サウンドプロのお問い合わせは03-5913-8450へ

カーオーディオ・ナビ カーセキュリティ プロショップ

お客様のお悩みに豊富な実績で応えるお店。サウンドプロのサイトです。

サウンドプロ

メルセデスベンツCクラスC200(S205)のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • C200(S205)のスピーカー交換の事例です

  • 事例No.583(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    メルセデスベンツ Cクラス C200(S205)

    system

    メインユニット:純正COMMAND
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL CLUB3020、CLUB6500C
    センタースピーカー:JBL STADIUM GTO20M
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:ALPINE KTP-600
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    ツイーターレス、シングルサブウーファーの標準オーディオを2way化&サブウーファーのダブル化を行って、Cクラスの懸案事項を一通りクリア。さらにセンタースピーカーも追加しました。

  • ダッシュボード


C200のダッシュボードです。
モノトーンの落ち着いた雰囲気に、ウッド部分のテクスチャーで少しだけ華やかさを加えてあって、現代的な高級感を漂わせています。

BMW向けパッケージが約6年前、続いてメルセデス向けを4年前に提供を開始し、同2車種以外の欧州車全般について、だいぶご用命の機会が増えました。

メルセデスの中でもCクラスは、スピーカーのサイズ・取り付け方法・位置のどれもが一般的な車と異なっているため、メルセデス中1番のお預かり台数を記録しております。
お引き立ていただき有難うございますm(_ _)m

メルセデス向けパッケージは、フロントのスピーカー交換とデッドニングのみ(約13万)から、全スピーカー交換とプロセッサー搭載(約42万)までに渡るフルメニューのメルセデス・ブライトオーディオパッケージと、デッドニングレスで、フロント・リヤの4同軸スピーカー+足元のサブウーファー2つを交換し、カロの軽量アンプで駆動するCクラス・ダブルウーファーJBLパッケージライト(約23万)の2つがございます。

今回はこの後者をベースにご要望・ご予算に合わせてカスタマイズしたプランです。

主要なポイントは以下です。
?ドアのみのフロントスピーカーにツイーターを加えて2way化
?足元のサブウーファーを運転席側にもつけてWウーファー化
?オプションオーディオ用に空き家になっているセンタースピーカー位置にユニット取り付け
?4chアンプを搭載し、追加したサブウーファーとセンタースピーカーを駆動。
?フロント両ドアについて、ドア防振施工。

Cクラスの標準オーディオはツイーターレスで、サブウーファーが助手席側のみというのが2大ネックとされておりますが、今回のプランでは、その両方を解決し、空き家になっていたセンタースピーカースペースにユニットを追加する華を加えた内容です。

スピーカーは比較的リーズナブルなJBL製ユニットを使い、小型アンプはセンタースピーカー稼働の関係から、ゲイン調整付きである必要があったため、一番打者のカロッツェリアのGM-D1400?はベンチに下がってもらい、アルパインのKTP-600(17,800円)を起用しました。

これにて総予算25万円クラスのメニューとなります。
それでは施工の様子を御覧ください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    信頼のメルセデス品質。
    デザインの秀逸さも機能のひとつ。といったところでしょうか。安心感が漂います。

    ドアのスピーカーは木目調パネル部分の一つだけです。
    ミラー裏の三角カバーにツイーターを収める場所がありますが、これはプレミアムオーディオ選択時のみ使われます。
    今回お預かりしたクルマは標準オーディオ仕様ですので、ここは空き家です。(でした)

    サブウーファーは足元のキックパネルの奥にあります。
    これも標準とプレミアムで差がつけてあって、標準だと助手席側のみです。

    最低域を受け持つサブウーファーユニットは一つというのは、純正でも後付でも珍しいことではありませんが、それはモノラルで鳴らす前提です。
    このクルマの場合、モノラルミックスされていない、左チャンネル側の信号が出ているので、独特の違和感があります。(気づくまでは気にならないんですが)

    今回の施工によって、ドアスピーカーが交換されるのに加えて、ツイーターがつき、サブウーファーも両側につき、とかなり充実しますね。
    先を急ぎましょう。

  • インナーパネル防振

    ドアトリムを取り外して、インナーパネルにアクセスしているところです。

    説明開始前から防振材が散らばってるのでやりにくいですね(笑)

    まず、現在の立ち位置の確認からはじめます。

    ごくごく一般的なクルマですと、ドアトリム(内張り)を外すと、サービスホール・スピーカーホールが空いたインナーパネルという鉄板があり、その奥に、ドアの表側の鉄板であるアウターパネルがあります。
    スピーカーはインナーパネルにネジ止めされますので、インナーパネルとアウターパネルに囲まれた空間をスピーカーボックスに見立てて、いろいろ手をかけていくことになります。

    対してCクラスの場合、スピーカーが付くのは、すでに取り外し済みのドアトリムの裏側です。
    よって、写真のインナーパネルとドアトリムとの間がスピーカーボックスになるわけです。

