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日産エクストレイルのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.596(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 エクストレイル

    system

    メインユニット:日産オリジナルナビゲーション(MM519D-L)
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:JBL StageA9004
    ケーブル:Acoustic Harmony N1、audiotechnica

    comment

    全グレードに渡ってツイーター設定のないエクストレイルを2way化し、純正ナビ音源を4chアンプで駆動するシステムです。

    スピーカーはバイアンプ接続でクリアな音を目指しました。

  • ダッシュボード


日産エクストレイルのダッシュボードです。

エクストレイルはオフロードユースに向けた「タフギア」として2000年にデビューしたクルマです。
スノボでジャンプしたり、濡れたサーフボードをぶち込んだりする元気なCMがご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コレ買ったら、楽しい仲間や彼女ができるんじゃないか!?と妄想を最大限にふくらませてくれた素敵なCMでした(^o^)

初代はT30型ではじまり、その後2回のモデルチェンジを経て、現行はT32型になっています。2013年チェンジなので6年目になりますね。
初代より、SUVならでは高めのルーフと、ガラスまでの距離のある広々としたキャビンを持ち、カーオーディオの素材としても好位置をマークしているクルマです。

そんなエクストレイルのメニューはサウンドアッププログラムによるスピーカー交換+外部アンプ搭載です。

スピーカーは当店一番人気のブルームーンオーディオのミドルクラスモデル、AX165(税別85,000円)をセレクト、今回初紹介の新デッドニング材料のDr.Artex(ドクターアルテックス)を使ってインストールします。

アンプはJBLのハイコスパ元気4chモデル、STAGE A9004(税別23,000円)を使います。
4Ω抵抗で90W×4ch、あるいは90W×2ch+220W×1(サブウーファー)の出力を持ち、この価格ですので、ご紹介/ご指名の機会が増えているモデルです。
スピーカーケーブルは、ハイエンドモデルで定着しつつあるAcoustic Harmony N1(税別2,200円/m)を使いました。


今回は音質重視で接続方法に一工夫しています。
2wayスピーカーに付属している、一般的なパッシブネットワークは、1系統の入力をツイーターとウーファーの2つに分けますが、今回のAX165のそれは、1系統入力に加えて、2系統入力(バイアンプ・バイワイヤ対応)にも対応しています。

これは、入力されたフルレンジ2系統のうち、ウーファー側系統の高域側をカット、ツイーター側系統の低域側とカットするもので、入力→出力までの全回路で両系統を分離させることで、相対的に大電流を扱うウーファー側がツイーター側におよぼす影響を軽減させるための仕組みです。

このバイアンプ対応ネットワークの活用方法には?バイワイヤ接続と?バイアンプ接続の2つがあります。
?はアンプ出力1chの出力端子の段階で2系統に分岐させてネットワークに繋ぐ方法。?は今回の方法で、アンプの出力2系統から、それぞれネットワークに繋ぐ方法です。

上述の「大電流」にはアンプ側から供給される順方向の電流Aと、スピーカーのコイル部分の動作によって発電(されてしまう)逆方向の電流Bの2方向の課題がありまして・・・
?の接続方法によって、ウーファー側で発電された電流がツイーター側に及ぼすB側の問題を大幅に解消することができますが、?の方法をとると、B問題の解消の強化に加えて、アンプ出力端子に至る供給側の回路を分離させることで、ウーファー側の増幅回路がツイーター側のそれに悪さするA問題の解決も図れることになります。

こう考えていくと、ナビの段階から2系統出力で取り込んだほうがよい、ということになりますが、リヤスピーカーを完全に鳴らなくするわけにもいかない事情がありますので、フロント出力を分岐させる方法で対応しました。
あと、フロント出力1系統(左右2ch)を2way化する場合、ナビそのままor2chアンプだと、ツイーターとウーファーの音量バランスが固定になってしまいますが、4chバイアンプだと、各chのゲイン調整によってバランスを自在に調整できる点も大きなメリットですね♪

「これはスピーカーではなくて、音楽を再生するための楽器ですっ!」がキャッチフレーズのBLUE MOON AUDIOのハイエンドスピーカーを、ハイエンドケーブルで、帯域分離にこだわった接続で楽しむ一台が出来ました。

