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ボルボV60のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • ボルボV60のスピーカー交換の事例です

  • 事例No.571(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ボルボ V60

    system

    メインユニット:純正
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:carrozzeria TS-C1730S
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:carrozzeria TS-W2520 + UD-SW250D
    電源レギュレーター:audiotechnica AT-RX100
    パワーアンプ:carrozzeria GM-D8400、GM-D8100
    ケーブル:kaiser swing、audiotechnica

    comment

    フロント2way+フロント用4chアンプに、エンクロージャータイプのサブウーファーユニットと、モノラルアンプまで、一式カロッツェリアで統一しました。

  • ダッシュボード全景


ボルボV60のダッシュボードです。
2018年に初のモデルチェンジが行われましたが、コチラは2010年から発売されている初代モデルです。

ボディの外観は、曲面を取り入れたしなやかなデザインへと、時代に合わせて変貌を遂げていますが、ダッシュ周りはずっと平面基調をキープしてるんですよね。歴代のモデルほとんどそうです。
外観含めて、どこをとっても真四角だった14X系、240あたりから受け継がれている、デザイナーさんの「譲れないポイント!」なのかもしれません。

さて、そんなマジメなボルボV60のメニューはサウンドアッププログラムによるフロント2way交換、アンプとサブウーファー搭載。ブランドはカロッツェリアで統一です!

このお車は今回は初登場ですが、施工は2回に分かれております。

最初は2wayセパレートスピーカーTS-C1730S(32,000円)への交換と、4chアンプGM-D8400(27,000円)の取り付けでした。
4chアンプはパワー重視で、2chブリッジ接続とし、フロント左右をネットワーク経由で鳴らすシステムでした(フロント部分の構成は今現在も同じです)

今回の2回目ご入庫の際は、これにサブウーファーを搭載しました。
最初は純正外観キープで、アンプも後部座席のシート下と、隠して隠しての取り付けでしたので、コンパクトなパワードサブウーファーをご希望かと思いきや、別アンプ駆動のエンクロージャータイプをご指定いただきました。
そういえばオーナー様はHIPPOPがお好きでした;;これは失礼いたしましたm(_ _)m

アンプの方はサブウーファー用、600WモノラルアンプGM-D8100(21,000円)
サブウーファーユニットの方は同じくカロッツェリアで、専用エンクロージャーは、海外向けと共通仕様の、パイオニアブランドで出している以下の製品です。
25cmサブウーファーユニットTS-W2520(25,000円)
専用エンクロージャーUD-SW250D(10,000円)
アンプ込みの3点セットで56,000円!やっぱり箱があると伸びが違いますしね。コスパよいですね♪

このような感じで、ヘッドユニットをソースとした、アンプ2枚で駆動するフロント2way+サブウーファーのシステムに到達しました。
この先はDSPも♪と意気込んでいらっしゃる若きオーナー様のV60。施工の様子をどうぞごらんください。

  • フロントドア

    V60のドアの様子です。
    こちらも奇をてらったところがない、すっきり素直なデザインです。
    主張しすぎないメッキパーツの使い方は秀逸ですねぇ。

    ウーファーはメッキグリルに囲まれた定位置。
    ツイーターはミラー裏のカバーの奥ですね。

    このカバーの上方左側にある△は、BSM(ブラインドスポットモニター)の警告ランプです。
    ドライバーの四角になりやすい後方エリアの車両などを検知すると、チラチラと光って教えてくれます。

    その昔は馬力が唯一の正義でしたけど、差別化の主戦場は安全装備の時代ですね。

  • ドアトリム取り外し

    それではドアトリムを取り外してみます。

    特に変わったところはないように見える、樹脂製モジュールパネルです。10mmボルト10本で丁寧に固定されています。
    でも、実はかなり変わってる点がひとつありまして、このパネル、こちら側から外れないびっくり設計になっております。

    外側のドアハンドルから分解してアプローチする構造になっているのです。ちょっと衝撃的ですよね。
    ボルボがこのような構造を採用したのは、確か1999年に2代目へとフルモデルチェンジしたV70からです。
    当時からいろいろと厄介な構造に悩まされるのがボルボですね。

  • アウターパネル作業

    一式まるっと外して、アウターの作業です。
    スピーカーホール部分も含めてモジュールパネル側の受け持ちなんですね。
    ただの枠状態になっています。

    しっかり掃除をして、脱脂した後、オーディオテクニカのAT7560Rを貼り付けます。
    ちょっとハンドルのところに目をやると、、向こう側の明かりが、見えてますよね。ご案内のとおり、今はハンドルついてないんです(笑)。

    スピーカーの真裏には、スポンジの吸音材を貼ってあります。
    吸音材の主目的は詠んで時のごとくで、スピーカーの振動板がバックする際の衝撃を和らげ(波動を吸収)て、バタつきを抑え、幾分マイルドでディテールが聞き取りやすくなる方向に変化します。

