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サウンドプロ

ホンダフリードのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.589(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ フリード

    system

    メインユニット:carrozzeria AVIC-CZ902
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:ホンダ ハイグレードスピーカーシステム
    リアスピーカー:ホンダ ハイグレードスピーカーシステム

    comment

    フリードにドア防振(ドアチューニング)を施工しました。

    防振はカーオーディオの第一歩!
    ディーラーオプションのアルパイン製スピーカーの性能をしっかり引き出し、施工前に比べて低域のシマリと高域の伸びが得られました!


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    竹原さま

    フリードのドアチューニング、本日はありがとうございました。

    サイバーナビ+ホンダ純正アルパイン製のハイグレードスピーカーシステムは、思っていたよりは良い音を聴かせてくれていたのですが、これまで、中低音のクリアさなどが後もう一歩という感がありました。

    今回のドアチューニングで、まず最初に感動したのは高域のクリアさと、しっかりと前方から歌い手の声がリアルに聴こえてくる事でした。

    色々聴き込んで行きましても、やはり中低音に関しても、以前よりハッキリと音が出るようになっていて、より豊かな音表現が出るようになったように感じられ、全体的に一段階グレードアップした感があります。
    車の中で音楽を聴くことが、これまで以上に楽しみになって来ました。

    上を見れば果てが無い世界ではあると思いますが、システム全体の対費用効果を考えると、とても満足のいく結果となっているように感じています。
    そして、ドアチューニングは、これまで数多くの施工実績のあるサウンドプロさまにお願いして、やっぱり良かった・・・と、感謝しております。


    本日は本当にありがとうございましたm(_ _)m

  • ダッシュボード


ホンダ・フリードのダッシュボードです。
2008年生まれの3列シートミドルサイズミニバンです。2016年に2代目にモデルチェンジし、2019年の10月にマイチェンで顔が変わりました。
今回ご紹介の車はマイチェン前のモデルです。

オーディオ的な観点からいくと、キャビンの形状が有利に働く場合と、どちらかというと不利な場合があるのはお察しいただけると思います。

今は、DSP全盛の時代になり、時空をねじ曲げて、狙った場所への音の到達時間をユニットごとに調節できるようになったり、周波数帯域ごとの凸凹を精緻にならしたりできるようになり、「技術で聴感を制御」できる余地が広がりました。
よって、昔の小さな軽自動車でも、ぺったんこの鬼のようなイタリア車でも、そこそこの満足度に仕上げることが出来るようになりましたが、DSPなしのアナログシステムの場合は、素性というか、もともとのキャビン形状の影響度が相対的に大きくなります。

で、「オーディオ的におすすめのタイプを一つだけあげて!」と問われたら、やっぱりこのタイプのミニバンなんですね。
・ツイーターまでの距離がとれて、ウーファーの距離との差が少ない。
・シートの間のセンターコンソールがなくて、足元の空間が左右つながっている。
・ダッシュボードが平らで低い。
・フロントガラスまでの奥行きが広く、天井も高く、前出の通り足元もつながってるので、音像がひとかたまりになりやすい。
と、走るオーディオルームとしての条件を備えており、DSPで追い込まなくても、一気にかなりいい感じに仕上がるケースが多いです。勉強しなくても成績いいタイプですね。(^o^)


で、今回お迎えしたできる子のメニューは、カーオーディオの第一歩!としておすすめのドア防振です。

ご相談時点で、カロッツェリアのサイバーナビAVIC-CZ902が付いていて、スピーカーはディーラーオプションのフロント2wayタイプのハイグレードスピーカーシステム(アルパイン製ユニット)をお選びいただいていましたので、コンポーネントとしては不足なし。
で、これらの道具の性能を引き出す条件を整える目的で、ドア筐体をエンクロージャー化する防振をご依頼いただいたというわけです。

当店でご利用の多いサウンドアッププログラムはドア防振とスピーカー交換・スピーカーケーブル交換をセットにしたパッケージですが、今回は先行してスピーカーをアルパイン製にグレードアップしていただいていた分、このパッケージに近い着地に向かうことになります。

デッキより、アンプより、プロセッサーより、相対的に費用が安くて、かつ、音質向上への寄与度が最も高いのがドア防振!

