Alfaromeo147のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.296(お問い合わせの際にお伝えください)
model
Alfaromeo 147
system
メインユニット:Carrozzeria DEH-P940
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:DLS Nobelium 6.2
リアスピーカー:無し
パワーアンプ:KAILAS KA2.800
ケーブル:ACROTEC、audiotechnicacomment
昔からのお客様からのシステムアップのご依頼です。
お手持ちのご愛用の機材をお預かりし、組み合わせ、レイアウト一切をお任せいただきました。
お客様のみんカラページリンクです。熱いです☆
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ダッシュボード全景
アクセサリー類が複数取り付けられたコックピット。
作業に関係する部分は必要に応じて一旦取り外させていただきました。
今回、手を入れたのは、デッキ裏の配線と設定スイッチ部分です。
ご用命いただくまでは、デッキの内蔵アンプで、ETONのスピーカーを付属のネットワーク経由で鳴らしていらっしゃいました。
今回はデッキの設定をネットワークモードに切り替え、新たにケーブルを追加して、名機と言われるカイラスのアンプを配置し、マルチ仕様としました。
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フロントドア
今回はDLSのセパレートスピーカーをセレクトしました。(写真はインストール後の様子です)
もともとのETONの時にお使いいただいていたバッフルとは微妙に合わなかったため、作り変えをさせて頂いています。
この手のアウターバッフルは2分割構造となっており、スピーカーを取り付ける上部(表)の部分は作り替えたものの、鉄板側に固定されているベースの部分は引き続き再利用が可能でした。
とはいえ、経年劣化が認められたので、新たに防水処理を含めてアルミテープなどを新しいものに交換しました。
ツイーターを取り付けるツイーターベースの方は新たに再製作しています。
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ラゲッジルーム
今回、サブウーファーシステムを組みました。
手軽に運用できるパワードサブウーファーも簡便でいいのですが、手持ちのJBLのハイエンドアンプを活かし、20センチ口径のサブウーファーと組み合わせて運用することにしました。
この車両は、BOSE仕様で、写真のアンプが固定されている位置にBOSEのサブウーファーが設置されていました。
今回のシステムアップに際し、サブウーファーを撤去し、アンプボードを制作・設置することとなりました。
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アンプカバー
一見、何の変哲もない後部座席のスナップ写真ですが、、、フロア部分がオリジナルと違っているのに気づきますか??
小型アンプの設置場所として、フロントシート下がポピュラーですが、この車はフロア形状の関係でそれが叶いませんでしたので、後部座席のフロア部分に設置することとなりました。
フロアにアンプを置き、内装に合わせて生地で化粧をしたボードでカバーしています。
体重をかけても大丈夫な強度を持たせてあります。
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システムレイアウト
アンプカバーとフロントシートを取り外した、ネイキッド状態のスナップです。
写真の通り、左右に計2台の2chアンプが設置されておりますが、左右それぞれチャンネル毎に1台のアンプを割り当てるスタイルで接続してあります。
1台の2チャンネルアンプですべてをまかなう場合、厳密にいうとは、左右の信号が相互に干渉する現象が出てきます。
この組み方ですと、左右それぞれが別回路となり、干渉が排除されるため、クリアネスが確保され、いわゆる「チャンネルセパレーションが良い」状態となります。
ご賢察の通り、これはハイファイを追求するためのさらに上級のこだわりシステムでのお話です。
なお、そういったこだわりに水準を合わせて、ツイーターとウーハーそれぞれに使用するRCAケーブルとスピーカーケーブルは特性の違うものを使用しております。
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補修
以前、ドアロックの修理で工場にお預けになられたことがあったそうですが、その際、剥がした防振材がそのままになっていたようです。
オーディオ屋さんの立場からは戻しておいてもらいたいところですが、修理屋さんにとっては邪魔なものがくっついてるなぁ〜。といったところなのでしょう(笑)
こういうこともあるので、デッドニング車を修理に預ける場合は、出来る限りの復旧のお願いを明言しておくほうがいいかもしれませんね。
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防振の仕様変更
今回は内蔵アンプ→外部アンプへとパワーが上がることになるので、ドア防振もマイルドなドアチューニングから、よりダンピング特性を高めたデッドニングへと仕様変更を行いました。
もともとはオーディオテクニカのブチル系防振材、AT7550Rを前提に適用して施工しておりましたが、サービスホール部分は、より比重の重いロシア製の素材を使って再施工しました。
写真では見えませんが、アウターパネル側には、全体的に同AT7560Rを増量して貼りつけて対応しました。
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作業後記
今回はいつに増して、判断や調整の余地の多いプロショップっぽい内容の仕事でした。
ほぼストック状態の車に対し、「サウンドアッププログラム」として提供させていただいている、ドア周りを中心としたメニューを直線的に施工するのに対して、新規導入の機器に合わせて、お手持ちの様々な機材から選定を行い、車両の状態に合わせてベストパフォーマンスを引き出してゆく仕事は、蓄積させていただいた知識や経験の動員が不可欠なので、面白みと達成感が一際大きなものになります。
新規導入の機器間のコーディネートはもちろんのこと、お手持ちの機器との組み合わせについても、目的に合わせた助言と、車両の現状に合わせたインストールをさせていただきます。
ご相談はお気軽にどうぞ♪