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サウンドプロ

ホンダフィットシャトルハイブリッドのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.284(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ フィットシャトル ハイブリッド

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント・リア
    フロントスピーカー:トールギス(2wayセパレート)
    リアスピーカー:トールギス(コアキシャル)
    ハイローコンバーター:HELIX AFC
    パワーアンプ:PHASS
    ケーブル:audiotechnica

    comment

    今回は最近増えてきている他店での施工による不具合の相談です。
    ステップアップを兼ねて、妥当な状態に補正するための再インストールをご依頼頂きました。


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    竹原 様

    お世話になっております。
    引渡しを受けた後、2時間ほど色々なジャンルの音楽を流しながら走らせましたが、素晴らしい音です!
    竹原さんのおっしゃった通り、PHASSのアンプのお陰なのか中〜高音域の音が立ち、女性ボーカルの息遣いがすごく綺麗に聞こえま
    す。
    低音もデッドニングのお陰で、締まりのある低音になりました。音を無駄にしていない感じです。
    サラウンド感もでてきましたが、アンプを取り付けたからでしょうか?

    いろいろと相談に乗っていただき、また、親切に対応していただいたので満足のいく音になりました。これで、長距離ドライブが
    楽しくなります。
    サウンドプロ様に出会えて、本当に良かったです!
    今後、いろいろと欲しいものや施工していただきたいものが出てくると思いますが、その際はまた相談に乗っていただけると嬉し
    いです。

    最後にお願いがあるのですが、施工していただいたドアの写真を頂戴することはできないでしょうか?
    ビフォーアフターを見比べてお酒の肴にしたいので、お願いいたします(笑)

  • ダッシュボード全景

    メインユニットはホンダ純正のMOPナビです。
    スピーカーケーブルの出力をアンプに入力するのですが、今回のphassのアンプはハイゲイン入力に対応していない機種のため、オーディオテクニカのハイローコンバータを介在させます。

  • ドア施工前

    お預かりして、どれどれ、、とドアを開けてみたところです。
    一見、問題が無いように見えますが、ドアの下に貼ってある養生テープにお気づきでしょうか?
    これは、すべてのドアから流れ出ているベトベトした液体をせき止めるため、オーナー様ご自身でお貼りになったテープです。
    アスファルトっぽい感じですが、常温で流れるほどゆるいものでもないし、防振系に用いる素材なんだろうと思います。
    これは困りますね(><)

  • ドア内部施工前

    内装を剥がして見える最初の光景です。
    不穏な空気が充満しています(汗)
    ドア防振をした場合、一般的には除去されるビニールが残っており、かつ、くっついているところとないところがあります。防振材も左右対称でなく、貼ってあったりなかったり、施工方針が今ひとつ読めない感じです。

  • アウターパネル施工前

    浮きが目立つ防振材のショットです。
    使用されていた素材はブチルゴムとアルミのハイブリッドの様です。
    接着面は汚れてしまっているので再利用は出来ない状態でした。おそらく清掃を省いたのだろうと思います。

  • スピーカー周り

    ドア防振の施工状況に対する違和感が残る中、スピーカー周りにも危険な気配が。。
    これは画期的!?バッフルが両面テープで固定されております。
    両面テープは日々進化してきていて、先々、溶接や接着にとって代わるとも言われていますが、いくらなんでも先取りしすぎです。
    実際ぐらぐらしてますし、これではスピーカーバスケットをしっかり支えるというバッフルの機能を全く果たせません。
    両面テープショックの波動が殊の外大きかったので、
    出所不明なまとめられていないスピーカー配線や、割れてしまっているスピーカーブラケットが特に問題ないように見えてしまいます;;

  • 作業前清掃、アウターパネル防振

    ここからようやく当店責任施工のフェーズスタートです。
    綺麗に清掃してアウターパネルにロシアン防振材「StP ボム」を短冊状にして貼り増ししました。
    全てのドアのスタートラインがバラバラでしたので、環境を揃えるのに手こずりました。

  • インナーパネル防振

    こちらは、StP ゴールドを使用してサービスホールを塞ぎつつ、全体的に補強を兼ねて全面貼りをしました。

    スピーカーバッフルはキチッと合うように作り直し、内側にアルミガラスクロステープを貼りつけて防振を兼ねた音質チューニングを施しました。
    バッフルの周りも防振材で一周押さえて、強固に共振を予防しました。

  • 作業後記

    今回はなかなか手間のかかるお仕事でした。
    手がついていない純正の状態、あるいは一般的に認知さえた方法で手を加えられた状態を起点として作業する場合、ほぼ一直線にゴールに向かえますが、今回のようなカオス状態からですと、受注した作業を開始できる状態を整えるまでの手間がかなり発生してしまうので殊の外時間がかかります。

    カーオーディオに限らず、多くの趣味の世界にはこれといった正解はなく、人の数だけ、あるいはお店の数だけ基準があって然るべきだろうと思います。

    しかしながら、今回の事例を見る限り、ドア防振、スピーカー固定(バッフル)だけ見ても、これらの作業によって、一般的に掲げられる目的をほとんど果たせない状態にありました。

    ドア防振はドアの鉄板、あるいはスピーカー周りの構成部品の共鳴をある程度抑制することが目的ですし、スピーカーバッフルはコーンのリニアなストロークを実現するために、スピーカーバスケットを安定させるための土台の役目を持たせるのが目的です。
    少なくとも、これらの目的に整合した工法が採られ、あるいは一定程度の効果が出ていて、お客様が納得できていればよいのですが、どれも十分に達成できていると言いにくい状態では、プロのお仕事としていかがなものかと考えてしまいます。

    僭越な申し上げ方になって大変恐縮です。当店とて発展途上ですので、至らない部分もありますが、少なくとも、時代のスタンダードを基盤に、お客様の明示/非明示の御意向をくみ取りながら、より妥当性のある仕事を志向してゆきたいと考えております。

    他ショップさんによる施工結果に関するご相談を含め、カーオーディオに関するご相談は遠慮なくどうぞご予算とご希望に応じてきめ細かに提案させていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください。