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サウンドプロ

日産GT-RR35のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • GT-Rのスピーカー交換の事例紹介です。

  • 事例No.513(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35

    system

    メインユニット:純正BOSE
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165、MX080
    センタースピーカー:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正BOSE
    パワーアンプ:純正BOSE
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    BOSEシステム搭載車に当店の人気メニューGT-R スーパーサウンドアッププログラムの事例です。

    フロントスピーカー交換のプランV1にツイーターマウント製作のオプションを加え、BOSE車に装備されるスコーカーとセンタースピーカー交換も行いました。
    スピーカーは当店人気のブルームーンオーディオで統一しました。

  • ダッシュボード全景

    R35GT-Rのスピーカー交換の様子です


  • R35GT-Rのスピーカー交換のシステム図です

R35GT-Rのダッシュボードです。
日本のスポーツカーの中で、最高にレッド&ブラックが似合う車の一つではないでしょうか。
センターコンソールのカーボン柄もいい感じです( ̄ー ̄)b!

遠路はるばる福井県から駆けつけていただいたオーナー様のオーダーは、GT-R専用メニューとして2015年にリリースさせていただいているGT-R スーパーサウンドアッププログラムです。

当プログラムは・・
(1)フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(105,450円)
(2)V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するためのモディファイを加えたV2(176,100円)
(3)V1にアンプ投入とリヤスピーカー交換を加えたV3(224,000円)
・・の3プランを用意しており、オプションメニューとして・・・
(A)ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)と
(B)ドアスピーカーの音抜けを良くするアウターバッフル制作(35,000円)もお選びいただけるようになっています。

この内、今回は(1)のV1と、音の輪郭づくりに大きく寄与するツイーター露出のための(A)ツイーターマウント製作が軸になります。
今回のGT-RはBOSEサウンドシステム搭載車でセンタースピーカー(ダッシュ中央の四角いところ)と、中音域を受け持つスコーカーがついており、これらの交換も併せてご依頼いただきました。
スピーカーブランドについては、プログラムのデフォルトでご用意しているJBLではなく、クラスを頭一つ飛び出したコスパの高さで人気継続中のBLUE MOON AUDIOのSX165、並びにMX080をご指定いただきました。

月イチ以上のペースでGT-Rをお預かりしますので、全車をご紹介しきれておりませんが、今回のようなスピーカーブランド変更、センター交換の他、他ブランドアンプ、プロセッサー投入など、デフォルトのプログラムをベースとしたカスタマイズのご要望は少なくなく、都度、柔軟に対応させていただいております。

それでは、施工の様子をご覧ください♪

  • フロントドア

    R35GT-Rのスピーカー交換の様子です

    赤ステッチが効いているドアです。
    ダッシュボードの方は、2017年のリニューアルで大幅にデザインが変更されましたが、こちらは従来どおり、全く変更ないようです。
    BOSEのエンブレムがキラっと光ってますね。

    BOSE車のフロントスピーカーは3way+センタースピーカーの構成になっています。
    ツイーターはミラー裏、ウーファーは定位置のドア下方で、スコーカーはドアグリップの奥(手の甲のところ)に仕込まれています。
    配線は、スコーカーとツイーターが同一配線から分岐される格好となっていて、ハイパスされた信号が送られ、更にツイーターには(下限を決める)ハイパスフィルタがくっついています。

    対して、ウーファーへの信号はローパスされています。
    BOSEの場合、さらにサブウーファーがついていますが、ドアのウーファーはローパスのみで、音の下限を決めるためのハイパスが適用されていない(=バンドパスではない)ので、サブウーファーの帯域の上の方とは、かぶっている状態になっています。

    もっと言えば、ツイーターは下限が決めてあるものの、スコーカーは上まででちゃってるので、その境界もダブっていることになり、意図的に分割されているのはスコーカーとウーファーの境界だけ、ということになります。
    オーディオの一般常識では、これでメリハリのある音を望むのは難しい、ということになるわけですが、、モゴモゴ。

  • アウターパネル

    R35GT-Rのデッドニングの様子です

    それでは作業の様子に移ります。

    ドアトリムをガバっと外してから、開口部の中ほどに水平に取り付けてあるアルミ製のサポートプレートを外します。
    次いで、インナーパネルを覆っているビニールをはがし、接着剤のブチルゴムをキレイに除去し、デッドニングの準備を整えます。

    デッドニングはアウターパネルからです。
    写真のように、短冊状にカットした防振材を等間隔で配置し、しっかり圧着していきます。

    開口部が広くて作業しやすいのは有り難いのですが、穴をシールドするようなプラスチックパネルのようなものは無い仕様なので、エンクロージャー(スピーカーボックス)としては、不利な部類に入ります。

    それだけに、防振材によって密閉性を高め、かつ、コーンの律動で膨らみ・収縮で揺らがないようにカッチリ目に壁を形成することで、不利気味な標準状態と比較して、より大きなレベルアップが図れることになります。

  • インナーパネル

    R35GT-Rのデッドニングの様子です

    そしてインナーパネルです。

    カスタム製作したインナーバッフルを介して、ブルームーンオーディオのSX165のウーファーを固定します。
    前コマで触れたサポートプレート(中央水平のもっこり)を取り付けて、全体を覆っていきます。

