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サウンドプロ

トヨタシエンタのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • シエンタのスピーカー交換と

  • 事例No.486(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ シエンタ

    system

    メインユニット:KENWOOD MDV-Z704
    デッドニング:フロント、リア
    フロントスピーカー:KENWOOD KFC-1703
    リアスピーカー:KENWOOD RS-103
    パワーアンプ:JBL GX-A604
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    フロント・リヤのスピーカー交換とデッドニングに、外部アンプ増設を加えたプランです。

    ユニット交換のみで済ませる事が多いリヤについても、しっかりデッドニングを施してあります。


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    竹原様 先日は丁寧なご対応ありがとうございました。

    施工事例に掲載されているのを見てメールしました。
    実際の作業内容がわかり、感激です。
    リアのデッドニングはお話のとおりかなり大掛かりでしたね。
    お値段以上の施工に感謝いたします。

    帰りの車の中で約1時間と先週、2時間ほどしか運転できていないので
    詳細な感想はまだですが、一聴して音のクオリティが上がったのを実感しました。

    純正スピーカーのスカスカの音とは比べるまでもないですが、ボリュームを上げても音がうるさく聞こえることもなく、デッドニングの効果もあり、細かい音もよく聞こえます。
    運転中のロードノイズも聞こえにくくなりました。

    ハイレゾ音源特有の音域の広さも感じられ、今回選択したメインユニット、スピーカー、外部アンプの組み合わせがいい感じですね。音像の定位もよい感じです。

    これからさらに聞き込んで自分なりに追い込んでいきたいです。
    細かいチューニング等またお世話になこともあると思いますので
    今後ともよろしくお願いします。

  • ダッシュボード全景

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です


  • シエンタのスピーカー交換とアンプ増設のシステム図です

現行シエンタのダッシュボードです。

2015年のフルモデルチェンジから2年経過したところです。
発表当時はトヨタらしからぬ大幅なテイストチェンジで、そこそこ驚いた記憶がありますが、だいぶ見慣れました。
ダッシュボード上面は、ご覧のなだらかなラインを描いており、オーディオ的にはアドバンテージのある造形です。

今回は、ディーラーで取り付け済みのナビをメインユニットとし、外部アンプ取付、フロントのサウンドアッププログラムに、リヤスピーカー交換を加えたメニューです。
リヤスピーカーは、日常の後部座席の使用状況によって、純正のままだったり、交換したり、それぞれですが、今回は後者。スピーカーの取付具合&トリムの強度に不足がある場合はこんな施工になるのネ。というビジュアルをお目にかけますのでお楽しみに。

それではスタートです〜(^o^)/

  • フロントドア

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    ポケットからスピーカー部分へのラインがきれいなフロントドアトリムです。

    このクルマは全グレードに渡って、ツイーターの設定がありませんので、ドアスピーカーグリルだけが確認できます。

    大型ポケットは最近のトレンドですね。大きくて使いやすそうです。

  • トリム取り外し

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    ドアトリムを取り外したおなじみの光景です。

    ビニールは綺麗に剥がして、接着剤がわりのブチルゴムの除去と、チリとホコリの清掃、そして脱脂をして準備完了です。

  • 防振加工とスピーカー取付

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    下準備完了後、アウター/インナーパネルのデッドニングを行い、スピーカーを取り付けます。
    デッドニングの材料は、最近使い始めたサイレントコートというブランドの製品を使用しています。

    このサイレントコートは、カーオーディオ商材代理店大手のイースコーポレーションが全国の認定ショップにだけ卸しているデッドニング材で、一定の防振効果を引き出すために、施工方法の技術指導とセットで普及を図っています。 https://kurumagic.jp/

    商品は攻略対象ノイズの傾向や、周波数ごとに用意されるというユニークな構成になっています。
    アウターパネルの防振に使用した「SC-M2-4.0」はブチルゴムとアルミの2層構造、インナーパネルに使用した「SC-MLEX-2.0」は複合ゴムとアルミ他の4層構造のシートで、それぞれ250Hz 以下の低周波ノイズ向けです。
    この他、250hz以上向けの中・高周波ノイズ向けのウレタンシートや、メカニカルノイズ向けのポリウレタンシートなどもラインアップされます。

