マツダ(ND)ロードスターのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.515(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ (ND)ロードスター
system
メインユニット:carrozzeria DEH-7100
デッドニング:なし
ドアチューニング:なし
フロントスピーカー:carrozzeria TS-F1073S
リアスピーカー:なし
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:純正comment
ロードスターの「セグメント液晶オーディオディスプレイ」を取り外し、1DINデッキが入るようにパネル制作した事例です
NDロードスターのダッシュボードです。
ここのところ、当インストールギャラリーへの出場回数の多い車ですね。
できるだけ偏りの無いように配慮しているつもりですが、売れてる車だからですね。お預かりの機会が多いですし、たまたまですが、施工内容にバリエーションがあるので、自然と多めになっています。
そして今回は、「デッキ交換とスピーカー交換」の事例ご紹介です。
当店人気のサウンドアッププログラムはスピーカー交換の他に、カスタムインナーバッフル製作、ドア防振、スピーカーケーブル交換と、ドア周りの整備をワンパッケージにしたサービスですが、今回のドア周りに関しては、スピーカー交換のみ。ケーブルも純正維持となります。
オーナー様はレース出場も楽しまれる方なので、装備が簡素で車重も軽いSグレードの車両をお選びで、当然のことながら重量増を極力避けたいということで、サウンドアップメニューもライト級となりました。
そしてデッキ交換の方。コチラが今回の事例のスポットライトなポイントですね。
Sグレード車に標準装備されるのが、セグメント液晶オーディオディスプレイという製品です。いわゆる純正デッキですね。機能的にはだいぶ絞られているものの、今流行りのタブレット調のオンダッシュスタイルなので、簡単に社外デッキに交換することができません。
ということで、1DINがピシッと入るように取付ブラケットと化粧パネルをカスタム製作いたしました。
前後比較を含めて、施工の様子をごらんください(^o^)
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セグメント液晶オーディオディスプレイ
こちらが純正のメインユニット。「セグメント液晶オーディオディスプレイ」です。
マツダのベーシックグレード車に標準装備されている製品で、曲名などを表示する2行の液晶ディスプレイと、コントロールスイッチ群から構成されるコンパクトなユニットです。
アンプを内蔵しており、カプラー経由で給電、並びにスピーカーが接続されるので、内蔵アンプ式のヘッドユニットということになります。
ただ、機能は絞られており、ソースはAM/FMラジオ、USB、AUXミニジャックのみ。ブルートゥースが無いので、乗り込んでスッとつながって・・・という今スタイルの使い方はできません。
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オリジナルパネル制作
そしてこちらがアフターの写真です。
1DINを格納できるスペースを設け、カロッツェリアのDEH-7100を収めました。
パネルの製作に際しては、純正の樹脂パネルをベースにしています。
純正のパーツ構成は、エアコン吹き出し口のあるパネルとコントロールパネルのある部分は2分割式となっていますが、1DINを収めるにはどちらのパネルも加工が必要になります。
そうなると、曲面が分断されてしまい、美しさが損なわれてしまいそうでしたので、ワンピースで造形しました。
後々の脱着の手順が少々複雑にはなりますが、想定した一体感は出せたと思います。
一部で、アテンザ向けに用意されているステーを加工して、1DIN確保にトライされる方がいらっしゃるようですが、これはこれでパネルが干渉してしまうので、すっきりキレイに。とはいかないようです。
パネル制作は5万円程度の予算で承っております。よろしかったらご検討下さい(^o^)v
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純正外部入力端子
使い勝手向上のための一工夫です。
写真はフロントコンソールに標準装備されている「外部接続ハブ」です。
ここを加工して、今回インストールしたDEH-7100の外部入力とつなげました。
USBと3.5φステレオミニプラグが接続できるようになっています。 -
フロントドアスピーカー
スピーカー交換後の様子です。
前述の通り、ドア周りは純粋にスピーカー交換のみで、防振・スピーカーケーブル交換等の車両側への施工は行いませんでした。
スピーカーの銘柄はカロッツェリアの2wayセパレートのTS-F1073Sです。
バッフルもカロッツェリア製の市販バッフルを使用しています。
TS-F1730Sには樹脂製バッフルが付属しますが、ここは音質を少しばかり優先しております。
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純正位置ツイーター取付加工
ツイーターはご要望の多い純正の位置に取り付けました。
国産オーディオメーカーのツイーターは、ダッシュボード上設置時にきれいに見えるようなハウジングに収められていますので、ユニットのみを取り出し、熱と振動への耐性の強い接着剤を使用して固定します。
なお、車両側のパーツは全て修復可能ですので、純正戻しも問題ありません。
当然ながら、カロッツェリアのスピーカーも次のクルマへ持ち越し可です。
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作業後記
今回はスピーカー交換とデッキ交換の事例をご覧いただきました。
当店人気のサウンドアッププログラムはスピーカーの理想的な稼働条件を整えられる点でおすすめですが、お客様のお好みやご事情をさえぎってまで主張するものではありません。
コーンの抵抗を極力減らし、ハイファイを極めようと思えば、最も理想的なのはアウターバッフルですが、(現実的には内装が抵抗になる)インナーバッフル形式での施工を承っているのと同じ理屈です。
今回のお客様のように「重量増を少しでも回避したい」というご事情やある場合は、当然、それを前提に出来ることをやらせていただくのみです。
プロショップは敷居が高くて、気ままに希望を伝えても聞き入れてもらえず、一定のプラン・金額に仕上げられてしまうような懸念を抱かれている方は少なからずいらっしゃると思いますが、どうぞお気軽に戸をたたいてみてくださいね。
それに対して、今回の事例の目玉ともいえるデッキパネルの製作。これはプロショップならではのお仕事ですね。
Sグレードを購入され、薄型のヘッドユニットor1DINデッキをいれられないか。とお考えになられる方は少なくないように聞いていますので、どうぞご検討ください。
こういった造形物の出来栄えの評価基準は人それぞれですが、お客様のご希望を伺いつつ、ショップの看板に見合ったクオリティは提供させていただくつもりです。どうぞご期待ください。
ご相談はお気軽にどうぞ♪
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