MINIクラブマンF54のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.608(お問い合わせの際にお伝えください)
model
MINI クラブマン F54
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BMA-MINIF56FS
リアスピーカー:純正
comment
ブルームーンオーディオのMINI専用スピーカーキットを使って、フロントスピーカーを3way化しました。
オプションオーディオ用のツイーターカバーを使うので、外観は極めて自然です。
MINIカントリーマンのダッシュボードです。
今日の(大文字の)MINIは、1994年にローバーグループを買収したBMWが、2000年に同グループをローバー部門とランドローバー部門に分割して売却した際、手元に残した(小文字の)miniを、2001年にフルリニューアル再デビューさせたブランドです。
初代は2001年〜2006年の5年間で、ボディタイプは3ドアハッチバックとコンバーチブルの2種類でスタート。
2代目は2006年〜2013年の7年間で、クーペ、ロードスター、クラブマン、カントリーマン等が加わり7種類に増加。
現行の第3世代はクラブマン(F54)、5ドア(F55)、 3ドア(F56)、コンバーチブル(F57)、カントリーマン(F60)の5車種に集約されました。
初代miniで世界中に受け入れられた「コンパクトボディにキュートな丸目」のモチーフは、BMW MINにもしっかり受け継がれ、時代に合わせて進化を遂げながら、こだわり派の皆さんのライフスタイルに、彩りとリズムを与え続けています。
今回ご紹介するMINIはフロント・リヤの4ドア+観音開きのリアゲートが特徴的なクラブマン。現行モデルのF54型です。
初代は巨大なセンターメーターが皆の目を奪いましたが、現行モデルでは、計器としての機能はステアリング前に完全に移動し、液晶モニターに跡を譲っております。
オーダーはBMWブライトオーディオパッケージによるフロントスピーカー交換です。
MINIには、その他多くのクルマと同じように、標準オーディオの他にプレミアムオーディオがオプション設定されています。
プレミアムのハーマンカードンのシステムを選ぶと、フロント3way(ツイーター・スコーカー・ウーファー)になりますが、今回お預かりしたクルマの標準仕様だとツイーターなしの2wayです。
今回の3way化に当たっては、ハーマンシステム用のツイーターグリルがついたピラーカバーをパーツで取り寄せて、ツイーターの取り付け場所を作りました。
使ったスピーカーユニットは、ブルームーンオーディオから、MINI専用に発売されている6-3-1インチのキット、BMA-MINIF56FS(税別118,000円)を使いました。(R60用も同価格で発売されてます)
ツイーターはピラーへ、ウーファーはMDFバッフルで押さえてシート下フロア内に、スコーカーはアルミ製専用バッフルを介してドア中央にそれぞれ取り付け、ドア防振はマイルドな制振効果のドアチューニンググレードで施工してまとめました。
防振によってしっかり仕上がったハコに、専用インラインフィルターによってキチッと帯域分割された3wayユニット。
オーディオグレードアップの第一歩は「やっぱり音の出口から!」をしみじみ実感できる一台が出来上がりました。
施工の様子をどうぞご覧ください♪
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フロントドア
まずはドアの外観です。
相変わらず個性的なMINIのドアですね。
ドアオープナーのところのユニオンジャックが楽しそう♪です。
冒頭でも触れましたが、3way化した際のスピーカー構成はツイーターがピラーで、ウーファーはシートしたのフロアに埋め込む格好でセットされ、中音域のスコーカーがドアにきます。
場所は、、オーナーさん以外はわからないと思いますが、ドアオープナーのところの○の前方です。
ファブリック状のエリアにうっすら見えませんか? そこです。
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ドアトリム取り外し
ドアトリムを外したところです。
スコーカーは樹脂製のブラケットを介して取り付けられています。
ブラケットの高さがそこそこあり、スピーカーの奥行きは大したことありませんが、インナーパネルにはちゃんとスピーカーホールが空いています。
インナーパネル中央のサービスホールは欧州車定番のスポンジシートで塞がれていますね。
当店では、ドア防振目的で剥がす一方で、再利用を考えることはありませんが、ディーラーさんではどうなんだろうと聞いてみましたところ、メンテ目的で剥がしたら、基本的に再利用せず、新しいシートを(当然有償で)貼り直すようです。
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アウターパネル作業
それでは実作業に入っていきます。
