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日産NOTEのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.377(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 NOTE

    system

    メインユニット:Carrozzeria DEH-970
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:ALPINE DDL R170C
    リアスピーカー:なし
    パワードサブウーハー:Carrozzeria TS-WH500A

    comment

    ドアチューニングのみの施工をご依頼いただきました。
    あらかじめインストール済みのカロッツェリアDEH-970と、アルパインのスピーカーのパフォーマンスをしっかり引き出せるようになったと思います。

  • ダッシュボード全景

    ダークトーンの簡素なデザインのダッシュボードです。
    実際に座ってあれこれいじってみると、随分と使い勝手を研究されたレイアウトだなぁと感じました。

    このNOTEというクルマは、いわゆるオーディオレスが標準となっているようです。
    お預かりした段階では、ヘッドユニットがカロッツェリアの超ハイコストパフォーマンス機DEH-970、フロントスピーカーがアルパインの同軸2wayのDDL R170Cが取り付けられていました。

    今回の当店へのご依頼はドアチューニングです。
    ヘッドとスピーカーの実力を引き出せるように頑張ります。

  • フロントドア

    ノートは標準オーディオではツイーターの設定が無いため、上述のとおり、コアキシャルタイプのスピーカーが搭載されていました。

    接続状況を拝見した所、カロッツェリアのDEH-970から、フロント用の(左右ぞれぞれ1チャンネル分の)ケーブルがスピーカー付属のネットワークに繋がっている、標準的な接続方法が採られていました。

    今回のご依頼はドアチューニングのみで、接続や取付方法の変更は行いませんでしたが、このデッキは3wayまで扱える折角のネットワークモードを搭載していますので、スピーカー付属のネットワークを使わずに、デッキから直接、ツイーターとウーファーに別ケーブルでつなぎ、個別制御するマルチ運用をお勧めしたいですね。

    一例を挙げると、ツイーターを強めに鳴らすことにより、音像を上に引き上げるといったチューニングが比較的容易にできるようになります。

  • アウターパネル

    ビニールを全て剥がして、ブチルゴムを丁寧に除去。アウターパネル内側の清掃、脱脂をし、オーディオテクニカの円形の防振材AT7560Rを貼ります。

    防振材の間隔が随分空いていて、これで足りるの?との印象をもたれるかもしれませんが、仮にびったりと貼りこんでしまうと、響きや余韻のない、文字通りDEAD(デッド)な音になってしまいます。

    貼り付ける位置と間隔を適切に調整すれば、デッキ内蔵型のアンプを前提としたパワーで駆動する場合は、これくらいがちょうどよいところです。

  • インナーパネル

    サービスホールを防振材で覆い、ドア筐体を密閉されたエンクロージャーに仕立てます。
    併せて、コンコンと叩いてみて、共鳴するところをスポットで押さえて補強します。

  • 作業後記

    今回はドア防振(ドアチューニング)のみのお仕事でした。
    作業の前後で聴き比べてみましたが、低域の厚みが増し、高域が伸びるようになり、ユニットの性能を引き出す寄与が感じられました。

    ちょうどこのクルマにも搭載されていましたが、昨今はタイムアライメント技術を搭載したデッキやプロセッサーが流行中。当店でも売れ筋となっています。

    タイムアライメントとは、各スピーカーから音が発されるタイミングをミリセカンド(1000分の1秒)レベルで調整することで、リスニングポイントに音が到達するタイミングをピッタリとあわせる技術で、これにより、スピーカーからの距離が左右で違うというカーオーディオ最大のハンデを克服できるようになりました。
    「距離合わせによる聴感上の変化」というのは非常に大きく、大概の方はおっ!と声が出てしまうほどで、これで十分!と判断される方も少なくありません。

    実際、、ドア防振をせず、アライメントのセッティングのみで聴かせるデモンストレーションもあり、一部のネット上では、デッドニング不要論を唱える向きもいらっしゃるようです。

    少々前置きが長くなって恐縮ですが、ここはハッキリさせておきたい!とかねがね思っているのが、ドア防振を省くことは得策ではない。という点です。

    繰り返しになりますがタイムアライメントの到達時間の補正(クロスオーバー設定とイコライジング含む)による聴感の変化は絶大です。擬似的にでは有りますが、左右のスピーカーの真ん中にいるように調整するのですから当然です。

    ただ、それはあくまで距離合わせによる結果であって、スピーカーユニットとしては、そのスペック上、発揮可能なパフォーマンスを十分には享受できていないわけです。

    なまじ感動があると、構成要素が一緒くたになってしまいがちですが、「距離合わせ」と、「スピーカー稼働条件の整備」は全く別の目的のための手段であるということです。

    今回の事例が正に好例ですが、ドア防振により、ドア筐体がスピーカーボックスとしての機能を果たし、バッフルを介した適切な固定によりコーンのリニアな律動が可能になることで、スピーカーがスペック上限に近いパフォーマンスを果たすことが可能になります。

    このドア周りの条件整備は整備、タイムアライメント等の補正は補正として、それぞれきちんと行うことで、素晴らしい相乗効果が期待できるというものです。

    一つ一つ、予算が必要になることですので、無遠慮におすすめするわけにも参りませんが、ハイファイを志向されるのであれば、是非ロジカルにファクターの積み上げをお願いしたいと思うものであります。

    ご相談はお気軽にどうぞ!