プジョー308HBのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.563(お問い合わせの際にお伝えください)
model
プジョー 308HB
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
リアスピーカー:純正
パワードサブウーハー:Carrozzeria TS-WH500A
パワーアンプ:純正
ケーブル:kaiser swingcomment
サウンドアッププログラムによるフロント2wayスピーカー交換に、パワードサブウーファーを加えた事例です。
スタイリッシュでコンパクトなボディをもつカロッツェリアのサブウーファーが、すっきりと助手席下に収まりました♪
プジョー308HBのダッシュボードです。
308は、2007年に先代の307の後継として発売され、2015年より、現行の2代目にモデルチェンジしています。
?小径ハンドル、?ヘッドアップインストルメントパネル、?ハイ・センターコンソール、?デジタルタッチスクリーンの4つのコンポーネントから成るシステムには「PEUGEOT i-Cockpit」というブランドが与えられ、同社のドライビングシステムの新基軸として位置づけられています。
ダッシュボード上面から、タッチスクリーンパネルを経て、コンソール、シフトへと展開する面がきれいに繋がるようにデザインされており、ボタン類の存在感をうまく抑えているので、大変シンプルな印象を受けます。
月並みな表現ですが、さすがフランス車ですね。
さて、今回のシステムは、純正のオーディオシステムを活かした、サウンドアッププログラムによる2wayスピーカー交換と、パワードサブウーファー搭載の事例です。
フロント2wayスピーカーは、当店人気のBLUE MOON AUDIOのSX165(44,000円)です。
RX、AX、SXの3グレードのうち、エントリクラスに位置するモデルですが、カーボンファイバー製振動板など、ハイエンド志向のスペックを備えているので、実力の絶対値が高く、コストパフォーマンスに優れた製品です。
パワードサブウーファーは、スタイリッシュでコンパクトな、カロッツェリアTS-WH500A(25,000円)です。
振動板の背面に設置したパンタグラフを、水平に配置された一組のボイスコイルで挟むように押し&引きして、パンタグラフをタテ方向に運動させ、振動板を震わせるというカロッツェリア独自の駆動方式をとっています。(HVT方式)
機構部のコンパクトさの寄与により、340 mm (W) × 60 mm (H) × 250 mm (D)とスリムサイズに仕上がっており、助手席の下にきれいに収めることができました。
今回のオーナー様はこちらの同じ308のエントリをご覧になってご連絡いただきました。
これに、パワードサブウーファーをプラスしてご発注いただき、出来上がった音には大変ご満足いただけたようです。
それでは、施工の様子をご覧ください♪
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フロントドア
フロントドアの外観です。
グリップ周りのシルバーが力強いワンポイントになっていてカッコよいです。
スピーカーの配置は、ほんのちょっと変わっています。
ウーファーは大概、向かって右下の位置ですが、このクルマはグリップの前方についています。
加えて、ツイーターもミラー裏ではなくて、オープナーの前方です。
カーオーディオの音の評価の表現に「音の位置がちゃんと(高く)上がってていいねー。」なんて言い方がありますが、ウーファーは一般的な右下に比べて、このクルマのようにちょっと上の方が音が上がりやすくなります。
ツイーターの位置については、Aピラーに設置した場合に比べると低いですが、ウーファーとの距離が近く、かつ、比較的同じ方向を向いているので、「ユニット間のまとまりのよさ」という、単純な高さ以上のメリットが浮上してきます。
結果として、標準レイアウトの総合点は結構高い(^o^)ということになります。 -
ドアトリム取り外し
それではドアトリムを取り外してみましょう。
サービスホールは欧州車お約束のスポンジで覆われたスタイルです。
純正スピーカーはバスケット状のグリルに覆われていますね。
スピーカー右下の穴から、スピーカーへのハーネスが出ており、スピーカーの8時の位置にあるカプラで繋がっています。
ハーネスの途中(バッフル1時位置の上方)で分岐した線が左方向に伸びていますね。これはツイーターに向かう線です。
ツイーターはドアトリムの裏側にくっついているので、黒チビカプラは外れた状態になっています。
次は実作業に移ります。
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アウターパネル作業