    オーナー様はヒップポップがお好みです。
    お察しの通り、音源の多くが低音域を意図的に強めてあるものが多く、そのままボリュームをアゲアゲにすると、ブーミーになり、中高域が聞き取りづらくなります。
    振動板の動きで説明すると、低域は大きな振幅でゆっくり、高域になるほどせまい振幅で高速に振動するので、低域を出すための大波動に一時的に支配されると、中音域がひっぱられてディテールが損なわれてしまうという理屈です。(ですから2way、3way、スーパーツイーターと受け持ちユニットを分けるんですね)

    特にヒップポップは部分部分で、ボコッと入れたりしますので、その影響が顕著です。
    まあ、このひずみ具合が面白いんだから良いんだよ。というのも一理ありますが、やっぱり体力勝負になるというか、バランスの取れてない音というのは、聞き疲れしやすいです。
    そこで、こういった吸音材を配備して、すこし低域のアタックをトリミングしてあげて、ちょこっとだけ全体のバランスを整えると、最低域のドラムパートの心地よさはそのままに、、ボーカルやハイハット、スネアの基調がはっきり方向になり、より聞きやすくなると思います。

  • インナーパネル作業

    アウターが終わったら、逆回しでインナーパネル作業に移ります。

    スピーカーケーブルを通しておいて、インナーパネルを戻し、インナーバッフルを介して、カロッツェリアのTS-C1730Sのウーファーを固定します。

    ドアに入ってくるスピーカーケーブルは1本でよく、その先にネットワークを繋げて、片方をウーファーに、もう片方をミラー裏のツイーターにつなぎます。
    ちなみに、ウーファーの右上に見える小型モバイルバッテリーみたいなのが、ネットワークです。小型なので、ちょっとした隙間があれば取り付けOKです。

    全体にきらめく赤い星がおなじみ防振材ですね。オーディオテクニカのAT7550Rです。
    モジュールパネルにはたくさんリブが設けてあるので、そこそこ強度はありますが、パネル全体の共振は避けられませんので、全体的に重さをつけて抑制してあげます。
    スピーカー周辺もマストですね。

  • 純正位置ツイーター交換

    ミラー裏カバーの裏の様子です。

    ドア外観のコマでもお伝えしたとおり、ブラインドスポットモニター(BSM)のLEDが同居しているのでフィルム配線があり、のびのび好き勝手にやれない雰囲気があります(笑)

    ブルーの固定部品3点が頂点になっている、三角形っぽいフレームでツイーターユニットを抑える格好になっていますね。
    今回のTS-C1730Sのツイーターはすっぽり収まりましたが、ハウジングを除くユニット本体が直径35ミリを超える大型のものはキビシそうです。
    同じカロッツェリアでいうと、TS-V173Sクラスですね。

  • パワーアンプ設置(2018年)

    アンプが一つだった頃の設置状況です。

    冒頭でお伝えしたとおり、フロント2way+4chアンプのみでした。
    その頃の設置状況で、写真は後部座席を取り外した「シート下」のところです。

    手前にあるのは空気入れで、アンプは中央奥に見えます。
    その上に水平に走っているグレーの部材は、リヤシートの背もたれの下端です。
    アンプの設置場所としては、かなり変わってますが、できるだけ見えないようにということでお部屋探しして見つけた場所でした。

  • アンプレイアウト

    そしてこれが、2回め施工後。現在のアンプレイアウトです。

    サブウーファー用アンプが加わって家族が増えたので、広いラゲッジルームの底にお引越しです。
    まわりを囲んでいるのは、ラゲッジルームフロア下を、地下一階と地下二階に分けているトレイです。
    この中央を切り取って、吹き抜けにして、アンプ類を置きました。

    筐体が全く同じなので、紛らわしいですが、右がフロント用の4chアンプGM-D8400で、左がサブウーファー用のモノラルアンプGM-D8100です。
    純正デッキのフロントLR出力が右アンプに入り、フロント2wayのTS-C1730Sに出力されます。
    右アンプには、プリアウトといって、フルレンジのローレベル信号が取り出せるようになっているので、これを左アンプに入れて、後出のサブウーファーユニットに出力します。

    音の帯域の切り分けについては、
    フロント2wayの中での上下関係はネットワークにまかせてあります。そのネットワークに入力される信号は、右アンプから出る段階でハイパスフィルターをかけて、低域側をカットしてあります。
    そして、サブウーファー用の左アンプ側では、ローパスフィルターをかけ、ウーファー下限との関係が良好になるよう調整しています。

    中央上にあるのは、オーディオテクニカの安定化電源です。
    度々登場してますので、ご存知かと思いますが、アンプやDSPなどの電力消費量が大きくて、動作が繊細な機材へ供給する電気の電圧を安定させ、音質を抜本的にレベルアップさせる、切り札的インフラ機材なのですが、今回は、それとは別のきっかけで取り付けています。

