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サウンドプロ

ホンダNSXRのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.257(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ NSX R

    system

    メインユニット:Carrozzeria AVIC-ZH099
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:audison VOCE AV-X6.5
    リアスピーカー:無し
    パワーアンプ:無し
    ケーブル:SUPRA classic2.5H

    comment

    デモカーの整備でお世話になっているHKSテクニカルファクトリーさんからの御紹介でご来店いただきました。
    サーキット走行メインにお使いですが、往復のドライブは快適に音楽が聴きたいとのご要望です。
    NSXのリフレッシュメニュー施工後、日も浅いということで、内装には一切手を加えないでくださいとのことでしたので、コアキシャルタイプのスピーカーを選択しました。
    ※リンク先みてビビったのですが、全部2回くらいやったらもう一台買えるのでは??という値段ですね。さすが!

  • ダッシュボード全景

    低っ!!

    国産初の量産スーパーカーだけあってぐぐーっと低い姿勢のポジションですね。
    通常だと垂直に近いダッシュからコンソールへのラインがかなり寝ているあたり、普通乗用車とハッキリ一線を画しています。素材も革をふんだんに使用した豪華な造りです。

    メインユニットも特殊な構造のため、加工して2IDNが収められていました。かなり角度が付いているのですが、誤作動は無いようです。
    基本的に分解が面倒な車両ですので、気を引き締めて作業にかかります!

  • フロントドア

    アルミ製のボディーで有名なNSXのドアはさすがに軽く、しかし、剛性を出せる形状と仕組みを持っています。

    ドア前端のハーネスが通る開口部が狭く、スピーカーケーブルの引き込みには苦労しましたが、ケーブルへの過度な負担がかからないよう、気を付けて作業しました。

  • 第二段階

    内装を外したいつもの眺めです。

    が、しかし、さすがにリフレシュプログラムを施工なさったばかりとあって、ビニールシート、接着のためのブチルゴム、共に真新しいため、微妙〜にためらいを感じながらの除去作業となりました。

    ドアにくっついている黒い箱は、BOSEシステムのスピーカーボックス兼パワーアンプです。
    デッキ側からの内蔵アンプ出力が根元まで来ております。

  • 第三段階

    スピーカーを外し、ビニールシートを剥がして清掃、脱脂をします。

  • 第四段階

    アウターには補強のための格子が大きく入っており、制振シートを隙間に貼り込む印象でしたので、オーディオテクニカの丸い防振材AT7560Rを8枚使用しました。

    やはり、ホンダの「R」は赤!ドアパネル内の暗がりに熱い鼓動が響いています。なわけないか。

  • 第五段階

    サービスホールの遮蔽はカスケードのV-MAXを使用しました。
    比較的軽量でそれなりの効果があるので、特にこの車には向いていたかもしれません。

    スピーカーバッフルは最近取扱を開始しホワイトバーチ(フィンランド産の白樺合板)を使用して低域の引き締めを行いました。ダンピング特性が高いようで、中低域のまとまりがよくなる印象です。
    防水処理にはFRP樹脂を使用しています。

    ドアスピーカーは少し加工を施して、バイアンプが出来るようにしました。
    通常はデッキの1チャンネルアンプ部からの+-ひと組のスピーカーケーブルが、スピーカー付属のネットワークに入り、そこからウーファーとツイーターそれぞれに分岐されて入っていくわけですが、バイアンプの場合は、デッキアンプ部の2チャンネル(フロント出力とリヤ出力)から、フロントスピーカー群のウーファー端子とツイーター端子へとそれぞれ直接つないであげることになります。(注:ツイーター側ケーブルにはフィルターを介在させます)

    結果的に、標準だとネットワークを介してツイーターとウーファーに分岐していたものが、デッキの根元の段階から全く別系統で各ユニットにつながることになります。
    こうすることで、ウーファーが駆動されたときに、コイル部分で発生する逆起電流がスピーカーケーブルに逆に伝わり、さらに相対的に出力の弱いツイーターに向かうケーブルへと流入して、信号を乱し、音を濁らせる影響の抑制が可能になります。
    (こういう影響を積極的に解消してやろうというコンセプトの機材「リアルサウンドプロセッサーRSP-C3」というのがあります。この紹介ページでこのあたりの理屈を説明してますので、ご興味をもたれた方はこちらをご参照ください

  • 作業後記−−−−−−☆

    緊張〜〜〜しました。

    お客様からのお預かり車両、という点では全ての車を等しく丁寧に扱っているつもりですし、そうじゃないといけないと思うわけですが、オーラの強い車だと、どうしてもテンションが高めになってしまいます(笑)

    当店では、純正の外観に変更を加えないサウンドアップと、デッキ交換、アンプ追加、アウターバッフル化などを含むハイエンドシステムの構築との両建てでサービス提供させていただいておりますが、高額な外車や希少車のオーナー様からは、特に前者のご用命が多いですね。

    今回もまさにその例で、外観には全く変更を加えることなく、防振とケーブル交換を含むスピーカー周りの作り込みによってグレードアップを図りました。

    ドア周りの環境整備の重要性をお伝えして、それなりに納得していただいてご発注いただいても、デッキが交換されるとか、ダッシュボード上にキラッと光るツイーターが乗っかるといった、目に見える変化を前提としないので、お客様側も特大の期待をされないような感じですね。
    でも、出来た車を聴いていただいて「へー、こんなに変わるの!?」的な感想を聞かせてくださるお客様は少なくありません。

    今回のような希少車のリフレッシュとしても、またファミリーカーやスポーツカーへの贅沢なオーディ環境整備としても、どうぞサウンドプロのサウンドアッププログラムをご検討ください。
    車の状況、お好みの曲調、ご予算に応じたカスタマイズのご提案もさせていただきます。

    お問い合わせはお気軽にどうぞ♪