ガランとなっております。
スポンジを剥がして、中も外も清掃、脱脂し、アウターパネルにオーディオテクニカのAT7560Rを貼り付けます。
バッフル下の穴から飛び出しているのはスピーカーケーブルです。室内側から、ヒンジ部分のゴムブーツを経由して引き込みました。
純正スピーカーを取り外した後、MDF製バッフルを取り付けました。
バッフルは防水のために黒塗装してあります。
加えて、スピーカー背圧の通り道となる、バッフルの内側には、スムージングと防水を兼ねて、ガラスクロステープをぐるりと貼ってあります。
これでスピーカーを迎える準備が整いました! -
インナーパネル作業
インナーパネルの仕事が終わったところです。
バッフルにはブルームーンオーディオのSX165のウーファーが座っていますね。
ウーファーの真上にあるたばこ箱サイズの黒いのがネットワークです。
赤・灰のスピーカーケーブルをネットワークに繋ぎこみ、ウーファーとツイーターに分岐させます。
この段階だと、ウーファーの配線はドア内に入り込んでますので、右方向に伸びている黄色いのがツイーター用の線ですね。
サービスホールを塞いでいるのはオーディオテクニカのAT7550Rです。
穴という穴を塞ぎ、面の広いところと、震源となるバッフル周りを押さえています。
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パワードサブウーファー
ドアが終わりましたので、パワードサブウーファーの方に移ります。
製品はカロッツェリアのTS-WH500Aです。
設置場所は助手席の下です。向かって左側が車両の進行方向になります。
フロアの手前と奥は、ほぼ同じ高さになっているのですが、中ほどが凹んでいます。
よって、サブウーファー本体を安定させるのと、脇からの見た目を整える目的で台を制作してフラットな面をつくり、本体を固定しました。
特にこういう低音域を発生する機器は、固定の良し悪しでパフォーマンスがだいぶ変わるので、しっかりやっておきたいですね。
サブウーファーのレベル調整コントローラーは、ダッシュボードの下やコンソールのあたりに取り付けたりしますが、今回は本体の調整つまみでの設定のみとしています。
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純正アンプ
最後に純正アンプです。
このクルマの純正デッキはアンプレス仕様なので、別体式のアンプを備えています。
設置場所はデッキの下のところです。
それはいいのですが、標準のデッキ下とは別に、トランク内にもアンプがもう一つ設置されている仕様のクルマが存在するのです。
理由は謎ですが、スピーカーケーブルを引き直す起点が、前者であればデッキ裏、後者であればトランクとなります。
今回は、写真のとおりトランクにアンプがありますので後者でした。
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作業後記
今回はプジョー308の事例をご覧いただきました。
ココ最近、プジョー、シトロエン、アルピーヌとフランス車事例のご紹介が続いておりますね。意図的にまとめているわけでもないのですが、、販売が伸びているということなのでしょうか。
今回の施工内容は、サウンドアッププログラムによる2wayスピーカー交換に、定番サプリ?のパワードサブウーファーを加えたケースでした。
御覧頂いたように、308は特別変わった構造でないので、作業の難易度はごく一般的なクルマと同水準ですが、文中でも触れましたとおり、スピーカーレイアウトのメリットは大きいですね。
ウーファーの位置がヒザあたりと高いので、音が足元にこもりにくい上に、ツイーターとウーファーの距離が近く、比較的同じ方向に向いているので、音のまとまりがヨイです。
お家のスピーカーをイメージしていただくと、2wayにしろ、3wayにしろ、一つの箱の一つの面に並べてレイアウトしてありますね。音の軸は近いほうがよいわけです。
その他たくさんのクルマのように、そこそこ離れたレイアウトであっても、DSPを投入して調整を加えると、ハンデはほとんど克服できるのですが、308のように近いレイアウトだと、ネットワークで適切に帯域の切り分けを行うだけで、かなりいい線イケてしまいます。
こういう素性の良いクルマなので、極端に不満をお感じのオーナー様は少ないと思いますが、感じ方はそれぞれですし、、もう少しよくならないかな。とお思いの方がいらっしゃいましたら、どうぞご相談ください。
分母のコストは他のクルマと変わりませんが、もともとの条件がよい分、よりコスパの高い投資になるものと思います。
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