インストールの様子をどうぞご覧ください♪

  • 純正ナビ

    まずは純正ナビのご紹介からです。

    日産ディーラーオプションのカーナビです。2019-2020年モデルでパナソニック製です。
    セレナ、エルグランド、エクストレイルだけの専用モデルのようです。
    制御部は共通ですが、モニタの仕様は車種ごとに個別に違っており、セレナは10インチのXGA、エルグランドは9インチのVGA、エクストレイルは8インチのVGAとなっています。

    以下、サイトから拾い上げた情報です・・・
    Nissan Connectに対応
    Blu-ray ドライブを採用(Blu-ray/DVD/CDの再生が可能)
    Drive T@lkerと連携した音声認識機能に対応
    CD録音
    Music Stocker(録音・再生アプリ)
    WIDE FM/AMチューナー
    フルセグ/ワンセグ地デジTV
    Bluetooth Audio/ハンズフリー通話
    CarPlay/Andriod Autoに対応
    VICS WIDEに対応
    HDMI入力(オプションケーブルが必用)

    と、多彩な機能を有するプレミアムモデルです。

  • フロントドア

    それでは次にドアです。

    適度に丸みが配されて、力強さと柔らかさのバランスがとれたデザインですね。
    ポケットもたっぷり容量で、現在の市場ニーズを強く意識した造りになっています。

    スピーカー配置については、ウーファーは定位置で、ツイーターは、、、ありません。
    エクストレイルはグレードに関係なく全車種、4枚のドアに各1個の4スピーカーなのです。
    この低い位置でフルレンジ1個のみだと、輪郭のはっきりした音を求めるのはちょっと厳しいですね。
    それだけに、オーナー様が今回の2way化にかける期待の大きさが知れようというものです。

  • ドアトリム取り外し

    トリムを取り外したところです。

    型抜きされたビニールがペランと1枚。というのはすこしづつなくなりつつありますね。
    基本は平面シートですが、要所に立体成型された別シートが溶着され、インナーパネル・ドアトリムの凹凸をよりきれいにトレースするように変化してきています。
    ただ、ブチルゴム接着は変わらずですね。今のところ。

    純正スピーカーは、高音域の再生にも配慮したダブルコーン方式の17センチクラスのユニットが付いています。
    ケーブルはバッフルの脇からカプラー接続する方式ですね。
    ユニット背面からの接続が昔話になる時代も遠くないのかもしれません。

  • アウターパネル作業

    ポリエチレンシートを外して清掃後、アウターに手を入れていきます。

    今回はデッドニンググレードでの施工ですので、短冊カットの等間隔貼りですね。
    使用した素材は、今回初紹介のDr.ARTEX(ドクターアルテックス)製品です。
    銘柄はEarth Quatro(4mm厚・6.4kg/?)を使用しています。

    これまで主流で採用していたサイレントコートのSC-M4-2.4の2層と違って、こちらは5層構造(自己粘着層、合成ブチルポリマー層、アルミ層、合成ブチルポリマー層、アルミ層)です。重量についても1平方メートルあたり6.4kgとサイレントコートよりも重くなっています。
    これとセットで用いるインナーパネル用の材料は、Earth Gold HDという銘柄で、3層構造で2.6mm厚、4.1kg/?で、アウター用のQuatroより軽めのものを組み合わせます。
    このコンビネーションで、従来に比べてより高い制振効果を検証できましたので、デッドニング用の新材料として順次切り替えていくことにしました。

  • インナーパネル作業

    次にインナーパネル側です。

    通常、スピーカー周りの説明のあと、防振材のほうに流れていきますが、ここまでインスタ映えされると、順序が逆になっちゃいますね(笑)
    そうです、こちらが前のカットで触れたEarth Gold HDという銘柄です。
    再掲になりますが3層構造で2.6mm厚、4.1kg/?です。(アウター用Earth Quatroは5層、4.0mm厚、6.4kg/?)

