マツダアテンザのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.317(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ アテンザ
system
メインユニット:DIATONE C9M4 V6 650(80 Limited)
デッドニング:フロント
スピーカー:純正BOSE
パワーアンプ:純正BOSE
ケーブル:純正
comment
今回は、純正BOSEシステムにDIATONEナビの組み合わせの車両です。
音の「まとまり感」が今一歩という印象をお持ちで、デッドニングによる変化を体感したいとのご要望でした。
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フロントドア
とても躍動的、というか、肉感的?なドアトリム。非常に迫力がありますね。
BOSEエンブレムがキラリと主張しています。
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第二段階
ドアトリムを外したところです。
最近の主流となった感のあるモジュール構造のドアです。モジュールの歴史のなかで、マツダは割と先駆的な位置にいたような気がしますが、いかがでしょう。
モジュール構造のドアへ防振処理の効果の是非について、様々な意見があるようですが、当店の見解としては、密閉性の点において、サービスホールがあいている車両よりも少しだけ有利ではあるものの、金属より比重の軽い樹脂製パネルが大きく使われているので、共振を防止する点においては、むしろ施工の妥当性が肯定される方向ではないかと考えております。
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第五段階
モジュールパネルとスピーカーを戻したら、STP GOLDを一面に貼りつけてより共振、共鳴が出ないように補強していきます。
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作業後記
今回はデッドニングのみのお仕事でした。
BOSEシステム搭載車のサウンドアップは時折ご依頼いただきますが、そのほとんどはスピーカーユニットの交換も含みますので、今回は純粋に防振による効果(変化)を体感していただくことができました。
ご相談、ご来店のきっかけとなった「まとまり感」ですが、ある意味、BOSEの特徴とも言える「低音域主導でふわっと大きく包む感」が適度にダイエットされ、幾分焦点が定まるような変化が得られました。
純正BOSEシステム搭載車に対して、必ずしも芳しい印象をお持ちでない方がいらっしゃるのは確かですが、エンジニアの方々は電気回路、スピーカーユニット、そして取り付けの前提までトータルにとらえ、特性を定めて開発にあたっていらっしゃるはずですので、実際、沢山のオーナーの方々が満足なさっているものと思いますし、当店の手当が不足を抜本的に解決するなどということを申し上げる気はありません。
ただ、(結果から類推すると)割とフォーカスのはっきりした音をお好みのオーナー様に対する、BOSE改善策の処方箋の一つとして、防振が有効な事例があったことは事実です。
スピーカーユニットに加えて、アンプ部まで含めて社外品に入れ替えてしまう方法もありますが、ご不満の程度やご予算によっては、防振で様子を見てみるというのも一つの選択肢です。
当事例のオーナー様のようなご不満をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。