので、ダクトを取り外す処置を行っています。

  • 送風口の加工

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。

    ダクト加工の参考写真です。

    カーペットに設けられた切れ目から、後部座席足元に向かうダクトが顔を出しています。
    このダクトはフロア下の通気パイプにつながっておりますが、差し込んで固定されているだけなので、ズボッと抜いて取り外しました。
    パイプの開口部は、アルミテープでふさいで養生してあります。

  • DSP設置

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのDSP取り付け事例です。

    DSPは運転席側です。

    ここにはもともと、TS-Z132PRS付属のネットワークが2つ並んで設置されていました。
    今回のDSP追加にあたり、ウーファーとツイーターへの信号を振り分ける役目のネットワークは不要になりますので、同じ場所で入れ替わることになりました。

    繰り返しになりますが、本機は定格50Wの内蔵アンプを8ch分内蔵し、外部出力2ch分を含む、合計10ch分のプロセシングができる仕様になっています。

    今回はインターナビのフロントとリヤのスピーカー出力を入力し、内蔵アンプによる出力はフロント2wayに4ch、リヤに2chを割り当て、パワードサブウーファーにはAUX出力2chで信号を送る接続方法をとっています。

    助手席のサブウーファーはDSPよりも平面積が大きいため、エアコンダクトを塞ぐ必要がありましたが、こちらはコンパクトで干渉の問題は生じませんでした。よってダクトは標準の状態のまま機能しています。

  • 作業後記

    ホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのスピーカー交換事例です。

    今回はホンダ・ヴェゼル・ハイブリッドのDSPアンプ+フロント2way+サブウーファーの事例をご覧いただきました。

    システム構成としては最近主流のよくある組み合わせですが、BEWITHのDSPは初登場ですね。
    BEWITH製品は、そんなに全力で販売しているわけでもないのですが、偏心コーンのスピーカー、ミラーメディアあたりは、お客様のお求めに応じてポツポツ取り扱いました。

    昨年発売になったPLUG&PLAYは、昨今のコンパクトDSPのトレンドに乗るべく、BEWITHらしい音質とブランド品のようなルックスをまとって出してきた製品です。
    商品ラインアップは冒頭でお示ししたとおり、アンプ付き2種・アンプレス1種、2chパワーアンプ、コントローラーとシンプルな構成です。
    ご興味がおありの方はどうぞお声掛けください。


    あと、パイオニアのPRSシリーズスピーカーについても、取付実績はぽつらぽつらあるものの、当コーナーではほとんど初登場だと思います。

    カロッツェリアスピーカーの上級機としては、(当店のサイトに限らず)V-173S(税別6万)を目にされる機会が多いと思います。
    高音シャッキリ&低音しっかり(ドンシャリ)の日本市場に好まれるテイストのスピーカーの頂点に君臨しながらも、ちょっと背伸びすれば手が届く、ちょうどよい価格設定になっており、売れる条件がバッチリそろった商品です。

    一方、PRSは、皇帝のRSとならんで海外で通用する正真正銘のハイエンド系として発足しており、国内用のカスタムフィットスピーカー(V/C/Fシリーズ)とは異なったテイストでチューニングされた、上級者向けの位置づけの商品であるため、売れ筋ど真ん中からはちょっと離れたところに居ます。

    また、しっかり聴いてみると情報量が多く、キメの細かさにハッとさせられるのですが、売れ筋のカスタムフィットシリーズのように、ちょこっと聴いて誰もが評価しやすいカラッとしたわかり易さに欠けるし、高いからきっと良いんだろうね!と思えるほどガツンとした価格でもないため、販売側がしっかりプロモーションしないと売れにくい(評価されにくい)というハンデを抱えているように思います。

    超個人的に言えば、これは発売当時の環境下で設定された「旧定価」であって、この造り、この音を今の相場で再評価すると、10万くらいしてもバチは当たらないんじゃないか。Vで6万出すのなら、2万プラスのPRSも検討する理由は十分にあるだろうと。そんなふうに思ったりもするのです。

    話が長くなるのでこの辺で止めますが、
    ?皆様ご存知のカロッツェリアには、日本人好みの明るい☆味付けの中核モデルの他に、より音楽性を追求したリファレンスモデルのPRSがあること。
    ?そのPRSは今の相場で考えるとだいぶ割安だと考えていること。
    この2点だけ覚えておいてくださいね♪

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