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トヨタタンドラのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.803(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ タンドラ

    system

    メインユニット:carrozzeria AVIC-MRZ009
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
    リアスピーカー:なし
    サブウーファー:carrozzeria TS-W312S4
    パワーアンプ:carrozzeria GM-D8100
    ケーブル:audiotechnica

    comment

    ナビをヘッドユニットとして、フロント2wayとサブウーファーを鳴らすシステムです。
    Aピラー埋め込みのツイーターに加えて、コンソール部分に作り込んだサブウーファー・エンクロージャーが自慢ポイントです♪

  • ダッシュボード


トヨタ・タンドラの事例紹介です。

タンドラは北米トヨタが販売するフルサイズピックアップトラックです。
英文字表示では「TUNDRA」で、ユーラシア大陸・北アメリカの北極周辺に広がる、凍結した荒原を指す名称(社会で習った日本語読みだとツンドラ)から取られています。
デビューイヤーは2000年で、ボディタイプは以下のバリエーションを揃えています。
・レギュラーキャブ:2ドア前席のみ
・アクセスキャブ:2ドア前後席
・ダブルキャブ:4ドア前後席

2代目は2006年から2021年に渡って製造されました。
生産期間が足掛け16年と長いですが、2014年にビッグマイナーチェンジを挟んでおり、グリル、フェンダー、テールのデザイン変更を行って、全体的にシャープな印象にリニューアルされています。
現行車は2022年から製造されており、こちらは直線を基調とした、近未来を感じさせるデザインでスタートを切っています。


日本国内においては、当然ながら正規販売されていませんが、でっかくてゴツくてカッコよいときてますので、若手の方中心に人気は高いようです。
並行業者さんの手によって多くの個体が輸入されており、2023年11月段階のカーセンサーでは180台の登録があります。

今回ご紹介するのは、2代目のマイナーチェンジ前のモデルです。
オーナー様は中古の個体をお求めになられたのですが、前オーナーのDIYによるアドオンツイーターを含むスピーカーの音と見栄え、ならびにダッシュ周りの配線の散らばりが気になるということで、解決策を模索しておられたようです。
そんな折り、当サイトで公開させていただいている施工事例を見つけていただいて、ご連絡いただく展開となりました。

ご要望としては、できるだけコストを抑えて、カッコよさ重視でサウンドアップしたいというニュアンスで、以下の2点が当初より明確になっていました。
(1)フロント2wayの入れ替えとドア防振
(2)フロントのセンターシートを撤去してサブウーファーボックス設置

このあと、たくさんのメールのやり取りを重ねるうちに、
(3)Aピラーへのツイーター埋め込み
(4)車外カメラの切り替えスイッチのダッシュボードへの埋め込み
などの作業を盛り込んで、施工内容が確定しました。
特にコンソールに作り込んだサブウーファーボックスがカッコよく出来て、オーナー様には大変お喜びいただけました。

以下、コンポーネント紹介です。

◯ヘッドユニット
カロッツェリアの楽ナビ(AVIC-MRZ009)です。
ざっと10年前の製品で、交換したいのはやまやまといったご様子でしたが、予算の都合で当面は継続使用ということになりました。
古い分、ナビのスペックは見劣りしますが、プレイヤーとしては、回転ディスクもUSBもBTも使えますので、高望みしなければ不足は無いと思われます。

とはいえ、せっかくプロショップに来ていただいたのですから、音質重視で内蔵4chをフロント2wayに割り当てる「バイアンプ接続」とさせていただきました。
片側1chの出力を、ネットワークに入力してツイーターをウーファーに分岐させる一般的な方法に比べて、1ユニット(スピーカー)に1chのアンプを割り当てるバイアンプ接続のほうが、高音域の歪みが排除できる分、クリアーーーな音を獲得できるメリットがあります。

◯スピーカー
スピーカーは当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOをお選びいただきました。
製品としては、フラッグシップのRX165、ミドルグレードのAX165、ベースグレードのSX165とあり、今回はSX165(税込48,400円)をお選びいただきました。