    配線について触れておきます。
    今回はBOSEのヘッドユニット(含む別体式アンプ)以降の作業となりますので、スピーカーケーブル交換は適宜行うものの、信号はオリジナルのままです。

    前述のとおり、スコーカーとツイーターは予めハイパスされた同じ配線が分岐され、ツイーターの下限は決まっているものの、スコーカーは上まで出てしまう状態でした。
    今回のSX165への交換にあたり、アンプから来ている配線に、製品に付属しているネットワークを接続して帯域を分割し、ツイーターとスコーカーに信号を振り分けるように変更しました。

    これにより、ツイーターとスコーカーの境界のかぶりは解消されることになりました。
    ウーファーとサブウーファーのかぶりはそのままではありますが、可聴帯域の中心に近いところの不明瞭さが解消されることで、聴感上の改善度はかなり得られたと思います。

  • ドアトリム

    R35GT-Rのスピーカー交換の様子です

    ドアトリム裏の様子です。

    スコーカーはドアトリムについている(ぶら下がっている)ので、こちらも防振の対象となります。
    ミッドレンジが付いているドアトリムもしっかりと防振します。

    リブがあったり、立体的になっている部分に比べて共振しやすい平面的な部分を中心に抑えて行きます。
    また、しっかりと地に足をつけておいてほしいスピーカーバスケットの周りは全員集合体制で支えています。

    今回はスコーカーが加わっているBOSE仕様の事例という前提で、ドアトリム裏の防振の様子をご紹介する流れになっておりますが、標準の2wayであっても、ドアトリムの防振は高音質獲得への寄与は大きいです。

    外部アンプorプロセッサーの投入とセットになることが多いアウターバッフル形式の場合、おのずと駆動力が上がるので、ドア全体の耐振性を高める意味で、ドアトリム裏の防振が事実上のデフォルトになりますが、むしろ、ドアトリムの中でスピーカーが鳴るインナーバッフル形式のほうが、トリムが後ろから煽られて振動させられるので、防振の重要度が高いといえます。

    当店では、基本プランの内容に関わらず、ドアトリム防振のオプション対応が可能です。お気軽にお申し付け下さい。

  • センタースピーカー

    R35GT-Rのセンタースピーカー交換の様子です

    BOSEのロゴが見えますか?
    純正のセンタースピーカーです。

    この純正ユニットの実に微妙で、17年モデルから8cm(3インチ)が収まらなくなってしまいました。
    フロントガラスを外すか、ダッシュボードを降ろせば加工は出来るのですが、そんなアホな!というくらいの最悪コスパに転落してしまうので、別の方法を考えます。

  • センタースピーカー取付

    R35GT-Rのセンタースピーカー交換の様子です

    回避策です。

    車体側(ダッシュボード側)ではなく、スピーカーグリルカバーにベースマウントを接着してスピーカーを固定しました。
    スピーカーを戻す差には、背圧処理のため、カスケードのアコースティックコットンを適量詰め込みました。

  • ツイーターマウント製作

    R35GT-Rのツイーター交換の様子です

    オプションで製作したツイーターマウントです。

    40000円の追加料金をいただくことになりますが、ほとんどのお客様からお選びいただいている人気オプションです。

    位置的には純正ツイーターと同じなのですが、前をさえぎるものがない「露出取り付け&向きを考えた取り付け」は、ユニットが受け持つ再生帯域の指向性が高いほど、音質アップに有効です。

  • 作業後記

    R35GT-Rのスピーカー交換の様子です

    今回は当店の人気メニュー、GT-R スーパーサウンドアッププログラムの施工事例をご覧頂きました。

    GT-Rはスーパースポーツとしての評価こそトップレベルであるものの、オーディオについては、その他一般の標準オーディオと同じく、評価の方は今ひとつ、、のようです。
    また、BOSEシステム車においては、有名ブランドへの期待感が災いしてか、それを上回るだけの満足感を得られない向きも少なくないようです。

    これを、しっかり聴けるようにグレードアップするパッケージプランがこの GT-Rスーパーサウンドアッププログラムです。

    冒頭でも触れましたとおり、プラン3段階に分かれています。
    フロントスピーカーの交換とデッドニングのV1フロントサウンドアッププランと、これにリアスピーカーをサブウーファー的に運用するためのモディファイを加えたV2BassBoostプラン、V1に加えてリアスピーカーも交換し、4チャンネルアンプでパワフルに駆動するV3PowerDriveプランの3つで、価格はV1の105,450円〜V3の224,000円と、比較的リーズナブルに設定しています。

    ここまでは外観に変更が及ばないプランですが、今回ご紹介した事例に適用しているツイーター露出のためのツイーターマウント制作(40,000円)と、JBLアウターバッフル化(35,000円)のオプションも設定しています。

    エンジン、タイヤ、マフラーと心地よい音源?に囲まれる車ですが、そんな条件下でも、しっかりしたステージング(音像形成)、解像度、パワフル感と三拍子揃った気持よいサウンドを楽しんでいただけること間違いなしのプランです!
    クルマの素晴らしいパフォーマンスに見合ったオーディオ環境を手に入れたいオーナー様におすすめいたします。

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