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アルピーヌA110のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • アルピーヌA110のスピーカー交換事例です

  • 事例No.556(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    アルピーヌ A110

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:FOCAL ES165 K2
    リアスピーカー:なし
    パワーアンプ:FOCAL FD4.350
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    サウンドアッププログラムによるフロント2wayのスピーカー交換を行い、4chアンプを投入、パワードサブウーファーで低域を整えました。

    純正のスピーカーグリル内のLEDライティングも美しくキマリました☆☆

  • ダッシュボード前景


アルピーヌA110のダッシュボードです。
アルピーヌと聞くと、≒アルピーヌ・ルノーと脳内変換してしまう方が少なくないと思いますが、元はは独立した企業でした。

wiki情報をまとめた超簡単年表は以下です。
1956:アルピーヌ創業
1963:アルピーヌA110発売
1973:いろいろあってルノー傘下入り
1995:アルピーヌ・ブランド車全消滅、工場はルノー車生産拠点に
2001:ルノー会長にカルロス・ゴーン氏就任
2007:アルピーヌブランド復活の意向発表
2012:モナコGPにコンセプトカーA110-50登場
2017:アルピーヌブランドであるA110が量産モデルとして販売開始

大きなお金を必要とする自動車メーカーの経営は、大きく傾くと挽回が難しく、自力復活出来ない場合、より大きな資本に吸収されて延命するケースほとんどのようですが、アルピーヌもその一つのようです。

今回登場のA110は、アルピーヌが独立した企業だった頃から続くブランドということなので、2017年の完全復活はなかなか胸アツなストーリーですね(*^3^*)

前置きはこのくらいにして。
新生A110のプランは、純正デッキをヘッドとして、4chアンプの投入と、サウンドアッププログラムによる2wayスピーカー交換。そしてパワードサブウーファーの投入です。

スピーカーはフランスつながりのFOCAL。
K2POWERシリーズのミドルクラス ES165 K2(税別90,000円)をセレクトしました。
アンプも同様にFOCALのFD4.350(終売品)で固めます。

パワードサブウーファーは当サイト頻出・耳タコ(笑)のCerwinVegaのVPAS10(同46,500円)で、音響のベースをしっかり支えます。

紆余曲折を経て半世紀復活したA110に、フレンチオーディオのレガシーであるFOCALを重ねて、ヌーヴォ〜なサウンドを引き出せるよう、オシャレに明かりを取り込んだりして作り込みたいと思います。

インストールの様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    それではまず、ドア外観からです。

    トリコロールのワンポイントがカッコかわいい。
    デザインの国ならではのオサレな内装ですね♪

    アルピーヌらしいスポーツマインド全開のモデルですので、車重は1190キロとかなり軽量に仕上がっています。
    当然、ドアも軽量。オールアルミです!

    肘置きとハンドル部を彩るブルーのステッチも素敵ですね。

    あと、何より素敵だなと思ったのはスピーカーグリルです。
    インテリア全体を満たすスポーティーな雰囲気の中にあって、そのピークをこのグリルに持ってきてあるので、ベタ塗りでない、躍動感たっぷりなスポーツの表現に成功していると思います。
    このグリルのスリットを活かして、あとで○らせてみたりしますのでお楽しみに♪

  • 純正スピーカー

    内装を取り外して、純正スピーカーを拝んでみましょう。

    おお、これは拝む価値があるユニットです。
    さすがフランス。ちゃんと?FOCAL製ですね。

    さらには、フォーカルファンであればお分かりになるとおり、フォーカル独自の麻素材をつかったFLAXシリーズの体裁を持ち込んであります。
    名ばかりの黒コーンではなく、FLAXを持ってくるあたり、復活ブランドA110に相応しい取り合わせといったところですね。

  • デッドニング(アウターパネル)

    やっと実作業です。まずはアウターの防振から。

    今回は制振力の強い、デッドニンググレードでの施工となります。
    アウターパネルには短冊状にカットした防振材を等間隔で貼り付けてます。

    スピーカーの取り付けに際して、背の高いインナーバッフルを形成しました。
    ぱっと見、純正のブラケットを流用しているようですが、MDFでそっくりつくってあります。
    (後の2コマで画像解説いたします)

    バッフルの縁のところに、○らせるための仕掛けを取り付けてあります。
    後々のメンテナンスのために、配線は4ピンカプラーをつかって、取り外ししやすくしてあります。


  • バッフル制作


前述のとおり、スピーカーを取り付けるバッフルをMDFで作成しました。

左が純正スピーカー+純正ブラケットを裏から見たところです。
右は今回作成したバッフルです。

ドアのインナーパネルに接するフランジ部分は薄手のMDFです。
純正のブラケットのアウトラインにぴったり合わせてカットしてあります。
その上にリング状のMDFをズンズン積層して、内装の出口の高さまで近づけます。

塗装はチッピング塗装に使う塗料です。
チッピング(=Tipping)は石はねですね。クルマの下回りにちょっとボコボコした感じの塗装がしてありますが、あれです。

  • デッドニング(インナーパネル)