    なんだかチョコレートの匂いがしてきそうな色合いですが、従来の素材よりも1層多くて0.2ミリ厚く、単位あたり重量も重いので、く制振効果も高くなっています。

    せっかくのハイエンドスピーカーなのに、派手な包み紙のせいで後回しにされ、隅でふてくされてるのがブルームーンオーディオのAX165(税別85,000円)です。
    エントリグレードのSX165(税別44,000円)のウーファーに比べて、整流効果に寄与するキリッとした形のフェーズプラグが目を引きます。

  • ピラーツイーター埋込加工

    次にツイーターの設置状況です。

    冒頭でお伝えしましたとおり、BOSEシステム車を含む全グレードを通じてツイーターが付いていないクルマです。
    ご相談の段階では、ツイーターマウントを作ってダッシュボード上に置く案もご案内しましたが、せっかくなのでピラー埋め込みで!となりました。
    奥にどう見てもツイーターグリルらしき黒ネットが見えますが、ダミー、というか装飾です。
    場合によっては音の出るツイーターを装着する場合の穴埋めであれば「ダミー」ですが、外しても穴がなく、なにも機能を有していませんので、やはり装飾ですね。

    AXのツイーターユニットはブルーに着色されてきれいですね。
    くり返し目に触れる位置ですので、色彩的な癒やし効果は少ながらずあります。(複数証言あり)

    制作にあたっては、下方を少し出して仰角をつけ、両シートの間とルームミラーの交点を狙うような角度にしてあります。
    また、上方をえぐってホーン効果を出し、一定の広がりも得られるように配慮しています。

    表面の仕上げは合皮貼りです。もっと起伏のあるデザインとなると、塗装対応になりますが、伸びの良い素材のおかげで、上方の凹部分の面積拡大にも追随できています。また、接着剤がいまいちだと、飛び出した下端の下のゆるやかな凹み部分が浮くこともありえますが、接着力の強い(熱でゆるみにくい)接着剤のおかげで不安なく施工できるようになりました。

  • 助手席シート下

    最後にアンプの設置状況をご覧いただきます。

    設置位置は定番の助手席のシート下です。(写真手間が進行方向です)
    エクストレイルのCMを思い出していただければおわかりのように、ビショビショスノボやサーフボード、泥だらけのBMXをドカンとやれるアピールなので、フロア全体が樹脂で覆われ、お刺身のトレイの上で運転するような構造になっています。

    よって、一応お約束で、「パワーアンプやネットワークは水に弱いので、気を付けてくださいネ」とお断りして、シート下への設置をご了承いただきました。

    写真の手間が車両進行方向で、アンプの左側に見える楕円の穴が、シートレールの前側の足が留まるところ。そんな位置関係です。
    シートの真下に大きなくぼみがありましたので、ここにAX165のバイアンプ対応ネットワークを2つ沈め、その上にアンプで橋をかけた格好です。
    フロアは両面テープがしっかりと貼付く素材でしたので、固定は両面テープで行いました。

    アンプとスピーカーの接続については、冒頭の接続図にありますとおり、フロント出力を分岐して4chアンプの各チャンネルに入れ→バイアンプ対応ネットワーク→各スピーカーと、アンプの入り口以降、全経路に渡って別チャンネルで動作しています。

    リアスピーカーについては、標準のラインにさわっていませんので、通常どおり鳴るようになっています。
    フロントスピーカーとリヤスピーカーの音量のバランスは、ナビのフェーダーで決めることになりますので、フロント側のユニットのみでリスニングしたいという場合は、フェーダーを全部前側に振ってリヤからの音をカットすることになりますが、フロントスピーカーから出てくる音量は、ナビのフロント出力をアンプでどのくらい増幅するかを決める「ゲイン値」によって決まりますので、そのゲイン値の設定によっては、リヤ音量をゼロにしなくても、良好に聴けるポイントを見出すことが出来ます。

    今回は、フェーダーは50対50のまま、フロントのゲイン値を一定程度上げることでバランスをとってお渡ししました。

  • 作業後記

    今回はエクストレイルのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    デッドニンググレードのサウンドアッププログラムでスピーカー交換&ツイーター増設し、外部アンプで駆動するケースでした。

    ナビヘッドのソースを高品位で楽しむことにフォーカスし、DSPによるタイムアライメントなどを効かせた精密な音作りまでは踏み込まないという前提ならば、このパターンになりますね。実際、今のようにDSP全盛になる前は、今回のパターンが主流でした。

    今回はバイアンプ接続によって、ツイーターとウーファーの相互干渉を抑制したハイファイ志向の接続を行いましたので、一段上の音質を創造することが出来ました。

    スピーカーケーブルもハイエンドを張り込んでいただきましたので、ここからもう1段上を目指すならば、DSP、、の前に電源のグレードアップということになりましょうか。
    先が楽しみですね♪



    クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。

    当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。

    価格はドアチューニンググレードで73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
    ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!