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サウンドプロ

MINIR56のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.198(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    MINI R56

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL BMMINIR56FSP2
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:kaiser swing
    バッ直電源:エントリー

    comment

    BMW MINI用に専用チューンされたJBLユニットが新しくなり、早速のご依頼がありました。バッ直電源とスピーカーケーブルを引き直してよりシャープな音に仕上げました。
    *この車両はハーマンカードンが標準装備されているので、単純なトレードインはできません。スピーカーとケーブルをすべて入れ替える対応をとっております。

    この車は当エントリーの後、さらにグレードアップしました。

  • インテリア全景

    ローバー時代に比べると広ーく、大きーくなったミニです。

    外観上は、iPodを接続出来るようになった以外、大きな変更はありません。

  • フロントドア

    大きく複雑な構造のドアですが、剛性は微妙ですね;;
    デザインは素晴らしく、整備性も良く作られています。

  • アウターパネル防振

    モジュール構造ですので窓ガラス、レールとトリムごと外せます。
    戻しには微妙な調整が必要ですが、慣れれば苦は無いかな?といった程度です。

    オーディオテクニカの防振材AT7560を貼ります。デッドニングですのでパワーバランスを考慮して8枚貼りました。

    ミニのドア周りの構造は一般の車とかなり違うので、ちょっと解説。。。
    ●一般的には、鉄板で出来たドアのアウターパネルと、ボコボコと穴(サービスホール)が開けられたインナーパネルが溶接されて、箱状の筐体を構成し、パワーウインドウのスイッチやウインドウ開閉のモーターなどの電装品を取り付けて、その上から内張りをパコッとはめて、適宜ネジで留める方式が採られます。
    ●これを一歩進めて、製造時の生産性や整備性を向上させるために、電装品をあらかじめインナーパネルに取り付けて(モジュール化して)おいて、周囲に枠を付けたアウターパネルにボルト止めし、内張りを留めるという方式が流行り出しています。こちらのデミオなどは好例です。
    ●そしてこのMINIはある意味でもっと先を行っている感じでして、インナーパネルをモジュール化するのはもちろんなのですが、そのインナーパネルの外側がきれいにお化粧されていて、実質的に内張りも兼ねてしまっており、一番上からドアトリムをパカッとかぶせて出来上がり!という仰天構造です。
    工場の生産性は相当高いのではないでしょうか。車は高いのでその分粗利も大きいのでしょうねー。

  • インナーパネル防振

    ウインドウのレールが組み込まれたトリムの裏側がそのままインナーパネルです。
    材質は強化プラスチックのようです。オーディオテクニカのAT7550を広い面積で貼ります。
    一般的な構造の車でデッドニングを行う際、インナーパネルの防振にはアスファルトやウレタン系の材料を使いますが、相手がプラスチックの場合、ブチル系素材の方が粘着がよいので、AT7550を使用しています。

  • トリムカバー防振

    前述のインナーパネルと併せて、一般的な車でいうところの内貼りに相当する部分です。AT7560を4枚ほど貼ります。

  • 純正スピーカーの様子

    ハーマンカードン製のミッドレンジは中心部分が銀色に輝いています。コーンと一緒に動くのでフェイズプラグという訳でもありません。意匠的な華やかさはあるものの、言ってしまえばただのセンターキャップです;;

  • スピーカーケーブル

    カプラーの隙間を利用して配線を引き込みます。kaiserのswingは細身なのですんなりと配線が可能です。

    *ケーブルは太い方が絶対良いと思われる向きもあるようですが、必ずしもそうではありませんので、誤解なさらないようにしてください♪

  • バッ直電源(1)

    バッテリーを降ろしてバルクヘッドの集中引き込みグロメットを剥き出しにします。
    カバーを外すなど結構な手間ですが、高音質のためですので頑張ります。

  • 配線加工

    集中カプラーにすべてのスピーカー線と電源があるので、配線図を参考にしながらフロントのスピーカー線と電源を入れ替えます。

  • 電源アース+マイナス側バッ直の様子

    アンプからアースポイントに向かっている(ちょっと貧弱な)ケーブルを高品位のものに置き換え(写真左側のケーブル)、このアースポイントと、エンジンルーム内のバッテリーのボディーアースポイント(3枚前の写真の右下のポイント)の間をケーブルで直結します。

    こうすることで、プラス側はバッ直によって抵抗が減らせたのに、マイナス側は従来通りボディーを通ってくるので以前抵抗が大きいまま。。という状態を是正することができます。(詳しいページはコチラ)

    なお、抵抗を減らすことだけでいえば、いちいちアースポイントを設けずに、アンプ⇔バッテリーのマイナスターミナル間を直結してしまえばいいのですが、このケーブルがアンテナ効果を生み、ノイズを拾ってしまう場合があるので、アンプ近くのアースポイントを介することで回避しています。


  • 作業後記−−−☆★☆

    MINI専用のJBL3wayキットが好評です。
    インストールギャラリーで今回が初めてのご紹介になりますが、こちらのお客様以外でも数件施工させていただいております。

    専用モデルですので、寸法的なフィッティングは当然Goodなのですが、今回説明させていただいたように、プラスチックを多用した独自のモジュール構造を採っているため、防振処理には気を遣います。

    今回はハーマンカードンモデルへのインストールでしたので、ケーブルの全取り換えなどの付随作業が発生し、費用が膨らみましたが、標準のオーディオのモデルをベースとすると、この3way構成のJBLスピーカー+デッドニングで15万円近辺で施工が可能です。

    走る個性にもう一段の付加価値を。
    MINIのフルJBL化のご相談は当店へどうぞ!R55、56、60とフルラインで対応させていただきます♪