    外車の一部でごくたまに見られる症状なのですが、車両側から車載機器に向けて供給される電圧が、受け手となる機材側の想定を超え、回路保護のためにプロテクションがかかる場合があるのです。その回避手段としてつけました。

    今回、トラブルシューティングで計測したデータとしては、ほんの一瞬ですが、15.2ボルトに上がる時があり、アンプ側のプロテクションが作動してました。パイオニアの窓口に効いたところ、(GM-D8400では)14.7ボルトでプロテクションが発動するとのことでしたのでビンゴですね。
    プロテクションといっても、ほんの一瞬、プツッっと息切れするような感じで音が途切れる程度で、かつ、瞬時に自動復帰する仕組みになってますので、手間がかかるわけではありません。
    しかしながら、今回はその息つきを解消なさりたいとのご意向を頂戴して、前述のオーディオテクニカの安定化電源AT-RX100(85,000円)を導入しました。

    安定化電源商品はいくつかありますが、電圧低下時に上げることはできても、上がり過ぎを下げられるのは、知る限りこれだけですので、今回の目的に叶いました。
    今回のケースでは、カロの機材たちが比較的リーズナブルなので、金額的にバランスの悪い感じになってしまって、ごめんなさいですが、結果は良好でお客様もご納得なので一件落着です。

    (理由が電圧上昇とは限りませんが)DSPの電源落ち症状でお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、ご相談ください。デモ機がありますので改善が図れるか、試していただくことができます。

  • トレイのカバー

    トレイをくり抜いたままにしておくのも、見栄えが悪いですね。

    ということで、目隠しの化粧板を制作しました。
    周りが切り立っている内のりの寸法どりって、どうやってるんでしょう。こういう時の型紙作りには、ダ○ボールが重宝するんですよ。(小声)

  • サブウーファー

    最後はサブウーファーです。

    最近はできるだけ室内の外観を変えないサウンドアップ事例が主流ですので、エンクロージャー付きをお目にかけるのは久しぶりですね。
    25センチユニットTS-W2520(25,000円)と、エンクロージャーの方がUD-SW250D(10,000円)です。
    エンクロの方は、パイオニアブランドにて海外でも販売しているモデルなので、ロゴがパイオニアになっています。

    600W(4Ω)のアンプ+25センチユニット+箱付きですので、なかなかしっかり鳴ってくれますね。
    モノラルアンプ込みの機材代は56,000円と、パワード並みなので、これはニンマリしてしまいます。

    パワーやキレの点では、小型パワードでイイものがたくさんあるのですが、音の余韻や深みはどうしてもユニット径とエンクロの容積に比例する部分がありますので、こちらに軍配上がりますね。
    ちなみに一つ上の30センチウーファーもあるようです。
    ユニット:TS-W3020(3万円)
    エンクロージャー:UD-SW300D(12,000円)
    カロ好きで箱がおけるお客様は検討の選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

    この製品は上向き、横向き、下向き設置と好きにおけるようになっています。
    キレは落ちますが、車体も振動板の一部として活用して、パワフルにズンズンしたい方は写真のように下向きで、アンプの制動力を活かしてキレよくキビキビ鳴らしたいときは上か横という感じで、お好みで設置していただけます。

  • 作業後記

    今回はボルボのサウンドアップ事例をごらんいただきました。

    フロント2wayのサウンドアッププログラムだけではなく、フロント用アンプを投入し、サブウーファーも別アンプ式と、一通りついていますが、ここまでのカロッツェリアブランドの機材代は、合計115,000円とかなりリーズナブルですね!
    【内訳】
    2wayセパレートスピーカーTS-C1730S(32,000円)
    200W×4chアンプGM-D8400(27,000円)
    600WモノラルアンプGM-D8100(21,000円)
    25cmサブウーファーユニットTS-W2520(25,000円)
    専用エンクロージャーUD-SW250D(10,000円)

    流石国内メーカーだけあって、価格と満足度のバランスのとり方が上手なので、どのクラスの商品を買っても、相応の満足感を得ていただけます。
    販売店側も安心のブランドですね♪

    今回は付加価値の高い安定化電源AT-RX100(85,000円)もご紹介いたしました。
    組み合わせた相手が相手だけに、幾分割高に見えてしまいましたが、昇圧も降圧もできるハイエンド電源として、評価の高い商品です。
    オーディオ機器の動作条件の安定を通じた、抜本的な音質グレードアップをお考えのお客様はどうぞご検討ください。



    クルマのオーディオのグレードアップには、信号の入り口のデッキ、プロセッサ、アンプから、音の出口のデッドニング、スピーカーと、段階に応じて手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。

    当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
    価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代ですので、今回ご紹介のTS-C1730S(32,000円)で組んだ場合、105,300円で上がります。

    ちょっと音に拘りたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください。
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!