スポンジシートを外し、アウターパネルも含めてキレイに清掃したら、防振材を貼ります。
今回は内蔵アンプ前提で、マイルドな防振効果が得られるドアチューニンググレードでの施工です。
材料はオーディオテクニカのAT7560Rを使います。
(写真では1枚しか見えてませんが、四隅もちゃんと貼ってあります。)
スピーカーはブルームーンオーディオのMINI(F54/55/56/60)専用キット、BMA-MINIF56FSのスコーカーに交換しています。
しっとりと輝くアルミ製バッフルはキット付属品です。(硬質な)金属バッフルならではの遊びのなさで、振動板のストロークがより正確になり、ディテールの冴えに違いが出てきます。 -
インナーパネル仕上げ
ドア最終です。
テストで音出しをしてスコーカーの結線を確認したら、インナーパネル側の防振をします。
使用材料はオーディオテクニカのAT7550Rです。
ドアチューニンググレードなので、全面貼りではなく、サービスホールの全ふさぎ+共振しやすそうなところ中心の抑制という感覚で貼っていきます。
とはいえ、MINIはサービスホールが比較的大きいので、ぱっと見、全面貼りのように見えてしまいますね。
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オプションツイーターカバー
ツイーターの設置状況です。
前述の通り、もとは標準オーディオ車なので、1枚めのダッシュボードの写真にように、もとはツルンとしたピラーカバーですが、ハーマン仕様車用のツイーターグリル付きピラーカバーに交換して、ブルームーンのツイーターを取り付けています。
よって、外観上はカスタムした部分は一切なく、(ロゴまで含めて)ハーマン仕様車と全く同じ仕上がりになります。 -
シート下純正ウーファー
純正ウーファーの設置状況です。
上述の通り、シートの真下、フロアの水準より下に埋め込まれる感じで下向きについています。
写真は防護用のスピーカーグリルを取り外したところです。
口径は20センチと大型。コチラ側に見えているのはマグネットですね。
ネオジムなので、大口径に対して小ぶりですね。
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ウーファー交換
ウーファー交換後の状態です。
純正スピーカーを取り外して、ブルームーンのウーファーに交換し、付属のMDF製バッフルで固定します。
ご覧のように純正スピーカーに対してマグネット部分が大きく、もともとついていた純正スピーカーグリルでは干渉してしまうので、キットに付属している中央をくり抜いた形のMDFボードで防護することになります。
スピーカー配線は、冒頭の配線図で示している通り、純正デッキのフロント用フルレンジ出力を3つに分岐して、3wayユニットそれぞれにつなげています。
複数のスピーカーを鳴らす場合、各スピーカーが受け持つ帯域の分割が課題になりますが、今回のキットには、付属のハーネスにインラインフィルターによって解決されています。
ツイーターにはフルレンジの下側をカットするハイパスフィルター、スコーカーには上と下とカットするバンドパスフィルター、ウーファーには上側とカットするローパスフィルター、という具合です。
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作業後記
今回は現行ミニ・クラブマンのBMWブライトオーディオパッケージ、F1プランの事例をご覧いただきました。
BMWパッケージは(MINI以外の)BMW全車を対象としてスタートしておりますが、スピーカー構成が同じで、専用スピーカーも同水準の価格で調達できるため、MINIも含めてご提供しております。
(MINI専用のページは準備できておりませんが、1シリーズと同水準にお考え下さい)
メニューのバリエーションとしては、今回のようにフロントスピーカーのみの交換を行うF1を始めとして、リヤスピーカーも交換するF1Rの他、プロセッサーアンプを投入して車室内の状況に合わせた音声信号の適正化を図るF1R-8と、ご希望とご予算に応じてお選びいただける幅を持たせています。
MINIの標準オーディオは、多くのBMWと同様、ツイーターレスなのが大きなハンデです。
最初の一歩として、ドア防振+3way化による変化をご体感いただきたいと思います。
今回はブルームーンオーディオ製の3wayキットを使いましたが、この他にJBL製もあります。
また、ツイーター&ミッドのセットと、シート下ウーファーが別売りになっているパターンでは、BLAM、MATCH等があり、ウーファーは純正をそのまま使って、ツイーターとスコーカーを交換するタイプであれば、かなりの数がラインアップされています。
こちらでご確認ください。
また、DSPもコスパの高い製品が続々と発売されています。現状お求めいただける製品群をこちらのページにまとめましたので、ご興味のあるお客様は御覧ください。
ご予算とご希望に応じて、プランのカスタマイズも柔軟に対応させていただきます。
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