取り付けに関しては、ウーファーはドアの定位置にMDF製バッフルを組んで固定し、ドア防振は先々のパワーアップも想定して、制振力の強いデッドニンググレードで施工しました。
セパレートツイーターについては、Aピラーにキレイに埋め込み加工を施して、アルカンタラ調の合皮を貼って仕上げました。

◯サブウーファー
埋め込みツイーターと並ぶ、今回のアピールポイントです。

フロント側のセンターシートを外して、大型のサブウーファーボックスを製作・設置しました。
使用したユニットはパイオニアがワールドモデルとして販売している30センチウーファーのTS-W312S4(税込33,000円)と、駆動用モノラルアンプGM-D8100(税込23,100円)です。
シート撤去後の大きなスペースを活用するため、単なるウーファーボックスでは面白くないということで、駆動用のパワーアンプの顔も見えるように作って、ウーファーボックスとアンプボードを兼ねたコンソールボックスという趣に仕上げました。

以上をもって、タンドラのサウンドパワーアップが完了しました。
ハイファイ用途に耐えるフロント2wayのインストールは、プロショップとして当然のこととして、この手の車のマストアイテムである「見えるサブウーファー」に予算を配分していただけたのは大きいですね♪

昨今は、車に合わせたウーファーボックスを安くカッコよく作る業者さんが減ったように思いますので、今回のようなご要望をリーズナブルに実現するのは、業者選びを含めて難しくなってると思います。
当店は通常、「見た目の変わらないインストールが得意ですぅ。」と猫をかぶっていますが、コッチ系もかなり大好きですので、非常に楽しく取り組ませていただきました。

今回の内容で総予算は410,630円(税込)でした。
インストールの様子をどうぞ御覧ください♪

  • 施工前の状態

    お預かりの時の状態です。

    ダッシュボードにある銀色の箱は、アルパインのセンタースピーカーSBS0315です。
    配線をたどってみると、左側のツイーターに向かっている配線から分岐していました。。DIYならではの独創的な接続方法ですが、センターは(左右をミックスした)モノラル信号で鳴らすのが基本なので、これではセンターの(中立的な)役割を期待できませんね。(製品に付属しているはずのアンプが省略されていたため、まともにならない問題もあり以下略)

    Aピラーに見えるのは、カロッツェリアのアドオンツイーターです。

    センタートンネルには、ドラレコ用のシガー電源と、サイドカメラ切換用のスイッチが転がっています。
    今回はこちらも奇麗に処理したいというご意向でした。

  • メインユニット

    パイオニアの楽ナビで、AVIC-MRZ009という製品です。

    こちらは2013年頃の発売ですので、購入当時にインストールされたものだと思います。ということは(中古ではなく)新車並行輸入車だったということでしょうか。

    10年前の液晶ですので、最新モデルに比べて、描画がちょっと素朴な感じがしますね。
    あと30年もしたら、今で言う「ドット絵」みたいな扱いになるのでしょうか。

  • フロントドア

    ドアの外観です。

    アメリカサイズのフルサイズピックアップトラックという事もあり、ドアがでかーいです。

    ドアにはウーファーが1つのみ装着されているオーソドックスな作りです。
    ご入庫段階で、カロッツェリアのチューンアップツイーターが追加されていますが、純正ツイーターはダッシュボード両端(ピラーの付け根あたり)にあります。

  • ドアトリム取外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールはビニールで塞がれるオーセンティックな作りです。
    それにしてもこれだけデカくて、こんなにシンプルな作りだと、組み付け作業は楽そうですね。
    年式の割にはキレイです。

    スピーカーは、6インチx9インチです。
    大昔は、セダンのリアスピーカーあたりに生息していましたが、最近はトヨタのフロントに採用される例が増えてきました。プリウス(30系)、アルファード/ヴェルファイア(30/20系)、ノア/ヴォクシー/エスクァイア(80系)、FJクルーザーあたりに活動の場を広げています。

  • アウターパネル施工

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    ビニールを撤去して、スピーカーを外したら、アウターパネルを清掃と脱脂し、短冊状にカットした防振材を貼っていきます。

    今回はコスト削減のため、スピーカーケーブルは純正をそのまま使用しますので、カプラをカットしてギボシに変えて準備しておきます。(カプラカットはお客様の了承を得ています)