    という前提で、スピーカーボックスの片側にあたる、インナーパネルにビビり防止の防振材を貼り込んでおきます。
    ダース・ベイダーに炭素冷凍されたハン・ソロのブロックみたいに、かなり凸凹とリブがありますし、ご想像の通り、素材も厚めですので、部分的な強度はかなりあると思います。ただ、全体としての共振は必ずあります。さらに樹脂ですのでその傾向は強く出ます。これを抑えるために、防振材を適宜配置して重みを付け、振動への耐性を高めます。

    次に配線関係です。
    純正デッキ(COMMANDシステム)のフロント配線を(今回追加する)ツイーターとドアのウーファーに分岐させて接続することになります。

    写真で説明しますと、フロント配線がドアの右側中央にある四角いハコ(ネットワーク)に入り、ここから、白いスピーカーケーブルによって、両ユニットに分かれています。

  • ドアトリム防振

    次にドアトリム側の説明です。

    前述の通り、スピーカーボックスを形成するもう片側のカベ、に相当するパネルです。

    こちらもインナーパネル同様、共鳴を防ぐために、オーディオテクニカの防振材を貼り込んでいきます。
    この画像でいくと、特にポケット部分ですね、ここはほぼリブがないので、他に比べて振動しやすいですね。大きく貼って抑え込みます!

    それはそれとして、他の車に比べると、かなーりビビり耐性の強いドアトリムです。
    執拗に繰り返される接合部分の応酬はちょっとパラノイア的でもあります。。

    写真左上に見えるのがJBLのスピーカーClub3020です。次のカットでクローズアップします。

  • スピーカー裏

    こちらが純正と交換したJBLの小計スピーカー、Club3020(9,000円)です。

    裏側のクリアランスがちょっとタイトなので、ドアトリムのスピーカーカバーを一度外して、表側から固定しています。
    固定に際しては、いつもどおりバッフルを制作してフィッティングしています

    スピーカー周辺に防振材を集結させて、足場を固めるのも定石通りです。

  • センタースピーカー(施工前)

    それではダッシュボード中央に移ります。

    コロッセオのようにも見える?これはセンタースピーカー取り付け用のスペースです。
    前述の通り、プレミアムオーディオ選択時に中身が入ります。

    通常のプランでは、ここは触らないのですが、今回はここにセンタースピーカーを取り付けます。
    中身が無いので、配線も来ていません。
    センター用のスピーカーケーブルは、今回投入する4chアンプから引いてくる計画です。
    ここのところは後ほど。。

  • センタースピーカー(施工後)

    こちらが交換後の様子です。
    ユニットはJBLのStadium GTO20M(18,000円・ペア価格)です。

    後出のシート下に設置したアンプから、モノラル信号を出力し、このスピーカーに付属しているフィルター(ハイパスモード)を介して接続しています。

  • 足元ウーファー(助手席側、施工前)

    助手席のカーペットをめくったところです。

    繰り返しご案内しておりますように、マイナーチェンジ前のCクラスの標準オーディオでは、サブウーファーが助手席側だけに付いています。
    写真中央、奥に見えるのがそれです。

    配線はCOMMANDシステムの内蔵アンプのフロント側信号から分岐して取り出されているようですが、?左チャンネルの音だけが出ていること?フルレンジで鳴っているので中高域ユニットとの音の境界がカブること。?出力が弱めで迫力にかける。こういった課題があり、是非改善したいポイントです。

    こちらには、サイズ的には市販の16センチユニットが収まりますので、JBLの2wayキットであるClub6500C(20,000円)のウーファー側を取り付けます。
    (ツイーターはご想像の通り、ミラー裏に取り付けます)

  • 足元ウーファー(助手席側、施工後)

    こちらが取り付け後の様子です。

    スピーカーグリルがJBLのキット付属品に変わっておりますね。

    フィッティングについての説明ですが、車体側との直接の接点になっている黒いブラケットは、純正ウーファーから取り外して流用しています。
    その内側にMDFでバッフルを作ってはめ込み(つや消し黒のところ)、6500cのウーファーを取り付けています。

    施工後は1chあたり45Wの外部アンプでの駆動になりますので、ドンと押し出す→パッと止める=駆動力がアップします。
    これによって低域の「キレ」がよくなりますので、高音域までふくめた音全体がしゃっきりクリアな方向に変化します。

    目の前で躍動する高音域に比べると、低音域はボーとかグーとかうなってるだけで存在感なさげですけども、全体のトーンを決める非常に重要な役割を担っているんです。
    ここポイントです!!

  • 運転席側足元(施工前)

    直近の2カットと同じ感じで、運転席側のビフォアアフターをご覧に入れます。

    まずばビフォア。カーペットを降ろしたところです。
    サブウーファーのない運転席側には、穴ふさぎのための樹脂カバーが付いています。

    これを取り外して、助手席同様に社外スピーカーを取り付けます。

  • 運転席側足元(施工後)

    こちらがアフターです。

    助手席のところで、車体と接する黒いブラケットは純正を流用する。とご説明しました。
    しかしこちらには樹脂のフタがあるだけで、純正ユニットそのものがありません。よって、ブラケットに相当するパーツをこしらえる必要があるわけですが、、、前出の樹脂のフタを元にして加工してつくるにも、かなり手間がかかります。

    ということで、プレミアムオーディオ(ブルメスター)用のサブウーファーユニットを補修部品として2万円で調達して、ブラケット部品を取り外して使っています。
    奇抜な理屈で誠に恐縮ですが、今流のコスパの尺度で評価すれば妥当な選択。ということになります。

    あとは助手席と一緒で、カスタムバッフルを入れて、スピーカーをはめ込んで固定して終わりです。

    左信号のサブウーファーを左、右信号を右と配置することで、低域側もめでたくステレオ再生されるようになり、スッキリ!
    多くのお客様から「正面から低音が聞こえる!」とご好評頂いています。

  • 純正位置ツイーター取付

    ミラー裏の三角カバーの裏です。

    前述の通り、標準オーディオはツイーターレスで、このカバーの中身は空です。
    ここに、Club6500Cのツイーターをはめ込みます。

    ブラケット状の取り付けスペースは、JBLのユニットより一回り大きく、隙間が空きますので、テープを巻いてキツキツで収まるように調整します。

  • パワーアンプ設置

    やっと登場、アンプです。

    冒頭でご案内したCクラス・ダブルウーファーJBLパッケージライトでは、カロッツェリアの売れ筋小型アンプGM-D1400?(16,000円)を使っていますが、今回はアルパインのKTP-600(17,800円)を使いました。
    どちらも同じく4chアンプです

    今回、ドアスピーカーとツイーターは外部アンプを通さずに、COMMANDシステムの内蔵アンプから出ているフロント向けのフルレンジを直接つないでいます。(途中にネットワークは入ります)

    そしてこの外部アンプには、同じくCOMMAND内蔵アンプのフロント信号をミラーリングした信号を取り出して入力し、2ch分の出力を両足元のサブウーファーに、残りの2chをブリッジしてモノラルにし、センタースピーカー駆動のために使っています。

    駆動するのがサブウーファーだけであれば、あるいはネットワーク接続のドアウーファーとツイーターを含めても、カロッツェリアのほうで良かったのですが、今回はセンター駆動にもつかう関係上、細かくゲイン(出力・音量)調整をする必要があり、カロにはゲイン調整機能がないため、アルパインの方に白羽の矢が立ったわけです。

    ちなみにカロッツェリアGM-D1400?は定格45W×4chで181 mm(W)×38 mm(H)×64 mm(D)
    アルパインKTP-600は定格出力同じでW180×H40×D80と、形が違いますが、アルパインのほうが容積で3割増し位の違いです。

    調整は音を出しながら行う必要があるので、配線には余裕を持たせて手前に引き出せるようにしています。
    写真ではシートを目いっぱい下げているのでボディが見えますが、通常のポジションでは視界に入りません。

  • 作業後記

    今回はC200(S205)のサウンドアップ事例を御覧いただきました。

    冒頭でもお伝えしましたとおり、メルセデス向けパッケージとして設定させていただいたメルセデスブライトオーディオパッケージはシングルサブウーファー前提のフロントスピーカー交換+ドア防振(約13万)から、全スピーカー交換とプロセッサー搭載(約42万)に向かって、フロント2way化をスタートに、順当にフルラインに向かう構成のパッケージです。

    これに対して、一部のお客様のお求めに応じて企画したのがCクラス・ダブルウーファーJBLパッケージライトです。
    これは、高音域の明確化はコアキシャルスピーカーでまかなって、セパレート化はせず、しかし懸案の足元ウーファーはきっちりダブル化。→以上合計4スピーカーを小型外部アンプで駆動して、おまけにリヤスピーカーもコアキシャルに替えて約23万円(リヤレスは▲5万円)というコスパ狙いのプランです。
    これはこれで結構需要がありますので、お客様のお好みはいろいろだなぁと勉強させていただいております。

    そして今回のプランは前者と後者の合わせて2で割ったような内容になりますね。

    ・まず、手をつける領域はフロントのみでリヤはなし。
    ・フロントは2way化、サブウーファーもW化。そしてセンタースピーカーを追加(New!)
    ・外部アンプは足元サブウーファーとセンタースピーカーを鳴らすために使用。
    概要はこんなところですね。

    ライトプランでは、外部コンパクトアンプをコアキシャル2個とサブウーファー2個の計4つを鳴らすために使ってましたが、今回はセンター用モノラル信号を生成するために2ch使ってるので、ドアスピーカーとツイーターはcommandシステムの内蔵アンプで鳴っている点が大きな違いです。

    更にお好みで、センターは無くてもいいやという方には、センターに振り向けていた2chをドアスピーカーとツイーターに振り向けることも可能ですね。

    ま、あまりカスタマイズの可能性に脱線していると、どこから始まったハナシだかわからなくなってしまいますね。すいません。

    いずれにしましても、Cクラス標準オーディオの課題ははっきりしており、優先順位でいくと?サブウーファーのW化、?フロントスピーカーの交換(できれば2way化)の順で、その過程でアンプなり、DSPなり、ソースマネジメント側についてもご予算に応じて手を入れて。という感じでしょうか。

    ご希望に応じて柔軟にプランさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください♪

    ご質問・ご用命のご連絡はお気軽にどうぞ♪
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!