    インナーパネル作業に戻ります。

    前述の背高インナーバッフルを取り付け、スピーカーを固定し、防振です。
    全面防振には、制式採用のサイレントコートを使います。
    サービスホールを含めて全面を覆い、さらにバッフルの側面までもすべて覆うように貼り付けました。

    それでは内装を戻します。。


  • フロントドア(完成)


ドア出来上がりの図。ライティング付きです。

バッフルの頂点部分にぐるっと一周仕込んだLEDで彩りを加えました。
こういうことをする場合は、十中八九グリルも作るのですが、今回は純正とは思えないくらいにちょうどいい感じで隙間が空いていて、配光の具合がドンピシャですね。

このLEDは20色の切り替えが可能になってます。
ちょっと色の差が微妙・・な部分が無きにしもあらずですが、20色は20色です(`・ω・´)ゞ

色の選択は、コーンが黄色なので、白か黄色系が自然ですが、ステッチの色であり、アルピーヌのブランドカラーでもあるブルーを選びたくなりますね。

もともとデザイン性に優れた純正グリルを崩さずに、彩りだけ加えて仕上げることができ、、非常にコスパよく仕上がりました。
ちょっとオシャレ好きなA110のオーナーには、是非トライしてほしいですね♪

  • 助手席足元

    それではちょっと目線を下げて、助手席の足元を御覧ください。

    FOCALの4チャンネルデジタルアンプ(FD4.350)を助手席のフットレストの奥に設置しました。
    このアンプ本体は、ローゲイン(RCA)入力仕様になっていますが、今回は付属のセパレートタイプのハイローコンバーターをセットして、フロントLRのスピーカー出力を入力しました。

    枠囲みが、アルミ製フットレストですね。適当にパンチングの穴が空いていて、素材はアルミときてますから、放熱ばっちり!アンプ設置専用スペースといった趣です。

    あと、写真では見えませんが、スピーカー付属のネットワークは、写真の上方の位置に設置してあります。

  • パワードサブウーファー

    パワードサブウーファーの設置状況です。

    写真中央の○は、コンソールボックス最後端のドリンクホルダーです。
    よって、サブウーファーは助手席シート後方ということになりますね。

    2シーターのミッドシップエンジンなので、スペースの余裕は少なく、小型筐体を売りにしているVPAS10をもってしても、シートレール3ノッチ分を融通してもらうことになりました。

    コンソールの右側にチョコンとついているのは、サブウーファーのレベルコントロールです。
    ドライバーが左肘を後方高く上げてちょうどアクセスできる位置なので、使い勝手はよさそうです。

    ETCはディーラーさんによる取り付けです。
    国産車のようにダッシュボードしたに取り付け専用スペースを設けてない場合、ダッシュ周りのデザインを崩すよりはこの辺りにつけるのが無難ですよね。

  • ツイーターとダッシュボードの変化


最後にダッシュ周りに戻ります。
ツイーター設置状況を御覧ください。

まず恒例のユニット比較です。

左側が純正FOCALツイーターで右側がES165K2のツイーターです。
ESをご覧いただくお分かりの通り、真ん中がへっこんだ形をしています。
グリルだけではなく、振動板もそういう形です。これはMインバーテッドと呼ばれており、はFOCALの特許技術です。

で、今回のオチは、左のFOCAL純正ツイーターも同じくM形状にしてあるというところです!
けっこうプライド持って推し推しで来てる感じですね。頼もしい限りです。

これを設置したのがもう1枚の写真です。
標準の外観に変更が生じている。。といえば生じているんですが、こういう変更はどうでしょうか?アリじゃないですか?
音質向上への期待というか、確信のようなものが伝わってくるユニット外観の変化が、純正ユニットの座標の範囲内で収まっていて、標準外観キープ党の皆さまでもムフフと許していただける感じがするような。。
当然、ドアスピーカーも含めて純正戻しも無問題です。お好みに合うようでしたらどうぞご相談ください(^_^;)

  • 作業後記

    今回はアルピーヌA110のサウンドアップ事例をごらんいただきました。

    伝統あるフランスのブランド復活にふさわしく、標準でもFOCALブランドの純正スピーカーを装備しており、これで十分とおっしゃる方も多かろうと思います。
    ただ、スピーカー稼動の条件としては必ずしもベストではないので、今回のような(あるいはライトな)ドア防振を行うだけでも、どなた様にも体感していただける違いを引き出すことが出来ます。

    更には、スピーカーの交換・バッフルの構築も合わせて行えば、グッと世界が変わること請け合いです。
    外部アンプも、小型ハイパワーのパワードサブウーファーも、音響を整える役者として起用できれば、さらなる充実が図れること間違いなしです。

    そして今回、お預け頂いて、何より良かったぁとしみじみしちゃうのがLEDライティングですね。
    メリハリの効いたドアトリムのデザインが秀逸で、かつスピーカーグリルの空き具合が丁度よいので、標準の外観の変更一切ナシで、光源部分の必要最低限の工作だけで、素晴らしいライトアップ・オブジェが出来上がります。
    かつ、軽量・省電力・純正戻しOKと三拍子そろってますので、かなりオススメです。

    A110のドライビングを引き立てるグッドサウンドとアルピーヌ・ブルー♪
    ご相談はお気軽にどうぞ(^o^)

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