日産セレナのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.446(お問い合わせの際にお伝えください)
model
日産 セレナ
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:DIATONE DS-G20
リアスピーカー:純正
ケーブル:kaiser swingcomment
新型セレナにダイアトーンのハイエンド2wayスピーカー、DS-G20をインストールしました。
標準では円形でないスピーカーホールの修正など加えて、ヌケの良い音がでるよう工夫しました。
なめらかな曲線が印象的なダッシュボードです。
音像形成の障害となりえるメーターの隆起も控えめで、良好な仕上がりが期待できそうです。
オーディオは最近流行の大画面です。ディーラオプションで、9インチワイドの画面を備えています。ほんとにほんとに見やすそう&操作しやすそうですね〜。
さて、今回はワンストップで音の出口の整備を済ませていただけるサウンドアッププログラムをご用命頂きました。
スピーカーはここ数年で不動の地位を築いたDIATONEのハイエンドモデルDS-G20です。
DS-G20には、ツイーター用、ウーファー用の独立したネットワーク(ツイーター・ウーファー×LR=計4個)が付属しています。
ツイーター用とウーファー用に別々のアンプを設置する場合、図の左のようなバイアンプ接続が可能ですが、今回はLR・1chづつの出力ですので、配線を分岐させて、それぞれのネットワークに繋げるバイワイヤリング形式の接続となります。
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フロントドア
ミニバンですから、幅も高さも大きなドアですが、ドアトリムがネジ3本とクリップ12個だけで留められているんです。
キュン、キュン、キューン+バンバン×12回で取り付け終了ですから、だいぶ生産性が高まったのではないでしょうか。
技術の進化に驚きを禁じえません。
造形も特徴的ですね。水筒が入りそうな大きなボトルポケットのスペースは、ドアのインナーパネルまで凹ませて確保されています。(次のカットで確認してみてください)
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第二段階
内装を外した状態です。
随分と縦長に空いたサービスホールには、ゴムシートとビニールがラミネートされたシートがブチル系接着剤で貼り付けられています。
昔ながらのビニールシートに比べると、遮音性は高そうですね。調達コストも低そうですし、サービスホールを塞ぐ素材として、これがスタンダードになってくる感じですね。
下中央の大きな凹みは、ボトルポケットのスペース確保のために設けられています。
だいぶ思い切って凹ませてあります(笑)
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第三段階
さて、それでは作業に入ってまいります。
シート除去、清掃・脱脂のあと、アウターパネルにオーディオテクニカの防振材、AT7560Rを貼りました。
スピーカーバッフルは、MDFでオリジナル制作しています。
インナーパネルに設けられたスピーカーホールは、少し三日月型をしていまして、そのままでは社外スピーカーのバスケットと干渉して異音発生が懸念されたので、純正戻しに影響が無い範囲で若干トリミングしました。
切削面はきれいに防錆処理をして、更にアルミテープで養生して保護しています。
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第四段階
インナーパネルの仕上げです。
ダイアトーンDS-G20のウーファーを取り付けて、オーディオテクニカのAT7550Rでサービスホールを覆います。
力のかかるスピーカー周りもしっかり押さえますよ。
防振性能がマイルドなドアチューニングですと、全面貼りではなく、サービスホールの全ふさぎ+弱いところを押さえる貼り方になりますので、防振材を貼っていないところがあるのが通例です。今回もごく一般的な出来上がりに見えるのですが、やっぱりにドアがでっかいんですねぇ。防振材が標準量では不足してしまったので、幾分追加して対応しています。
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純正ツイーター取付
オイオイなにやってんだ!??的な画像ですね(笑)
ツイーター取り付け準備のための作業光景です。
このセレナの純正ツイーターは、ダッシュボード両脇の奥(前方)についております。
この位置自体はごく一般的なのですが、室内からツイーターにアクセスするための脱着式のツイーターグリルがなく、ユニットはダッシュボードの裏側からネジ止めされているんです。この構造はあまり一般的ではありません。
こんな場合、ダッシュの構造が複雑で、脱着の予算が大きくなりすぎるときは、純正とは別位置への設置を検討することになるわけですが、今回はピラーとメーターを外すことで、ダッシュボードの上半分を外すことが可能でしたので、大した追加なしで純正位置のトレードインができました。
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純正ツイーター
若干資料映像的になりますが、これがダッシュボードの裏からネジ止めされている純正ツイーターです。
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加工取付
こちらが差し替え用に加工したDS-G20のツイーターです。
下の金属製のステーは純正ユニットから外してきたものです。純正ツイーターを留めていたネジ穴を使って、DIATONEのツイーターを固定しています。
ツイーターの構造によっては、同じ方法が採れない場合があると思いますが、今回はダッシュボード脱着と合わせて、比較的すんなりとすすめることが出来ました♪
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作業後期
今回は標準的なサウンドアッププログラムの事例をご覧頂きました。
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(標準価格・税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にはこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