三菱デリカ D5のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.394(お問い合わせの際にお伝えください)
model
三菱 デリカ D5
system
メインユニット:MMCS(三菱マルチコミュニケーションシステム )
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:RockfordFosgate T4652-S
リアスピーカー:純正
サブウーハー:RockfordFosgate T1S1-10
パワーアンプ:RockfordFosgate T400X4ad、RockfordFosgate T500X1br
ケーブル:THERNOV CABLEcomment
4ch・1chのアンプ2枚を投入して、フロント2way+サブウーファーをドライブするシステムです。
使用ユニットはいずれもロックフォードのパワーブランドで、なかなかパワフルでキレのある音が出ています♪
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ダッシュボード全景
ダッシュボードはとても広く、耳から先端までは優に1メートルはあります。
また、比較的平面ですので、音像の形成の条件はよいのですが、純正ツイーターの位置がグッと手前なのが惜しい所です。
この車にはプレミアムサウンドシステムが標準装備されており、もともとRockfordFosgateのスピーカー、アンプが搭載されていますが、今回は、純正ナビ+純正アンプをそのまま活かして、フロント用4チャンネルアンプにロックフォードのT400X4ad(税別8万円)、スピーカーは同じく T4652-S(税別20万円)とし、サブウーファー用1チャンネルアンプにT500X1br(税別10万円9、サブウーファーはT1S1-10(税別10万4千円)をセレクト。
ロックフォード同ブランド間のグレードアップといった施工内容となります。
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メインユニット
この車には、MMCS(三菱マルチコミュニケーションシステム )と銘打ったメインユニットが標準装備されています。
いわゆるメーカーオプションナビですね。
サードパーティ製のカーボンパネルを介して装着されているのは、後付の1DINオンダッシュモニターです。(お預かり段階で装着済みでした)
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フロントドア(施工前)
真円をデザインしたグリルは、RockfordFosgateをモチーフにしたものではなく、全車共通のデザインの様です。
もしかして、4WDのワイルドなエッジの効いたデザインを意識したのでしょうか。。
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フロントドア(施工後)
デッドニング工程の説明の前に、施工後の写真をご覧に入れます。
スピーカーグリルがほぼ純正と同じ位置にあるので、単なるトレードインに見えるかもしれませんが、れっきとしたアウターバッフル方式の施工です。
アウターバッフルというと、生地を貼った半円球状の造形の上にスピーカーが乗っているイメージを抱かれる方が少なく無いと思いますが、第一の目的はコーン面を内装の表に出すことですので、これはその要件を満たしています。
構造としては、ドアの鉄板(インナーパネル)から内装の至近まで円形のバッフルを積層して立ち上げ、コーンの前にはユニット付属のネットグリルのみという状態になっています。
余談ですが、ドアのスピーカーホールと内装のグリルは必ずしも中心が合っているわけではありません。
今回のその例で、若干オフセットした状態になっていました。内装側のデザインは決まってしまっていますので、インナーパネルのスピーカーホールを切削して位置を調整しています。
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デッドニング(施工前)
純正状態でサービスホールにプラスチックのパネルが装着されています。
よく見かけるビニールよりも、音のまわり込みを抑える効果は期待できそうですが、このままでOKというわけにもいかなそうです。
一旦外してアウターパネルの加工をし、戻してインナー。という順で作業していきます。
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デッドニング(施工後)
インナーパネル側の作業が完了し、内装を戻す直前の様子です。
防振材はアウター・インナー共にロシアのStP BOMB Aeroを使いました。
インナーはご覧のように全面貼り、アウターは短冊状に切って施工しています。
一コマ前と見比べていただくと、バッフルがググッと立ち上がっているのがお分かりになると思います。
純正ユニットは、インナーパネルの上に直接取り付けてあり、内装のスピーカーネットまでは距離があるので、内装の内側に音が拡散しますが、内装の近くまで迫ることで、ロス無く室内に音を届けることができるようになります。
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ピラーツイーター
純正とは異なる位置に新設したツイーターです。
純正ツイーターは定番のドアミラー裏に取り付けられていますが、耳までの距離が近く、折角のダッシュボード上の空間が活かせませんので、距離&高さが稼げるAピラー中ほどへ装着する事にしました。
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パワーアンプ
車載工具のあった場所へアンプとネットワークを設置しました。
左側がロックフォードの1チャンネルT500X1brで、シート下にある純正アンプのサブウーファー出力から信号を取っています。
右側は同じくロックフォードの4チャンネルアンプT400X4adです。
フロント2wayのT4652-S付属のネットワークはバイアンプ対応なので、アンプの片側2チャンネル分をフルレンジ出力でネットワークに入力し、そこからツイーターとウーファーに別れる格好になります。
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作業後記
今回はデリカのサウンドアップ事例をご覧頂きました。
ソースは純正ナビ+純正アンプを引き続き使っていますが、機器代(アンプ2枚+フロント2way+サブウーファー)で50万円ほどの予算を投じたシステムです。
なかなかいい音しています♪
今回の施工の背景について、少しお伝えしておきたいと思います。
この車は古くからお付き合いいただいているお客様の所有なのですが、当店スタッフ2人がカーオーディオインストール技術の向上を目的として開校されているETTAというプログラムの「卒業検定」のためにお借りし、制作させていただいたものです。
ETTAはイース・テクニカル・トレーニング・アカデミーの略で、多くの輸入ブランドを取り扱うイースコーポレーションがカーオーディオインストーラー向けの「技術訓練校」といった趣で開校されています。
コースには1級、2級とあり、今回は2級の方で、かつ、これまでのインストール経験もそれなりにある立場ですので、難易度は高く感じませんでしたが、初心に帰ってインストラクターの方々の指導を受け、とてもよい経験になりました。
ちょっと話が脱線しました。
今後も、店内におけるインストール経験の蓄積と並行して、外部セミナーも積極的に活用し、研鑽に努めてまいりたいと思います。
どうぞお気軽に御相談くださいm(_ _)m
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