    スピーカーはケンウッドの17センチ2way。KFC-1703です。
    一見すると、中心にツイーターがついたコアキシャルユニットのように見えますが、これはユニット前の波動の流れを整える「イコライザー」です。このように機能がカタチになっていると、グッと商品性が高まりますね。

  • リアスピーカー施工

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    それでは次にリヤスピーカー関係の作業に移ります。

    写真はリヤスピーカーがついている内装部品(リアクォータートリム)を裏から眺めた様子です。
    トランクルームの両脇に取り付けられているパネルですね。車の外に立ってトランクを眺めているような位置関係になります。

    スピーカーサイズは10cmの小径で、ブラケット類を介さず、トリムに直接取り付けられています。
    よく見ると、スピーカーはトリム裏に設けられた突起の上に留めてあり、浮いています。
    コーンの前後の空間がつながっているので、生じる波動の多くが相殺されてしまい、ディテールを求めるのはムリ。といった状態です。

  • リアクォータートリム防振

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    トリムとスピーカーの隙間を埋め、ガッチリと重量アップして共振を防ぎ、より芯のある音になるようにチューニングしました。

    全般的に、強度を上げるためのリブが浅めで、ノックするとポコポコと軽い音をさせていましたので、しっかりと重さをもたせました。
    材料は、フロントドアと同じくサイレントコートの製品ですが、アウターパネルに使用した「SC-M2-4.0」より比重が重い「SC-M4-4.0」を遣いました。

    フロントドアではインナーパネルとアウターパネル両方に施工するように、ここでも、スピーカー背面にあたるボディパネル(クォーターパネル)側も作業対象となるところですが、今回は、スピーカーのサイズが小径で、重低域の影響(ビビリ)が出にくいのと、複雑な構造で、万一の際の整備にも影響するので今回は手を付けておりません。

  • パワーアンプ

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    JBL製4chパワーアンプ、GX-A604(19,000円)です。
    ナビヘッドのKENWOOD MDV-Z704のフロント/リヤ出力を入力して、フロント/リヤスピーカーに各1chづつ供給します。

    設置位置は助手席下です。撮影用にシートを目いっぱい前に出していますが、シートを下げ、薄めのフロアマットで覆えば、違和感を覚えることはほぼ無いと思います。

  • ツイーター取付

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    ツイーターの設置状況です。

    多くのエントリでは「純正の位置でトレードインしました。」とご紹介するのが通例ですが、前述のとおり、ツイーター設定がない車ですので、大掛かりな加工を施してAピラーに埋め込む方法を取らない限り、ごらんのようにダッシュ上に設置することになります。

    海外ブランドのツイーターは埋め込みを前提に企画されているものがほとんどで、ユニットそのままに近いケースが多いですが、国内ブランドはダッシュ上の設置も想定にいれているので、見栄えの良いブラケットが付属しています。

  • 作業後記

    シエンタのスピーカー交換とアンプ増設の様子です

    今回はフロントドアのサウンドアッププログラムに、アンプとリヤスピーカー交換を加えた事例をご覧いただきました。

    フロントのサウンドアッププログラムは、スピーカー交換+ドア防振+スピーカーケーブル交換の内容で、ワンストップで音の出口の整備を済ませていただけます。納期一日でスピーカー代+73,300円〜とリーズナブルです。

    次のステップアップで候補に上がってくるのがソースのグレードアップということで、アンプやプロセッサーアンプの増設です。
    プロセッサーアンプは、単に音を高品位に増幅するだけでなく、各スピーカーの帯域分割や耳からの距離に応じた発声タイミングをずらすなどの高度な補正によって、音響の最適化が図れる時代の優れものですが、機器のみで10万円を超える予算が必要です。

    それに対して、アンプは相対的にリーズナブルです。
    当然、プロセッサーのような高度な補正はできませんが、コーンの駆動力は明らかに増しますので、コーンを前に出す、ピタリと止める、手前に引く3つの動作の精度が上がり、結果として細かい表現(ディテール)アップが図れます。
    使用するパーツのグレードにより高額な製品もありますが、今回のJBL GX-A604(19,000円)のように、需要の多いエントリークラスのリーズナブルな商品も充実していますので、是非ご検討ください。

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