  • インナーパネル施工

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    オリジナルバッフルを取り付けて、SX165のウーファーを固定したら、サービスホールを防振材で塞ぎます。
    デッドニンググレードでの施工ですので、ご覧のように全面張りです。ドアがデカい分、使う材料もマシマシです。

  • ネットワークバイアンプ加工

    ネットワークの加工後の姿です。

    バイアンプ接続するために、SX165のネットワークをツイーター用とウーファー用とに2分割しました。作業としては、もともとの熱シュリンクチューブを切り開いて、中の基盤を分割し、必要な配線を加えて整え、再度熱シュリンクして写真の状態になります。
    赤黒がヘッドユニットからの入力で、緑黒がウーファーへの出力、黄黒がウーファー出力です。

    ウーファーへの出力(フロント出力)は、純正のスピーカーケーブルにつないで、フロントスピーカーへ到達し、ツイーターへの出力(リヤ出力)は、新たに引き込んだオーディオテクニカのスピーカーケーブルを使ってツイーターにつなぎます。

  • ピラー施工前

    お預かり段階でのAピラーの様子です。

    ツイーターは、DS-860CAという製品で、アドオンツイーターとして販売されていました。
    既存のフロントスピーカー出力の途中に介入するだけで、手軽に高音域が加えられます。
    しかしながら、付属のネットワーク(ハイパスフィルター)が装着されておらす、壊れているのか原因は不明ですが、音は出ていませんでした。

    ピラーの根本に置かれているのは、サイドカメラ/フロントカメラの画像を表示するモニターです。
    写真ではぐったりして元気がない(笑)のですが、ボールジョイントの固定が甘くなっているだけなので、あとで気合を入れておきました。

  • 見せ場!ピラー施工後

    Aピラーの施工後の様子です。

    SX165のツイーターユニットが収まるように、MDFリング他で骨組みを作り、パテで整形して、表面を慣らしたあと、アルカンタラ調の生地を貼って仕上げています。

    起毛系の生地なので、光の反射が多く、カメラの目からするとだいぶ白っぽく見えます。原則として在庫生地での対応なので、それなりに違いがでてしまいますが、写真ほどのギャップはありません。

    でっかいグラブハンドルがたくましくて萌えますね。

  • 見せ場!センターコンソール製作

    もう一つの見せ場はセンターコンソール件ウーファーBOXです。

    タンドラはフロントシートに3人、リアシートに3人搭乗できる6人乗りなのですが、このフロントのセンターシートを撤去してサブウーファーを置きたいとのご要望で、コンソールを製作することになりました。
    (この様な仕様変更は、定員が変わりますので、構造変更が必要です)

    使用ユニットは、パイオニアが海外向けに販売している30cmサブウーファー・TS-W312S4です。
    これを鳴らすためのアンプは、GM-D8100というサブウーファー用モノラルアンプです。

    コンソールはシールドタイプのボックスを21mmのMDFで制作して周囲を化粧しました。
    サブウーファー駆動を前提としたアンプには、手元でボリュームを変えられるようにリモコンが付属していますが、今回はナビ側でサブウーファー出力を調整できるので、取り付けを省略しました。

  • 切替スイッチ

    施工前のフロアに転がっていたスイッチです。

    右側のAピラーの根本に設置されていたモニターには、車両の右サイドとフロントグリル部に設置されているカメラの画像を表示できるようにしてあり、これは対象カメラを切り替えるためのスイッチです。
    機能的には問題ないのですが、フロアに転がっているのはちょっと、、ということで、ダッシュボードのスイッチパネルにキチンとつけましょうということになりました。

  • スイッチパネル

    カメラ切り替えスイッチをスイッチをパネルに取り付けた状態です。

    もともとは、AUXスイッチの右側にと同じブランクキャップで閉じられており、そのキャップに四角い穴を開けて押し込んでいます。

    最小限の加工費で承っており、隙間埋めや塗装といった工程を省略しているため、アップで見ると隙間が気になりますね。全世界に向けて公開する画像としてはふさわしくなかったかもですが、ご要望とご予算によっては、「とりあえずレベル」の作業もお受けしています。。ということで大目に見てやってください。