オーナー様からもお喜びコメントを頂戴することが出来ました(^o^)
工程の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    今回の仕事場となるドアの外観です。

    背の高いミニバンなので、ドアの高さがあり、正方形に近い感じですね。
    ファミリーユースを意識してか、収納もたっぷりですね。

    スピーカーレイアウトは、ウーファーが定位置の右下、ツイーターはミラー裏ですね。
    標準オーディオの場合はフロント/リヤの4スピーカーで、ツイーターはつかないようです。
    このお車の場合、ハイグレードスピーカーシステム(※)をお選びいただいているので付いています。

    今回はこれらのアルパイン製ユニットの性能をしっかり引き出すべく、スピーカーの箱作りをいたします。

    ※オーディオレス/ナビ装着用スペシャルパッケージ装備車用(¥53,900)の場合のみ。
    ホンダインターナビ用(¥49,500)のハイグレードスピーカーシステムの場合はツイーターのないフロント1way+リヤです。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    最近は樹脂パネルでサービスホールをふさぐスタイルが流行りですが、こちらはオーソドックスなつくりですね。
    なんかホッとします。

    この後は、ビニールを剥がして、接着剤代わりのブチルゴムの除去・清掃へと移りますが、なんの役にも立たないトリビアをひとつ。

    「歴史的にホンダのブチルゴムはしつこい」です。
    もともとベタっとくっついたら剥がれにくい、粘性の高い素材ですが、ヘラのような道具でガシガシっと横向きに力をかけると、鉄板に直接接触してる部分も大勢にひきずられて、ある程度はがれてくれるケースがほとんどです。

    しかし、ホンダのクルマ使ってあるにブチルゴムは、粘度が低い感じで、ていねいにゆっくりやっても取り残しが生じ、なかなか歯切れよく行きません。
    大変影響力のある方の一声で決まった仕様だとか、大昔の品質問題の不適合の是正策で採用されてそれっきりとか、背景はわかりませんが、他社の相場をみても、ここまでしつこい素材にしておく妥当性は低いように思うんですが、、。

    ま、それはいいとして、スピーカーに触れておきます。
    定位置に座っているのがディーラーオプションのアルパイン製スピーカーです。
    太めのフェイズプラグと、濃紺コーンがアルパインの血統を主張しております。
    取り付けの仕様については、「下側を引っ掛けて上一箇所ネジ止め」のホンダ式バッフル?の様式に則っています。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルにアクセスしているところです。

    先程のまっくろブチルがうそのようにきれいに取れているでしょう。
    これ、ほんとに手間=時間がかかるんです。ということで、ホンダ車の場合はやむなく3500円だけ割増をいただいているんです。ご理解くださいm(_ _)m

    インナーパネル側と並行して、アウターパネルもきれいに清掃して、パーツクリーナー等をつかって脱脂を済ませてからオーディオテクニカの防振材を貼ります。要はワックスもコーディングもかかっていない塗装面に張るようなイメージですので、これ以上の食いつきの良さは無いわけですね。

    これをしっかりやっとかないと、いくらブチルゴムでも、振動、寒暖を繰り返すと、浮いたり脱落したりしてしまいます。
    ほんのちょっとでも、浮きが生じてしまうと、振動吸収の効果ががくーんと落ちてしまいます。しっかり脱脂して、よく抑えておきます。

  • インナーパネル

    最後はインナーパネルです。

    ハーネス・ケーブル類の位置関係に気をつけながら、インナーパネル側を防振します。

    ドア防振の目的は?穴ふさぎによる密閉性の確保と、?ドア全体のビビリ耐性の向上です。
    よって、内装を固定するクリップの差し込み穴のように、はっきりした目的のある穴以外は、原則ふさいでしまいます(剥がせば剥がれますが)

    加えて、ビビリの抑制の目的で、穴以外のところにも適宜貼り付けていきます。
    また、振動発生源となるスピーカーの周囲も貼り込む必要があります。

    特にホンダ式のバッフルの場合、インナーパネルとしっかり締結されているのは、上端のボルト周りだけというのがバレてます。これは大きく力をかけたときに微細にガタついてビビったり、コーンの律動が相殺され、音のディテールが微妙ーに甘くなる方向の作用がでますので、抑えなきゃいけません。

    また、上のボルトと下の爪以外のバッフルの両脇は、インナーパネルと「触れているだけ」なので、ある意味、密閉性の確保の観点からも貼り付けの意義があるわけですね。

  • 作業後記

    今回はドア防振のみ事例のご紹介でした。

    純正のオーディオシステムには全く手を加えず、ドア防振のみによる変化を評価していただくことが出来たわけですが、コメントをお寄せいただけるくらいご満足いただけたようなので、何よりです♪

    ドア防振に、カスタムバッフルを介したスピーカー交換、スピーカーケーブル交換を加えたサウンドアッププログラムが定番中の定番メニューとして好評ですが、本文中でも触れましたとおり、音質への寄与度をさらに分解すると、防振>スピーカーですので、今回のように、ドア防振のみでもはっきりした変化をご体感いただくことができます。

    デッドニングのみでも、サウンドアッププログラムでも。ご予算と目的に応じてご検討いただければと思います。
    ご質問・ご用命のご連絡はお気軽にどうぞ♪
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