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BMW5シリーズ528i(F10)のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.141(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    BMW 5シリーズ 528i(F10)

    system

    デッドニング:フロント・リア・リアトレイ・トランク

    comment

    BMW初のエコカー減税対象車である528i(F10)を持ち込まれたのはプロミュージシャンのお客様です。
    当店の存在は江戸川区時代の頃からご存じで、加えてサイトをご覧いただいてのお問い合わせでした。まずは方向性と車両確認のために先ずはノーマルで車両の静粛性の向上のためにデッドニングを依頼されました。
    ※F10/F11向けのサウンドアップメニューはこちらの特設ページでも紹介しておりますので併せてご覧ください。

  • フロントドア

    全体的なデザインが変わりましたが、基本的な設計は変更がないという印象です。
    ドアの軽量化で内装もある程度削減対象になったのでしょうか、叩くとボヨンボヨンと共鳴音が気になりました。

  • 第二段階

    内装は簡単に外れる構造に変わったのですが、その分、内装の質量を上げられないので吸音材を導入する必要がありそうです。

    欧州車によく見られる全面スポンジ張りのインナーには変わり無しといった感じです。この剥がしにくさが個人さんのDIYを阻む壁です。。

  • 第三段階

    スポンジシートを剥がし、パネルを脱脂、清掃してからアウターにREALSHILD absorbを貼り付けていきます。

    BMWのようなインナーパネルにスピーカーホールがないドアですと、一般の車にくらべてアウターパネルの防振の効果の寄与度が若干低い傾向があります。(とは言え、貼った方が絶対ベターです)
    このモデルから軽量化のためにアルミドアに仕様変更されているため、一般的な鋼板よりも外の音の飛込みが気になりますし、今回も一旦はアウターパネルへの防振材の施工を検討しましたが、サウンドアップと並行して軽量化によるチープ感の解決もテーマですので、重量増も考え、アウターパネルの防振材はキャンセルして、代わりに静寂性を追求するために積水化学の吸音材であるレアルシルトアブソーブを施工することにしたわけです。

  • 第四段階

    サービスホールはAT7550で塞ぎます。
    AT7550のようなブチル系の防振材は音の波動に対するダンピング効果がつよいものの、壁としての強度は低いので、大きな穴をふさぐ場合はレアルシルトのようなウレタン系やダイナマットのようなアスファルト系の材料を適用するのがセオリーです。
    しかしながら、この車の場合、大きいサービスホールにポケットが半分埋まる構造になっており、内装と密着してテンションがかかれば、「壁が揺らぐ」心配はないだろうという判断でAT7550を適用しました。
    小さいサービスホールもAT7550で十分カバーできる大きさですので同じ材料を使用しています。

  • 吸音材

    BMWの場合、スピーカーのすぐ裏にインナーパネルが迫っているので、複写音や反射音、共鳴など環境を整えるのが特別困難です。

    オーディオテクニカの吸音材であるAT7570を背面に使用することで、これらの悪影響の緩和を図ります。

  • リアドア

    スピーカーが付いていないドアですが、静粛性と開閉時の質感を上げるためにドアチューニングを施工します。

  • 第二段階

    フロント同様、アルミドアでスポンジシートが一面に貼り付けられている構造です。徹底してます。。

  • 第三段階

    外販にはフロント同じく、吸音材(レアルシルトアブソーブ)を使用して遮音性を高めます。

  • 第四段階

    インナーパネルもフロント同様にAT7550を施工しますが、リアドアの方がポケットの干渉が少ないですので、少しテンションが掛かる程度に張ります。
    内装を戻す際に破れないように気をつけて伸ばします。

  • フロントスピーカー拝見

    E6♯系(セダン、ツーリング)と同じように見えるのですが、微妙に違いがありました。スピーカーの寸法などのデータは控えてあるので、適合スピーカーの選定を進めたいと思います。

  • リアスピーカー拝見

    E6♯系(セダン)と同じ形状、仕様のモノが取り付けてありました。ツイーターの角度内側に向いている細工がされているのですが、上が伸びないツイーターで意味があるのか疑問です。

  • リアトレイ内部

    ビョンビョンの鉄板にスポンジ状のフォームが乗せられていますが、ロードノイズが共鳴を助長するので裏側を制振する事にします。

  • リアトレイ裏側

    リアトレイをガバッと取り外した裏側の画像です。
    スピーカーが直に取り付けられているカバーですので、共振しないようにAT7550で全面をシッカリと抑えます。
    5シリーズのサウンドアッププログラムでも詳しく紹介しておりますので参考にしてみてください。(ページのだいぶ下の方です)

  • リアトレイ(トランク側)

    内装が無く、むき出しの鉄板が残念な光景ですが、こういう覗き込みをしない限り気付く事はないでしょう。

  • リアトレイ(トランク側)

    薄手軽量で効果が高いと評判のカスケードV-MAXを一面に貼り込むことにしました。
    ビョンビョンという安っぽい音は解消され、トランク内で共鳴したロードノイズも車内への進入を防ぐ事ができました。




  • 作業後記−−−−−−−−−☆

    今回はサウンドアップの基礎固め+エコカーの質感アップといった趣のお仕事となりました。
    音の共鳴を解決するために用いるブチル系を中心とした防振材をベースに、音の飛込みが気になるアルミドアに静寂性を持たせるための吸音材を起用し、また、トランクの広範な領域には軽量高性能のカスケードV-MAXを用いることで、当初イメージしたパフォーマンスが出せたように感じました。

    今回のようにトータルで手を入れることができると、車格がワンランク上がった感じになりますね。
    New528iのオーナーさん。どうぞご検討ください♪