  • ドラレコの電源ケーブル整理

    グローブボックス内にシガー電源を引き込んだところです。

    お預かり段階では、後付けのドライブレコーダーの電源をシガライターから確保していらっしゃったのですが、電源ケーブルが常時ぶらぶらしているのはちょっと。ということで、グローブボックス内にシガライターソケットを作り、ここから給電するように引き直しをしました。

    お預かり当初から、グローブボックス内には、ETC(左側)と通信モジュール(右奥)があり、これらの機器の電源引き込み用に穴が空いていた穴を活用しました。
    (1)まず、グローブボックスの内側から汎用のシガライターソケット(メス)のケーブルを通し、アクセサリー電源に接続して給電可能な状態にします。
    (2)次に、ドラレコ用のシガライタージャック(オス)をドラレコから抜いて、上述のシガライターソケット(メス)と同様にグローブボックスの内側から通して、再度ドラレコに接続しなおします。
    (3)最後にメスとオスを合体させて終わりです。

    こういった作業の当店としての醍醐味は、若干の工賃の売上がいただけることよりも、雑然とした室内をスッキリさせられる達成感のほうが大きいかもしれません。(お店はチョイ散らかっていますがm(_ _)m)

  • エンブレム貼付け

    エンブレム貼り付けも承りました。

    助手席側(右ドア)にはついてるものの、運転席側のドアになぜかエンブレムが無かったので、貼ってほしいと依頼されました。

    こういう仕事は正確な位置決めがキモです!なんとなくでやっちゃうと、良いこと無いです。
    反対側ドアのエンブレムの位置(周りからの距離)を正確に測り、マスキングテープで設けたガイドライン上に寸法を表示して位置を特定してやると、きっちり同じ位置に貼ることが出来ます。

    こういう凹凸のある対象物で正確に位置を測定するには、ソリッドな物差しの他、そこそこの距離でもきちっと図れるレーザー式の測定器や、曲面に沿わせられるフレキシブルな巻き尺などを単体、あるいは組み合わせて使うと結果が良いと思います。

    あと、このエンブレムの裏には両面テープがなかったので、文字の形にテープを切って貼り付ける準備も必要でした。位置決めより手間がかかったかもです(汗)

  • バッ直電源

    最後はバッ直電源引き込みです。

    サブウーファー用のアンプ用の電源を、ボンネット内のバッテリーから直接給電します。
    当店では、ハイファイ志向のお客様むけに、プラス線とマイナス線の両方を引き込む方式も提案させていただいておりますが、今回の事例では、一般的なプラス線のみ引込む方式で施工しています。

    使用している配線キットは、オーディオテクニカのTPK-800R(税込11,000円)です。

  • 作業後記

    今回はトヨタ・タンドラのオーディオグレードアップ事例をご覧いただきました。
    こういう車、日本(特に都市圏)の道路事情には合わなそうだなぁとは思うものの、憧れますよねぇーー。

    今回は、そんな湧き上がる情熱に素直に従ったオーナー様のオーディオのパワーアップのお仕事でした。
    この手の車の場合、ピュアピュアなハイファイ志向というのは少なく、サウンドもルックスもパワー感のある仕様が好まれますね。
    今回の事例では、フロント2wayはハイファイ的な鳴らし方に耐える本格的な仕様であるものの、ルックス的にはジェントルなのに対して、コンソールのサブウーファーボックスはタンドラにぴったりあってますね♪

    KICKERのようなアメリカンなオーディオメーカーから、箱入りのサブウーファーが発売されていますが、あくまでもラゲッジやリヤシート設置が前提で、コンソールにぴったり置けるような製品はないので、これはカスタム製作する意味のあるアイテムだと思います。
    文中でも触れました通り、こういうのは非常に得意ですので、どうぞお気軽にご相談くださいね。


    この機会にワイルド系の車の事例を複数ご紹介して、当エントリーを締めくくりたいと思います。気になる施工例がありましたら、事例No.を引用の上、ご相談ください。

    ジープラングラー・アンリミテッド1フロント2way・リヤ・パワードサブウーファー
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